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2018/08/11 Sat *斬れ / Jeff Beck

20180811withthejanhammergrouplive


斬れ。
斬れ。
斬りまくれ。
問答無用で。
ぶった斬れ。

あれも。
これも。
何もかも。
まとめて。
斬ってしまえ。

ああだ。
こうだと。
五月蝿い輩を。
真正面から。
斬ってしまえ。

なんだ。
かんだと。
絡みつく。
柵など。
叩き斬れ。

止まりたくないのなら。
先へと進みたいのなら。
遠慮はいらない。
思い切って。
ぶった斬れ。

大丈夫。
本当に必要な。
本当に大切な。
そんなものは。
斬れないから。

『With The Jan Hammer Group Live』'77年リリース。
『ライヴ・ワイアー』の邦題で知られるジェフ・ベックのライヴ・アルバム。
『Wired』リリースに伴うツアーの内、米国公演で収録されたのだとか。
尤もこのツアー。ベックの名前を冠しながらも実態はヤン・ハマー・グループに。
ジェフが参加していると言った方が、より実態に近くもあった様で。
アルバム・タイトルはその辺りを意識してのものだったかとも思われます。
選曲的にも全7曲の内、3曲がヤンのナンバーだったりしますし。
しかし。ジェフは本当にヤンと演奏するのが好きだったのだろうな。生き生きしていて。
個人的にはマックス・ミドルトンとの方が、手が合っている気もするのですけどね。
しかし、客演扱いにならすに。しっかり溶け込んでグループの一員みたいになりながら。
ビッシ、ビッシと。斬りまくり。ヤンと真剣勝負を繰り広げる辺りはベックの本領発揮かな。
流石に。ライヴなので。『Wired』程の完成度は無いものの。それを補って余りある。
そんな粗っぽくも、凄まじい斬り様で。白刃を煌めかせて血煙の中に凛として立っている。
そんなジェフの姿が思い浮かんだりするのですよね。侍の凄味があるのですよね。
A面頭の「Freeway Jam」の冒頭の自動車のクラクション。そのSEは流石に古いけど。
それ以外は、いま聴いても。些かも古さを感じさせないのが流石はジェフだよなと。
そこには予定調和を好まないジェフの。いい意味でのジェフの自由奔放なギター。
そいつが、時に空間からはみ出して、時に空間をぶった斬りにしているからで。
ある意味で予定調和でしかないフュージョンなヤン達のサウンドをこの上なく尖らせて。
その尖がった、ギザギザの肌触りが。凡百のフュージョンを軽く超えているのですよね。
本人が意識しているかどうかはしりませんが。熱しやすく冷めやすいと思われるジェフ。
その瞬間、その瞬間に本気で全力投球。しかし自然と先を見据えて斬ることは止められない。
そして。それも本能のなせる技か。次への礎になるものはちゃんと繋いでいたりもするのですよね・・・

斬れ。
斬れ。
斬りまくれ。
情け無用で。
ぶった斬れ。

あいつも。
こいつも。
誰もかも。
まとめて。
斬ってしまえ。

嫌だ。
駄目だと。
煩わしい縁を。
真正直に。
斬ってしまえ。

なんでも。
かんでも。
纏わりつく。
垣根など。
叩き斬れ。

澱みたくないのなら。
先を見てみたいのなら。
深慮はいらない。
思い切って。
ぶった斬れ。

大丈夫。
本当に大事で。
本当に意味がある。
そんなものは。
斬れないから。

斬れ。
斬れ。
斬りまくれ。
考える前に。
斬れ。

斬れ。
斬れ。
斬りまくれ。
感じるままに。
斬れ。

なんだ。
かんだと。
そんなもの。
実のところ。
関係ないのだ。

なんでも。
かんでも。
そんなもの。
実のところ。
必要ないのだ。

止まりたくない。
先へと進みたい。
それでいい。
それだけでいい。
斬ってしまおう。

澱みたくない。
先を見てみたい。
それがいい。
それだけがいい。
斬ってしまおう。

斬れ。
斬れ。
遠慮はいらない。
思い切って。
ぶった斬れ。

斬れ。
斬れ。
深慮はいらない。
思い切って。
ぶった斬れ。

大丈夫。
どうにも。
どうしても。
斬れない。
繋がるものはあるのだから。



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