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2018/05/29 Tue *視野狭窄 / The Rolling Stones

20180529bighitshightideandgreengras


視野狭窄。
そいつは。
どうにも。
具合が悪い。
そうらしい。

そうかな。
それが。
どうした。
視野が狭くて。
何が悪い。

少なくとも。
俺にとっては。
何の問題にも。
なりはしない。
不自由もありはしない。

所詮。
何処までいっても。
他人は他人。
俺は俺。
そいつが事実。

俺は。
俺の目で見る。
他人の目で見ることはできない。
ならば。
俺の目を信じる。

曲がっていようが。
歪んでいようが。
俺に見える。
俺が信じる。
世界を生きていくだけだ。

『Big Hits (High Tide And Green Grass)』'66年リリース。
英国におけるローリング・ストーンズの初めてのベスト・アルバム。
当時の英国ではシングルでリリースされたナンバーはオリジナル・アルバムには未収録。
そんな不文律が存在していたので。ファンにとっては待望のアルバムだったのではと。
この時点で英国でのシングルは11曲あったと思われて。そこから10曲を収録。
米国のみでシングルとなった4曲を加えた全14曲と。何とも豪華な編集だったのです。
デッカとしても力が入っていたとみえて。内ジャケは6頁もの見開きブックレットにと。
特徴的な魚眼レンズによる歪んだメンバーのショットを利用したジャケットも含めて。
意匠的にも、あの時代の英国、ロンドンの香りが漂ってくる様な素晴らしいアルバム。
そして内容も、ストーンズのシングル、ヒット曲が満載となれば。もはや言うことなしかな。
オリジナル・アルバムではもっぱらブルースやR&Bに拘りをみせていたストーンズ。
勿論、シングルでもその矜持は保ちつつも。より幅広い表情を見せてもいて。
ロックンロールもあれば、美しいバラード、スウィンギング・ロンドンなナンバーまでもと。
その意外とも思える多彩なところ。そこにはビートルズへの意識も十二分に感じられます。
とは言え、底流に流れるブルース、R&Bへの思いが心地よい重心の低さに繋がっていて。
華やかなヒット曲集なのに、渋味を感じさせる。そこにストーンズの何たるかがあるかなと。
そう。自分達の見ている世界、それに対する絶対的な自信の揺るぎなさを感じるのです。
それを象徴するのがB面の最後、アルバムの最後に置かれた「Little Red Rooster」の存在。
ハウリン・ウルフ自身がスライドを弾いたなどと言うデマまで生んだ必殺のカヴァー。
オリジナルと比較すれば、多少は薄味とは言え。どブルースですからね。
これがチャートの首位に立ったと言う。そこに当時のストーンズ、そして英国のファンの。
そこに。自主独立とでも言うべき、先進的な自由な進取の気質を感じるのですよね。
そう。なにも汎世界的なものだけが、世の中に罷り通るものではない時代が確かに存在していたのです・・・

視野狭窄。
そいつは。
どうにも。
都合が悪い。
そうらしい。

そうかな。
それが。
なんなのだ。
視野を窄めて。
何が悪い。

少なくとも。
俺にとっては。
何の障害にも。
なりはしない。
不都合もありはしない。

所詮。
シナプスのレベルでは。
他人は他人。
俺は俺。
そいつが真実。

俺は。
俺の目しか見えない。
誰かの目で見ることはできない。
ならば。
俺の見ているものを信じる。

曲がっていようが。
歪んでいようが。
俺に見えている。
俺が信じられる。
世界を生きていくだけだ。

折り合いを。
つけて。
波風を。
立てずに。
おもねて。

当たらず。
障らず。
尖らず。
ぶつからず。
曖昧に。

安全第一。
平穏無事。
迎合して。
雷同して。
保つだけ。

誰かと。
皆と。
同じ様にと。
従って。
見もしない、考えもしない。

そんなのは。
真っ平だ。
御免こうむる。
俺には。
見えるものがある、考えるものもある。

そんなのは。
我慢がならない。
従いはしない。
俺には。
俺の目がある、俺の心がある。

視野狭窄。
だとしても。
どうしても。
譲れないもがある、守るべきものもある。
そう言うことだ。



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