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2017/12/08 Fri *天邪鬼にうってつけの日 / The Beatles

20171208beatles


天邪鬼で。
結構だ。
特に。
こんな日は。
天邪鬼でいたいのだ。

みんなして。
同じことばかり。
同じ歌ばかり。
みんなして。
同じ方向を見て。

なんなのだ。
乗り遅れたくない。
仲間外れにされたくない。
だから。
大して知りもしないくせに。

わかった様な。
顔をして。
わかった様な。
口をきいて。
群れているだけなのじゃないか。

そんなに。
単純じゃないのさ。
そんなに。
一面的じゃないのさ。
それが魅力だったのさ。

天邪鬼で。
結構だ。
特に。
こんな日は。
天邪鬼でいたいのだ。

『Beatles Ⅵ』'65年リリース。
ビートルズの米国キャピトルでの6枚目のアルバム。
安直で安易なタイトル。しかも6枚の内にはインタビュー・アルバムとか焼き直しとか。
とにかく。キャピトルの仕事と言うのは儲け優先のやっつけ仕事が多くて。
好きにはなれないし、正統なものではないけれど。ところがどっこい。
天邪鬼なビートルズ・ファンの自分としては、こんなアルバムもそれなりに好きなのだ。
当時の米国では一枚のアルバムに収録できる曲数が11曲まで制限があったらしく。
英国でのオリジナル・アルバム収録曲が米国盤の同名アルバムでは泣き別れになる結果に。
このアルバムには米国盤『For Sale』から漏れた6曲が収録されていて。
そこにシングル盤でのみリリースされていたナンバーとか。更には驚くべきことに。
英国盤『Help!』に収録されることになるナンバーを何曲か先行して収録してしまっていて。
ビートルズが米国の市場を重視していたと言うよりは。キャピトルの圧力に屈したのだと。
この金と力にまかせるやり方と言うのが、まったくもって米国らしいと言えば言えるかな。
さて。ヒット曲や、有名なナンバーが含まれていないのも一因か。全米一位にはなっても。
トータルでは当時の米国ではビートルズのアルバムとしては、セールス的にはいま一つ。
まぁ、そうだろうなと。流行りものとしてのビートルズ・ファンには不向きだろうなと。
でも、悪くは無いのだな。「I Don't Want To Spoil The Party」「Every Little Thing」とか。
「Yes It Is」とか。そして「Bad Boy」に「Dizzy Miss Lizzie」も収録されていて。
あの、若きジョン・レノンのご機嫌な歌声が響き渡り、胸に突き刺さるのだから。
そう、まだビートルズに全身全霊で情熱を注ぎ込んでいたジョンの、あの歌声が聴けるのだ。
特にラリー・ウィリアムスのカヴァーである「Bad Boy」「Dizzy Miss Lizzie」この2曲。
そこでの歌声には、ロックンローラーとしての神髄が表れていると、そう思うのです。
だから鬼っ子の様な、こんなアルバムにも愛しさを感じてしまう。つくづく、天邪鬼なのだなと。構わないけど。

天邪鬼で。
上等だ。
特に。
こんな日は。
天邪鬼でいたいのだ。

みんなして。
同じものばかり。
同じ歌ばかり。
みんなして。
同じ空気を読んで。

なんなのだ。
風物詩だとでも言うのか。
流行に乗り遅れたくないとでも言うのか。
だから。
大して愛情もないくせに。

わかった様な。
振りをして。
いかにもで。
訳知り顔で。
集っているだけなのじゃないか。

そんなに。
安くはないのさ。
そんなに。
優しくもないのさ。
それが魅力だったのさ。

天邪鬼で。
上等だ。
特に。
こんな日は。
天邪鬼でいたいのだ。

愛と平和。
そいつを。
語りたいなら。
誰かの言葉を。
借りるなよ。

愛と平和。
そいつを。
願うのなら。
誰かの口でなく。
自分自身で語れよ。

祭り上げた。
誰かに頼るのでなく。
自分自身で。
その言葉で、口で。
ぶち上げてみろよ。

愛と平和。
そいつを。
語るのは。
口にするのは。
簡単じゃない。

愛と平和。
そいつを。
語るには。
口にするには。
覚悟がいるのさ。

誰かを祭り上げる。
その前に。
自分自身で。
その姿勢で、足で。
立ち上がってみろよ。

天邪鬼で。
結構だ。
特に。
今日という日は。
天邪鬼でいたいのだ。



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