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2018/12/03 Mon *漆黒 / Toots And The Maytals

20181203inthedark


漆黒。
闇の中。
気づけば。
元通り。
そんなところ。

昨日。
微かに。
感じた。
光など。
既に遠く。

右も。
左も。
闇の中。
慣れたもので。
やれやれと。

ため息の。
一つでも。
ついたのなら。
後は。
そのままで。

無理に。
動こうともせずに。
その闇に。
溶け込んで。
しまうだけ。

微かな光の。
その残像。
瞼の裏の。
そいつだけを。
友として。

『In The Dark』'74年リリース。
スカの時代から活動を続けていたトゥーツ・アンド・メイタルズ。
アイランドと契約を得て。全世界を相手に活動を始めてから3枚目か4枚目のアルバム。
アイランドのクリス・ブラックウェルはトゥーツ・アンド・メイタルズと契約しようとして。
最初は断られて。代わりにボブ・マーリー、ウェイラーズと契約したとの逸話もあって。
それほどに。ジャマイカ、レゲエの世界では大物、破格の存在であったと。
そもそもが。よく勘違いされていますが。レゲエと言うのは。それほど歴史は古くなくて。
ジャマイカの音楽と言えば。距離的に近かったアメリカのR&Bやソウルの影響が大きく。
そこに南米の音楽なども入ってきて。やがてスカになり、ロックステディになり。
そしてレゲエへと変化していったと。その総ての時代にトゥーツ・アンド・メイタルズは。
関わっていたと言うか。そもそもレゲエの語源は、そのヒット・ナンバーから来ているとも。
それほどに。息が長く、時代を超越できたのはトゥーツ・ヒバートの才能に負うところかな。
ジャマイカのオーティス・レディングとも称されたその歌声の魅力。
そしてソングライターとしてのセンスもかなりのものがあってと。そんなところかなと。
特に、その黒くソウルフルな歌声。そこに宿る陽性の艶の様なものは、なんとも。
優しくも、力強くもあって。聴く者を自然と昂揚させる力に満ちている気がするのです。
英国の若者達にも支持されたのは。その辺りに鍵があったとも思われて。
ジャマイカと英国。国籍も肌の色も異なるけれど。それこそ闇の様な社会の底辺を生きて。
それでも。一筋の光の様な希望を感じさせる、そんな歌声が強い共感を呼んだのかなと。
また。その歌声と共に。そのサウンドには例えばスタックスとかアトランティックとか。
あの時代のソウルを思わせるものがあって。それもソウル好きの英国の若者たちにとって。
親しみやすさが増したのかもと。そう。レゲエの音楽的成り立ちにも思いが及ぶアルバムなのです。

漆黒。
闇の中。
目覚めたら。
元の木阿弥。
そんなところ。

昨日。
目にした。
一筋の。
光など。
既に無く。

上も。
下も。
闇の中。
馴染んだもので。
やれやれと。

苦笑いの。
一つでも。
浮かべたのなら。
後は。
そのままに。

無理に。
脱け出そうともせずに。
その闇に。
同化して。
しまうだけ。

一筋の光の。
その残像。
胸の奥の。
そいつだけを。
友として。

夜目が利く。
そんな訳でも。
ないけれど。
慣れれば。
馴染んでしまえば。

闇の中。
そいつも。
案外と。
居心地は。
悪くはない様で。

闇の中。
だからこそ。
見えてくる。
感じられる。
そんなものもある様で。

好んで。
夜目が利く。
そんな生き方を。
選んだ訳では。
ないけれど。

闇の中。
何かを。
何ものかを。
避けて。やり過ごす。
そいつにはちょうどいい。

闇の中。
だからこそ。
見なくていい。
見ないでいい。
そんなものは確かにあって。

漆黒。
その中に。
逃避して。
己だけが感じる光に。
静かに昂揚して過ごしてみたりする・・・



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