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2019/03/07 Thu *私の彼は / Bo Diddley

20190307bodiddleyisalover


私の彼は。
私の恋人は。
ロックンロール。
そんな娘がいたら。
恋に落ちるな。

なんだかんだで。
この世で。
一番、好きなのは。
一番、ご機嫌なのは。
ロックンロール。

それに限る。
それに尽きる。
そんな人間にとっては。
他のものなど。
小さなもの。

何かに。
迷ったら。
その判断基準は。
ロックンロールか、否か。
そんなもの。

だから。
そう、女の娘も。
ロックンロールしているか、否か。
結局は。
それが総てかもしれないと。

勿論。
ロックンロールと言うのは。
スタイルのこと・・・
なんかではなく。
胸の内に宿っているもののこと。

『Bo Diddley Is A…Lover』'61年リリース。
ワン・アンド・オンリーな、ボ・ディドリーの6枚目のアルバム。
ここでもジャングル・ビート、ボ・ディドリー・ビートが炸裂しています。
デビューして三年強で、このアルバムの枚数。如何にボの人気が高いものであったか。
その証ともいえるかな。流石に粗製乱造気味な感じも拭えなかったりはしますが。
それがどうしたと。いつも通りに我が道を行くボです。それが何ともご機嫌です。
なんだかフラメンコを思わせるナンバーもあって。その食欲旺盛な胃袋の。
その咀嚼、消化力もますます強靭になっているのかなと。その猥雑な迫力が堪りません。
ここで参加しているもう一人のギタリストが初代女性ギタリストのレディ・ボなのかな。
なかなかに、いい感じで弾んで、ボに絡みついて華を添えています。
そんなレディ・ボも参加しているのか、女性コーラスがボに向かって囃し立てるナンバー。
「Bo Diddley Is A Lover」が、何とも賑やかで、姦しくて、楽しくてと。
鼻の下を伸ばしながら、ズンズンズンと突進するボの様が想像できたりもして。
なにせ、延々とボ・ディドリーは私の恋人と。甘い声で語りかけ続けられるわけですから。
それは、ボでなくても。気持ちよく弾いて、歌わない訳はないよなと。
一方で、「Bo's Blues」なんかでブルースを渋く、さり気なく決めていると。そこもいいと。
ボの魅力は。その唯一無二なビートだけではなくて。その懐の深さにもあるかなと。
ブルース、R&B、カリブ、ラテン、勿論ロックンロール。新たな音楽、新たなビート。
それが現れた時に。尻込みなどせずに、積極的に喰いついて、飲み込んで。
貪欲に吸収、消化して。己のものとして堂々と吐き出してみせる。その様に惹かれるのです。
スタイル、ジャンル。そんなものに囚われない、その心意気、意思こそが聴く者を惹きつけるのです。

私の彼は。
私の恋人は。
ブルース。
そんな娘がいたら。
恋に堕ちるな。

なんだかんだで。
この世で。
一番、惹かれるのは。
一番、魅入られるのは。
ブルース。

それに限る。
それに尽きる。
そんな人間にとっては。
他のことなど。
些細なこと。

何かに。
悩んだら。
その判断基準は。
ブルースか、否か。
そんなもの。

だから。
そう、女の娘も。
ブルースであるか、否か。
結局は。
それが総てかもしれないと。

勿論。
ブルースと言うのは。
スタイルのこと・・・
なんかではなく。
胸の内に巣食っているもののこと。

なんだ。
かんだと。
煩いのだ。
もっと。
簡単なことだろう。

ああだ。
こうだと。
煩わしいのだ。
もっと。
単純なことだろう。

感じるか。
感じないか。
それだけ。
それだけのこと。
それでいい、

震えるか。
震えないか。
それだけ。
それだけのこと。
それがいい。

面白いと。
感じるのなら。
下らない。
プライなど捨てて。
喰らいつけばいい。

楽しいと。
震えるのなら。
どうでもいい。
拘りなど捨てて。
飲み込んでしまえばいい。

私の彼は。
私の恋人は。
ロックンロール、ブルース。
そんな娘に惹かれるか、否か。
判断基準はそれだけでいい。



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