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2018/09/20 Thu *適用外 / Dr. Feelgood

20180920privatepracticeukorg


適用外で。
構わない。
負担しても。
負担が増えても。
それでいい。

それだけの。
効き目が。
効果が。
あるのなら。
あると言うのなら。

その一服を。
盛ってくれないか。
どれだけ甘くても。
どれほど苦くても。
飲んでしまおう。

それで。
奮い立ち。
そいつで。
心、晴れて。
ご機嫌になれるなら。

そうさ。
もう。
通常の。
お決まりの。
そんな治療では。

この。
身も心も。
反応しないほど。
擦り減っているのさ。
だから特別に。

『Private Practice』'78年リリース。
ドクター・フィールグッドの通算6枚目のアルバム。
そしてジッピー・メイヨーを迎えてから2枚目となるアルバム。
そりゃ、ウィルコ・ジョンソンは別格ではあるけれど。それは不変ではあるけれど。
ジッピーだって頑張っているのだ、ご機嫌なのだ、負けてはいなかったのだ。
特にこのアルバムは。その後のフィールグッズ・スタイル、そいつを確立したとも言える。
それ程に優れたアルバムで、フィールグッズのキャリアの中でも白眉の一枚なのです。
何がいいって。先ずいいナンバー、ご機嫌なナンバーが目白押しと言うところで。
ミッキー・ジャップや、ニック・ロウの手も借りながらジッピーも貢献して。
R&Bをベースにした渋さと臭味はそのままに。どのナンバーもタイトに引き締まって。
更にはキャッチーなメロディもいい塩梅にまぶされていると。その匙加減が絶妙で。
よく聴くと。実は結構、音を重ねたのかと思われるところもあって迫力も十分。
それでいて小気味よく跳ねる、ドライヴする躍動感が全く失せていないところ。
そいて。これまたいい塩梅に重心が低くて、またいい塩梅に胡散臭いところも。
これこそ、R&Bベースのロックンロールの極意だろうと感じさせられたりもするのです。
ジッピーのバリバリと弾き捲るギターが、また実にロックンロールであったりもして。
ウィルコが抜けた後は。何かとメンバー間の揉め事が取り沙汰されたりもしましたが。
このアルバムは。恐らくはメンバーの間も、その関係も良好だったのだろうなと。
リー・ブリローも、その歌声は相変わらず胡散臭いですが。凄く楽しそうなのですよね。
その雰囲気、その楽しさが伝染するのか。いつ針を落としてもご機嫌にしてくれるのです。
ところで。このジャケット。今に続くフィールグッズのトレードマークの大元なのかな。
アルバム・タイトル通りに。保険適用外でも金さえ積めば、何でも処方もしそうな、如何わしさがいいですねぇ・・・

適用外で。
構わない。
危険でも。
危険が増しても。
それでいい。

それだけの。
利き目が。
効能が。
見えるのなら。
期待できると言うのなら。

その一刺しを。
打ってくれないか。
どれだけ痛くても。
どれほど怖くても。
我慢してしまおう。

それで。
湧き上がり。
そいつで。
胸、躍って。
上機嫌になれるなら。

そうさ。
もう。
許容の。
許されている。
そんな処方では。

この。
身も心も。
回復しないほど。
疲れ切っているのさ。
だから特例で。

気休め。
そんなものでは。
意味がない。
そんなものなど。
必要ない。

慰め。
そんなものは。
飽きがきた。
そんなものとは。
縁を切ろう。

本当の。
効き目が。
本物の。
効果が。
欲しいのだ。

本当の。
利き目を。
本物の。
効能を。
感じたいのだ。

その為なら。
範囲外。
負担しても。
負担が増えても。
構いはしない。

その為なら。
想定外。
危険でも。
危険が増しても。
構いはしない。

効いてくれれば。
利いてくれれば。
そう。
この瞬間。このひと時。
適用外。それでもいい。それがいい。



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