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2018年6月

2018/06/28 Thu *嗅覚 / Detective

20180628detective


嗅いで。
感じて。
嗅ぎ分けて。
そんな。
嗅覚。

そいつを。
そいつだけを。
恃みに。
生きている。
生き抜いている。

そんなもの。
そんなところ。
理論では。
説明などできないが。
信じてもいる。

この鼻で。
その感覚で。
好むもの。
好ましくないもの。
察知して。

ギリギリの。
瀬戸際で。
危険を回避して。
どうにか、こうにか。
綱渡り。

匂いに。
それだけには。
敏感で。
鼻が利く。
そうでなくては。

『Detective』'77年リリース。
元シルヴァーヘッドのヴォーカリスト、マイケル・デ・バレス。
そのマイケルが、元イエスのトニー・ケイらと結成したディテクティヴ。
あのスワン・ソングと契約してジミー・ペイジがプロデュースした1stアルバム。
因みにシルヴァーヘッドはディープ・パープルのパープル・レコード所属でした。
さて。結果的にビッグ・イン・ジャパンで終わったシルヴァーヘッド。
その反省もあってか。スワン・ソング、ツェッペリンの威光を活かしてと。
ターゲットを米国市場に向けて、大らかに、大陸的にと。
ここらは。同じスワン・ソング所属のバッド・カンパニーと同じ狙いだったのかなと。
そして。マイケルの嗜好もあってか。よりソウルフルに、そしてファンキーにと。
シルヴァーヘッド時代はグラムの意匠を纏った、腰の低いロックンロールをやっていて。
マイケルも如何にも派手なロックンローラーとの佇まいでしたが。
この頃は髪も短くし、スーツを着込んでと。ダンディな佇まいで勝負しているのですが。
これが似合うのですよね。まぁ、正統派の二枚目ですからね。
そのソウルフルな歌声も、荒々しさよりも端正な一面を強調している感もあって。
それがまた、何とも艶っぽいと言うか。男の色気を感じさせて堪らないのですよね。
結果的にはディテクティヴも大きな商業的成功を得るまでには至らず。
未だに過小評価されているマイケルですが。その魅力はもっと知れ渡ってもいいかなと。
マイケルに目をつけた、声を変えたスワン・ソング、ジミーかピーター・グラントか。
いい嗅覚だなと、鼻が利くなと思うのですが。難しいと言うか、分からないと言うか。
まぁ、確かに。サウンドがツェッペリンに通じすぎていると言うのはあれだったのかな。
パンクの時代に突入しつつもあった訳で。つくづく。何とも。時代に恵まれないとも。
そんなマイケルが。その歌声を耳にする前から。気になっていた。そんな自分の嗅覚は信じてもいいかなと・・・

嗅いで。
感じて。
嗅ぎつけて。
そんな。
嗅覚。

そいつを。
そいつだけを。
頼りに。
追っている。
追い求めている。

そんなもの。
そんなところ。
数式では。
解明などできないが。
信じてもいる。

この鼻で。
その感覚で。
好きなもの。
好きで堪らないもの。
捕捉して。

ギリギリの。
土壇場で。
絶望から脱出して。
どうにか、こうにか。
土俵際。

匂いに。
それだけには。
鋭敏で。
鼻が利く。
それでなくては。

そいつは。
己が。
好むのか。
好まないのか。
嗅ぎ分ける。

ここは。
己を。
好むのか。
好まないのか。
嗅ぎ分ける。

それは。
己の。
好きなもの。
好きで堪らないもの。
嗅ぎつけて。

ここに。
己の。
好きなもの。
好きで堪らないもの。
嗅ぎつけて。

理論も。
数式も。
そんなものは。
当てになどならない。
そんなもの。

説明など。
解明など。
そんなものは。
必要としない。
そんなもの。

恃むのは。
頼るのは。
信じるのは。
己が嗅覚。
それだけでいい。



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2018/06/27 Wed *ドカドカと / Queen

20180627newsoftheworldukorg


ドカドカと。
傲慢に。
わがもの顔で。
傍若無人に。
それくらいで丁度いい。

不安など。
微塵も。
感じさせず。
気取らせず。
そこが肝要。

胸の内など。
誰に。
見せる必要がある。
そいつは。
しまっておけばいい。

何ものも。
恐れずに。
何もかも。
承知していると。
そんな顔で。

鬱屈などとは。
無縁だと。
思わせて。
先頭に立って。
旗を振る。

ドカドカと。
世界に知らしめるのは。
そんな。
フェイクで構わない。
騙すのも策の内。

『News Of The World』'77年リリース。
クイーンの通算6枚目となるオリジナル・アルバム。
そして転機と言うか。大きく舵を切ったとも言えるアルバム。
何にしろ。そのストレートなこと、分かり易いこと。それが特徴。
その実。楽曲の幅は今までになく広いものではあるものの。
そして壮大なスケールであることも。変わりないものの。
従来の如何にも英国的な。ある意味で隠微でもあった複雑な華麗さは内に秘められて。
よりシンプルに、ストレートに。そして大らかなサウンドへと変わり身を見せていて。
そこは明らかに。米国、そして世界へと。その視線を据えたことが明らかかなと。
勿論、その本質にあるもの。底流として流れているものは変わっていないのでしょうが。
それを、世界に向けて大いに発信し、そして確実に届け、響かせる。その一点に絞ったかと。
それを象徴するのがA面頭からの「We Will Rock You」「We Are The Champions」の連発。
もう明らかに決めに来ているなと。そう思えてならないのです。確信犯なのですよね。
敢えて。特に従来からのファンから批判を受けることも覚悟した上で。
ドカドカと。傍若無人に聴く者の胸倉を掴みに出て。そして力業で共に歌わせてしまおうと。
その狙いが如何に正しく、そして当たったかは。それこそ今や世界中が証明しているのです。
言うまでもなく。鬱屈や屈折。それ故の狂気などは内包したまま。それは隠し味にして。
ドカドカと。踏み荒らして。屈服させた後に。密かに忍ばせると言う手法で。
そう。あまりに頭の2曲のインパクトが強烈で。その影となっていますが。
「Spread Your Wings」「Get Down Make Love」「It's Late」「My Melancholy Blues」と。
粒ぞろいの佳曲を揃えているところ。その戦略の巧みなところはクイーンだなと。
まぁ、あまりにも大らかすぎる。大味に過ぎる面が無いわけでもありませんが。
このアルバムでの。ドカドカとした女王様具合。それこそがクイーンを世界へと勇躍させたのですよね。

ドカドカと。
驕傲に。
見下しながら。
傲慢不遜に。
それくらいで丁度いい。

憂鬱など。
微塵も。
漏らさず。
悟らせず。
そこが肝心。

心の底など。
誰に。
開く必要がある。
そいつは。
眠らせておけばいい。

何ものにも。
屈せずに。
何もかもを。
従えていると。
そんな態で。

屈折などは。
無意味だと。
感じさせて。
先頭を駆って。
鬨を上げる。

ドカドカと。
世界に響かせるのは。
そんな。
ヴァニティで構わない。
誑かすのも手の内。

あぁ。
そうさ。
本当は。
そんなものじゃない。
それがどうした。

あぁ。
そうさ。
真実は。
そこにはない。
それがどうした。

不安も。
憂鬱も。
秘めたまま。
隠したまま。
それでいい。

鬱屈も。
屈折も。
知られず。
感じさせず。
それでいい。

ドカドカと。
傲慢に。
わがもの顔で。
傍若無人に。
それでいい。

ドカドカと。
驕傲に。
見下しながら。
傲慢不遜に。
それがいい。

ドカドカと。
踏み潰して。踏み荒らして。
旗を振り。鬨を上げ。
知らしめてやれれば。
後はどうとでも。そんなもの。



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2018/06/26 Tue *この地下室 / T. Rex

20180626dandyintheunderworld


理性。
常識。
それが。
どうした。
どれ程のものだ。

本当に。
そんなものが。
必要だと。
思っているのか。
信じているのか。

百歩、譲って。
その必要性は。
認めたとして。
己にとっては。
意味のあるものだとは。

思いもしない。
信じなどしない。
そもそも。
理性とは何なのだ。
常識とは何なのだ。

誰が。
決めるのだ。
誰に。
決められるというのだ。
馬鹿馬鹿しい。

そんな。
愚かしさとは。
遠く離れて。
地下室の静寂の中で。
一杯の珈琲を味わっていたい。

『Dandy In The Underworld』'77年リリース。
図らずも最後の一枚となってしまったT.レックスのアルバム。
予言通りに30歳を前にして旅立ってしまったマーク・ボラン。
それによってラスト・アルバムになってしまったわけですが。
マークには、その予感があったのか。それともその先を見据えていたのか。
パンク・ロックの勃興期でもあり。シーン全体の原点回帰の潮流に刺激されたか。
実に数年振りに。マークの書くナンバーも、そしてそのサウンドも。
必要以上の装飾を剥ぎ落して。ボラン・ブギーのシンプルな骨格が表面へと。
そこには再起を賭けたマークの、前向きな意思が確かに感じられると。
しかし。一方で。どこか諦念にも通じる。醒めた寂寞の様なものも漂っているかなと。
新たにミラー・アンダーソン、トニー・ニューマン、そしてハービー・フラワーズと。
錚々たる実力者を迎えて再編されたバンドが奏でるブギーは躍動していて。
ボラン・ブギーに新たな生命を与え。マークの歌声にも張りがあると。
そう。だから。必要以上の厚ぼったさを打破して。十分に刺激的ではあるのですが。
それでも。どうにも。どこか。一線を引いていると言うか。距離があると言うか。
それこそ。地下室、地下世界から。歌い奏でる己自身を突き放して眺めている感覚があって。
パンク・ロックに刺激を受けて。ツアーに同行させたダムドを支援したりもしながら。
本能的に。その潮流も一過性であると。根本的、根源的な変化が訪れることはないと。
そんなことを悟っていたのではと思われる。そんなものを感じずにはおられないのです。
勿論、それはブローニュの森で魔女と取引をした期限が迫っていたからではなくて。
言わば、自意識過剰の権化とも言えるマークだからこそ持ちえた視点があってのことかと。
そこが時代の潮流をも、躊躇いもなくしたたかに利用してしまえるボウイとの違いかな。
華やかな電気の鎧の内側に。自閉的な個を抱えていたマーク。その佇まいにどうにも惹かれたりするのです。

社会。
世界。
それが。
どうした。
どれ程のものだ。

本当に。
そんなものが。
存在すると。
思っているのか。
信じているのか。

百歩、譲って。
その存在は。
認めたとして。
己にとっては。
実存するものだとは。

思えもしない。
信じられもしない。
そもそも。
社会とは何なのだ。
世界とは何なのだ。

誰が。
創ったのだ。
誰に。
創られたというのだ。
馬鹿馬鹿しい。

そんな。
愚かしさからは。
遠く隔てられて。
地下室の静寂の中で。
一編の物語に耽っていたい。

誰かの。
理性も。
誰かの。
常識も。
どうでもいい。

誰の。
理性も。
誰の。
常識も。
意味などなさない。

誰かの。
社会も。
誰かの。
世界も。
どうでもいい。

皆の。
社会も。
皆の。
世界も。
実存などしない。

いま。
この時。
この地下室で。
一杯の珈琲。
それだけでいい。

いま。
この時。
この地下室で。
一編の物語。
それだけがいい。

この地下室。
その静寂。
それさえ守られるなら。
それを守る為なら。
躊躇いなく引鉄を弾くだろう。

だから。
触れるな。
近寄るな。
立ち入るな。
この地下室に。



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2018/06/17 Sun *魅せられて / Roxy Music

20180617siren


まるで。
何ものかに。
魅せられて。
惑わされて。
囚われて。

生気を。
総て。
奪われたかと。
そんな。
心持ちで。

日がな一日。
何もせずに。
何もできずに。
何処からともなく。
聴こえる。

その。
甘美で。
怠惰な。
メロディに。
耳を奪われて。

ただ。
ふらふらと。
さ迷う思いの。
その様を。
追っている。

あぁ。
そうだと。
その呪縛。
それからは。
逃れられないのだと。

『Siren』'75年リリース。
ジェリー・ホールが扮したセイレーンの。
その妖艶な姿が実に魅力的なジャケットに魅せられて。
思わずジャケ買いしてしまう、そんなロキシー・ミュージックのアルバム。
通算で5枚目となるアルバムで。このアルバムを最後に一旦解散することに。
その意味では初期~中期のロキシー・ミュージックの総決算と言うか。
再結成後のロキシー・ミュージックはブライアン・フェリーを中心とした。
アルバム単位でのプロジェクトみたいな感もあるので。言わばラスト・アルバムとも。
グラマラスで、カラフルで、キッチュ。そんな音楽性を誇っていたロキシー・ミュージック。
アルバム毎に、洗練され、集約され。余計なものを削ぎ落し、研ぎ澄まされてと。
このアルバムでは、実にコンパクトでシンプルなサウンドを奏でていて。
それでいて。妖しさと、華やかさは増していると言う。そんな魅力が発揮されています。
「Love Is The Drug」「She Sells」と実になんともキャッチーでカッコ良くて。
いつ聴いても、何度聴いても。イントロだけで背筋がゾクゾクとします。
初期のとり散らかった感じが薄れてしまった感はありますが。この整理、整流された。
そんなダンディズムに溢れたロキシー・ミュージックと言うのも堪らないのです。
この路線を突き詰めても面白かったと思うのですが。ブライアンにはその気は無かったと。
まぁ、多分に拘りが強い様で。かなり飽き性の人の様にも思えますからね。
それにしても。ブライアンと言う人は。二枚目ではあるものの。その実、微妙な感じで。
伊達で、粋でと言われますが。どうにも滑稽な感じも拭えなくて。それを演じてもいるかと。
それでいて。その歌声には抗い難い引力、魅力があって。それこそセイレーンかと。
そのギャップと言うのが。ロキシー・ミュージック、ブライアンの魔力なのかな。
そして、そして。やはりこのジャケット。どうにも魅せられてしまうのですね。

まるで。
何ものかに。
魅せられて。
誘われて。
捕らわれて。

精気を。
総て。
吸われたかと。
そんな。
心持ちで。

日がな一日。
何も考えず。
何も考えられずに。
何処からともなく。
聴こえる。

その。
淫靡で。
退廃的な。
メロディに。
耳を奪われて。

ただ。
ふらふらと。
流離う思いの。
その様を。
追っている。

あぁ。
そうだと。
その因襲。
それからは。
解き放たれないのだと。

いつも。
いつでも。
鳴りやまず。
耳に。
届いてくる。

微かに。
確かに。
響きわたり。
胸に。
届いてくる。

その。
美しくも。
妖の。
歌声に。
魅せられて。

生気を。
総て。
奪われても。
構いはしない。
望むところだと。

精気を。
総て。
吸われても。
構いわしない。
求めたものだと。

その呪縛から。
逃れたくはないのだと。
その因襲から。
解き放たれたくはないのだと。
思い知らされ。

甘美で。
怠惰な。
淫靡で。
退廃的な。
その歌声に魅せられて。

日がな一日。
さ迷う思いの。
流離う思いの。
その中に沈んでいる。
魅せられて。



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2018/06/15 Fri *あの灯 / The Wailers

20180615cathafire


あの日。
灯された。
あの灯は。
いまも。
胸の中。

時に。
揺らぎ。
時に。
細く。
それでも。

消えることの。
無いままに。
微かに。
確かに。
灯り続けている。

そう。
あの日。
感じた。
その思いは。
変わることなく。

いまも。
己を。
支え。
そして。
歩ませている。

そう。
あの灯。
その照らす。
その指し示す。
処へ向かって。

『Catch A Fire』'73年リリース。
ウェイラーズの世界デビューとなったアイランドからの1stアルバム。
既にジャマイカでは長い活動を続け、人気も博していたウェイラーズ。
しかしながら、なかなか世界へと打って出る機会を得られずにいたのですが。
「Stir It Up」をカヴァーした米国のジョニー・ナッシュなる歌手に誘われて。
初の英国ツアーへと。そしてアイランドのクリス・ブラックウェルの知己を得て。
契約を獲得。ジャマイカへ帰国してこのアルバムを制作、いよいよ世界へと。
今ではよく知られた話ですが。ボブ・マーリーから送られたテープを聴いたクリス。
そのままでは成功は難しいと判断。ギターやキーボードを加えたり、テンポを弄ったりと。
オリジナルの録音にかなり手を加えていて。その辺りには賛否両論ある様ですが。
ボブ自身は聴きやすくなったと評価していたとも。また当時の状況を考えれば。
それでも、十分に刺激的と言うか。未だ世界的には、レゲエなど未知の音楽だったわけで。
そんな世界に刺激、衝撃を与えつつも、浸透させていくには実に効果的だったのかなと。
ボブ、ピーター・トッシュ、バーニー・ウェイラー、バレット兄弟からなるウェイラーズ。
そのゆったりと揺れながらも、鋼の様に引き締まったリズムは聴く者を驚かせ、躍らせ。
ボブ、ピーター、バーニーに。リタ・マーリーとマーシャ・グリフィスがサポートする。
その繊細で豊潤な歌声とハーモニーも聴く者を驚かせ、そして口ずさませたと。
そう。間違いなく。このアルバムは世界の多くの人々の胸の内にレゲエの火を灯したのです。
メッセージの強い戦闘的なナンバーと、男女の性愛を描いた大らかなナンバーの同居。
それもこのアルバムをより豊かにしている要素で。前者が主にピーター、後者が主にボブと。
その作風の違いには。後のピーター(とバーニー)とボブの歩みが予見されたりもします。
目を逸らすことなく真摯に世界と対峙しながら、同時に陽気に愛を求めて生きる事を望む。
それは相反するものでなく。誰もが志向すべき、そして誰もが胸の奥に持っているものだと。
そんな自然な理をも、世界の多くの人々に感じさせたと。些か大袈裟に過ぎますが、そんなアルバムです。

あの日。
灯った。
あの灯は。
いまも。
胸の奥。

時に。
揺らめき。
時に。
暗く。
それでも。

消すことなど。
出来ないままに。
微かに。
確かに。
灯り続けている。

そう。
あの日。
誓った。
その願いは。
変わることなく。

いまも。
己を。
照らし。
そして。
向かわせている。

そう。
あの灯。
その燃える。
その光り輝く。
その場所へと。

あの日。
あの時。
出会わなければ。
易しかった。
そうかもしれない。

あの日。
あの時。
感じなければ。
楽だった。
そうかもしれない。

あの日。
あの時。
灯されなければ。
選ばなかった。
そうかもしれない。

でも。
出会ったのだ。
そして。
信じて。
しまったのだ。

でも。
感じたのだ。
そして。
願って。
しまったのだ。

でも。
灯されて。
そして。
選んだのだ。
決めたのだ。

歩もうと。
向かおうと。
そう。
闘おうと。
愛そうと。

いまも。
いつも。
これからも。
あの灯。
胸に秘めたままに。



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2018/06/14 Thu *公正であれと / Peter Tosh

20180614equalrights_2


絶対。
そんなものは。
この世界に。
存在しない。
そんなところ。

そして。
同様に。
公平なんてものも。
この世界の。
どこにも存在しない。

どれだけ。
規則やら。
制度やら。
そんなものを。
整備したところで。

そいつを。
扱うのが。
心と言う。
厄介なものを抱えた。
そんな我々である限り。

意識的にしろ。
無意識にしろ。
何らかの。
意図が。意思が。
働いてしまうもの。

そう。
この世は。
相性の良し悪し。
好き嫌い。
そいつで動いている。

『Equal Rights』'77年リリース。
ピーター・トッシュの2枚目となるソロ・アルバム。
当時の邦題は『平等の権利』で。平和でなく平等の権利が欲しいと。
痛烈なメッセージをストレートに投げかけてくるピーター。
そんなピーターを支えるのは自らが参加したワード・サウンド&パワー。
そしてウェラーズ時代からの盟友であるバーニー・ウェイラーもサポートしています。
A面頭はあの「Get Up, Stand Up」で。このナンバーがピーターにとって。
そしてバーニーや、ボブ・マーリーにとっても如何に重要であったかがわかるかなと。
「I Am The I Am」「Stepping Razor」「Equal Rights」「Apartheid」と。
タイトルを連ねているだけで。少しばかり息苦しくなる様なストレートさで。
この妥協を許さない、己の信念を決して曲げることの無い姿勢、それこそがピーターだと。
それが故に。ボブと別れ。ジャマイカに残る道を選んだのだろうなとも思えます。
どちらがいい悪いではなく。ピーターのメッセージ、歌声は常に現場にあってこそだと。
さて。いい塩梅に腰の落ちた、リズム、ビート。明るく穏やかに、強靭に繰り返され。
それに乗って、そのメッセージを自らに語りかける様に、確かめる様に歌うピーター。
その、意外とも思える程の丁寧な歌声に。故にその思の強さを感じて背筋が震えます。
そして、また同時にそんなピーターの歌声には得も言われぬ色気が漂っているのです。
痛烈ながらも。あまりにストレートに過ぎて。言ってしまえば蒼いと、蒼臭いと。
何を理想ばかり語っているのだと。相手にされないそんな恐れもあるメッセージを。
それでも。歌い続けること、伝え続けること、闘い続けることを止めなかったピーターです。
この世には絶対などないことに望みを賭け、この世に公平などないことを知り尽くし。
それでも求める権利、公正であることを訴え、闘い、負けることも恐れず筋を通して。
アルバム全体を貫くピーターの些かも揺るがない強い意志に惹かれて止まないのです・・・

絶対。
そんなものは。
この世界に。
存在しない。
そうなのだ。

そして。
同様に。
公平なんてものも。
この世界の。
どこを探しても見当たらない。

どれだけ。
規定やら。
仕組やら。
そんなものを。
構築したところで。

そいつを。
用いるのが。
心と言う。
面倒なものを抱えた。
そんな我々である限り。

意識的にしろ。
無意識にしろ。
何らかの。
志向が。嗜好が。
働いてしまうもの。

そう。
この世は。
相性の良し悪し。
好き嫌い。
そいつで決まっている。

だから。
意識して。
己に。
課さねばならない。
ものがある。

だから。
意識して。
己を。
律さねばならない。
ものがある。

だから。
意識して。
己で。
守らねばならない。
ものがある。

厄介で。
面倒で。
そんな心を。
持っている。
そいつを自覚して。

そう。
意識して。
相性の良いものも。
相性の悪いものも。
同じ様に。

そう。
意識して。
好きな人も。
嫌いな人も。
同じ様に。

接すること。
触れること。
感じること。
振るえること。
受け容れること。

そう。
己に。
語りかけるのだ。
言い聞かせるのだ。
公正であれと。



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2018/06/13 Wed *鎮魂歌 / Bunny Wailer

20180613tribute


失われた。
もの。
時間。
そいつは。
取り戻せない。

そいつに。
囚われ。
そのまま。
悲嘆の内に。
澱んだまま。

それが。
どれ程。
無為であるか。
それは。
重々承知で。

それが。
誰の為でなく。
他ならぬ。
己が為。
平静を保つ為。

その。
偽善に。
自己憐憫に。
気づかぬわけでも。
嫌気がささぬでも。

無いけれど。
囚われた。
その心が。
鎮魂歌を口ずさむ。
それは止められない。

『Tribute』'81年リリース。
バーニー・ウェイラーによるボブ・マーリーに捧げられたアルバム。
ボブが亡くなった直後に録音され、同種のアルバムとしては最も早く世に出た一枚。
ボブ、ピーター・トッシュと共にウェイラーズのオリジナル・メンバーであったバーニー。
ウェイラーズがその活躍の場を世界へと移してく段階でピーターと共に離脱。
バーニーは、より強く、より深いジャマイカ、ラスタファリズムへの拘りがあったとも。
尤も。険悪になる様な離脱劇では無く、ボブとの関係はその後も友好的なものだったと。
それ故に。ボブの早すぎる死はバーニーにとっては大きな衝撃であったと思われて。
間を置くことなく、ボブに対する鎮魂歌としてこのアルバムに取り組んだのかと。
録音にはスライ&ロビー、そしてアイ・スリーからマーシャ・グリフィスも参加していて。
それ以外にも多くのメンバーが参加していて。恐らくは録音ごとにメンバーが異なった。
兎に角、急いで録音、リリースする為に空いているメンバーに声を掛けて進めたのかと。
選曲的にはウェイラーズが世界進出する前、メジャー・デビュー前のナンバーから。
ボブ・マーリー&ウェイラーズとなってからのナンバーまで。幅広くて。
恐らくはバーニーが、歌い継いでいきたいボブのナンバーを思いつくままに選んだかなと。
その独特なヴァリトンで、時に熱く、時に穏やかに。語りかける様に歌うバーニー。
そう、まるで。ボブに、そして自分自身に向けて語りかけているかの様なのです。
恐らくは。このアルバムを制作し、歌うことで。何とか心の平静を保っていたのかなとも。
「I Shot The Sherriff」「No Woman No Cry」「War」「Time Will Tell」そして・・・
「Redemption Song」における情緒的なピアノをバックにした優しい歌声は素晴らしいと。
後にピーターも亡くなり、唯一のオリジナル・ウェイラーとなってしまったバーニー。
それ故か、この後もたびたびボブやウェイラーズのナンバーをカヴァーしていて。
揶揄されることも多い様ですが。それだけボブ、そしてピーターの存在が大きかったのだと思いたいかな・・・

失われた。
人。
場所。
そいつは。
取り戻せない。

そいつに。
囚われ。
そのまま。
沈鬱の内に。
沈んだまま。

そこに。
最早。
意味は無いと。
それは。
重々承知で。

それは。
誰の為でなく。
他ならぬ。
己が為。
平安を保つ為。

その。
虚飾に。
エゴイズムに。
気づいていても。
嫌気がさしていても。

それでも尚。
囚われた。
その心が。
鎮魂歌を口ずさむ。
それを止める術もない。

とうに。
失われ。
二度と。
戻ることなど。
あり得ない。

とうに。
消え去り。
二度と。
戻るところなど。
ありはしない。

とうに。
崩れ去り。
二度と。
帰ることなど。
ある筈もない。

どれ程の。
時間。
月日。
歳月。
それさえも無力。

どれ程の。
喜び。
楽しみ。
愛情。
それさえも敵わず。

どれ程の。
望み。
繋がり。
希求。
それさえも届かず。

自己憐憫に。
エゴイズムに。
過ぎなくとも。
鎮魂歌。
そいつが止まぬ夜がある・・・



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2018/06/11 Mon *他流試合 / Toots Hibbert

20180611inmemphis


道場に。
乗り込んで。
竹刀を合わせて。
いざ。
他流試合。

その。
表情。
その。
仕草。
何を考えているか。

読もうにも。
なかなかに。
難しく。
そうなれば。
そこはそれ。

一歩、踏み込んで。
何なら。
必要以上に。
床を踏み鳴らして。
誘ってみる。

出てくるか。
合わせにくるか。
それとも。
様子見で。
動かないのか。

さて。
どうくるか。
少し緊張しつつも。
大いに楽しんでいる。
そんなところ。

『In Memphis』'88年リリース。
トゥーツ・ヒバートの(恐らく)初めてのソロ・アルバム。
メンバーの相次ぐ脱退でトゥーツ&メイタルズを解散させることとなって。
さてと。トゥーツ本人の発案だったのか、レコード会社の企画だったのか。
何しろ、ジャマイカのオーティス・レディングとも称されたトゥーツです。
だったら、ソウルの本場メンフィスに乗り込んで録音させたら面白いだろうと。
そんなところだったのか。スライ&ロビーを引き連れて旅立ったと。
僅か十日ほどだったとも言われていますが。アーデント・スタジオにて。
レゲエとソウルの、幸福な出会いでもある他流試合が行われたのでした。
ティーニー・ホッジス、エディ・ヒントンにメンフィス・ホーンズも参加して。
更にジム・ディッキンソンに至ってはプロデュースまで担当すると言う。
乗り込んだ方も、迎え撃つ方も。何とも豪華で凄腕揃いの録音となったのでした。
収められているのは一曲を除いては。ソウルの名曲のカヴァーで。
その選曲が、また、何とも実に的を射ていると言うか、ツボにはまると言うかで。
オーティスの「I've Got Dreams to Remember」「Hard to Handle」を始めとして。
ジェイムス・カーで知られる「Love Attack」「Freedom Train」なんて渋いところも。
「Love and Happiness」「Love the Rain(I Can't Stand The Rain)」「Precious, Precious」と。
アル・グリーン、アン・ピーブルズ、オーティス・クレイなんかが並ぶところは。
トゥーツはハイが好きだったのかなと。想像を逞しくしてみたくもなります。
ただの企画もの、カヴァー集に終わっていないのは。ジャマイカとメンフィス。
それぞれの強者達が楽しみながらも、真剣に刃を交えているからで。
特に、スライ&ロビーの強靭なレゲエもビートと、呼応するメンフィス・ホーンズなんてね。
そして、それらに乗って、従えて。朗らかで豊かに響くトゥーツの歌声が何とも魅力的なのです。

中段に。
構えて進んで。
切っ先を合わせて。
いざ。
他流試合。

その。
佇まい。
その。
動き。
何を思っているのか。

察しようにも。
なかなかに。
侮れず。
そうなれば。
そこはそれ。

一歩、退いてみて。
何なら。
少しばかり。
肉を切らせてみて。
窺ってみる。

乗ってくるか。
そのまま切り込んでくるか。
それとも。
軽快して。
踏みとどまるのか。

さて。
どうなるか。
少し警戒しつつも。
素直に楽しんでしまう。
そんなところ。

普段。
顔を出さない。
そんな。
処に。
足を運んで。

殆ど。
顔を合わせない。
そんな。
人達と。
言を交えて。

偶さか。
考えることもある。
そんな。
思いを。
口に出して闘わせる。

静かな。
熱気と。
僅かな。
緊張を。
孕んだ処で。

読めそうで。
読めない。
したたかで。
しなやかな。
人達に交じって。

交差して。
すれ違い。
ぶつかり。
共鳴しようとする。
思いがぶつかり合う。

さて。
どう転がるのか。
不安が無いとは言えないが。
明らかに楽しさが勝っている。
そんなところ。

他流試合。
そいつは。
どうにも。
面白くて、楽しくて。
しかたがない。

ここが俺の本籍なのは置いておいてね・・・



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2018/06/10 Sun *直に、生に / Aswad

20180610liveanddirect


思い。
直に。
生に。
故に。
感じて。

便利な様で。
その実。
曖昧な。
ものに。
隔てられた。

そんな。
社会に。
時代に。
踊らされずに。
馴らされずに。

貫こうと。
守ろうと。
思うなら。
時を。
惜しまずに。

その場で。
直に。
見て。
聞いて。
触れて。

感じること。
その時。
己が。
胸の震え。
それが物語る。

『Live And Direct』'83年リリース。
ブリティッシュ・レゲエ、UKレゲエを代表するアスワド。
その(恐らくは)7枚目にして、初めてのライヴ・アルバム。
同年のフェスで収録されたもので。アスワドが最も脂が乗っていた時代。
その最後の輝きが捉えられているアルバムとも言えるかも。
選曲的には自らの代表曲や、オリジナル・アルバムでは聴けないカヴァーもあって。
それらが骨太で熱い、アスワドらしいサウンド。まさにライヴ、そしてダイレクトだと。
観客の盛り上がる様も生々しくて。その律情感の高さが背筋にきます。
アスワド、レゲエに限ったことではありませんが。やはり生、ライヴはいいなと。
特に、英国の社会問題に言及するなど。社会派としても知られていた時期のアスワド。
そのメッセージは、ライヴの場でこそ、より多くの人々に届けられたのだと思います。
アフリカへの回帰、ラスタファリズムを歌ったナンバーとかは尚更だったかと。
興味深いのは、ロッカーズ、ダンス・ホールなナンバー、サウンドに挑んでいることで。
これもまた時代の潮流の中で。如何にしてメッセージ、思いを届けるか。
そのことに苦心し、心を砕き、工夫を重ね、挑戦を選択した結果だったのかとも。
この数年後には、段々とポップなサウンドへとシフトを始めて。
それ以前とは比較にならない商業的な成功を手にするものの。
終にはレゲエとは言えない。そんなサウンドへと変遷して大きく評価を落としてしまい。
今では、特にレゲエ・ファンからはその存在を軽視されているアスワドですが。
それが故に、一番輝いていた、その時代の生々しいライヴがこうして遺されている。
そのことには今更ながら感謝をしたくなります。アスワドと観客。その双方が。
思いを共有して、共鳴して、共振している。その瞬間を感じられる幸福なアルバムです。

願い。
直に。
生に。
故に。
感じて。

便利な様で。
その実。
大切な。
ものを。
忘れてしまう。

そんな。
空気に。
潮流に。
染まらずに。
流されずに。

譲るまいと。
誇ろうと。
思うなら。
労を。
惜しまずに。

その気を。
直に。
見て。
聞いて。
触れて。

感じること。
その時。
己が。
心の動き。
それが物語る。

そう。
思いも。
願いも。
その。
本当のところ。

そいつは。
その場で。
直に。
生に。
それしかない。

そいつは。
その気を。
生に。
直に。
それしかない。

社会に。
時代に。
踊らされていると。
馴らされていると。
気づいたのなら。

空気に。
潮流に。
染まっていると。
流されていると。
気づいたのなら。

時を。
惜しまずに。
労を。
惜しまずに。
そうしてみる。

その時。
己が。
胸の震え。
心の動き。
それが物語る

直に。
生に。
思いも。
願いも。
そこにしかない。



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2018/06/07 Thu *錆びついても / Neil Young & Crazy Horse

20180607rustneversleeps


そうさ。
もう。
全身。
ガタがきている。
満身創痍。

今更。
どこを。
どうしたところで。
元になど。
戻りはしない。

軋むたび。
油を差して。
だまし、だまし。
なんとか。
動かして。

亀の甲より。
何とかで。
誤魔化しながら。
生き延びている。
そんなもの。

そいつも。
年を経るたびに。
だんだんと。
神通力も。
落ちてきて。

それでも。
錆びついて。
ガタガタになっても。
諦めがつかないのは。
何故だろう。

『Rust Never Sleeps』'79年リリース。
パンクの時代に見事に呼応してみせたニール・ヤングのアルバム。
実は一曲を除いてはライヴ・レコーディングとのことですが。歓声は消されていて。
ライヴ録音故の緊張感を生かしたスタジオ・アルバムと言ったところかなと。
A面にはニールのソロによるアコースティックなナンバーが並んでいて。
B面になると一転、クレイジー・ホースとのエレクトリックなナンバーが炸裂すると。
この対比、落差、激変が生み出す効果は明らかに計算して狙われていたもので。
A面の頭にアコギを掻き鳴らす「My My, Hey Hey (Out Of The Blue)」を。
B面の終わりにエレキが轟音で鳴り響く「Hey Hey, My My (Into The Black)」を配して。
題名も異なり、歌詞も若干異なり。されど実質同じナンバーを。両面の象徴として。
錆びるよりも燃え尽きたいと歌い、一方で錆びついても燃え続けてやると咆哮し。
ロックンロールはここにある、ロックンロールは死なないと高らかに宣言するニールです。
この時、既に十年選手だったニール。牙を剥いてきたパンク勢を恐れも、媚びもせずに。
尚のこと、無視も決め込まず。真正面から対峙して。その刺激をも自分の中に取り込んで。
俺が燃え続ける限りは、ロックンロールは死にはしないぜと吠えて、そして実践すると。
これ以降の。ニールは以前に比較してより無節操とも思える新福の大きい活動を続けます。
そう、どれだけ歳を重ねようと、錆びようと、ガタがこようと。常に嗅覚鋭く、貪欲に。
諦めさえしなければ、いつまでも燃え続けられる、続けないといけないのだと。
この開き直りと言うか、覚悟、腹の据わり方がニールのニールたる所以かなとも思うのです。
恐らくは。そこまでしなくてもいい。受け容れて、終わりにして、眠って、錆びついて。
誰も何も言わないだろうと。でも自分自身が納得できない、だから拒んで、足掻き続けると。
今に続く。ニールの反骨の精神、その生き様の改めての決意城明。それが胸の奥に深く突き刺さるのです。

そうさ。
もう。
全身。
ボロボロになって。
満身創痍。

今更。
どこを。
どうしたところで。
あの頃など。
取り戻せはしない。

呻くたび。
油を足して。
だまし、だまし。
なんとか。
這いながら。

昔とった。
何とかで。
幻惑しながら。
生き延びている。
そんなもの。

そいつも。
歳を重ねるたびに。
だんだんと。
ハッタリも。
効かなくなってきて。

それでも。
錆びついて。
ボロボロになっても。
諦める気にならないのは。
何故だろう。

だって。
未だ。
楽しそうなことが。
面白そうなことが。
ありそうだから。

だって。
未だ。
求めるものが。
欲しいものが。
あるのだから。

だって。
未だ。
やってないことも。
やり残したことも。
あるのだから。

そうさ。
全身。
ガタがきている。
ボロボロになって。
満身創痍。

今更。
元になど。
戻りはしない。
あの頃など。
取り戻せはしない。

軋むたび。
油を差して。
呻くたび。
油を足して。
だまし、だまし。

錆びついて。
ガタガタになっても。
ボロボロになっても。
諦めることなど。
思いが及びもしない。

いつまでも。
どこまでも。
しつこく、しぶとく。
錆びついても。
足掻き続けてやるのだ・・・



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2018/06/06 Wed *それでも、待っているのだ・・・ / Little Feat

20180606waitingforcolumbus


待ち侘びて。
いまか。
いまかと。
待ち続けて。
待ち惚け。

いつか。
きっとと。
心に決めた。
あの時から。
あの日から。

もう。
どれくらい。
時が流れたか。
日を重ねたか。
それでも未だ。

些かも。
変わらずに。
否、以前よりも。
強く。
激しく。

欲している。
求めている。
そう。
何の変化も。
訪れていない様で。

その。
うねりは。
流れるほどに。
重ねるほどに。
大きくなっている。

『Waiting For Columbus』'78年リリース。
リトル・フィート、渾身の2枚組ライヴ・アルバム。
リーダーであるローウェル・ジョージの不調、意欲減退。
それによってメンバー自身も解散を覚悟していたらしい状況の中で。
突如、そのローウェルの発案によって録音、制作されることになったのだとか。
半信半疑、これが最後かもとの覚悟。そんな思いが綯い交ぜになって、そして見事に爆発。
スタジオ録音を遥かに凌駕する豊潤なうねりを発揮するその雄姿が見事に捉えられたと。
リトル・フィートのアルバムとしても、数多あるロックのライヴ・アルバムとしても。
代表作であり、傑作であると。自信をもって言い切れるほどの傑物となっています。
勿論、『Dixie Chicken』を始めとするオリジナル・アルバムも素晴らしいのですが。
このアルバムで聴ける、ライヴでのリトル・フィートには更に凄味が増していると言うか。
重心の低い、ファンクを一体となって奏でる、その生み出されるうねりが半端じゃないと。
リッチー・ヘイワードの重く、そしてキレのあるドラムスが何とも極上で。
そこにローウェルのスライドや、ビル・ペインのキーボードが絡む様は何ともスリリングで。
それらが一体となって、うねりを上げて迫ってくる様は何とも豪快にしてご機嫌で。
これを聴いて、腰にこなかったら、腰が動かなかったら、それは嘘だろうと思わされます。
アルバム・タイトルはコロンブスの北米大陸発見にひっかけたものだったとかで。
早く、リトル・フィートも見つかりますようにとの皮肉が込められていたとも言われて。
そう。これだけのバンドでありながら商業的成功とは無縁で。その凄さは知れ渡っていて。
ミュージシャンズ・ミュージシャンの頂点にはいたものの。世間の認知度はいま一つで。
このアルバムによって。漸くその濃厚な味わいが認められ、知られるところになったと。
尤も。直後にローウェルの離脱、そして復帰を宣言するものの急逝と。何とも無念かなと。
それでも。実は多くの人達が待ち侘びていたであろう、このアルバムが遺されたのは豊な実りであったかなと・・・

待ち侘びて。
いつか。
いつかはと。
待ち続けて。
待ち惚け。

いつか。
必ずと。
心を決めた。
あの時から。
あの夜から。

もう。
どれほどの。
時が流れたか。
夜を過ごしたか。
それでも未だ。

微塵も。
揺るがずに。
否、以前よりも。
熱く。
激しく。

欲している。
求めている。
そう。
同じ様でいて。
淡々と流れている様で。

その。
うねりは。
流れるほどに。
過ごすほどに。
止まらなくなっている。

いまか。
いまかと。
いつか。
いつかはと。
待ち続けて。

いつか。
きっとと。
必ずと。
心に決めた。
心を決めた。

あの時から。
あの日から。
あの夜から。
どれほど。
経とうとも。

些かも。
変わらずに。
否、より強く。
欲している。
求めている。

微塵も。
揺るがずに。
否、より激しく。
欲している。
求めている。

その。
うねりは。
流れるほどに。
重ねるほどに。
過ごすほどに。

大きくなっている。
止まらなくなっている。
この身の疼き。
この心の乾き。
癒し、満たしてくれるもの。

待ち侘びて。
待ち続けて。
待ち惚け。
それでも。
待っているのだ・・・



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2018/06/05 Tue *万年の孤独 / Roy Buchanan

20180605liveinjapan


どこまでも。
いつまでも。
消えることの無い。
深く、暗い。
淵を覗き込んでいる。

もう。
いつから。
もう。
どのくらい。
感覚もなく。

漂い。
沈み込み。
そのままに。
果てしなく。
潰えることもなく。

どこなのか。
いつなのか。
分からぬままに。
ただ。
その只中で。

右も。
左もなく。
上も。
下もなく。
引き込まれたままに。

百年の。
否、千年の。
否、万年の。
孤独に。
囚われている。

『Live In Japan』'78年リリース。
ロイ・ブキャナンの初来日公演で収録されたライヴ・アルバム。
芝にあった郵便貯金ホールでの二回の公演からベスト・テイクを厳選して。
当時は日本限定でのリリースだった記憶があるのですが。後に海外でもリリースされたと。
世界で最も無名な最高のギタリストとも称されたロイ。その実力の程を思い知らされる。
そんな素晴らしいプレイが思う存分に堪能できるアルバムで。
また全8曲中5曲が、このアルバムで初出だったと言う。そんな魅力もあったアルバムです。
ロイと言えばテレキャスター。アンプにダイレクトに繋いで。只管、弾き捲ると。
そのステージは、何の演出もなく。実に地味なものだった様ですが。
テレキャスならではの尖がったサウンドから、幽玄と言える様なピッキング・ハーモニクス。
そしてボリュームを駆使していると思われるワウを効かせたサウンドまで実に多彩で。
そのギター、そのテレキャスは実に雄弁で。それが何よりの演出であったと思わされます。
基本的にはブルースをベースにした渋いプレイで聴かせるのですが。
時に、突如として何かに憑依されたかの様に弾き捲り、蒼白い炎を舞い上げる様が凄まじく。
その振幅の大きさ、静と動の落差の激しさに。また何とも惹きつけられたりもします。
特にジミヘンのヴァージョンを基にしているであろうと思われる「Hey Joe」における。
最後には「Foxy Lady」のフレーズも飛びだしてくる鬼神の如く弾き捲る様と。
ライヴならではの「Slow Down」のカヴァーにおける弾けまくる様は圧巻の一言です。
どうしても。そのルックスと相俟って。燻し銀的なイメージが強いロイの。
もう一つの側面をハッキリと見る事が出来るかなと。そしてその激しさが実のところは。
スローなナンバーにも秘められているところ。そこにロイの凄味と・・・悲劇があったかと。
どうにもならない思い、それをギターに、テレキャスに託して吐き出そうとして。
足掻いて、もがいて。どうしても辿り着けなくて。そんな深い孤独を感じもするのです。
まぁ、多分に約十年後の悲劇的な最後からそういった印象を抱かせるのかも知れませんが・・・

どこまでも。
いつまでも。
解けることの無い。
深く、暗い。
問を抱え込んでいる。

もう。
いつから。
もう。
どのくらい。
記憶もなく。

流離い。
澱みに溜まり。
そのままに。
果てしなく。
流れ去ることもなく。

どこなのか。
いつなのか。
失ったままに。
ただ。
その渦中で。

前も。
後ろもなく。
先も。
後もなく。
縛られたままに。

百年の。
否、千年の。
否、万年の。
孤独を。
抱きしめている。

届かない。
手に入らない。
その。
焦りのみが。
募っていく。

描かない。
辿り着けない。
その。
苛立ちのみが。
募っていく。

もう。
いつから。
もう。
どのくらい。
永遠の歳月。

どこなのか。
いつなのか。
その只中で。
その渦中で。
永遠の年月。

深く、暗い。
淵を覗き込んでいる。
問を抱え込んでいる。
漂い。流離い。
沈み込み。澱みに溜まり。

そのままに。
果てしなく。
潰えることもなく。
流れ去ることもなく。
引き込まれたままに。縛られたままに。

百年の。
否、千年の。
否、万年の。
孤独を。
生きている、生きていく・・・



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2018/06/04 Mon *問答無用、抱腹絶倒 / ZZ Top

20180604treshombres


問答無用。
口を。
出させない。
挟ませない。
それ程の。

思い切り。
思い込み。
そいつで。
脇目も振らすに。
突き進む。

こうだと。
これだと。
決めたのなら。
些かも。
疑わないこと。

例え。
本当のところは。
分からなくても。
心の片隅に。
疑念があっても。

微塵も。
表に出さず。
感じさせずに。
只管に。
突き進む。

砂塵を。
巻き上げて。
無人の荒野を。
行くが如く。
そんな様でありたい。

『Tress Hombres』'73年リリース。
スペイン語で3人の男を意味する言葉をタイトルに冠した。
テキサス出身のトリオ、ZZトップの出世作ともなった3rdアルバム。
豪快なブギー、そして何とも泥臭いブルース。その融合の具合が実に見事で。
埋め草の様な、捨て曲が一曲もない。何ともカッコいい、その一言に尽きるアルバム。
ZZトップ、この三人、実のところかなりの腕達者だと思うのですが。
殊更にそのテクニックをひけらかすことが無い、その姿勢がいいなと。
シンプルに、そしてキャッチーに。その姿勢を保って只管に前のめりに疾走すると。
テキサスの荒野の、その砂塵を巻き上げながらも、爽快さをも感じさせるのです。
そして。ここぞと言うポイントでは。ブレイクを決めたり、バラードを挟んでみたりと。
それによって。またブギーの疾走感を高めることになっていると。見事だなと。
堅実で重厚なリズム隊。その上で太く鳴り響くギター。トリオのバランスが実に秀逸で。
こんなサウンドを聴きながら、米国の荒野の一本道を爆走したら痛快だろうなと。
実際にZZトップのアルバムは、アナログ盤よりもカセット・テープで売れていたのだとか。
代表曲ともなった「La Grange」におけるギターのフレーズの見事な様とか。
編集ミスらしいですが、「Waitin' for the Bus」「Jesus Just Left Chicago」の絶妙な繋ぎも。
どこを切っても、とっても。問答無用の力強さ、そしてカッコ良さ。そいつが溢れていると。
なんか。あまりにも痛快すぎて。もはや抱腹絶倒で。笑うしかなくなるみたいな。
その点では、そうAC/DCとか、ラモーンズとかにも通じるものがあるかもです。
どうにも。あのMTV時代に、バカ売れした、あの安っぽいイメージが強すぎたりもして。
敬遠していた時期もあったのですが。このアルバムも含めて。初期~中期のZZトップは。
実に、なんともイカしたロックンロール・バンドだったと思うのです。

抱腹絶倒。
腹を。
抱えて。
笑わずにおられない。
そこ迄の。

思い切り。
思い込み。
そいつで。
猪突猛進で。
止まらない。

こうだと。
これだと。
思ったのなら。
些かも。
迷わないこと。

例え。
本当のところは。
見えていなくても。
視界の片隅に。
黒雲があっても。

微塵も。
素振りに出さず。
匂わせずに。
只管に。
突っ走る。

砂塵を。
追い抜いて。
見えない敵を。
追うが如く。
そんな様でありたい。

どうせ。
何処にも。
答えなど。
ありはしない。
そんなところ。

どうせ。
誰にも。
答えなど。
分かりはしない。
そんなところ。

だったら。
自分で。
自分が。
決めるだけのこと。

本当のところ。
分からない。
見えない。
それでもいい。
それでいい。

疑いも。
迷いも。
疑念も。
黒雲も。
あっていい。

思い切り。
思い込み。
それだけで。
脇目も振らずに。
猪突猛進。

問答無用。
抱腹絶倒。
そいつで。
只管、突き進もう。
僅かのフェイクを共にして・・・



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2018/06/03 Sun *感じるままに、そのままに / The Elvin Bishop Group

20180603feelit


感じるままに。
そのままに。
何よりも。
そいつが。
大切なのだと。

そう。
頭を使うのは。
考えるのは。
意外に。
難しくない。

好むと。
好まざると。
与えられる。
情報。
それさえあれば。

何らかの。
事は。
思いつく。
描ける。
そんなものだけど。

突き動かさるのは。
そこじゃない。
そんなものじゃない。
下手な考えに。
惑わされるその前に。

胸に手を当てて。
感じる。
そのままに。
進め。
転がり始めよう。

『Feel It !』'70年リリース。
エルヴィン・ビショップ・グループの2ndアルバム。
あのビル・グレアムのフィルモア・レーベルからのリリース。
その辺りには如何にも、あの時代だなと。その空気も感じられたりします。
さて。あのポール・バターフィールド・ブルース・バンドの出身で。
マイケル・ブルーム・フィールドとその両翼を支えていたのがエルヴィンのギターで。
マイケルが早々と離脱した後も。暫くはその任を務めていましたが。やがて独立。
自らのグループを結成したと。まぁ、グループと言ってもエルヴィンのソロに近いかな。
エルヴィンと言う人は。特段に速弾きの人でもないし、多彩なフレーズもないし。
多分に、何とも、もっさりとした感じが強いのだが。それが何とも独特の味わいになって。
その感じるところ、思うところを、そのままに伝えてくる様な。そんな個性の持ち主で。
泥臭く、逞しく、温かく、そして陽気に、聴く者を巻き込んでいってしまう。
そんな開放的なエルヴィンのギター、そしてサウンド。その人懐っこさは格別かなと。
このアルバムでは、ポインター・シスターズがバック・コーラスで加わっていたりもして。
更には、サンタナのパーカッション隊が加わっているナンバーまであったりもして。
決して、ブルース、ブルース・ロックには収まらない。その雑食な音楽性も全開で。
ここらが、あの時代。フィルモア・レーベルとの相性の良さの源泉かもしれないなと。
グループのメンバーも男女混成、人種も混成。気持ちよくやれるならどれでいいと。
だから、リード・ヴォーカルも他の人に任せて。自分は感じるままにギターを弾いてと。
この圧倒的に開かれた、外を向いている感覚。これこそがエルヴィンなのですね。
学究肌で、内向的なマイケルとの個性の違い。どちらも魅力的で。どちらも好きなのですが。
考える前に。感じるままに動いてしまう、そんな本能のままに弾いている様なエルヴィン、親しんでしまいます・・・

感じるままに。
そのままに。
何よりも。
そいつが。
重要なのだと。

そう。
頭を使うのは。
考えるのは。
誰にでも。
出来ること。

望もうと。
望まざると。
与えられる。
情報。
それさえあれば。

誰でも。
似た様な事は。
思いつく。
描ける。
そんなものだけど。

頼みとするのは。
そこじゃない。
そんなものじゃない。
誰かの考えに。
唆されるその前に。

胸の声に耳を澄ませて。
感じる。
そのままに。
進め。
踏み出し始めよう。

理論では。
説明がつかない。
それが。
どうした。
それでいい。

理屈では。
筋が通らない。
それが。
どうした。
それでいい。

道理では。
適わない。
それが。
どうした。
それでいい。

胸が。
疼くのなら。
その痛み。
そいつを。
信じよう。

胸が。
騒ぐのなら。
その震え。
そいつを。
信じよう。

胸が。
高鳴るのなら。
その昂ぶり。
そいつを。
信じよう。

難しくない。
誰にも出来る。
思考などに。
惑わされず。唆されず。
感じるままに。そのままに。

そいつに従おう・・・



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2018/06/02 Sat *破れかぶれ / The Animals

20180602animalism


忘れかけていた。
そんなもの。
そいつが。
足りなかったのだと。
ふと。気づいたら。

そうか。
そうだよなと。
だから。
らしく、なかったのだと。
呟いて。

後は。
もう。
スイッチを。
入れるだけ。
それだけのこと。

後先とか。
妙な計算をするなど。
似合いもしない。
何を守ろうとしていたのかと。
何を恐れていたのかと。

呆れて。
馬鹿らしくなって。
笑いがこみ上げてくる。
馬鹿な頭で。
計算も無いだろうと。

感じるまま。
赴くまま。
やってみるだけのこと。
どうせ。
野となる、山となる。

『Animarlism』'66年リリース。
アニマルズの米国でのラスト・アルバム。
何でも既に解散状態だったのに。契約の関係上で集められて録音したとか。
英国での同名アルバムとは2曲ほど重複しているので。総てではないとは思いますが。
(英国盤は正確には『Animalisms』と末尾にSがついていたかな・・・)
そんな状況も関係しているのか。やさぐれていると言うか、破れかぶれと言うか。
その妙に、刺々しい。失うものが無いものの強さを感じさせる空気感が堪りません。
制作や録音に。それ程の時間を掛けられる状況でも無かったと思われて。
収められているナンバーの大半がブルースやR&Bのカヴァーなのですが。そこはもう。
エリック・バードンの大好物ですからね。ここぞとばかりに傍若無人に歌っています。
エリックって人は。意外と繊細で、考え過ぎなのではって思える時もあるのですが。
追い込まれたり、目新しい何かに飛びついたりと。そんな時の方が本領発揮するかなと。
あぁ、わかったよ。歌えばいいのだろう、歌ってやるよと。その開き直りがいいなと。
既にアラン・プライスが脱退していたせいもあってか、サウンドにも変化が見られて。
ギターの比重が従来よりもかなり高くなっているのですよね。これもまたいい感じで。
同じブルースやR&Bをやっていても。もはやブリティッシュ・ビート・バンドではなくて。
言わば、ガレージ・バンドと化しているかなと。その尖がった感じも。
新たな可能性を感じさせてくれるものなのですが。時遅し、既に解散していたわけで。
続きは無く、エリックは大西洋を渡って。フラワー・ムーブメントにどっぷりと浸ると。
何とも惜しまれますが。その間の悪いところも、またアニマルズらしいかな。
それにしても。とにかく攻撃的なエリックのヴォーカルと、呼応するバンドのサウンド。
実際のところ。メンバー間の人間関係がどうであったかは不明ではありますが。
この、捨て身な感じこそが。実は最もアニマルズらしいのではとも思わないでもないかな。

見失っていた。
そんなもの。
そいつが。
必要だったのだと。
ふと。思い出したら。

そうか。
そうだよなと。
だから。
らしさを、失っていたのだと。
苦笑い。

後は。
もう。
アクセルを。
踏み込むだけ。
それだけのこと。

前後とか。
辻褄を合わせようなど。
似合いもしない。
何を保とうとしていたのかと。
何を危ぶんでいたのかと。

呆れて。
馬鹿々々しさのあまりに。
笑いを抑えられなくなる。
酔狂な頭で。
計画も無いだろうと。

思うがまま。
降ってくるまま。
やってみるだけのこと。
どうせ。
草も木も、残りはしない。

大体が。
計算など。
出来る様な。
そんな頭など。
持ち合せていない。

そもそもが。
計画などに。
従う様な。
そんな心など。
抱えてもいやしない。

何が。
なんでも。
保ちたいものも。
守りたいものも。
ありはしない。

何を。
どうしても。
恐れるものも。
危ぶむものも。
ありはしない。

感じるまま。
赴くまま。
スイッチを。
入れるだけ。
それだけのこと。

思うがまま。
降ってくるまま。
アクセルを。
踏み込むだけのこと。
それだけのこと。

野となれ。
山となれ。
草も残らず。
木も残らず。
破れかぶれ、そいつだけなのだ。



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2018/06/01 Fri *やり過ぎくらいで / The Dave Clark Five

20180601trytoohard


例えば。
80%を。
目指すなら。
それこそ。
100%を出す。

それくらいの。
心構えが。
気迫が。
無ければ。
届くものではない。

転ばぬ先の。
杖は。
必要だけど。
端から。
杖頼みでは。

歩ける道も。
歩けたものではない。
だから。
ふり絞って。
先ずはやってみる。

そこまでと。
思われる程に。
振り切って。
そうじゃないと。
わからないものがある。

安全策。
そいつを選ぶのは。
最後の最後。
それでいい。
それがいい。

『Try Too Hard』'66年リリース。
デイヴ・クラーク・ファイヴの米国での8枚目(か9枚目)のアルバム。
英国の誇る名車ジャガーをジャケットに使うのはこれで2枚目かな。
英国よりも米国で高い人気を誇ったデイヴ・クラーク・ファイヴですが。
そこは、それ。英国のバンドであると言う矜持は忘れていないよとの表れかな。
さて。日本ではどうしてもあの「Because」のイメージが強すぎて。
確かに「Because」は畢生の名曲ですが。別にバラードを得意としていたのではなく。
ロンドンの下町はトッテナム。出身地であるその街の名を冠したトッテナム・サウンド。
ビートの効いた、ラウドなサウンドが一番の特徴であり、持ち味だったりもします。
R&Bをベースにしたデイヴのハードなドラムに、マイク・スミスのソウルフルな歌声。
この組み合わせが素晴らしく。更にはマイクのオルガンとデニス・ペイトンのサックス。
ギタリストもいるのですが、サウンドの主役はオルガンとサックスであると言う。
このブリティシュ・ビート勢の中にあっても特異な編成が生み出したサウンドでもあると。
故に、R&Bのカヴァーも実に何ともダンサンブルな味わいでヒットさせて。
このアルバムでは全曲がオリジナルですが。それも何とも弾ける感覚があるのですよね。
そうだな。5人編成で、5人だけで。それこそ音の壁を創り上げようとしている感もあって。
そう。フィル・スペクターがダビングを重ねてやろうとしたことをバンドだけでと。
そんな、ある意味で無謀とも言える試みに挑んでいたのかとも思うのですよね。
また、聴いていると。ついつい一緒にリズムをとって、口ずさみたくなると言う点では。
ゲイリー・グリッター辺りも大いなる影響を受けていたのかもしれません。
その張り切り過ぎ感、やり過ぎ感が野暮ったさは野暮ったさと紙一重ではありますが。
その黒さもあるサウンドと、マイクのソウルフルな歌声。もう少し再評価されてもいいかなとは思うのです・・・

例えば。
どうしても。
勝ちたいのなら。
負けることなど。
考えたりはしない。

それくらいの。
心意気が。
意地が。
無ければ。
勝てるものではない。

危機管理は。
常に。
必要だけど。
それを。
頼みにしていたら。

勝てる試合も。
勝てたものではない。
だから。
ふり払って。
先ずは上がってみる。

そこまでと。
思われる程に。
入れ込んで。
そうじゃないと。
感じられないものがある。

白いタオル。
そいつを投げ入れるのは。
崩れ落ちる寸前。
それでいい。
それがいい。

壁があるなら。
避けて通る。
その道を探る前に。
ぶち破る。
その手立てを考えたい。

阻むものがあるなら。
遠回りする。
その道を選ぶ前に。
ぶっ倒す。
その闘い方を考えたい。

誰かが。
勝手に。
決めた。
制限の中で。
なんてまっぴらだ。

自分に。
甘えて。
決めた。
制限の中で。
なんてとんでもない。

そうさ。
無理かもしれない。
無茶かもしれない。
でも。
やってみなければ収まらない。

そうさ。
無謀かもしれない。
無駄かもしれない。
でも。
やりもしないで引き下がれない。

端から。
守りに入って。
安全運転。
それだけで。
満足などしたくない。

試みるなら。
挑むのなら。
やり過ぎくらいで。
ちょうどいい。
それでいい。それがいい。



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2018/05/31 Thu *街中の車窓から / The Hollies

20180531holliesgreatestukmonoorg


街中を。
走り抜ける。
その。
車窓から。
流れゆくものを眺めながら。

頭の中も。
様々な。
考え。
思惑が。
走り抜けてゆく。

いまから。
この先。
打とうとしている。
この手は。
どんなものだろうと。

前にも。
こんな日に。
こんな時に。
同じ様な手を打ったかな。
そして再びと。

坂道を。
上る。
エンジンの唸りに。
我に返って。
車窓の外へと。

追う視線。
それにつれて。
考えも。
思惑も。
街中へと流れてゆく。

『Hollies' Greatest』'68年リリース。
グラハム・ナッシュの脱退を契機に。英国で編集されたホリーズのベスト・アルバム。
ナッシュ在籍時代のシングルから14曲が選ばれて収録されていて。
その内、3曲を除いてはオリジナル・アルバムには収録されていなかったナンバーで。
その価値が訴求したのか、ホリーズにとっては初のそして唯一の全英一位を獲得して。
何でも都合七週間に渡って一位の座に居座ったとかで。最大のヒット・アルバムとなったと。
(競い合っていたのは『The Sound of Music』のオリジナル・サウンドトラックだとか)
ところで。ナッシュはボブ・ディランのナンバーを取り上げることに反対して脱退して。
そして。このアルバムに続くオリジナル・アルバムが『Hollies Sing Dylan』で。
そこから大きくホリーズと言うバンドのカラーが変化していくことになったので。
まさにブリティッシュ・ビート・バンドとしてのホリーズを総括したアルバムだと言えます。
さて。美しいハーモニーと、弾ける様に走り抜けてゆくビート。それこそがホリーズで。
「Here I Go Again」「Just One Look」そして「Bus Stop」珠玉のナンバーの数々。
美しいハーモニー、しかしただ美しいだけでなく。R&Bの影響を思わせる深さもあり。
そしてトニー・ヒックスの弾けるギターと、リズム隊が叩き出すビートの強靭さ。
特にエリック・ヘイドックとボビー・エリオットのリズム隊は知る人ぞ知る強者なのです。
美しいハーモニーのみで語られがちですが。それを支えたビートに耳を傾けて欲しいなと。
故郷であるマンチェスター、そしてロンドンの街中を走り抜けてゆく様が魅力的なのです。
このアルバム。何故か米国では’80年になってリリースされているのですが。
そちらは全10曲と収録曲も少なく。収録されているナンバーにも英米で違いがあって。
興味深いのは、米国盤には「If I Needed Someone」が収録されているのですが。
このアルバム、英国盤には収録されていないこと。まぁ、ビートルズのカヴァーですからね。
そこらには、ホリーズの意地と言うか。意外と硬骨漢な素顔が垣間見えたりもします。

街中を。
巡り回る。
その。
車窓から。
移りゆくものを眺めながら。

胸の内も。
様々な。
思い。
感傷が。
巡り回ってゆく。

いまにして。
あの時。
選んで打ってしまった。
あの手は。
どうしたものだったかと。

なのに。
こんな日に。
こんな時に。
同じ様な手を打とうと言うのか。
それは再びの。

バス停に。
止まる。
ブレーキの音に。
我に返って。
車窓の外へと。

走らせる視線。
それにつれて。
思いも。
感傷も。
街中へと巡り回ってゆく。

何処へ。
行きたかったのか。
何処まで。
行けたのか。
曖昧で。

何を。
したかったのか。
何は。
なしえたのか。
朧気で。

何が。
欲しかったのか。
何を。
手に出来たのか。
漠然と。

街中を。
走り抜けながら。
様々な。
考え。
思惑が。

街中を。
巡り回りながら。
様々な。
思い。
感傷が。

この時。
あの時。
この手は。
あの手は。
正しかったのだろうかと。

街中の。
車窓から。
流れゆくものを眺めながら。
移りゆくものを眺めながら。
定まらぬものに揺れ動いている。



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