« 2018/04/17 Tue *共にあるもの / Otis Spann | トップページ | 2018/04/19 Thu *そんな決まり事 / Johnny Guitar Watson »

2018/04/18 Wed *そこは最後の / Fats Domino

20180418rockamdrollinwithfatsdomino


いつでも。
どこでも。
上手く事が運ぶ。
そんなに。
世の中、易くはない。

偶に。
否、かなり。
当てが外れる。
そんなことも。
そんな時もある。

その度に。
落ちない訳では。
無いけれど。
そのままで。
いても仕方がない。

ふっと。
一息ついたら。
そこまで。
後は。
さっさと切り替えて。

まぁ。
そんな世の中を。
儚んで。
泣き言。
恨み、つらみを。

言い募って。
叫んで。
憂さを晴らすもの。
悪くは無いが。
そこは最後の・・・何とかで。

『Rock And Rollin' With Fats Domino』'56年リリース。
ニュー・オーリンズが生んだロックンロールのファウンダー、ファッツ・ドミノ。
デビューして直ぐにヒット曲を連発してスターの座へと上り詰めたファッツ。
満を持したとも思われるこの歴史的な1stアルバム。収録されている全12曲の内。
10曲はR&Bチャートを賑わせたものだとか。その人気ぶりが伺えます。
インペリアルにはこのアルバムを皮切りとして。移籍するまでの8年間で何と・・・
19枚ものアルバムをリリースすることになる、その輝かしい軌跡の第一歩でもあります。
それにしても。怒涛のリリース・ラッシュ。チャック・ベリーやリトル・リチャード。
同じくロックンロールのファウンダー達と比較しても驚異的な枚数です。
今では、特に日本では知られていない、語られていないことですが。
如何にファッツが、その人気が破格のものであったかがまざまざと感じられるのです。
さて。幼少の頃からピアノに親しみ。10代半ばでプロ・ミュージシャンになり。
やがてレコーディングの機会を得ると。R&Bチャートを席巻する様になったファッツ。
大きな転機となったのが「Ain't It A Shame」の爆発的な大ヒットで。
初めてポップ・チャートでもベスト10入りして。白人聴衆にもその名を知らしめたと。
ジョン・レノンや、チープ・トリックのカヴァーでも知られる「Ain't It A Shame」です。
失恋した男が、全部君が悪いのだと。泣き言を連ねる様を何とも軽妙に。
そして絶妙に、力の抜けた歌声と、飄々と転がるピアノで聴かせるファッツが堪りません。
福々しいとも言えそうな、その太っ腹で立派な体格とのギャップを狙った様な。
この軽妙な味わい。それこそがファッツのロックンロールの魔法だったのかなと。
豪快で温かみのあるサウンドをバックに、ファルセットを交えた歌声が聴こえてくると。
少しばかり切なく、そして。やはり、どうにも身も心も軽くなるのが感じられるのです。

いつでも。
どこでも。
思いのままに事が運ぶ。
そんなに。
世の中、甘くはない。

偶に。
否、たいがい。
思惑が外れる。
そんなことが。
そんな時がある。

その度に。
沈まない訳では。
無いけれど。
そのままに。
へこんでいても意味がない。

ぽんと。
一撃入れたら。
そこまで。
後は。
さっさと明日を見て。

まぁ。
そんな世の中を。
嘆いて。
恨み言。
愚痴、繰り言を。

言い募って。
喚いて。
留飲を下げるのも。
悪くは無いが。
そこは最後の・・・何とかで。

いつでも。
どこでも。
陽気に。
明るく。
そうありたいが。

いつでも。
どこでも。
豪気に。
磊落で。
そうありたいが。

そんな。
装いの。
裏側で。
窺って。
推し量って。

そんな。
芝居の。
裏側で。
狼狽えて。
泡食って。

落ちて。
凹んで。
それでも。
何とか。
持ちこたえて。

泣き言。
恨み、つらみ。
愚痴、繰り言。
言い募りたくもなるが。
そこは最後の・・・矜持を守って。

軽妙に。
軽快に。
飄々と。
転がる様に。
明日へと。



web拍手 by FC2

|

« 2018/04/17 Tue *共にあるもの / Otis Spann | トップページ | 2018/04/19 Thu *そんな決まり事 / Johnny Guitar Watson »

003 Blues,Rhythm & Blues」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2018/04/18 Wed *そこは最後の / Fats Domino:

« 2018/04/17 Tue *共にあるもの / Otis Spann | トップページ | 2018/04/19 Thu *そんな決まり事 / Johnny Guitar Watson »