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2019/02/06 Wed *ルーツは / Taj Mahal

20190206moroots


ルーツは。
根っ子は。
ひとつではない。
そう。
そんなに単純ではない。

そんなことに。
気づくのに。
随分と。
時間が掛かったと。
そんなところ。

そうだな。
頑なに。
認めようとしなかった。
そんなものが。
実はそれなりに大きいと。

だからこそ。
そいつも。
ルーツだと。
根っ子だと。
そう直ぐにはね。

それでも。
まぁ。
何事も。
遅すぎると言うことは。
無いのかもと。

色々と。
様々に。
入り組んで。
混じり合って。
ルーツはそんなもの。

『Mo' Roots』'74年リリース。
タジ・マハールの(恐らく)7枚目か8枚目のオリジナル・アルバム。
ブルースの枠に囚われずに、幅広い音楽性で聴かせるタジ。
その個性は『Music Fuh Ya'』とか『Evolution』とか。その辺りから顕著にと。
そうなのですが。先立つ数年前に。既にこのアルバムでカリブ海に大きく接近していて。
特にこのアルバムではレゲエへの接近と、吸収、咀嚼が目立っているかなと。
何でもタジの父親はカリブ海からの移民で。タジもジャマイカン・コミュニティー育ちとか。
それが故に、自然の流れでもあり。また一方ではこの当時にレゲエへ接近と言うのが。
所謂ブラック・コミュニティーの外側にある、タジの特異な立ち位置を表しているかな。
大学で獣医学と農業を学んでいたと言うインテリでもある為か、音楽においても。
そのアプローチが学究的に過ぎると批評されたりもするタジだったりします。
しかし、そうだな。その両足は突っ込みながらも、頭では冷静に客観的にも判断できる。
そんなタジだからこそ、幅広い、雑多で豊潤な音楽を奏でることが可能になったかなと。
カリブ海、レゲエに惹かれる自分、その外側にいる自分。そういった自分の根っ子を。
そんなルーツを感じながら、分け隔てなく取り入れ、混ぜ合わせ、己のものにしていく。
ただ熱くのめり込むだけではないからこそ、見えてくる、生み出されるものもあるのです。
さて。このアルバムでのレゲエへの接近はかなり本格的で。カヴァーも数曲あり。
あのウェイラーズの「Slave Driver」ではボブ・マーリーとアストン・バレットが。
そうウェイラーズの二人にリミックスを担当してもらう程の本気の取り組みがいいなと。
ボブ・アンディの「Desperate Lover」共々。アイ・スリーズ参加後のウェイラーズに近く。
タジのマーリーへの意識の強さを感じて。その鋭敏さと貪欲さもタジの武器なのだなと。
いまも、精力的に活動を続けるタジの根っ子、ルーツの一端を強く感じられるアルバムなのです。

ルーツは。
根っ子は。
単一ではない。
そう。
そんなに簡単ではない。

そんなことを。
受け容れるのに。
随分と。
回り道をしたなと。
そんなところ。

そうだな。
徒に。
遠ざけ続けていた。
そんなものが。
実はそれなりに深いと。

だからこそ。
そいつも。
ルーツだと。
根っ子だと。
そうた易くはね。

それでも。
まぁ。
何事も。
難いままと言うことも。
無いのかもと。

多種に。
多様に。
溶け出して。
組み合わさって。
ルーツはそんなもの。

あの時も。
この時も。
そんな。
総てが。
そうなのだろう。

あれも。
これも。
そんな。
総ても。
そうなのだろう。

それぞれに。
それぞれの。
濃淡は。
あったとしても。
欠けてはならなない。

それぞれに。
それぞれの。
愛憎も。
ありはしても。
なくてはならない。

あの時。
この時。
どこかで。
繋がって。
手を取り合って。

あれも。
これも。
どこかで。
触れて。
混ざり合って。

ルーツは。
根っ子は。
そんなに単純ではない。
そんなに簡単ではない。
それがいい・・・



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