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2018/02/09 Fri *そんな夜が / The Dells

20180209ohwhatanite


そんな夜が。
焦がれ。
待ち望んだ。
そんな夜が。
やってくると。

そう。
思うだけで。
体が。
震えて。
止まらない。

あんな夜も。
こんな夜も。
お話にならない。
関係ない。
そうなのだ。

どれだけ。
これだけ。
焦がれた夜が。
漸く訪れそうだと。
それだけで。

あれも。
これも。
何もかも。
どうでもよくなる。
それほどなのだ。

あぁ。
もう。
何とも。
震えが止まらない。
そんな夜が。

『Oh, What A Nite』'59年リリース。
はい。もうこのジャケットで決まりでしょうと。
そう言いたくもなるデルズの代表作とも言えるアルバム。
'52年にシカゴで結成されたドゥーワップ・グループ、デルズ。
何とメンバー・チェンジを繰り返しつつも今でも現役で活動しているはずで。
30年ほど前にそのライヴを観たことがありますが。頻繁に来日もしているのかな。
そのキャリアのスタートはチェスで始まったものの。まったく芽が出ずに。
しかもメンバーの中には歌手に向いてないから転職しなさいと言われた人もいたのだとか。
それで、頭にきてヴィー・ジェイのオーディションを受けたら一発で合格。
'56年に一世一代の名曲「Oh, What A Nite」が大ヒットして。一躍大スターになったと。
チェスも見る目が無かったのだなと言うことではありますが。
その後も順調に活動を続けるもメンバーの一人が交通事故にあって一時活動休止に。
その時期にそれまでのヒット曲を集めて編集されたのがこのアルバムだったのですね。
テナー、バリトン、ベースと言う三声の丁寧で洗練されたハーモニー、その見事なこと。
それを耳にしていると、どれだけの影響を後進に与えたのかと、震えが来るほどです。
詳しくはないのですが。何でもその洗練されたハーモニーはニューヨーク・スタイルで。
しかし粗野な感じも残るリード・テナーのジョニー・ファンチェスの歌声。
その歌声が、渋さと落ち着きを醸し出すところにシカゴのグループらしさがあるのだとか。
ところが、前述の交通事故によるブランクを経ての活動再開時にはジョニーは不参加と。
その理由は定かではありませんが、デルズはより端正なジョニー・カーターを迎えたと。
で、わからないもので。その新生デルズはチェスと契約していたりするのですよね。
なんにしろ、そのファンチェスのテナーと、絡みつくファルセットのハーモニー。
そしてこのジャケットが、どんなに素晴らしい夜だろうと造像させる「Oh, What A Nite」は永遠の名曲なのです。

そんな夜が。
欲し。
乾き求めた。
そんな夜が。
やってくると。

そう。
思うだけで。
心が。
震えて。
止まらない。

あんな夜も。
こんな夜も。
問題にならない。
係りない。
そうなのだ。

どれだけ。
これだけ。
欲した夜が。
遂に訪れそうだと。
それだけで。

あれも。
これも。
何であろうと。
構わなくなる。
それほどなのだ。

あぁ。
もう。
どうにも。
震えが止まらない。
そんな夜が。

焦がれ。
待ち望んだ。
そんな夜が。
やってくると。
やって来そうだと。

それだけで。
そう思うだけで。
この。
何でもない夜も。
やり過ごせる。

欲し。
乾き求めた。
そんな夜が。
やってくると。
やって来そうだと。

それだけで。
そう思うだけで。
この。
どうしようもない夜も。
乗り越えられる。

体が。
震えて。
止まらない。
それ程に。
そこまでに。

心が。
震えて。
止まらない。
これ程に。
ここまでに。

何とも。
震えが止まらない。
そんな夜が。
恋しくて。
堪らないのだ・・・



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