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2018/11/12 Mon *拒否権を / Badfinger

20181112nodiceusorg


拒否権を。
行使させて貰います。
そうです。
そこは。
譲れないのです。

何故。
それを、そいつを。
やらねばならないのか。
それも。
今なのか。

その。
納得のいく説明がないままに。
惰性のままに。
やるってことは。
どうにも、腑に落ちないので。

どうしてもと。
言うのならば。
納得がいく、説得できるだけの。
説明をしてほしい。
それだけのことなのです。

別に。
過度に理で動こうとは。
そうは思わないけれど。
情だけでは、どうにもならない。
そんなものもあるのだと。

何か大切なものを。
失いたくはないので。
譲れないものに関しては。
明確になるまでは。
拒否することも厭いたくはないのです。

『No Dice』'70年リリース。
バッドフィンガーとしては2枚目となるアルバム。
前身のアイヴィーズ時代からの通算では3枚目となりますが。
前作、バッドフィンガーとしての1枚目、『Magic Christian Music』は。
半分がアイヴィーズとしての『Maybe Tomorrow』からの流用であったので。
このアルバムがバッドフィンガーとしての実質的な1枚目のアルバムとも言えるのかもで。
ジョーイ・モーランドが加入、全盛期のメンバー4人が揃った初めてのアルバムでもあると。
さてと。バッドフィンガーと言うと。未だにどうしてもビートルズの弟分で。
そして、その悲劇ばかりが語られがちなのですが。もう、そろそろ。それはいいかなと。
確かに、マル・エヴァンズに見出されて。アップルと契約した関係上。
ビートルズへの意識はあったとは思われますが。その魅力の本質は異なるものであったと。
特に、その実力を遺憾なく発揮したと思われるこのアルバムに針を落としていると。
こと、漂う哀感。その切なさと言う一点においてはビートルズを凌ぐかとも思われて。
そして、その弾ける。力感のあるポップさはビートルズが解散した、経験できなかった。
その時代、よりキャッチーに、よりハードになっていく新しい時代のサウンドであったかと。
前者を代表するのが「Without You」で。後者を代表するのが「No Matter What」かなと。
この2曲だけでも。このアルバムは十分に魅力的で、価値のあるものだと言えるのですが。
アルバム全体に小気味よく、歯切れのいいビートが牽引するサウンドが何とも素晴らしく。
その上に、絶妙なコーラスワークが、時に切なく、時にポップに。心を揺さぶって。
基本、シンプルなロックンロール・アルバムなので。下手をすると凡庸になるところを。
そのサウンドと、そのコーラス。それらが醸し出すどうにも英国的な風情が阻止していると。
そこに、やはり非凡でない卓越した才能を感じる・・・と言うのは贔屓に過ぎるのかな。
だからこそ。それ程のものだったからこそ。もっと強く自己主張を、意思を表せればと。
時には、アルバム・タイトルのままに。否だと、拒むこともできていたのなら。
後の悲劇も無かったかなと、それが惜しまれる・・・あぁ、結局どうしても。それを思わずにはいられないのかな・・・

拒否権を。
発動させて貰います。
そうです。
そこは。
譲りたくないのです。

何故。
それを、そいつを。
諦めねばならないのか。
それも。
今更なのか。

その。
納得のいく説明ができないままに。
諦念のままに。
やめるってことは。
どうにも、心が収まらないので。

どうしてもと。
言うのでならば。
納得できる、説得されるだけの。
説明がされなければならない。
それだけのことなのです。

別に。
過度に情に流されようとは。
そうは思わないけれど。
理だけでは、どうにもできない。
そんなものもあるのだと。

この大切なものを。
喪いたくはないので。
譲りたくないものに関しては。
納得のいくまでは。
拒否することも怠みたくはないのです。

勿論。
いつでも。
思うようになるとは。
思いが通るとは。
思ってはいない。

そう。
総てが。
思うようにいくとは。
思いが通じるとは。
思ってもいない。

それでも。
だからこそ。
己がやることには。
矜持と責任を持っていたい。
そこは譲れない。

そう。
だからこそ。
己がやり始めたことは。
熱意を持って貫き通したい。
そこは譲ってはならない。

己が。
何者なのかなど。
わかりもしないが。
何者かではあって。
その何者かは己でしかなくて。

やるにしろ。
止めるにしろ。
そいつは。
己が納得のいくものでないと。
何もかも、失われ、喪われるのです。

だから。
拒否権を行使してでも、発動してでも。
貴女が望むのなら、何でも、と。
貴女がいてくれるのなら、何としても、と。
やるにしろ、止めるにしろ。そこに通じないものは拒みたいのです。



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