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2018/03/28 Wed *その街の、その人の / ザ・ゴールデン・カップス

20180328thehistoryofgokdencups


その街の。
名前を。
初めて。
耳にしたのは。
いつだったか。

恐らくは。
もう。
遥かに。
遠い昔で。
定かでは無いけれど。

その。
響きには。
何故か。
この国の街では無い様な。
不思議な響きがあって。

大いなる。
憧れと。
少しばかりの。
恐れを。
抱いていたのだろう。

それは。
憧憬と。
怖いもの見たさ。
そんなものが。
綯い交ぜになっていて。

いつか。
その街と。
関われたら。
縁が出来たらと。
心の片隅で思っていたのだ。

『History Of The Golden Cups』'74年リリース。
(最初の)解散後にリリースされたゴールデン・カップスの2枚組編集アルバム。
ちょうど前年にデイヴ平尾、ルイズルイス加部、柳ジョージの3人が共に活動していて。
当初はママリンゴ(!)と名乗っていたバンド名をデイヴ平尾&ゴールデン・カップスへと。
そんな(最初の)再結成とも言えそうな動きがあったらしく。それに便乗したのかなと。
尤も。この時はデイヴが俳優活動に専念とかで直ぐに頓挫しているのですけどね。
さて。この2枚組。1枚目にシングル・ナンバーから選ばれた14曲が収められていて。
2枚目に十八番としていたカヴァー曲をライヴ・テイクも交えて10曲が収められていて。
まぁ、手っ取り早くゴールデン・カップスと言うバンドを知るには便利かなと。
尤も。最後のニュー・ロックな二枚のアルバムは無視された格好になっているので。
アルバム・タイトルには若干、違和感が無くはないですかね。まぁ、意図は分かりますが。
ゴールデン・カップスと言えば、GSの中でも実力派として知られていて。
その本領は、その志向と嗜好が遺憾なく発揮されたカヴァー曲にこそあるとも言えて。
特にライヴのカッコ良さ、その凄まじさは。背筋に電流が走る程に痺れるのですが。
実は、嫌々やっていたらしい、ライヴでは殆ど演奏されなかったらしいシングル・ナンバー。
その本格的なロックやソウルと、歌謡曲が絶妙な塩梅で交わっている味わいも大好きで。
どうにも歌謡曲なデイヴや、マモル・マヌーの歌声にも痺れてしまうのですよね。
特に『傷だらけの天使』や『悪魔のようなあいつ』でデイヴには馴染みがあって。
『悪魔のようなあいつ』での同じGSのスターなのに、ジュリーとの扱いの余りの違いも。
飄々と演じていたその姿なんか、どうにも憎めないと言うか、何とも言えない味があって。
横浜と言う地名、街の名前を始めて意識して聴いたのがゴールデン・カップスでもあって。
そんなあれや、これが。綯い交ぜになって。ゴールデン・カップスはやはり自分にとって特別なバンドなのです・・・

その街の。
名前を。
改めて。
意識したのは。
いつだったか。

そいつも。
もう。
幾ばくか。
昔の話でも。
でも忘れることはない。

その。
響きから。
想起した通りの。
不思議な空気が漂っていて。
でも、何故か懐かしくもあって。

大いなる。
憧れと。
少しばかりの。
恐れは。
決して間違いではなかったと。

そうさ。
憧憬と。
怖いもの見たさ。
そんなものに。
魅せられたままに。

自然と。
その街と。
関わり続けて。
縁が繋がっていって。
心の奥底が今でも震えるのだ。

あの日。
あの時。
この駅で降りて。
この道を歩いて。
あの階段を上って。

あの扉を開けて。
あの顔とあの声に。
そいつに迎えられて。
それから。
そこから。

どれだけの。
時間を。
どれだけの。
縁を。
過ごして、得てきたのか。

あの日。
あの時。
この駅で降りなかったら。
この道を歩かなかったら。
あの階段を上らなかったら。

あの笑顔と掌と。
あの笑顔で。
再会を約さなかったら。
そこで。
そこまでで。

どれだけの。
モノを失っていただろう。
どれだけの。
モノと出会っていなかっただろう。
それ程のことだったのだ。

その街の。
片隅で
立ち止まり。
その人の名前を。
声に出さずに口にする。

その街の。
春の真只中で。
その人の不在に。
声に出さずに嗚咽する。
尽きることの無い感謝と共に・・・



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