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2018/09/22 Sat *誰かの / Stiff Little Fingers

20180922nobodyshero


誰かの。
為に。
誰かの。
お陰で。
笑わせるなと。

誰かの。
為になぞと。
そんな気持ちで。
一体。
何ができるのか。

誰かの。
お陰でなどと。
そんな心持ちで。
一体。
何が成し得るのか。

一事が万事。
総ては。
他の誰でもない。
自分の為。
自分のせい。

それ以外に。
引き受け手など。
ある筈もない。
そうでなくて。
どうすると。

この怒りも。
この悲しみも。
そうさ。
総ては。
己が引き受けるだけのこと。

『Nobody's Heroes』'80年リリース。
スティッフ・リトル・フィンガーズの2ndアルバム。
このアルバムからメジャーのクリサリスと契約したのかな。
そして時代も、パンクが勃興し激しく燃え上がってから既に数年。
しかし、そんなことはお構いなしに。そして関係ないとばかりに。
相変わらず、熱く、激しく、牙を剥いて、叫び続けています。微塵も変わりなくて。
一部では北アイルランドのクラッシュとも称されていましたが。
こと、そのサウンド。そのスタイルの一本気さで言えばクラッシュを上回っているかな。
それは。逆に捉えれば。融通が利かない、変化に乏しいとも言えるわけで。
それ故に。クラッシュ程の支持も得られず、知名度も比較にならない程に低いまま。
でも。それがどうしたと。誰かの為でなく、自分達は自分達のやりたい様にやると。
その潔さ。故に蒼白く燃え上がる炎のその熱さ、激しさはいまもって変わりはしないと。
ジェイク・バーンズの潰れかかったかの歌声、そのシャウトが突き刺さります。
およそ数多あるパンク・バンドの中でもその攻撃性、その真っ直ぐであること。
そいつに関してはこの頃のスティッフ・リトル・フィンガーズに勝るものはないかな。
このアルバムからドラマーが交代していて。その影響もあってかリズムは強靭で柔らかく。
その跳ねる様が、全体を更にドライヴさせ、ジェイクの歌声を乗せてもいるかな。
また、叫び、吠え、走りながらも。メロディーが存外にキャッチーで。それがまた魅力的で。
そう。支持される、共感を呼ぶ大きな要素である。シンガロングなナンバーが多いこと。
そして。実に自然にレゲエと融合してみせる、そのリズム、ビートも心地良いかなと。
よく言えばポリスの様なあざとさが無く、悪く言えばポリス程は頭脳派では無かったと。
俺は誰かの英雄じゃない、誰の英雄にもされたくない、俺は俺の生を生きるのだと・・・
それが総てとは思いませんが。蒼臭い思い。それこそがパンク、ロックンロールだと実は今でも思っているかな。

誰かの。
為に。
誰かの。
お陰で。
ふざけるなと。

誰かの。
為になぞと。
そんな腹の括り方で。
一体。
何を手に出来るのか。

誰かの。
お陰でなどと。
そんな腹の据わり方で。
一体。
何を腕に抱けるのか。

一事が万事。
総ては。
他の誰もお呼びでない。
自分の為。
自分のせい。

それ以外に。
引き受ける者など。
いる筈もない。
そうでなくて。
なんとすると。

この悔しさも。
この虚しさも。
そうさ。
総ては。
己が引き受けていくだけのこと。

誰かの。
為に。
そうだな。
そいつは。
美しく、便利だな。

誰かの。
お陰で。
そうだな。
そいつは。
易しく、安易だな。

そうすると。
そうしたいと。
思ったのは。
考えたのは。
どこの誰だ。

そうしてくれと。
そうして欲しいと。
願ったのは。
感じたのは。
どこの誰だ。

何をしても。
何処へ行っても。
自分は自分。
他の誰かが。
代わってくれるわけもない。

何をしようが。
何処へ行こうが。
自分以外の。
他の誰かに。
なれるわけもない。

誰かの。
なんて。そんな。
逃げ道など。
ありはしない。
それだけのことだ。

自分の生を。
そいつを。
噛み締めて。
握りしめて。
生きていくだけ、それだけさ。



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