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2018/09/11 Tue *萎えても / Cactus

20180911cactus


萎えても。
それでも。
何かを。
ふり絞って。
立つのだと。

それ以外に。
見せられる。
証となる。
ものなど。
ありはしないと。

で、あれば。
四の五の言わずに。
立って。
立ち向かって。
突き進むしかない。

迷いも。
弱気も。
振り切って。
奮い立たせて。
突っ込んでいくしかない。

誰が。
何と言おうとも。
他に取り柄が。
あるでもなし。
この一事に。

そいつに。
賭けて。
萎えても。
何でも。
立たせるのだと。

『Cactus』'70年リリース。
屹立するサボテンも印象的なカクタス(サボテン)の1stアルバム。
ご存知の様に。このアルバムの結成にはジェフ・ベックが。
その動向が大いに関わっていて。ティム・ボガートとカーマイン・アピス。
ヴァニラ・ファッジのリズム隊だった二人にベックが惚れ込んで意気投合して。
ロッド・スチュワートと四人でバンドを結成しようと計画するものの。
肝心要のベックが自動車運転中に犬を避けて電柱に衝突して大怪我を負って。
ロッドはロン・ウッドと共にフェイセスへと。途方に暮れたのはボガートとアピスで。
致し方なく?ギタリストのジム・マッカーティを誘い。そのジムがラスティ・デイを誘い。
四人揃ったところで。通りかかったドライヴ・インの名前からカクタスと名乗ったとか。
う~ん。どう考えても。自分達のサウンドを象徴するあるものをイメージして。
その隠喩としてカクタスをバンド名として、サボテンをシンボルにした様な気がしますが。
さて、最強にして最恐なボガートとアピスのリズム隊に、鋭く切り込むマッカーティと。
そんなまさにドカドカうるさいサウンドを従えて叫び、吠えるのがデイなのですが。
まぁ、その歌声、そのヴォーカルがそれこそ何と言うかロック史上最も下品と言うか。
その猥雑な迫力が、何とも凶暴なアメリカン・ハード・ロックを謳い上げていると。
そう。荒涼とした砂塵舞う荒野に、何ものをも、ものともせずに屹立するサボテンの如しで。
その突っ込み具合、暴走の具合は。唯我独尊の極みとも言えるほどなのです。
大概のバンドには一人は、退くと言うか。後ろから支えるタイプがいると思うのですが。
カクタスは、もう徹頭徹尾。最初から最後まで四人とも煩いと言う。類稀なバンドで。
スローでブルージーなナンバーですら、どこかドタバタしているのだから凄いよなと。
少しは落ち着けよと思いもしますが。この傍若無人な落ち着きの無さが魅力ですからね。
およそ、枯れるとか、萎えるとか。そんなものとは無縁だったカクタス。その精力が堪らないかな。

萎えても。
それでも。
何が何でも。
ふり絞って。
立たせるのだと。

それ以外に。
立てられる。
明かせる。
ものなど。
ないのだからと。

で、あれば。
言い訳をする前に。
立たせて。
立ち上がって。
突き進む以外にはない。

悩みも。
躊躇いも。
振り捨てて。
勇み立って。
突っ込んでいく以外にはない。

誰に。
何を言われても。
他に武器が。
あるでもなし。
この一物に。

そいつに。
託して。
萎えても。
何が何でも。
立たせるのだと。

この。
どうにも。
ならない。
渇きを。
潤したいのなら。

この。
どうにも。
ならない。
疼きを。
収めたいのなら。

この。
どうにも。
ならない。
痛みを。
癒したいのなら。

迷いも。
弱気も。
振り切って。
四の五の言わずに。
立つしかない。

悩みも。
躊躇いも。
振り捨てて。
言い訳をする前に。
立つしかない。

それ以外に。
見せられる。
証となる。
明かせる。
ものなどありはしない。

この一事に。この一物に。
賭けて。委ねて。
萎えても。
何が何でも。
立つのだと。立たせるのだと。

この渇き。
その苦しみ。
その地獄。
そこから逃れるには。
それしかないのだ・・・



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