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2018/11/06 Tue *広げていこう、強めていこう / Isaac Hayes

20181106theisaachayesmovement


時には。
じっくりと。
焦らずに。
その波紋を。
広げていこう。

じっくりと。
己のペースで。
動きだし。
徐々に。
少しずつでも。

最初は。
小さな。
何も起こせそうにない。
そんな。
波でもいい。

その。
小さな波が。
いつか。
何処かへと。
届く様に。

粘り強く。
しぶとく。
深く。
やり続けよう。
広げていこう。

やがて。
その。
小さな波が。
思いもしない。
事を引き起こすかもしれない。

『The Isaac Hayes Movement』'70年リリース。
アイザック・ヘイズの3枚目となるソロ・アルバム。
アルバム・タイトルは後にヘイズのバンド名称となりました。
元々は主にライター、アレンジャー、プロデユーサーとしてスタックスを支えていたヘイズ。
特にサム&デイヴへの貢献は大きなものがあって。その大ブレイクの立役者だったと。
そんなヘイズがアーティストとしての活動を本格化させたのはスタックスが独立してから。
そう、アトランティックがスタックスと袂を分かってからのこと。
要はサム&デイヴがアトランティックに連れ去られたのが一つの契機にはなったのかなと。
その特徴は、長尺なナンバーを組曲の様に配し。カヴァーにも新たな息吹を吹き込んで。
静かに、ゆっくりと。しかしハッキリと。深いところから響いてくる様な歌声にあって。
それこそ。地の底、海の底から。何ものかが誘っているとの錯覚を生むほどかと。
ジャケットにも写る、そのスキンヘッドも特徴的な独特の風貌とも相俟って。
何とも特異な個性、世界。それがじわじわと迫ってくる。その様に魅入られてしまうと。
面白いのは選曲が。特にオリジナルや、ソウルのカヴァーに拘っている訳でもなくて。
このアルバムでも、バカラック、そしてビートルズのナンバーを見事に換骨奪胎して。
長尺な、エロティックで、そして強いメッセージを放ちながらグルーヴするナンバーへと。
生まれ変わらせて。あたかも端から自分の歌でしたと言わんばかりのものにしていること。
それも声高に迫るのではなく。ゆっくりと、徐々に迫ってきて、やがて浸食してしまうと。
ここらは。スタックスを支えてきたその絶大な自信が根底にあったかな。
兎に角、何だろう。その歌声と、グルーヴするサウンドの説得力が半端ないのですよね。
前作のヒットを受けての余裕もあったのでしょうが。このアルバムでの波紋、波動。
その巻き起こしたものが。やがて『Shaft』での大化け、大ヒット、新たな潮流の発生へと繋がったのです。

時には。
ゆっくりと。
慌てずに。
その波動を。
強めていこう。

ゆっくりと。
己のペースで。
動き始め。
徐々に。
僅かずつでも。

最初は。
微かな。
何も変えられそうにない。
そんな。
波でもいい。

その。
微かな波が。
いつか。
誰かへと。
届く様に。

我慢強く。
したたかに。
深く。
やり続けよう。
強めていこう。

やがて。
その。
微かな波が。
思いもしない。
ものを呼び起こすかもしれない。

小さな。
小石を一つ。
拾い上げて。
握り締めて。
願いを込めて。

水面に。
静かに。
力強く。
投げ込んで。
投げ落として。

生じる。
小さな。
波紋。
揺れながら。
徐々に。

生まれる。
微かな。
波動。
震えながら。
徐々に。

そして。
その波紋が。
いつか。
何処かへと。
届く様に。

そして。
その波動が。
いつか。
誰かへと。
届く様に。

時には。
やり続けよう。
広めていこう。
強めていこう。
何かを起こせる様に、何かを変えられる様に・・・



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