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2018/02/22 Thu *いかなくちゃ / Sam & Dave

20180222holdonimcomin


いかなくちゃ。
兎に角。
いかなくちゃ。
どうにも。
踏み出せずにいるけれど。

震える。
膝に力を入れて。
一歩を踏み出して。
そうすれば。
次の一歩がついてくる。

何かが。
起きている。
何かが。
変わろうとしている。
だから、いま。

いかなくちゃ。
いって。
その時。
その場に。
立ち会わなくちゃ。

離れていても。
触れずにいても。
いつだって。
胸にはあったのだ。
それは、いま、この時の為。

いかなくちゃ。
傘が無くても。
いかなくちゃ。
胸が張り裂けても。
いかなくちゃ。

『Hold On, I'm Comin'』'66年リリース。
サム&デイヴのスタックスでの1stアルバム。
ダブル・ダイナマイトとも称されたサム&デイヴ。
ソウル史上、最強の男性デュオであったのは間違いないかなと。
ライヴでの迫力にはあのオーティス・レディングさえ恐れをなしたとか。
そんなサム&デイヴも。デビュー以降暫くは芽が出なくて。
新たに契約を得たアトランティックが何とかと預けた先がスタックスで。
そこで面倒を見る事になったのがアイザック・ヘイズとデヴィッド・ポーターで。
ヘイズとポーターもソングライターとしての己達の威信をかけて受け入れてと。
そんな出会いが生んだのがHold On, I'm Comin'」の大ヒットで。
その勢いで制作されたのがこのアルバムで、サム&デイヴ、そしてヘイズ&ポーター。
それぞれにとっての出世作とも呼べるアルバムとも言えるのかなと思います。
まぁ、何と言っても。「Hold On, I'm Comin'」の素晴らしさ、その昂揚感に尽きますが。
これ、所謂、イクことを歌っていると勘違いされて、放送禁止になりかけたとか。
まぁ、それだけサム&デイヴの歌声がセクシーであることを図らずも証明したかなと。
実際は。キャロル・キングのあの歌と同様で。友情や連帯の歌かなと。
どんなに離れていても、辛い時には俺が行くから待ってておくれみたいな感じかな。
そんなメッセージが伝わるから、よけいに昂揚感を煽って大ヒットにつながったのかなと。
一説では。ヘイズ(ポーター?)が姿の見えないポーター(ヘイズ?)を探して読んだら。
隣の部屋から、待てよ、いまいくよ(Hold On, I'm Comin')と返事があって閃いたとも・・・
まぁ、いずれにせよ大傑作なわけで。アルバム全般に渡って言えることですが。
そんなヘイズ&ポーターのナンバーを。熱く、匂い立つ様なサウンドで奏でるMGズがいて。
彼等に支えられたサム&デイヴがソウルフルに丁々発止でやりあうと。
これ以上はない出会い、その奇跡が生み出した素晴らしいサザン・ソウルの結実なのです。

いかなくちゃ。
何が何でも。
いかなくちゃ。
どうにも。
振り切れずにいるけれど。

震える。
拳を握り締めて。
一つを振り切れば。
そうすれば。
総ては振り切れる。

何かが。
始まっている。
何かが。
変えられようとしている。
だから、いま。

いかなくちゃ。
いって。
その時。
その場に。
臨まなくちゃ。

消していても。
見ないでいても。
いつだって。
胸には灯っていたのだ。
それは、いま、この時の為。

いかなくちゃ。
矢が飛んで来ようと。
いかなくちゃ。
盾が無くても。
いかなくちゃ。

あの時の。
あの日の。
誓いは。
何の為。
誰の為。

あの時の。
あの日の。
思いは。
何の為。
誰の為。

あの日の。
あの時の。
怒りは。
何の為。
誰の為。

嘘ではないと。
そうなのだと。
そいつを。
示しに。
いかなくちゃ。

軽くはないと。
そうなのだと。
そいつを。
証に。
いかなくちゃ。

逃げはしないと。
そうなのだと。
そいつを。
誇りに。
いかなくちゃ。

震える。
膝に力を入れて。
震える。
拳を握り締めて。
いま、いかなくちゃ。



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