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2019/03/04 Mon *明けない夜の / Ten Years After

20190304ssssh


明けない夜の。
その先。
その続き。
明けない朝が。
やって来る。

いつか。
陽はまた昇る。
そうだとしても。
その為には。
この闇の中で。

いま暫くは。
闇を照らす。
光明を。
捜し、迷い。
そんな時が続くのか。

澱んで。
溜まった。
行く手を塞ぐもの。
そいつを。
取り除く。

その為の。
突破口を。
求めて闇の中。
見えそうで見えない。
敵に向かい。

時に探り。
時に歯向かい。
明けない夜の。
その先を。
照らすことができればと。

『Ssssh』'69年リリース。
『夜明けのない朝』の邦題で知られるテン・イヤーズ・アフターのアルバム。
通算では4枚目で、スタジオ・アルバムとしては3枚目で代表作とされることも多いと。
テン・イヤーズ・アフターと言えばウッドストックでの強烈なライヴ。
その印象があまりにも鮮烈なのですが。このアルバム、ウッドストック直後のリリースで。
その勢いも駆ってか、英米でヒット・チャートを大いに賑わせたのだとか。
テン・イヤーズ・アフターと言うと、どうしてもアルヴィン・リー、その速弾きがと。
それのみで語られがちだと。まぁ、実際いま聴くとそこまで速いかとも思いますが。
アルヴィンの場合はそのギターに向ける、一音、一音に賭ける熱量も含めての速弾きかなと。
そんなアルヴィンを中心に。前面に立てながらも。バンドが一体、一丸となっている様が。
そのドライヴする様と、アグレッシヴな姿勢にバンドとしての勢い、底力を感じるのです。
アコースティックな小品みたいなナンバーとか、ジャズを思わせる展開をみせるナンバー。
そんな試みもあって変化を持たせようとしていて。それが結果的にいいスパイスとなって。
テン・イヤーズ・アフターならではの王道なブルース・ロック。その魅力を際立たせていて。
それが、このアルバムを代表作にしているのだなと。熱く、高く張り詰めたテンション。
そのままに奏でられ、繰り出される。そんな溢れんばかりのブルースへの愛情。
まぁ、その愛情が強すぎて。またその印象が鮮烈過ぎて。時代に囚われてしまったのかな。
それでも、例えば「Good Morning Little Schoolgirl」や「I Woke Up This Morning」と。
その持てるもの、情熱も技量も総てを叩きつけた様なナンバーはブルース・ロックの白眉で。
ブルース・ロックの新時代の扉を開けたと。ただ時代はハード・ロックへ、みたいな。
その辺りの、微妙な運の悪さ。ボタンの掛け違い。それもテン・イヤーズ・アフターかなと。
結局は新時代の夜明けには乗り損ねた。その間の悪さも含めてどうにも愛しい、テン・イヤーズ・アフターです。

明けない夜の。
その先。
その続き。
明けない朝が。
また、やって来た。

いつか。
陽はまた昇る。
そうかもしれないが。
その為には。
この闇の中を。

いま暫くは。
闇を追い払う。
光源を。
求め、流離う。
そんな時が続くのか。

沈んで。
積もった。
行く手に立ちはだかる。
そいつを。
蹴破る。

その為の。
秘策を。
捜して闇の中。
届きそうで届かない。
敵に向かい。

時に欺き。
時に牙を剥き。
明けない夜の。
その先を。
見出すことができればと。

明けない夜の。
なんと。
長くて。
焦れて。
落ち着かないことか。

明けない朝の。
なんと。
重くて。
苛まれて。
打ちひしがれることか。

これを。
それを。
明けていると。
思えと言われても。
それは意に反する。

これを。
それを。
明けたのだと。
思い込んでしまったら。
それは嘘になる。

いつか上る。
陽を信じているのなら。
それを呼ぶ
光明を、光源を。
捜して、求めて。

迷っても。
流離っても。
その時を待って。
その時を信じて。
明けない夜の、その中で。

息を潜めて棲んでいる・・・



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