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2018/03/02 Fri *意志を持て / Patti Smith Group

20180302radioethiopia


萎えても。
めげても。
何でも。
兎に角。
意志を持て。

そうさ。
例えば。
どんなに。
忙しくても。
心は亡くさずに。

そうさ。
例えば。
どんなに。
辛くても。
膝を折らずに。

震える。
拳を。
握りしめて。
振り上げて。
意志を持て。

伝えたい。
何かが。
触れ合いたい。
何かが。
未だあるのなら。

泣き言を。
口にする。
その前に。
自分だけの。
意志を持て。

『Radio Ethiopia』'76年リリース。
パティ・スミスの2枚目となるアルバム。
パティ・スミス・グループ名義では初めてのアルバムかな。
当時の邦題が『ストリートパンクの女王』だったと記憶していますが。
今から思うと。おかしいと言うか、変な話と言うか。
そもそも年代的にもパンク以前なのではないかと。そして根本的なところで。
パティは、パンク云々だけで語れないし。パンク村から出てきたわけでもないしと。
クレジットはありませんが盟友ロバート・メイプルソープによる凛としたパティの姿。
そのジャケットが他の何よりも雄弁にパティの何たるかを語っている気がしますが。
どんな時でも、どんな状況でも。凛としてぶれることのないその姿勢。
そして。どんな時でも、どんな表現でも。凛として揺るがないその意思。
それがあるからこその、それでこそのパティなのだと思うのですよね。
このアルバム。ポップでもなければ。キャッチーでもない。そしてラディカルでもない。
決して媚びは売らないのは当然としても。声高に叫ぶこともしない。
ただただ真摯に。ロックに、歌に、詩に。表現に対峙しているパティがいるだけ。
そのパティの存在と表現。そのぶれなさと揺るぎのなさ、それこそがロックであると。
そう。諦めず、馴れ合わず。思ったこと、感じたことを伝えようとする強靭な意思。
意志を持っていること、持ち続けていること。それがパティの存在証明であり。
それを感じるからこそ。パティを信じられる、パティがいてくれればと思えるのです。
そんな言わば剥き出しのパティを支えているのが硬質でヒリヒリとするサウンドで。
ここらはプロデューサーにジャック・ダグラスを起用したのが功を奏しているかなと。
そんなバンドとプロデューサーを得てのパティの歌の説得力の強さに震えが来るのです。

萎びても。
へこんでも。
どんな時でも。
兎に角。
意志を持て。

そうさ。
例えば。
どんなに。
追われても。
魂は忘れずに。

そうさ。
例えば。
どんなに。
厳しくても。
蹲ったままでなく。

震える。
膝に。
力を込めて。
立ち上がる。
意志を持て。

伝えたい。
何かが。
感じ合いたい。
何かを。
未だ信じられるなら。

甘えを。
顕わにする。
その前に。
自分ならの。
意志を持て。

自分の。
弱さを。
そいつを。
自覚している。
だからこそ。

自分の。
甘さを。
そいつを。
承知している。
だからこそ。

総てを。
引き受ける。
受け入れる。
その。
覚悟と共に。

震える。
拳を。
握りしめて。
膝に。
力を込めて。

泣き言を。
口にする。
甘えを。
顕わにする。
その前に。

萎えても。
めげても。
萎びても。
へこんでも。
意志を持て。

自分だけの。
自分ならの。
ぶれない。
揺るがない。
意志を持て。



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