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2018/10/22 Mon *充血させて / The J. Geils Band

20181022bloodshotusredvynal


充血させて。
真っ赤にして、
そこまでして。
そんなになるまで。
何を考えて。

追って。
追って。
追われて。
追って。
駆けずり回っているのか。

そこまでしなくても。
そんなになるまで。
頑張らなくても。
程々でも良いのではと。
言われもするが。

追いたいのだ。
追われたいのだ。
そうさ。
ただの遊びかも知れないが。
だからこそ。

真剣に。
追い回して。
本気で。
追い回されて。
そうでなければ楽しくない。

だから。
目を真っ赤にして。
充血させて。
血を滾らせて。
駆け回っているのだ。

『Bloodshot』'73年リリース。
J.ガイルズ・バンドの通算4枚目となるアルバム。
前作があの傑作『"Live" Full House』で。その勢いを受けてと言うか。
定評のあったライヴの魅力を、スタジオに遂に持ち込むことに成功したアルバムかな。
いい塩梅に腰の落ちた、重心の低いロックンロール。ブルースやR&Bの香りも濃厚な。
その発条の効いた、深く強い弾力性も心地良いサウンド、そのリズム。
そして。泥だらけになるのが嫌でウッドストックのオファーを断ったとされる。
その粋で伊達なダンディズムが、何とも小気味よく黒光りしているのが堪らないのです。
A面の頭に「(Ain't Nothin' But A) Houseparty」、B面の頭に「Southside Shuffle」と。
必殺のナンバーを配している辺りからして。力の入れ様もわかるし、こなれてもきたかと。
ラジオ局のDJをやっていたと言うピーター・ウルフの巻き舌もご機嫌なヴォーカル。
そして、まさに魔法の如きフレーズが飛びだすマジック・ディックのブルース・ハープと。
この2人がやはり花形で。その絡みのカッコ良さにはもう痺れるしかないのですが。
更にJ.ガイルズのギター、セス・ジャストマンのキーボード、リズム隊も一体となって。
粋で伊達で。そして実にタイトでブルージィーなロックンロールをブチかますと。
これが痛快にならない訳が無いと言うか、これを聴いたら腰が震えるよなと。
後にEMIに移籍。「Centerfold」の大ヒットで大ブレイクしたJ.ガイルズ・バンドですが。
その本質、その本来の魅力はこのアルバムも含むアトランティック時代にこそあったと。
強がりや、ハッタリの部分も含めて。男の心意気がビンビンに感じられる。
そんなロックンロールを、それこそ充血する程にシャカリキになってやりながらも。
大したことないぜと。嘯いて余裕を見せようとすらする、そのええカッコしいの部分も含め。
あぁ、ロックンロール・バンドと言うのは、男と言うのは。こうでなくっちゃなと。
そう感じ、そう思わされるのです。そう男が惚れるロックンロール・バンドのご機嫌なアルバムなのです。

充血させて。
真っ赤にして、
そこまでして。
そんなになるまで。
何も考えずに。

求めて。
求めて。
求められて。
求めて。
飛び回っているのか。

そこまでしなくても。
そんなになるまで。
無理しなくても。
その程度でも良いのではと。
言われもするが。

求めたいのだ。
求められたいのだ。
そうさ。
ただの遊びなのは百も承知。
だからこそ。

真剣に。
求め続けて。
本気で。
求め続けられて。
そうでなければ面白くない。

だから。
目を真っ赤にして。
充血させて。
血を滾らせて。
飛び回っているのだ。

実のところ。
そんな。
大層な。
自信など。
ありはしない。

実のところ。
そんな。
大した。
実力なども。
あろうはずもない。

だから。
背一杯。
強がって。
ハッタリかまして。
粋がって。

そうさ。
目一杯。
血を滾らせて。
充血させて。
全力で。

真剣に。
追って。
追われて。
追って。
追い回すのだ。

本気で。
求めて。
求められて。
求めて。
求め続けるのだ。

ただの遊び。
だからこそ。
真剣に、本気に。
そうでなければ楽しくない。
そうでなければ面白くない。

だから。
目も、なにも。
真っ赤にして。
充血させて。
血を滾らせて。立ち向かうのだ。



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