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2018/09/05 Wed *屈折ゆえに / 10cc

20180905deceptivebends


真っ直ぐ。
じゃないから。
なれないから。
面白い。
そんな事もある。

真正面から。
そのまま。
伝えれば。
ぶつかれば。
それが。

もしかしたら。
早いのかも。
分かりやすいのかも。
知れないが。
それはそれで。

芸がない。
面白味に欠ける。
そう思うと。
どうにも。
直球勝負。

そいつだけは。
避けてみようかと。
ちょっとした仕掛けの。
一つや二つ。
あってもいいかなと。

屈折ゆえに。
その愛着が。
そう愛が。
面白く。
そして深くなる事もある。

『Deceptive Bends』'77年リリース。
ヒプノシスによるジャケットも強い印象を残す。
そんな10CCの5枚目となるオリジナル・アルバム。
分岐点となったと言うか。言わば第二期10CCのスタートとなったアルバム。
ケヴィン・ゴドレイとロル・クレームが録音の初期に離脱して。
エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンはサポート・メンバーを迎えながら。
実質的にはエリックとグレアムの二人組として10CCを存続させる道を選んだと。
元々がポップなセンスに溢れたメロディを重視するエリックグレアム。
そしてオタク的とも言える実験的なサウンド創りを好むケヴィンとロルとでは。
嗜好も異なれば、思考回路も異なっていて。故に結成当初から溝はあった模様で。
このアルバムの録音の緒についた途端に。お互いの持ち寄ったデモを非難し合って。
その溝は決定的になって。ケヴィンとロルはスタジオを後にしてしまったと。
嗅ぎつけたマスコミから10CCが5CCになったと揶揄されたこともあって。
エリックとグレアムはかなりの危機感と意欲をもって録音、制作に臨んだ様で。
1stシングルとなった「The Things We Do for Love」とこのアルバムの大ヒットに。
胸を撫で下ろして。大いに留飲を下げたのだとか。まぁ、意地ってやつですかね。
さて。一般的に第二期10CCは実験的な側面が無くなって。ただのポップ・グループにと。
そんな評価が大勢を占める様ですが。ところが、これがなかなかの曲者で。
ポップなセンスに秀でていて。そしてそれを生かす仕掛け作りに優れているとは言え。
それを明らかな売れ線狙いと思われる様な安い使い方をしないことにかけての矜持。
そんなものを守り続けることに関しても拘りが強かったと思われるエリックとグレアム。
メロディアスでありながら、少し屈折したユーモアとウィットが忍ばされていたりもして。
アルバム・タイトル(欺瞞の屈折みたいな意)も含め、その引っ掛かりゆえの10CCだと思わされます。
何せ。バンド名の由来が由来ですからね。一筋縄ではいかないのです。まぁ、その由来はロック伝説かな・・・

真っ正直。
じゃないから。
なれないから。
楽しい。
そんな事もある。

正攻法で。
そのまま。
表せば。
立ち向かえば。
それが。

もしかしたら。
た易いのかも。
効き目があるのかも。
知れないが。
それはそれで。

味がない。
諧謔味に欠ける。
そう思うと。
どうにも。
正面突破。

そいつだけは。
冒さないでおこうかと。
ちょっとした策や術の。
一つや二つ。
なきゃ駄目だろうと。

屈折ゆえに。
その愛情が。
そう愛が。
楽しく。
そして激しくなる事もある。

些かも。
曲がっていない。
そんなものに。
何の。
面白味があるものか。

寸分の。
陰りもない。
そんなものに。
何の。
楽しさがあるものか。

どこか。
何か。
曲がっている。
だから。
面白くもなると言う事。

どことなく。
何となく。
陰りがある。
だから。
楽しくもなると言う事。

早さだけを。
分かりやすさだけを。
それだけを。
求める。
そんな愚は避けよう。

た易さを。
効き目だけを。
それだけを。
追う。
そんな味気無さは御免だ。

その愛着も。
その愛情も。
その愛も。
輝きを増すのは。
その屈折ゆえに。そんな事もある・・・



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