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2018/11/27 Tue *地下にて / Linton Kwesi Johnson

20181127bassculture


楽しくて。
心地よくて。
そんな時間の。
後だからこそ。
一息ついたら。

下りて。
落ち着いて。
己の根幹。
そんなものと。
向き合ってみる。

そうさ。
何が大切で。
何を守りたくて。
こうしているのか。
そいつを今一度。

己の胸に。
問いかけてみる。
大切に出来ているのか。
守れているのか。
どうなのかと。

別に。
そいつが。
曖昧なままでも。
生きてはいける。
困りはしないだろう。

だが。
それだけでは無いのだ。
忘れてはならない。
そんな思いがあるのだと。
地下にて。今一度、思案してみる。

『Bass Culture』'80年リリース。
リントン・クウェシ・ジョンソンの(恐らく)3枚目となるアルバム。
ダブ・ポエットの始祖として知られるジョンソン。
予め書き上げた詩を、専属のバンドのサウンドに合わせて朗読するスタイル。
それがダブ・ポエットとの一応の定義なのかな。なので、ジョンソンは歌手ではなくて。
詩人と言うことで。実際に数多くの詩集も出版されています。
ジャマイカで生まれて。十代で英国に移住して。過酷な人種差別に苦しめられた経験から。
政治活動も始めて、文学は政治的活動で、詞は文化的武器と公言していて。
人種差別を始めとする、様々な社会的問題や政治的問題を激しく告発し、糾弾する。
そんな詩を、バンドのサウンドに合わせて朗読、語っているのです。
プロデュースも務め、ベースも弾いているデニス・ボーヴェルがバンド・マスターなのかな。
そのデニスを中心とした、その名もダブ・バンドの奏でる存外に聴き易くもあるサウンド。
それに合わせて朗読するジョンソン。当時としてはかなり斬新なスタイルだったのかな。
ただ、言われる程に語っている感じはなくて。十分にグルーヴしているなと。
そう、リズムとビートに乗って。言葉が奏でられている、音楽になっているのですよね。
そこらの感覚、センスが。ただぶつぶつ言っているラップ、がなり立てているヒップホップ。
そんな退屈で、薄っぺらなものとは明らかに一線を画していて、天と地の差があるかなと。
そして、そこにはジョンソンの根幹、根底にある決して折れない強い思いが作用していると。
どうしても、伝えたい、伝えなければならない思い。それが詩を、歌にもしているのです。
辛酸を舐めたジョンソン、そして同胞の胸の奥にあるベース、ルーツ。
ジャケットが象徴する様に、時には地下に潜み、活動を続けざるを得なかったもの。
残念ながら言葉の壁があり、深く理解はできないのですが。ある種の共感を抱きはして。
それは。そう誰にでもある。己の根幹、根底にある思い。その決意や矜持を思い起こさせるからかなと・・・

優しくて。
心、やすらぐ。
そんな時間の。
後だからこそ。
そのままにせず。

下りて。
静かに静めて。
己の根底。
そんなものに。
目を凝らしてみる。

そうさ。
何が愛しくてで。
何は譲れなくて。
こうしてきたのか。
そいつを今一度。

己の胸に。
語りかけてみる。
愛しさを感じているのか。
譲ってはいないか。
どうなのかと。

別に。
そいつが。
ぼやけたままでも。
生きてはいける。
問題はないだろう。

だが。
それだけでは済まないのだ。
忘れることなどありはしない。
そんな思いもあるのだと。
地下にて。今一度、思索してみる。
何故。
こうしている。
こうしてきた。
そこには。
何ものかがあったのだ。

何故。
大切で。
守りたいのか。
明確なものが。
確かにここにあるのだ。

何故。
愛しくて。
譲れないのか。
くっきりとしたものが。
確かにここにあるのだ。

あの。
楽しさも。
心地よさも。
その存在、故なのだ。
その思いがあってこそ。

あの。
優しさも。
安らぎも。
その存在、故なのだ。
その思いがあってこそ。

己の胸の奥の。
己の胸の柔らかいところの。
そこに確かに存在する。
根幹、根底。
そいつに突き動かされているのだ。

そいつは。
そいつだけは。
裏切ってはならないと。
忘れてはならないと。
地下にて。今一度、刻み込む。



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