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2018/08/12 Sun *その痕跡 / Eric Clapton

20180812ecwashereukorg


その人が。
いた。
確かに。
いた。
その痕跡は。

様々に。
刻まれて。
そして。
ふとした時に。
思い出されて。

その。
声に。
呼ばれるままに。
訪れて。
会話を交わして。

その。
声は。
風の中、胸の中。
遠く。
そして近くに。

思い出すこと。
忘れないでいること。
その痕跡に。
触れて。
思い、新たに。

繋がっている。
紡がれている。
その痕跡から。
新たに始まる。
そんなものもある。

『E.C. Was Here』'75年リリース。
エリック・クラプトン、ソロとしては2枚目となるライヴ・アルバム。
『461 Ocean Boulevard』でシーンに復帰してきたクラプトン。
そのツアーでの、3か所ほどのライヴの音源から6曲が選ばれ、収録されています。
アナログ盤の時代とは言え。6曲とは如何にも少ないなと思われますが。
その一曲、一曲の密度、濃度は。想像以上に高く。クラプトンのギター。
その凄まじさと、その素晴らしさは十分に堪能できるのではと思います。
「Presence of the Lord」と「Can't Find My Way Home」以外はブルースで。
「Can't Find My Way Home」以外では。熱く、激しいクラプトンのギターが聴けます。
レイドバック期に入ったクラプトン。しかしライヴでは別の一面も見せていたのかと。
ブルースブレイカーズでの蒼い炎、クリームでの狂気、デレク&ドミノスでの気張り様。
そのいずれとも異なる。熱く、激しくも。どこか何かを思い定めたかの様な。
そんなクラプトンのプレイ、ギターの音色に。新たなクラプトンのブルースがあるかなと。
そう。まるで。思い極めて。何かを遺しておこう、刻んでおこうとしていたのかと。
この後、クラプトンは長くブルースから離れると言うか。あのアルバム・・・
『From the Cradle』まで。ブルースと向き合うのを避け続けていたと思われて。
更に言えば。その後も。B.B.とやろうが。ロバジョンに取り組もうが。
どうにも。真正面からは向き合えていない。あるいはその為に大仰にしている。
そんな風に感じられなくもなくて。つくづく、クラプトンにとってブルースは因果だなと。
肌が黒くない、ブルースが弾けない、皆が先に逝ってしまう、友達の奥さんと・・・
その度に。思い悩み、何かに依存し。そして誰かに救われてきたクラプトンです。
復帰に際して。自分の、自分なりのブルースを奏でて、その痕跡を記録して。
そして封印してしまおうとしたのかもと。クラプトンならやりそうなのですよね。
また、そんな吹っ切ったクラプトンのブルースだからこそ聴く者の胸にも刻まれたと。
このアルバムで聴けるクラプトンのブルースは。今も多くのホワイト・ブルースに繋がっているかなとも・・・

その人が。
生きた。
確かに。
生きた。
その痕跡は。

所々に。
刻まれて。
そして。
ふとした時に。
まざまざと蘇って。

その。
気配に。
誘われるままに。
話しかけ。
聞き、受け止めてもらい。

その。
存在は。
空の上、心の奥。
高く。
そして深くに。

蘇ると言うこと。
消え去らないと言うこと。
その痕跡に。
刻まれた。
思い、新たに。

続いている。
伝えられている。
その痕跡から。
新たに生まれる。
そんなものもある。

不意に。
不省に。
陥り。
帰り道が。
分からなくなっても。

無性に。
不安に。
襲われ。
帰り道すら。
見えなくなっても。

風の中。
胸の内。
呼ぶ声が。
ある。
聞こえる。

空の上。
心の奥。
懐かしい気配が。
する。
感じる。

様々に。
刻まれて。
思い出す。
忘れない。
その痕跡。

所々に。
刻まれて。
蘇る。
消え去らない。
その痕跡。

繋がっている。
紡がれている。
続いている。
伝えられている。
その痕跡に生かされている。



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