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2018/06/14 Thu *公正であれと / Peter Tosh

20180614equalrights_2


絶対。
そんなものは。
この世界に。
存在しない。
そんなところ。

そして。
同様に。
公平なんてものも。
この世界の。
どこにも存在しない。

どれだけ。
規則やら。
制度やら。
そんなものを。
整備したところで。

そいつを。
扱うのが。
心と言う。
厄介なものを抱えた。
そんな我々である限り。

意識的にしろ。
無意識にしろ。
何らかの。
意図が。意思が。
働いてしまうもの。

そう。
この世は。
相性の良し悪し。
好き嫌い。
そいつで動いている。

『Equal Rights』'77年リリース。
ピーター・トッシュの2枚目となるソロ・アルバム。
当時の邦題は『平等の権利』で。平和でなく平等の権利が欲しいと。
痛烈なメッセージをストレートに投げかけてくるピーター。
そんなピーターを支えるのは自らが参加したワード・サウンド&パワー。
そしてウェラーズ時代からの盟友であるバーニー・ウェイラーもサポートしています。
A面頭はあの「Get Up, Stand Up」で。このナンバーがピーターにとって。
そしてバーニーや、ボブ・マーリーにとっても如何に重要であったかがわかるかなと。
「I Am The I Am」「Stepping Razor」「Equal Rights」「Apartheid」と。
タイトルを連ねているだけで。少しばかり息苦しくなる様なストレートさで。
この妥協を許さない、己の信念を決して曲げることの無い姿勢、それこそがピーターだと。
それが故に。ボブと別れ。ジャマイカに残る道を選んだのだろうなとも思えます。
どちらがいい悪いではなく。ピーターのメッセージ、歌声は常に現場にあってこそだと。
さて。いい塩梅に腰の落ちた、リズム、ビート。明るく穏やかに、強靭に繰り返され。
それに乗って、そのメッセージを自らに語りかける様に、確かめる様に歌うピーター。
その、意外とも思える程の丁寧な歌声に。故にその思の強さを感じて背筋が震えます。
そして、また同時にそんなピーターの歌声には得も言われぬ色気が漂っているのです。
痛烈ながらも。あまりにストレートに過ぎて。言ってしまえば蒼いと、蒼臭いと。
何を理想ばかり語っているのだと。相手にされないそんな恐れもあるメッセージを。
それでも。歌い続けること、伝え続けること、闘い続けることを止めなかったピーターです。
この世には絶対などないことに望みを賭け、この世に公平などないことを知り尽くし。
それでも求める権利、公正であることを訴え、闘い、負けることも恐れず筋を通して。
アルバム全体を貫くピーターの些かも揺るがない強い意志に惹かれて止まないのです・・・

絶対。
そんなものは。
この世界に。
存在しない。
そうなのだ。

そして。
同様に。
公平なんてものも。
この世界の。
どこを探しても見当たらない。

どれだけ。
規定やら。
仕組やら。
そんなものを。
構築したところで。

そいつを。
用いるのが。
心と言う。
面倒なものを抱えた。
そんな我々である限り。

意識的にしろ。
無意識にしろ。
何らかの。
志向が。嗜好が。
働いてしまうもの。

そう。
この世は。
相性の良し悪し。
好き嫌い。
そいつで決まっている。

だから。
意識して。
己に。
課さねばならない。
ものがある。

だから。
意識して。
己を。
律さねばならない。
ものがある。

だから。
意識して。
己で。
守らねばならない。
ものがある。

厄介で。
面倒で。
そんな心を。
持っている。
そいつを自覚して。

そう。
意識して。
相性の良いものも。
相性の悪いものも。
同じ様に。

そう。
意識して。
好きな人も。
嫌いな人も。
同じ様に。

接すること。
触れること。
感じること。
振るえること。
受け容れること。

そう。
己に。
語りかけるのだ。
言い聞かせるのだ。
公正であれと。



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