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2018/08/09 Thu *無条件降伏 / Cheap Trick

20180809heaventonightusorg


もう。
何も。
口にすることは。
言葉にすることは。
ない。

もう。
何も。
求めるところも。
お願いするところも。
ありはしない。

ただ。
その意のままに。
そのままに。
従うのみ。
ついていくのみ。

それでいい。
それがいい。
それで。
許されるなら。
保証されるなら。

その。
一隅に。
身を置くこと。
そこに。
あること。

それで。
今夜も。
天にも昇る。
思いでいられるのなら。
無条件降伏。

『Heaven Tonight』'78年リリース。
チープ・トリックの3枚目となるアルバム。
日本では前作の『In Color』で人気が出始めていたものの。
本国、米国では未だ前座クラス。で、日本へ来てみたら空港から大歓迎。
移動する車は、ファンの乗ったタクシーの大群に追いかけられてと。
そして。米国では考えられないサイズのアリーナ、武道館でライヴを行ったと。
その後、その模様を収録したライヴ・アルバムによって米国でもブレイクしたのですが。
それだけ日本のファンには先見の明があった、洋楽雑誌のプッシュが功を奏した。
ロビン・ザンダーとトム・ピーターソンのルックスに・・・まぁ、何にしろ。
今に至るまで。日本ほどチープ・トリックと言うバンドを愛した国は無いかなと思います。
その日本が愛したチープ・トリックの魅力。ハードさとポップさ。キャッチーとキッチュ。
そして。真っ直ぐさと、ひねくれたところ。その相反の絶妙なバランスにあったかなと。
このアルバムのプロデュースは前作に続いてトム・ワーマンで。その音の軽さ。
リック・ニールセンを始めとするメンバーはトムの音作りに不満があった様で。
一説では。このアルバムの録音は不承不承であったとも言われますが。結果としては。
本人達の意向は別にして。その軽さがあってこそ、チープ・トリックの魅力が光るかなとも。
おそらくリックは1stを担当したジャック・ダグラスの音を理想としていたのかもで。
確かに。あの1stはアメリカン・ハード・ロックとしてはカッコいいのですが。
その路線でチープ・トリックが成功したか。その魅力は十二分には発揮できなかったかな。
A面頭の「Surrender」に顕著な様に。重厚さと軽妙さの融合にこそ。聴く者が敵わない。
これだよな、これでいいのだよなと。抵抗を諦めて降伏してしまう魅力があるのだと。
そう。邦題である『天国の罠』の如くで。甘い二人に惹かれていったら・・・実は裏には・・・
そのギャップを見せつけ、魅せる。それこそがチープ・トリックの神髄でもあるとも思うのですよね。

もう。
何も。
記すことは。
文字にすることは。
ない。

もう。
何も。
望むところも。
お祈りするところも。
ありはしない。

ただ。
その志のままを。
そのままを。
追うのみ。
縋っていくのみ。

それでいい。
それがいい。
それで。
認められるなら。
受容されるなら。

その。
片隅に。
身を置くこと。
そこに。
いること。

それで。
今夜も。
天にも届く。
思いでいられるのなら。
無条件降伏。

そう。
その心。
その世界。
その一隅。
それだけでも。

そう。
その思い。
その世界。
その片隅。
そこだけでも。

そう。
ほんのひと時。
ほんの一瞬。
過ること。
それだけでも。

そう。
ただの気まぐれ。
ほんの一瞬。
占めること。
それだけでも。

それが、
許されるなら。
保証されるなら。
天にも昇れる。
そこが天国。

それが。
認められるなら。
受容されるなら。
天にも届く。
そこが天国。

だから。
あの娘には。
あの娘だけには。
もう。
無条件降伏・・・なのである・・・



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