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2018/10/31 Wed *緩~く / Jimmy Reed

20181031rockinwithreed


緩~く。
揺れが来ているなと。
まぁ、そろそろ。
そいつに。
乗ってみるかなと。

いや、飽くまでも。
緩く、ゆっくりとね。
その揺れに身を任せて。
揺られるが、ままに。
動き始めるかなと。

そうそう。
自分の調子が崩れない。
その範囲で。
乗ってみて。
乗り続けてみて。

それで。
案配が良ければ。
そのままに、その揺れを。
取り込んで。
自分の鼓動にしてしまえれば。

何となく。
浮き上がって。
軽くなって。
それが連なっていけば。
それが呼び起こせば。

緩~く。
来ている揺れを。
そいつを捉えて。
そいつを背負って。
転がり始めようかとね。

『Rockin' With Reed』'59年リリース。
緩~い、歌声とギターとブルース・ハープ。その何とも独特な個性。
シカゴ・ブルース・マンとしては相当に異色だったと思われるジミー・リード。
何ともレイジーなのに、ダンサンブルでもあるそのブルースは大いに人気を博して。
'50年代半ば~終わりにかけてヒットを連発。ヴィー・ジェイの看板スターにと。
このアルバムは、そんなヒット曲を含む録音から編集されたヴィー・ジェイでの2枚目で。
そのジャケットのセンスもなかなかのもので。スターは扱いが違うなと。
尤も。この時代ならではで。この後ろ姿がジミー本人かは大いに疑わしいですけどね。
さて。ストーンズ等がカヴァーした著名なナンバーは1枚目に殆ど収録されているので。
曲目だけを見ると地味な印象もありますが。ところがどっこい未だあるヒット曲も含まれ。
そして。何より、あのジミー・リード節の冴えには些かも陰り無しと。これまた名盤です。
基本的な編成はジミーに、サイド・ギターのエディ・テイラーに、ドラムスのトリオで。
一説によれば、ドラマー時代のアルバート・キングが叩いているナンバーもあるのだとか。
ジミーと言う人は、兎に角、大酒飲みだったらしくて。それは持病の発作を抑える為・・・
そんな説もあるそうですが。四六時中、年がら年中、酩酊状態に近かったらしく。
何でも録音の前夜には、周囲が飲まない様にわざと留置所に入れていたって伝説もあって。
さもありなんと思える、緩く揺れる歌声とギター。そして少し外れ気味のブルース・ハープ。
そいつが、もう、何と言うか。妙に身も心も弛緩させてくれるのが堪らなくて。
そんなレイジー極まりないジミーを、エディがステディに支える。その対比が何と言うか。
ベースレスの編成と相俟って。これまた独自なお洒落な感覚があって。そうだな。
そこら辺りの、重くなり過ぎず、深くなり過ぎずと言うのが英国の若者にも受けたのかな。
アルバム・タイトルにもなっている「Rockin' With Reed」、インストの軽快なブギーで。
アルバムが締めくくられるのですが。爽快とすら言える、緩い、いなたい、感覚が実にご機嫌だったりします。

緩~く。
揺れが訪れてきているなと。
まぁ、そろそろ。
そいつを。
迎えてみるかなと。

いや、飽くまでも。
緩く、急かしはせずにね。
その揺れに心も任せて。
揺られるが、ままに。
動き始めるかなと。

そうそう。
自分の調子が乱されない。
その範囲で。
迎えてみて。
迎え入れてみて。

それで。
具合が良ければ。
そのままに、その揺れを。
吸い込んで。
自分の波動にしてしまえれば。

何となく。
浮かび上がって。
枷が外れて。
それが連なっていけば。
それが呼び覚ませば。

緩~く。
訪れている揺れを。
そいつを逃さず。
そいつを担いで。
転がり始めようかとね。

元々が。
早いのは。
柄じゃない。
似合いもしない。
そう言うこと。

そもそもが。
速いのは。
得てじゃない。
好きでもない。
そう言うこと。

ならば。
別に。
誰かと一緒に。
皆と一緒に。
走らなくてもいい。

そうさ。
何も。
誰かを気にして。
皆と合わせて。
競わなくてもいい。

自分に。
塩梅のいい。
自分の。
調子が崩れない。
それだけを思って。

自分に。
具合のいい。
自分の。
調子が崩されない。
それだけを銘じて。

緩~く。
揺れて。
揺られて。
転がっていければ。
それだけでいい。

緩~く。そいつが肝心要かな。



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