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2018/03/04 Sun *換骨奪胎 / Slade

20180304sladealiveukorg


ただ。
真似ても。
どんなに。
頑張っても。
及びはしないし。

どう。
丁寧に。
真似ても。
本物には。
敵いわしないし。

兎に角。
一字一句。
違わぬ様にと。
そこにのみ。
拘っていては。

楽しくないし。
面白くもないし。
それは。
そう。
本意ではありはしない。

ならばと。
お手本には。
させてもらいつつ。
勿論。
敬意も払いつつ。

やりたい様に。
やれる様に。
頂いて。
手を加えてと。
換骨奪胎。

『Slade Alive !』'72年リリース。
スレイドの3枚目にして初のライヴ・アルバム。
グラム・ロック、ハード・ロック・・・スレイドはスレイドで。
もう一つのジャンルとも言えるかなとも。それ程に他には無い個性、灰汁の強さ。
シングル・ヒットを連発して。英国の国民的なバンドともなったスレイド。
その魅力は、そのラウドでキャッチーなサウンドとメロディーで。
確かに一聴すると、途端に憑依されて。癖になること間違いなしと言うか。
ついつい一緒に口ずさんでしまう、その親しみやすさ。シンガロング・ロックだなと。
恐るべきことに全英首位に輝いたナンバーを6曲(かな?)も持っていると言う。
その一方で。そのライヴにおける客席を巻き込んでの熱狂振りでも名を馳せていたと。
その様子が、ほぼ余すところなく捉えられているのがこのアルバムなのですね。
針を落としたら最後。もう一気にもっていかれて。最後まで燃え上がりっ放しで。
ラウドで、パワフルで。そして、どうにも、何と言うか人懐っこくて。
故に直ぐに熱狂の渦に巻き込まれて。昂ったままに突撃させられると言う。
ロックに、ライヴに。皆が求めるもの。その最大公約数がここにはあるのだろうなと。
溜まって、燻って。はけ口を求めている。そんなものを煽って、爆発させると。
流れる血潮に火をつけて、血を一気に巡らせて。生の実感を、希望を感じさせると。
有無をも言わせず。そこまで、その高みまで。聴く者を連れて行ってくれるのです。
面白いのは。ライヴでも披露していた筈のヒット曲の類が収録されていないことで。
そこのところは。戦略的に考えられていたのかな。このアルバムは飽くまでもライヴの。
そのものの魅力を伝えることに特化したのかと。その狙いは見事に当たったなと。
何曲か収録されているカヴァー曲が。もう本当にオリジナルと同化していて。
原曲の魅力を生かしつつも。スレイド以外の何ものでもないと。見事な換骨奪胎振りで。
その衒いのない、思いっきりの良さこそがスレイドが愛された最大の理由でもあったと。
かの「Born To Be Wild」の馬鹿馬鹿しい程の賑やかさ、騒がしさは無条件でご機嫌になれるのです。

ただ。
倣っても
どんなに。
追っかけても。
追いつけはしないし。

どう。
縋って
追っても。
背中だけを。
見続けることになるし。

兎に角。
寸分も。
ずれぬ様にと。
そこにのみ。
固執していても。

楽しめないし。
面白くもないし。
それは。
それこそ。
本末転倒でしかない。

ならばと。
参考には。
させてもらいつつ。
勿論。
憧憬も抱きつつ。

やりたい様に。
やれる様に。
取り入れて。
意匠をこらして。
換骨奪胎。

ただ。
真似るのなら。
誰でも。
やれる。
やりたがる。

ただ。
倣うのなら。
だれでも。
やれる。
やりたがる。

真似るだけなら。
その。
技巧だけなら。
優れたものは。
他にある。

倣うだけなら。
その。
姿勢だけなら。
大したものは。
既にある。

そいつは。
どうにも。
こうにも。
楽しくない。
面白くない。

そいつは。
どうにも。
こうにも。
本意ではない。
目指すところでもない。

ならば。
奪って。
取り去らって。
生まれ変わらせて。
換骨奪胎。

そいつを極めたい。



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