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2018/12/04 Tue *愛なんて / The Yardbirds

20181204foryourloveusmono


愛なんて。
目に見えないし。
形も無いだろうし。
どうにも。
捉えどころがない。

そうなると。
どうしても。
その存在。
そのものを。
疑ってみたくもなる。

否、別に。
見えなかろうが。
形など無かろうが。
それでも。
信じているもの。

そんなものも。
ありはするけれど。
愛となると。
どうにもこうにも。
胡散臭くなると言うか。

恥ずかしげもなく。
堂々と。
愛などと言う輩は。
どうにも。
信じられないと言うか。

でも。
親しさであるとか。
愛おしさであるとか。
結局のところ。
そんなものの為に生きている気もするし。

『For Your Love』'65年リリース。
ヤードバーズの米国での1stアルバム。
別にアルバムの為にセッションや録音が行われたのではなく。
エリック・クラプトンからジェフ・ベックへとギタリストが交代して。
クラプトン在籍時最後のシングルである「For Your Love」がヒットしてと。
やっと米国でのブレイクの兆し、それを逃すまいとしてアルバムが編集されたと。
従ってジャケットにはベックが写っているものの。殆どがクラプトン在籍時の音源で。
英国でのクラプトン在籍時のシングル盤と、ベックが参加してからのEP盤。
そこから選ばれた11曲が収録されていて。統一感には欠けるのは否めないかなと。
それでも。やさぐれたキース・レルフの歌声を中心にしたチンピラでモッドなバンド。
その尖がった空気感こそがヤードバーズの魅力だったのだなと思わされます。
どうにも日本ではクラプトン、ベック、そしてジミー・ペイジと。
所謂、三大ギタリストを輩出したバンドとして語られがちで。レルフは過小評価されたまま。
そんな感じが強いのですが。それは、どうやら誤りだったと。兎に角、カッコいいなと。
線は細くて、ぶっきらぼうで。でも、どこか憎めないと。その纏っている空気が独特で。
だからこそ、個性的なギタリスト達を向こうに回して看板を張れたのだなと思います。
さて。「For Your Love」のあまりのポップさに嫌気がさしてクラプトンは辞めたと。
そいつが定説で。確かに、それ以前に比べればポップではあるものの。そこまでかなと。
まぁ、気持ちとしてはブルースにより強く惹かれていたのは確かだとは思うのですが。
結構、他のナンバーも意外にポップだぞと。要は方向性が他のメンバーとは合わなくて。
その新たな方向性、よりポップにサイケにと言うのにはベックのが、合っていたと。
そんなところだったかなと。ベック、そしてレルフも根っこにはブルースもありながら。
それだけには拘らない、拘り切れずに。よりポップで、サイケにと。そうして。
あのブリティッシュ・ビートの時代に挑んでいったと。その過程、その姿が愛しくて。
ヤードバーズへの愛なんて、そんなもの。でも、その感覚、距離感がいいのだと思うのですけどね。

愛なんて。
定義もあやふやだし。
実体など触れられないし。
どうにも。
疑わしくてならない。

そうなると。
どうしても。
その実存。
そのものを。
否定してみたくもなる。

否、別に。
あやふやだろうが。
触れなかろうが。
それでも。
感じられるもの。

そんなものも。
ありはするけれど。
愛となると。
どうにもこうにも。
綺麗ごとに過ぎると言うか。

臆面もなく
高らかに。
愛などと謳う輩は。
どうにも。
好きになれないと言うか。

でも。
高鳴りであるとか。
狂おしさであるとか。
結局のところ。
そんなものの為に生きている気もするし。

愛なんて。
本当のところ。
あるのか。
どうなのか。
そいつはわからない。

愛なんて。
本当のところ。
ただの言葉。
ただの言葉遊び。
そんなものかもしれないし。

だから。
面と向かって。
大真面目に。
口にしたり、表したり。
そんなのは好きになれない。

愛なんて。
目に見えなくても。
形が無くても。
世間様とやらが定めた。
そんなものでなくてもいい。

愛なんて。
あやふやでも。
触れられなくても。
世界とやらが認めた。
そんなものでなくてもいい。

そう。
この親しみも。
この愛おしさも。
この高鳴りも。
この狂おしさも。

愛なんて。
そんな。
自分が信じられる。
自分が感じている。
そんなものでしかない・・・それでいい。



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