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2017/12/06 Wed *跨いでいこう / 沢田研二

20171206gsiloveyou


いつのまにか。
別に。
望んだわけでもないのに。
半世紀を。
生き延びてしまって。

あれは。
いつだったか。
世紀の。
代替わりにも。
立ち会って。

そうしたら。
今度は。
どうやら。
元号とやらも。
三つも跨ぐことになりそうで。

まさか。
こんなことになるとは。
こんな目に合わされるとは。
ガキの頃には。
思いもしなかったが。

そうか。
そうだな。
跨がせてくれると。
そう言うのならば。
どうせなら。

今のまま。
今までのまま。
我が儘に。
我が道を。
そのままに。派手に。頑固に。

『G. S. I Love You』'80年リリース。
沢田研二、ジュリーの(たぶん)15枚目のオリジナル・アルバム。
前作『Bad Tuning』から僅か五ヶ月。この頃の勢いを感じさせます。
バンドは前作に引き続きオールウェイズで。このアルバムの後に面子が変わって。
エキゾティックスになったのだと記憶しています。吉田建と柴山和彦が残留したのかな。
さて。アルバム・タイトル通りに。ブームから十数年振りに再びGSに挑むと。
GS、グループ・サウンズへの愛情、オマージュをテーマにしつつ新しい時代と対峙して。
新時代のグループ・サウンズに挑んでいると。それは何かと言うと・・・
当時の言葉で言えば。ストリート・ロックと言うのかな。シンプルなロックンロール。
そいつにジュリーならではの華麗な意匠を施して。派手に、煌びやかに決めてみせると。
歌謡界のトップを疾走していたジュリーですが。その本質はタイガース時代から変わらず。
硬派なロックンローラーであって、ロック・ヴォーカリストとしてもトップであると。
それが時代を超えるものであると、敢えて懐古的ともとられかねないテーマに挑んで。
その存在の大きさ、変わることの無い芯の太さを示したアルバムだと思います。
未だメジャーになる前の佐野元春が3曲ほど提供していて。今ではそれが目玉なのかな。
しかしながら。後にセルフ・カヴァーされるそれらのナンバーですが。
特にヴォーカルに関しては、このアルバムのジュリーの圧勝かなとも思われて。
この当時で、十数年。芸能の世界でトップを張ってきたのは伊達じゃないのだぞと。
その底力を余すところなく伝えてくれているのですよね。流石はジュリーなのです。
たぶん。そのまま懐古的な楽曲、サウンドでアルバムを作っても。成功したと言うか。
寧ろ、その方が世間の受けは良くて、商業的にはより大きな成功を得ていたかもですが。
敢えて、新時代のソリッドなサウンドをバックに歌って見せたと。
そこに、ジュリーの世代や時代を股にかけて。軽々と跨いでいく、そんな頑固な魅力を感じて痺れるのです。

いつのまにか。
特に。
望んだつもりもないのに。
半世紀を。
生きさらばえてしまって。

もはや。
忘れかけているけど。
世紀の。
代替わりにも。
遭遇して。

そのうちに。
今度は。
なんだか。
元号とやらも。
三つ目を跨ぐことになりそうで。

まさか。
こんなところまで来るとは。
こんな目を見ることになるとは。
少し前には。
思いもしなかったが。

そうか。
そうだな。
跨いでくださいと。
そう言うのならば。
どうせだから。

今のまま。
今までのまま。
思う儘に。
我が思いを。
そのままに。派手に。頑固に。

思う間もなく。
いつの間にか。
随分と。
遠くまで。
来た様で。

思いの外。
あっと言う間に。
来てしまった。
それ程に。
近い様で。

時代が。
変わろうと。
世代が。
変わろうと。
世紀を越えようと。

元号が。
移り替わり。
三つ目が。
やってこようと。
跨ぐことになろうと。

昔のまま。
そのまま。
今のまま。
今までのまま。
変わらないものは変わらない。

あの頃も。
いつかの日も。
今も。
今日と言う日も。
変わらないものは変わらない。

今のまま。
今までのまま。
我が道を。
我が思いを。
そのままに。派手に。頑固に。

股にかけて、跨いでいこう。



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