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2018/10/23 Tue *馬鹿になろう / Little Feat

20181023dixiechicken


この。
歪んだ。
そんな。
世の中を。
生きているのだ。

真っ当にと。
そう思えば。
思うほど。
絡め捕られて。
ままならず。

折角。
見つけた。
一筋の明かりさえも。
見失いそうで。
そんな時は。

無理に。
抗わず。
ここは。
一旦。
退いてみるのもありかなと。

見ずに。
聞かずに。
触らずに。
何も分からないと。
何も知りはしないと。

そう。
愚か者に。
馬鹿になろう。
そいつが。
歪んだ世界では有効だ。

『Dixie Chicken』'73年リリース。
リトル・フィートの3枚目となるアルバム。
ローウェル・ジョージを中心とした4人編成だったリトル・フィート。
このバンドの録音前にメンバー・チェンジがあって6人編成に。
ベースが交代し、二人目のギタリストと、パーカショニストが参加して。
ここからが、いよいよ稀代の変態バンド、リトル・フィートの本領発揮と。
そう、何を隠そう。隠してもいないか。リトル・フィートと言うのは変態ですからね。
あのフランク・ザッパのバンドを、薬物中毒を口実に追い出されたローウェル。
推測ですが。それは飽くまで口実で。ザッパはローウェルを扱いかねたのかなと。
さてと。基本は米国南部に根差したサウンドなのですが。一筋縄ではいかなくて。
ニュー・オーリンズ・ファンクを始めとした、様々なうねりを取り入れて。
引っ掛かり、引っ掛かりしながら。何ともご機嫌で心地良いサウンドを聴かせてくれていて。
聴いていると、ごく自然に横揺れしてしまうのですが。どうにもそれだけではなくて。
妙なスパイスと言うか、灰汁が効いていると言うか。不思議な痺れが残るのですよね。
相当に濃厚なコクがあるのですが。一方で微妙な浮遊感を漂わせてもいて。
そう。その辺りって。実はかなり特殊で、捉えようによっては気持ち悪いのですけど。
それを絶妙に混合してしまえるのはローウェルを始めとするメンバーの凄腕が故かな。
でも、やっぱりどこか奇妙で。そこはローウェルの薬物から得たものも作用しているのかな。
それが例えば「Dixie Chicken」にしろ「Fool Yourself」にしても爽やかさえ感じさせていて。
歌詞の内容もかなり奇妙なことも考え合わせると、やっぱり変態だよなと。
でも。そうですね。当時から世の中そのものが相当に歪んでいたとも思われもするので。
生き延びるには、変態、愚か者となって。奇妙な世界を偏愛するしかない。そんな先見性?もあったのかな・・・

この。
捻じれた。
そんな。
世の中で。
生きているのだ。

正気でと。
そう思えば。
思うほど。
追い詰められて。
ままならず。

漸く。
出会った。
希望の灯火さえも。
消えてしまいそうで。
そんな時は。

無理に。
逆らわず。
そこは。
一旦。
流されてみるのもありかなと。

見ないと。
聞かないと。
触れもしないと。
何も分からないと。
何も知りはしないと。

そう。
愚か者に。
馬鹿になろう。
そいつが。
捻じれた世界には有効だ。

この。
世の中が。
まともだと。
そう思えるなら。
苦労はない。

この。
世界が。
真っ当だと。
感じるのなら。
自分を疑ったほうがいい。

歪んで。
平衡を。
失って。
崩れ去る。
その寸前。

捻じれて。
共感も。
失われて。
消え去るのも。
時間の問題。

そいつに。
気づいてしまったのなら。
焦っても。
慌てても。
どうにもならない。

ここは。
気づかぬ振りをして。
愚か者に。
馬鹿になろう。
時を待とう。

歪んだ世界で。
捻じれた世界で。
一筋の明かりを守る為に。
希望の灯火を絶やさぬ様に。
馬鹿になろう。



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