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2017/12/22 Fri *夜をブッ飛ばせ / Ian McLagan

20171222bumpinthenight


真夜中。
どこかで。
気配がする。
何やら。
蠢く音がする。

あちら。
こちらに。
ぶつかって。
音を立てて。
闇を揺り動かす。

あぁ。
そうかと。
今夜も。
そうくるのかと。
そうなのだと。

上等だ。
それならば。
こちらも。
その気で。
付き合おうじゃないか。

どうせ。
震えて。
昂って。
眠れない。
夜を過ごしていたのだ。

隠れてないで。
出て来いよ。
一緒に。
賑やかに。
夜をブッ飛ばせ。

『Bump In The Night』'81年リリース。
イアン・“マック”・マクレガンの2枚目となるソロ・アルバム。
ボニー・レイットとも活動を共にしていたバンプ・バンド。
マック自身もメンバーだった、そのバンドを率いてのアルバムです。
ベースは、レイ・オハラ。そうミカ・バンドにもいた小原礼だったりします。
全編、実にご機嫌なロックンロールが鳴り響く、なんとも愉快なアルバムです。
ボビー・キーズが参加している他、ロン・ウッドも一曲だけゲスト参加。
その「Little Girl」なるナンバーはマックとロンの共作で如何にもって感じです。
兎に角。アルバム全編に渡ってギターの響きが実に心地よいアルバムで。
実はギターも弾けちゃうマックです。作曲は殆どギターで行ったのだとかで。
実際の録音でもリズム・ギターを弾いていて。これがいい感じで。
その分、あのマックならではの鍵盤が弾け、転がるプレイが控えめかなと。
何でも。この時期のマックは鍵盤を弾くのに飽きていた、自信喪失していたとか。
あのマックにして、そんなことがあるのかと。ちょっと驚いてしまうのですが。
まぁ、名人、達人には。凡人など及びもしない境地での悩みもあるのかな。
それでも。要所、要所で顔を覗かせるその響きには、流石だなと思わされますが。
それにしても。徹頭徹尾。楽しく、ご機嫌なロックンロールが溢れていて。
マックのメロディメーカーとしての才能に改めて驚かされもします。
この頃って。マックはストーンズのアルバムにもツアーにも参加していたのですよね。
充実していたのだろうし。楽しかったのだろうなと。それこそフェイセスとの日々。
そいつが戻ってきたくらいの感じだったのではないかと。
それこそ真夜中でも。音が、音楽が聴こえてきて。眠れない、眠りたくないみたいな。
そんなマックの姿を想像しながら。真夜中に針を落としたくなるアルバムなのですよね。

真夜中。
どこかで。
息吹がする。
何やら。
兆しがする。

あちら。
こちらと。
転がって。
声を上げて。
闇を目覚ませる。

あぁ。
そうかと。
今夜は。
そう来たかと。
そうなのだなと。

面白い。
それならば。
こちらも。
本気で。
やり合おうじゃないか。

どうせ。
奮えて。
昇って。
眠れない。
夜を過ごしていたのだ。

勿体ぶらないで。
出て来いよ。
一緒に。
派手に。
夜をブッ飛ばせ。

眠れない。
眠りたくない。
そんな夜が。
長いこと。
続いているのだ。

帳が下りて。
闇が広がって。
すると。
どうにも。
止まらなくなるのだ。

震えて。
昂って。
冴えてきて。
蠢く気配に。
反応して。

奮えて。
昇って。
痺れてきて。
息吹の兆しに。
感応して。

闇を。
揺り動かす。
その音に。
合わせて。
動き始める。

闇を。
目覚めさせる。
その声に。
合わせて。
転がり始める。

さぁ。
隠れてないで。
勿体ぶらないで。
弾けて。
飛びだして来いよ。

夜をブッ飛ばせ。



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