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2017/12/03 Sun *発熱、余熱 / Various Artists

20171203livestiffliveukorg


発熱。
そう。
その時は。
よくわからなくても。
熱は発していたと。

初めての。
環境で。
現場で。
戸惑って。
わけの分からないまま。

そのまま。
出たとこ勝負で。
舞い上がったまま。
そのままで。
いってしまっても。

いったのだから。
いけたのだから。
それだけの。
それなりの。
熱量は発していたと。

その場。
その時。
わかっていなくても。
気づいていなくても。
そんなもの。

それだけ。
入り込んでいた。
そのまま。
いってしまった。
その発熱は無駄にはならないと。

『Live Stiff Live』'78年リリース。
前年に行われたステッィフのパッケージ・ツアーのライヴ・アルバム。
何でも当初は、エルヴィス・コステロとイアン・デューリー。
この2人の1stアルバムのプロモーション用のツアーとして企画されたものの。
結局はニック・ロウ、レックスレス・エリック、ラリー・ウォリスと。
当時のスティッフの看板アーティスト大集合のツアーへと発展したのだとか。
ダムドが参加していないのは・・・まぁ、カラーが違い過ぎるからですかね。
しかしこの顔ぶれ。パブ・ロック・ファンとしては垂涎ものですね。
コステロのバックはアトラクションズだし、デューリーのバックはブロックヘッズだし。
ニックとラリーのバックにはデイヴ・エドマンズも参加しているし。
ニックとラリーはお互いのバックに参加しているしと。夢の様な共演もあったりして。
で、どうにも個性派ぞろいと言うか、我の強い面子なので。対抗意識バリバリで。
トップ・バッターのニックも珍しくストレートにハードにブッ飛ばしていて。
いきなりグッと発熱させていて。続くエリックが独特の濁声でうねりを大きくして。
実はモーターヘッドの初代ギタリストでもあるラリーが暴走して燃え上がると。
ここまでのA面で。もう十分に火傷しそうな程に熱く、そして濃厚なのですが。
B面に移ってのコステロとデューリー。何でもトリを巡っての熾烈な争いもあったとかで。
結果的にツアー中は交互に務めたらしいのですが。このアルバムではデューリーがトリで。
その前のコステロの蒼白い炎を燃やすかの様な、怜悧な熱さが突き刺さってきて。
そしてデューリー、鉄壁のファンクネス、ブロックヘッズのビートに飛び乗って。
下世話に、太々しく。そして愛嬌たっぷりに歌う様はもう、圧巻の一言に尽きるのです。
ラストは総出でデューリーの「Sex & Drugs & Rock & Roll & Chaos」を。
勿論、主役はデューリー。しかしそれを奪おうと虎視眈々のコステロ達。凄いのですよね。
その発熱量ではデューリーが一番かな、でももう兎に角、全員熱くて。
その余熱を帯びたままに、その後の各自のライヴ、活動に繋がっていったのだろうなと。
スティッフが何故時代の寵児足りえたのか。このアルバムに針を落とせば一聴瞭然でわかるのですよね。

余熱。
そう。
今になって。
よくわかるのは。
あの熱は残っていると。

初めての。
環境に。
現場に。
戸惑いながらも。
わけの分からないままながら。

そのまま。
出たとこ勝負で。
舞い上がったままで。
そのままで。
いってしまったこと。

いったことで。
いかせたことで。
それだけの。
それなりの。
余熱は残せたのだと。

その場。
その時。
わかってなかったけれど。
気に留める余裕もなかったけれど。
それでも。

それだけ。
入り込んでいた。
そのまま。
やりきってしまった。
その意義の証が余熱だと。

無我夢中。
五里霧中。
何が何だか。
勢いと。
度胸だけ。

わけ分からず。
余裕はなく。
されども。
余力は残さず。
その結果だと。

出たとこ勝負。
舞い上がったまま。
入り込んで。
いききった。
その結果だと。

見得とハッタリ。
舞台度胸。
それだけで。
やりきった。
その結果だと。

あの日。
あの夜。
あの瞬間。
熱く。
発熱。

この日。
この夜。
この瞬間。
熱く。
余熱。

この。
余熱を。
更に熱く。
更に激しく。
発熱させてみたいのだ。



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