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2018/06/17 Sun *魅せられて / Roxy Music

20180617siren


まるで。
何ものかに。
魅せられて。
惑わされて。
囚われて。

生気を。
総て。
奪われたかと。
そんな。
心持ちで。

日がな一日。
何もせずに。
何もできずに。
何処からともなく。
聴こえる。

その。
甘美で。
怠惰な。
メロディに。
耳を奪われて。

ただ。
ふらふらと。
さ迷う思いの。
その様を。
追っている。

あぁ。
そうだと。
その呪縛。
それからは。
逃れられないのだと。

『Siren』'75年リリース。
ジェリー・ホールが扮したセイレーンの。
その妖艶な姿が実に魅力的なジャケットに魅せられて。
思わずジャケ買いしてしまう、そんなロキシー・ミュージックのアルバム。
通算で5枚目となるアルバムで。このアルバムを最後に一旦解散することに。
その意味では初期~中期のロキシー・ミュージックの総決算と言うか。
再結成後のロキシー・ミュージックはブライアン・フェリーを中心とした。
アルバム単位でのプロジェクトみたいな感もあるので。言わばラスト・アルバムとも。
グラマラスで、カラフルで、キッチュ。そんな音楽性を誇っていたロキシー・ミュージック。
アルバム毎に、洗練され、集約され。余計なものを削ぎ落し、研ぎ澄まされてと。
このアルバムでは、実にコンパクトでシンプルなサウンドを奏でていて。
それでいて。妖しさと、華やかさは増していると言う。そんな魅力が発揮されています。
「Love Is The Drug」「She Sells」と実になんともキャッチーでカッコ良くて。
いつ聴いても、何度聴いても。イントロだけで背筋がゾクゾクとします。
初期のとり散らかった感じが薄れてしまった感はありますが。この整理、整流された。
そんなダンディズムに溢れたロキシー・ミュージックと言うのも堪らないのです。
この路線を突き詰めても面白かったと思うのですが。ブライアンにはその気は無かったと。
まぁ、多分に拘りが強い様で。かなり飽き性の人の様にも思えますからね。
それにしても。ブライアンと言う人は。二枚目ではあるものの。その実、微妙な感じで。
伊達で、粋でと言われますが。どうにも滑稽な感じも拭えなくて。それを演じてもいるかと。
それでいて。その歌声には抗い難い引力、魅力があって。それこそセイレーンかと。
そのギャップと言うのが。ロキシー・ミュージック、ブライアンの魔力なのかな。
そして、そして。やはりこのジャケット。どうにも魅せられてしまうのですね。

まるで。
何ものかに。
魅せられて。
誘われて。
捕らわれて。

精気を。
総て。
吸われたかと。
そんな。
心持ちで。

日がな一日。
何も考えず。
何も考えられずに。
何処からともなく。
聴こえる。

その。
淫靡で。
退廃的な。
メロディに。
耳を奪われて。

ただ。
ふらふらと。
流離う思いの。
その様を。
追っている。

あぁ。
そうだと。
その因襲。
それからは。
解き放たれないのだと。

いつも。
いつでも。
鳴りやまず。
耳に。
届いてくる。

微かに。
確かに。
響きわたり。
胸に。
届いてくる。

その。
美しくも。
妖の。
歌声に。
魅せられて。

生気を。
総て。
奪われても。
構いはしない。
望むところだと。

精気を。
総て。
吸われても。
構いわしない。
求めたものだと。

その呪縛から。
逃れたくはないのだと。
その因襲から。
解き放たれたくはないのだと。
思い知らされ。

甘美で。
怠惰な。
淫靡で。
退廃的な。
その歌声に魅せられて。

日がな一日。
さ迷う思いの。
流離う思いの。
その中に沈んでいる。
魅せられて。



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