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2018/06/11 Mon *他流試合 / Toots Hibbert

20180611inmemphis


道場に。
乗り込んで。
竹刀を合わせて。
いざ。
他流試合。

その。
表情。
その。
仕草。
何を考えているか。

読もうにも。
なかなかに。
難しく。
そうなれば。
そこはそれ。

一歩、踏み込んで。
何なら。
必要以上に。
床を踏み鳴らして。
誘ってみる。

出てくるか。
合わせにくるか。
それとも。
様子見で。
動かないのか。

さて。
どうくるか。
少し緊張しつつも。
大いに楽しんでいる。
そんなところ。

『In Memphis』'88年リリース。
トゥーツ・ヒバートの(恐らく)初めてのソロ・アルバム。
メンバーの相次ぐ脱退でトゥーツ&メイタルズを解散させることとなって。
さてと。トゥーツ本人の発案だったのか、レコード会社の企画だったのか。
何しろ、ジャマイカのオーティス・レディングとも称されたトゥーツです。
だったら、ソウルの本場メンフィスに乗り込んで録音させたら面白いだろうと。
そんなところだったのか。スライ&ロビーを引き連れて旅立ったと。
僅か十日ほどだったとも言われていますが。アーデント・スタジオにて。
レゲエとソウルの、幸福な出会いでもある他流試合が行われたのでした。
ティーニー・ホッジス、エディ・ヒントンにメンフィス・ホーンズも参加して。
更にジム・ディッキンソンに至ってはプロデュースまで担当すると言う。
乗り込んだ方も、迎え撃つ方も。何とも豪華で凄腕揃いの録音となったのでした。
収められているのは一曲を除いては。ソウルの名曲のカヴァーで。
その選曲が、また、何とも実に的を射ていると言うか、ツボにはまると言うかで。
オーティスの「I've Got Dreams to Remember」「Hard to Handle」を始めとして。
ジェイムス・カーで知られる「Love Attack」「Freedom Train」なんて渋いところも。
「Love and Happiness」「Love the Rain(I Can't Stand The Rain)」「Precious, Precious」と。
アル・グリーン、アン・ピーブルズ、オーティス・クレイなんかが並ぶところは。
トゥーツはハイが好きだったのかなと。想像を逞しくしてみたくもなります。
ただの企画もの、カヴァー集に終わっていないのは。ジャマイカとメンフィス。
それぞれの強者達が楽しみながらも、真剣に刃を交えているからで。
特に、スライ&ロビーの強靭なレゲエもビートと、呼応するメンフィス・ホーンズなんてね。
そして、それらに乗って、従えて。朗らかで豊かに響くトゥーツの歌声が何とも魅力的なのです。

中段に。
構えて進んで。
切っ先を合わせて。
いざ。
他流試合。

その。
佇まい。
その。
動き。
何を思っているのか。

察しようにも。
なかなかに。
侮れず。
そうなれば。
そこはそれ。

一歩、退いてみて。
何なら。
少しばかり。
肉を切らせてみて。
窺ってみる。

乗ってくるか。
そのまま切り込んでくるか。
それとも。
軽快して。
踏みとどまるのか。

さて。
どうなるか。
少し警戒しつつも。
素直に楽しんでしまう。
そんなところ。

普段。
顔を出さない。
そんな。
処に。
足を運んで。

殆ど。
顔を合わせない。
そんな。
人達と。
言を交えて。

偶さか。
考えることもある。
そんな。
思いを。
口に出して闘わせる。

静かな。
熱気と。
僅かな。
緊張を。
孕んだ処で。

読めそうで。
読めない。
したたかで。
しなやかな。
人達に交じって。

交差して。
すれ違い。
ぶつかり。
共鳴しようとする。
思いがぶつかり合う。

さて。
どう転がるのか。
不安が無いとは言えないが。
明らかに楽しさが勝っている。
そんなところ。

他流試合。
そいつは。
どうにも。
面白くて、楽しくて。
しかたがない。

ここが俺の本籍なのは置いておいてね・・・



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