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2018/07/18 Wed *満ちてくるのを / The Moonglows

20180718thebestofbobbylesterandthem


空を。
見上げて。
その姿を。
確かめて。
一息ついて。

その。
満ちてくるのを。
そっと。
待ってみる。
願いをかける。

空に。
輝く。
その煌めきが。
増せば。
満ちれば。

何かが。
起きる。
何かが。
始まる。
そんな期待を胸に。

月の。
満ちてくるのを。
密かに。
心待ちにしながら。
夕暮れの街角。

そうすれば。
今夜を。
明日を。
楽しめるかもと。
そんな淡い期待と共に。

『The Best Of Bobby Lester And The Moonglows』'62年リリース。
クリーヴランド出身のドゥ・ワップ・グループ、ムーングロウズの編集アルバム。
チェスにおける'54年~'58年のヒット曲、代表曲を10曲収録しています。
コーラスの4人にギタリストを加えた5人組として活動していたムーングロウズ。
あのDJアラン・フリードの知己を得て。アランのレコード会社からデビューするも。
最初の何年かはなかなかヒットにも恵まれず。下積み生活が続くも。
やがてチェス兄弟の目に(耳に?)留まり、チェスへと移籍すると一躍人気グループに。
張りのあるバリトンを聴かせるボビー・レスター、ブルージーなハーヴェィ・フークァと。
個性の異なる二人のリード・シンガーを擁していたことがムーングロウズの最大の強みで。
ベースとハイ・テナーの2人を加えた厚いコーラスから展開されるナンバー。
そこにリード・シンガーの最初の一声が入ってくると、一気に甘く、華やかにと。
それこそ月が満ちるかの様に、その歌の世界が広がっていくのが何とも堪らないのです。
アルバム・タイトルにもある様に、表看板はあくまでもボビーだった様ですし。
現にその歌の解釈と、感情表現。その艶やかさには何とも見事なものがありますが。
ハーヴェィの低音の効いたブルージーな歌声も。それはそれで魅力的であって。
甲乙つけ難いものがあるのですよね。ハーヴェィがリードのナンバーも収録されているし。
まぁ、このアルバムがリリースされた時にはボビーはソロに転向して脱退していたので。
チェスとしては、その時代を纏めて聴きたいと言うニーズを狙ったのですかね。
ボビーが抜けた後はハーヴェィ・フークァ&ムーングロウズ名義で活動を続けて。
ヒット曲も放ってしましたが惜しくも'60年には解散。その活動期間の短さが惜しまれて。
それでも。チェスを代表するドゥ・ワップ・グループの一組なのは間違いないかな。
ハーヴェィは裏方に転身。マーヴィン・ゲイを育てたり、スピナーズを発掘したりとそちらでも活躍しました。

胸に。
手を当てて。
その鼓動を。
確かめて。
一息ついて。

その。
満ちてくるのを。
そっと。
待ってみる。
望みをかける。

胸に。
募る。
そのざわめきが。
増せば。
満ちれば。

何かが。
起きる。
何かが。
変わる。
そんな希望を胸に。

思いの。
満ちてくるのを。
密かに。
心待ちにしながら。
明け方の部屋。

そうすれば。
今朝を。
今日を。
乗り切れるかと。
そんな淡い希望と共に。

いま。
何かが。
上手くいかないのは。
そう。
未だ満ちていないから。

いま。
何かが。
物足りないのは。
そう。
未だ満ちていないから。

そう。
どうにも。
何もかもが。
もどかしいのは。
未だ満ちていないから。

だから。
今宵の。
月に。
早く満ちておくれと。
願いをかける。

だから。
明け方の。
思いに。
早く満ちておくれと。
望みをかける。

そう。
月が。
思いが。
満ちれば。
もどかしさとも、さよならだと。

その。
満ちてくるのを。
そっと。
待ちながら。
一日が過ぎていく・・・



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