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2019/03/05 Tue *次の手、二の矢 / Rory Gallagher

20190305deuce


そう。
そうとなれば。
ここは。
次の手を。
二の矢を。

どうやら。
今までの手は。
ここからは。
さほど。
有効ではなさそうだと。

突き刺さっていた。
一の矢は。
心の蔵を貫く。
そこまでは。
至らなかったと。

ならば。
手を変えて。
二の矢を番えて。
今度こそは。
一射でもってと。

未だ。
見せていない。
知られていない。
そんな攻め手で。
展開を変えてみせようと。

どの手を。
次の手、二の矢。
そいつに選ぶかを。
暫し熟考しながら。
機会を窺ってみる。

『Deuce』'71年リリース。
ロリー・ギャラガーの2枚目となるアルバム。
テイストを解散させてソロに転向して。初めてのアルバムをリリース。
同年中に矢継ぎ早にこのアルバムをもリリースしたと。
前作が少しばかり畏まり過ぎていた、あるいはテイストを引き摺っていた。
そんなことを感じていたとも言われて。このアルバムを録音、制作したと。
故に、前作と比較するとライヴ感、生々しさを生かそうとしたラフな手触りがあって。
また、アコースティック・ギターによる演奏も増えていて。
ただ熱く激しいだけではない繊細な面、それをよりダイレクトに伝えたかったのかと。
そう。ロリーと言うと。一心不乱に脇目も振らずにギターを弾いている。
そんなイメージがあったりもしますが。一方で実に繊細で哀愁が漂うギター、フレーズ。
それもまたロリーの魅力であり。その相反し、共存する魅力がよく伝わるアルバムかなと。
その真摯な歌声とも相俟って。ロリーの本質が伝わってくるいいアルバムなのです。
ところが。商業的にはさほど振るわず。またロリー本人もサウンドに不満があったとかで。
結局、その本領をとのことで。次作はあの『Live in Europe』となるのですよね。
それもあってか。内容に反して。あまり語れることもなく。埋もれがちで。
更には長らくCD化されずに。更にCD化の際には曲順が変更されてと。どうにも。
不運な感じがつき纏うのですが。心のこもった温かい、佳作であると思うのですけどね。
派手さには欠けるものの。そのプレイ、フレーズや一音、一音の使い方とか。
豊富な曲調と、それに合わせた音の選び方とか。ロリーのセンスの良さが存分にね。
まぁ、テイストに続く、変わる次の手、二の矢としての己の在り方を模索していた時期。
そんな時期ではあったのだろうけれど。それがこの後に大いに効果を発揮していくのです。

そう。
こうとなれば。
そこは。
次の手を。
二の矢を。

どうにも。
今までの手は。
この先では。
さほど。
効き目はなさそうだと。

突き刺していた。
一の矢は。
心の蔵を貫く。
その前に。
抜かれようとしていると。

ならば。
手を変えて。
二の矢を放って。
今度こそは。
貫いてみせると。

未だ。
匂わせてもいない。
知る由もない。
そんな攻め手で。
戦況を拓いてみせようと。

どの手が。
次の手、二の矢。
そいつに相応しいかを。
暫し熟慮しながら。
機会を狙っている。

そう。
勝負事など。
短期戦に見えて。
実のところ。
そう単純でもない。

そう。
いまの戦いは。
局所的だとしても。
その実は。
次へと繋がっている。

有利だと。
思っていた。
盤面が。
いつの間にか。
塗り替えられても。

不利だと。
思えても。
盤面には。
いつ、いかなる時も。
蠢くものがある。

慌てず。
騒がず。
機を待ちながら。
次の手を。
二の矢を。

演じて。
誑かして。
機を生み出して。
次の手を。
二の矢を。

さぁ。
逃さずに。
先ずは五分に戻そうと。
次の手、二の矢。
そいつを番えて、弓を弾く時を・・・



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