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2018/09/18 Tue *無修正 / Aerosmith

20180918livebootlegusorg


修正された。
何かが。
消されて。
何かが。
加えられた。

そいつが。
必要な時も。
あるだろう。
有効な時も。
あるだろう。

だが。
それによって。
隠されてしまう。
見えなくなってしまう。
そんなものもあって。

その中にこそ。
事実が。
知るべきものが。
あると。
そんなこともあるのだと。

だから。
妙に。
綺麗な。
無臭な。
そんなものには気をつけたい。

消さず。
加えず。
何も隠さず。
そいつを見てみたいのだ。
無修正。

『Live ! Bootleg』'78年リリース。
エアロスミスの初めてのライヴ・アルバム。
アルバム・タイトル、そして意匠と明らかに海賊盤を意識した2枚組。
そこに当時のエアロスミスの自分達に対する意識、自負と危機感が感じられるかな。
恐らく、このアルバム。ライヴ・アルバムには珍しく後から手を加えていないのですよね。
ストーンズでもライヴ・アルバムに後からオーヴァー・ダビングを施すのは常なのですが。
そこを敢えて、チューニングのズレも、リズムのもたりも、ミス・トーンもそのままにと。
まさに、海賊盤も顔負けの生、現地直送の姿を晒に出たと。そこが凄いかなと。
特にリリース当時はあまりにも生々し過ぎる、下手だとの批評もかなり受けていましたが。
確かに。どう考えても楽器間の音量のバランスも、ヴォーカルとバックのバランスも。
一切無視している感じだし。曲によって音量もバラバラで。本当に実際のライヴそのまま。
エアロスミスは決して、テクニック的に特段優れているバンドでは無いので、度胸あるなと。
逆に言うと。巧拙に拠らない、グルーヴで勝負しているバンドだとの自負があるからこそ。
この荒っぽさも極まった、生の、無修正の姿を晒す勝負手が打てて、有効だったのだと。
この血沸き肉躍る、何処へ行くかわからない危うさ。これこそがエアロスミスなのだから。
恐らくは前作にあたる『Draw The Line』があまりに完成度高くて。音像は歪んでいても。
エアロスミスのアルバムとしては無臭と言うか、無機質な感じに違和感があったりもして。
それはメンバーも同様で。このアルバムをリリースすることによって原点回帰を図ったと。
まぁ、逆に。思いを吐き出し過ぎてしまって。この後に崩壊へと向かうのですけれどね。
その後、奇跡の復活は遂げましたが・・・修正された、去勢された感は否めないのですよね。
それにしても唐突にデビュー直後の更に音質の劣る音源を途中に挟んでしまうとか。
「Draw The Line」をノー・クレジットにするとか。スティーヴンとジョーのマニア振りにはニヤリとさせられます。

修正された。
何かが。
補われて。
何かが。
正された。

そいつが。
必須な時も。
あるだろう。
有益な時も。
あるだろう。

だが。
それによって。
消されてしまう。
隠されてしまう。
そんなものもあって。

その中にこそ。
真実が。
感じるべきものが。
あると。
そんなこともあるのだと。

だから。
妙に。
端正な。
無機質な。
そんなものは疑ってみたい。

補わず。
正さず。
何も消さず。
そいつを感じてみたいのだ。
無修正。

端から。
ちょっとや。
そっと。
補い。
正す。

その程度で。
どうにか。
なる様な。
される様な。
そんなものではない。

後から。
ちょっとや。
そっと。
消して。
加える。

その程度で。
変わる。
変えられる。
変えられてしまう。
そんなものでもない。

だったら。
消さず。
加えず。
何も隠さず。
ありのまま。

だから。
補わず。
正さず。
何も消さず。
生のまま。

湧き上がり。
踊りだす。
その鼓動。
その波動。
そのままで。

エロも。
ライヴも。
あれも。
これも。
無修正、それがいい。



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