« 2019/02/06 Wed *ルーツは / Taj Mahal | トップページ | 2019/02/09 Sat *囚われて、繋がれて / Josh White »

2019/02/07 Thu その中でこそ / Screamin' Jay Hawkins

20190207athomewithjayintheweeweehou


猥雑。
混沌。
その中。
それが。
どうにも。

心地がいい。
きちんと。
ちゃんと。
そんなものとは。
無縁である。

そんな。
無規則な。
そんな。
時間の。
その中。

そこが。
どうやら。
一番。
しっくりとくる。
落ち着く。

どうにも。
そう言うこと。
そうでないと。
調子が出ない。
しかたがない。

その中でこそ。
生きられる。
そんな性分なのは。
もう。
変わる筈もない。

『At Home With Jay In The Wee Wee Hours』'88年リリース。
怪人、スクリーミン・ジェイ・ホーキンスの(恐らく)2枚目のライヴ・アルバム。
録音されたのは'84年で。たぶんそれ程大きくはないクラブでのライヴかなと。
時期的にジム・ジャームッシュが起用したことによって再び陽の目を見た頃で。
それに便乗・・・勢いに乗ってのライヴであり、アルバムとしてのリリースだったかなと。
'50年代にあの「I Put A Spell On You」をヒットさせて一躍スターとなって。
その後はあまり録音の機会には恵まれなかった様ですが。精力的にライヴは行っていて。
特に、ヨーロッパではそれなりの人気を得ていたのだとか。
そしてジャームッシュのお陰で再び本国、米国でも人気が沸騰したのでした。
それこそ咳払いや息遣いまで収録されている生々しいこのアルバムでも、客席の熱気が。
そう、怖いもの見たさで?固唾を飲んで見守り、一気に爆発する様が捉えられています。
天下のエンターテイナーであるホーキンスです。観客を掌に乗せて沸かせるのは朝飯前。
随所で笑い声、そして悲鳴?が聞かれて。如何に盛り上がったかが想像されます。
エンターテイナー振り、芸能魂においてはブルース界においても一、二を争うかなと。
その姿、佇まいはそれこそ昭和の怪奇派レスラーに通じる・・・そのものだったりしますが。
それを徹底、極めると。ユーモアに通じる、転じると言うことをよく心得ていたのだと。
その点においては、例えばアリス・クーパーやキッスの先駆者とも言えるかもです。
「Constipation Blues」での唸り声など笑いを通り越して感動的であったりすらします。
大仰に迫ってくる「I Put A Spell On You」なども。ホーキンスここにありと喝采もので。
その生み出す、創り出す猥雑で雑多な時間、空間。それが何とも心地良かったりするのです。
ブルースの一つの本質である旺盛な生命力故の、陽気な突き抜けたユーモア。その五月蝿さが堪らないかなと。

雑多。
坩堝。
その中。
それが。
こうにも。

馴染んでいる。
しっかりと。
はっきりと。
そんなものなど。
無意味である。

そんな。
無規律な。
そんな。
時間の。
その中。

そこが。
どうにも。
一番。
ぴったりとくる。
心、安らぐ。

どうにも。
そう言うこと。
そうでなければ。
調子が狂う。
どうにもならない。

その中でこそ。
生きていられる。
そんな性分なのは。
もう。
変えることもない。

静謐。
清潔。
それは。
それで。
否定はしないが。

整理。
整頓。
それも。
それで。
拒みもしないが。

きちんと。
ちゃんと。
そいつの。
度が過ぎると。
むず痒い。

しっかりと。
はっきりと。
そいつが。
行き過ぎると。
息苦しい。

遠く。
無縁で。
無規則な。
そいつが。
恋しくなる。

離れて。
無意味で。
無規律な。
そいつが。
愛しくなる。

猥雑。混沌。
雑多。坩堝。
その中でこそ。
生きられる。
生きていられる。

厄介ではあるけれど。



web拍手 by FC2

|

« 2019/02/06 Wed *ルーツは / Taj Mahal | トップページ | 2019/02/09 Sat *囚われて、繋がれて / Josh White »

003 Blues,Rhythm & Blues」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 2019/02/07 Thu その中でこそ / Screamin' Jay Hawkins:

« 2019/02/06 Wed *ルーツは / Taj Mahal | トップページ | 2019/02/09 Sat *囚われて、繋がれて / Josh White »