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2018/04/27 Fri *お楽しみは・・・ / The Rolling Stones

20180427beggarsbanquetmonoukorg


宴。
饗宴。
そいつは。
いつかは。
終わる。

凡そ。
この世の中に。
終わらないものなど。
ありはしない。
そうなのだろう。

だとしても。
何も。
好んで。
自ら。
終わらせることもない。

焦り。
急ぎ。
時の流れに身を任せ。
流されるまま。
そうだとしても。

抗って。
逆らって。
少しでも。
永く。
この時をと。

宴。
饗宴。
そいつを。
とことん。
楽しんでみるのも悪くはない。

『Beggars Banquet』'68年リリース。
ローリング・ストーンズの傑物の最たる一枚とも言えるアルバム。
この乞食たちの饗宴への招待状とも言えるジャケットは本来のストーンズの意思ではなく。
ストーンズが提示したデザインに難色を示したデッカとの妥協の産物であると。
その過程でリリースが延期され「Jumpin' Jack Flash」は収録されなかったりもして。
今ではその本来の意思、デザインを反映したジャケットで流通しているものの。
旧い付き合いの身としては。このシンプルなジャケットに愛着があったりもするかな。
まぁ、現行のジャケットには。当時のストーンズの志向が見え隠れもしたりするので。
そちらがより相応しくはあるとは思うのですが。懐古趣味と言われても馴染みは馴染みと。
さて。迷いの中にいたストーンズが原点回帰を果たしたアルバムとよく言われていますが。
実はそんな単純な話でもなくて。勿論、自分達のルーツを見つめ直して、足下を固めてと。
ブルースへの最接近は意識していたと思われますが。ただ昔へ戻ると言うものでなく。
混沌、混迷の時代。その苦闘の中で新たに得たもの、新たに感じたものを明確にして。
その上で、新たなストーンズのブルースを奏でることを明確に目指していたのだろうなと。
それをより確かなものにする為に、冷静な助言者としてのジミー・ミラーが必要だったと。
ここらの計算された貪欲さと、その人選の確かさ。それこそがストーンズの強みなのかな。
アコースティック・ギターの多用と、オープン・チューニングの導入が特徴的ですが。
その見据えている先には、カントリーやゴスペルをも取り込んだ米国南部音楽。
その姿がハッキリと存在していて。更にはそこに騒乱と不安に支配されつつあった時代の。
その空気をも取り込もうと。呪術的な色彩までをも加えることを企み、それに成功したと。
「Sympathy For The Devil」「Street Fighting Man」「Salt Of The Earth」と。
騒乱と不安を助長するかの様に、そしてその只中に放り込まれた人々に寄り添う様に。
ストーンズが奏で、催した饗宴は。今も世界の何処かで鳴り響き、繰り広げられていると。
そして。独り取り残された感のあるブライアンのスライドが咽び泣く「No Expectations」もまた・・・

宴。
饗宴。
そいつも。
いつかは。
幕が下りる。

凡そ。
この世の中に。
演じ続けられるものなど。
ありもしない。
そうなのだろう。

だからこそ。
何も。
好んで。
自ら。
下りることはない。

嘆き。
諦め。
時は流れたと言い聞かせ。
唯々諾々と。
そうだとしても。

足掻いて。
わきまえず。
少しでも。
永く。
この場をと。

宴。
饗宴。
そいつに。
とことん。
しがみついてみるのも悪くはない。

あの頃も。
いまも。
いつだって。
いつまでも。
同じじゃないか。

訳もなく。
訳も分からず。
焦らされ。
急かされ。
走らされ。

故もなく。
故もないまま。
嘆かされ。
諦めさせられ。
踊らされ。

時の流れ。
そいつを。
理由に。
ただ。
従ってきた。

時の流れ。
そいつを。
言い訳に。
そう。
逃げてきた。

宴。
饗宴。
そんなものは。
続かないと。
終わるのだと。

その。
事実を。
徒に。
刷り込まれ。
恐れさせられ。

だとしても。
だからこそ。
抗って。逆らって。
足掻いて。わきまえず。
続けてしまえばいい。

少しでも。
永く。
この時を。
この場を。
望むのなら。

宴。
饗宴。
とことん。
楽しんでみるのも悪くはない。
しがみついてみるのも悪くはない。

お楽しみは・・・これからだ。



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