« 2018/08/12 Sun *その痕跡 / Eric Clapton | トップページ | 2018/08/14 Tue *未体験 / The Jimi Hendrix Experience »

2018/08/13 Mon *もどかしさは / Jimmy Page

20180813outrider


何かを。
それなりには。
やり遂げたかなと。
そんな思いに。
ふととりつかれて。

ちょっと。
半分、三分の一。
その程度は。
気楽にやっても。
構いはしないかと。

本当は。
知っている。
それは。
単なる予防線だと。
それが必要なのだと。

知りながら。
知らない振りを。
そいつを装って。
ある筈もない余裕を。
見せながら。

やってみせる。
やれてしまう。
それなりに。
そこで、そこに。
止まったら。

そこまでと。
知りながら。
そこまでで。
いいんじゃないかと。
納得させて。

『Outrider』'88年リリース。
ジミー・ペイジの実質的な1stソロ・アルバム。
レッド・ツェッペリンの解散以後。言ってみれば鳴りを潜めていたペイジ。
映画のサウンドトラックを手掛けたり、ポール・ロジャースとバンドを組んだり。
しかし。そのいずれもが。どうにも主体性に欠けると言うか。
ペイジよりも、周囲が。そろそろ何かやらないとまずいのではないかと。
勝手に気を揉んで。そうしてお膳立てされたレールに乗っかってみましたと。
どうにも。そんな乗り気じゃないけど。皆が、あれやこれや言うからさみたいな感じ。
ハッキリもしなければ、スッキリもしないみたいな。そんなもやもや感があったのですが。
遂に、ペイジも重い腰を上げて。本格的にソロ活動に乗り出すと。
一曲を除いてはペイジのオリジナルらしいし、プロデュースも本気でやっているらしい。
リリース前からそんな情報が飛び交っていて。かなり期待値が上がっていたアルバムで。
それが最高潮になったのが。ロバート・プラントが参加していると言うやつで。
まぁ、一曲だけの参加と言うことが判明して。肩透かしを食らいつつも。今度こそと。
ヴォーカリストとしてはあのクリス・ファーロウも参加。更にはジョン・マイルスなる人も。
三人の個性の異なるヴォーカリストを迎え、インスト・ナンバーも含みつつ。
そのサウンド、そのメロディ。その、そこかしこにペイジ節が発揮されていて。
流石はペイジ。稀代のサウンド・メイカーにしてリフ・メイカー。衰えていなかったと。
胸を撫で下ろしつつ。喜んで何回も針を落とすうちに。あれ?あれ?あれ?と。
どうにも、こうにも。何と言うか。その物足りなさと不完全燃焼感がと。どうしてだと。
そうかと。サウンドが、そしてマイルスとやらの歌声が産業ロックなのだと。
しょうがないな。時代が悪かったよなと。当時はそう思うことで折り合いをつけましたが。
否、プラントが歌っているナンバーも。完全燃焼には至らないよなと。やっぱり、そうかと。
知らない振りはできないなと。このもどかしさは。その要因はペイジ本人にあるのだなと。
本人は否定するだろう、認めないだろうけど。ペイジが、本気になれていないのですよね。
やり切ったつもりかもですが。かってを知る者からすると。こんなものかと。至ってないと。
やっぱり。ボンゾの死と共に、鉛の飛行船の墜落と共に。燃えるものを失っていたのです。
そのもどかしさは。ペイジ本人が一番感じてはいたのだろうなと。そこが、どうにもなアルバムかな・・・

何かを。
それなりには。
なし遂げたかなと。
そんな思いに。
ふと囚われて。

ちょっと。
八分目、五分目
その程度で。
軽く流しても。
許されるかなと。

本当は。
知っている。
それは。
単なる言い訳だと。
それが必須なのだと。

知りながら。
知らない顔をを。
そいつを決め込んで。
ある筈もない余力を。
見せながら。

流してみせる。
流してしまう。
それなりで。
そこで、そこに。
留まったら。

先はないと。
知りながら。
ここまでで。
十分じゃないかと。
得心させて。

そうだな。
それは。
それなりだけど。
それなりでしかない。
そこまでのもの。

そうだな。
それは。
そこそこ、だけど。
そこそこ、でしかない。
それだけのもの。

その先は。
見なくても。
見せなくても。
それでもいいと。
言い聞かせて。

その先へは。
行かなくても。
連れていけなくても。
それでもいいと。
独り呟いて

違うのだ。
見たくても。
見られないのだ。
そこまでのものが。
出てこないのだ。

違うのだ。
行きたくても。
行けないのだ。
それだけのものが。
湧いてこないのだ。

それなりで。
そこそこで。
それでも。
誰かの、何かは。
射られるらしい、捉えられるらしい。

でも。
そこじゃない。
そんなもんじゃない。
もどかしさは、それだけは。
未だ失ってはいないけれど…



web拍手 by FC2

|

« 2018/08/12 Sun *その痕跡 / Eric Clapton | トップページ | 2018/08/14 Tue *未体験 / The Jimi Hendrix Experience »

001 British Rock」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2018/08/13 Mon *もどかしさは / Jimmy Page:

« 2018/08/12 Sun *その痕跡 / Eric Clapton | トップページ | 2018/08/14 Tue *未体験 / The Jimi Hendrix Experience »