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2019/02/02 Sat *飛んでいけばいい / Ramones

20190202rockettorussia


飛んでいけばいい。
そう。
もう、総てを。
振り払って。
解き放って。

何処まで。
なんて言うのは。
口にしないで。
決めないで。
何処までもと。

それでいい。
それがいい。
弛緩できる。
そんな時は。
弛緩しきってしまえばいい。

そうして、
心配とか。
柵とか。
そんなものは。
飛び越えてしまえばいい。

そうと決めたら。
スイッチを。
切り替えて。
入れて。
その時を待って。

さぁ。
何処までもと。
心に定めて。
心、開いて。
飛んでいけばいい。

『Rocket To Russia』'77年リリース。
ラモーンズの3枚目、そしてオリジナル・メンバーでの最後のアルバム。
う~ん。この後のラモーンズもいいけれど、ご機嫌だけれど。
やっぱり。最初の3枚までの、オリジナル・メンバーのラモーンズ。
そいつは別格と言うか、特別な存在かなとも思わされるのです。そうなのです。
特にこのアルバム。全14曲、全曲3分未満、全編で30分強。そこに凝縮された。
痛快で、爽快。そしてポップでキャッチー。そんなロックンロールの魅力。
それこそ、ロケットの様に何処までも飛んでいきそうなその勢い、吹っ切れ方。
それこそがラモーンズで。それこそがロックンロールを蘇生させたのだと。
そう。ラモーンズと言うのはパンクではあるけれども。それよりも何よりも。
ロックンロールであったのだと。それこそが実のところ重要だったと思うのです。
パティ・スミスやテレビジョンの文学性。リチャード・ヘルやデッド・ボーイズの虚無感。
それとは異なる手法で。澱んでいたシーンに一撃を食らわしたラモーンズ。
その姿は、何処までもあっけらかんと突き抜けていたのだと。それが良かったのだと。
勿論、己が抱える虚無と向き合い、それを詩的に表現する。そんな内向的な攻撃性。
そんなものもロックンロールには必要なのですが。それだけでも駄目なわけで。
先ずはやっちまえ、いっちまえ。ガツンと、陽気に先制パンチ。そしてそのままにと。
それこそが、そのフォーマットこそが。ラモーンズの大発明だったのです。
そして、そいつが無かったら。きっと数多の後進は道に迷い、何ものかに囚われてしまって。
ロックンロールは息の根を止められていたのではと思うのですよね。
まぁ、あまりに素晴らしい発明で。何処までも飛んでいけそうなラモーンズ。
それを乗り越えるのが至難の業になってしまったのもまた事実の様な気もしますが。
ところで。このアルバム・タイトル。洒落にしてもキツイなと。まぁ、それくらいの毒も無くてはですかね。

飛んでいけばいい。
そう。
もう、何もかも。
振り捨てて。
放り投げて。

何処まで。
なんて言うのは。
思いに浮かべず。
限らないで。
何処までもと。

それでいい。
それがいい。
解放できる。
そんな時は。
解放しきってしまえばいい。

そうして、
不安とか。
澱とか。
そんなものは。
飛び越えてしまえばいい。

そうと決めたら。
カウントを。
数えて。
点火して。
その時を待って。

さぁ。
何処までもと。
心に決めて。
心、放って。
飛んでいけばいい。

見つめるのは。
考えるのは。
ひと時。
止めにして。
置いておいて。

問いかけるのは。
巡らすのは。
ひと時。
封じて。
閉まっておいて。

脱ぎ捨てて。
洗い流して。
ひと時。
弛めて。
伸ばしてみよう。

浸かって。
耽って。
ひと時。
緩めて。
延ばしてみよう。

いま。
ひと時。
離れてしまおう。
さぁ。
カウントを数えて。

いま。
この時。
放ってしまおう。
さぁ。
点火して。

さぁ。
何処までもと。
心の赴くままに。
心、安らかに。
飛んでいけばいい。



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