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2019/03/13 Wed *明日なき / Dobie Gray

20190313driftaway


明日なき。
まぁ。
毎日が。
そんなところ。
そんなもの。

いつから。
そうだな。
たぶん。
あの日から。
あの時から。

そいつに。
出会ってしまった。
あの時に。
決まってしまった。
そう言うことだ。

それは。
偶然の様で。
おそらくは。
必然であったと。
運命ですらあったと。

だから。
もう。
それだけで。
それが総てで。
さすらうだけの日々。

明日なき。
根無し草。
苔生す暇もなく。
それでいい。
それがいい。

『Drift Away』'74年リリース。
テキサス出身のシンガー、ドビー・グレイの代表作とも言えるアルバム。
サム・クックに影響を受けたのかなと思わされるソウルフルな歌声の持主にして。
ポピュラー・シンガーとしての親しみやすさも備えていて。
更には、ブルースやカントリーをも歌いこなす柔軟さもあったと言われるドビー。
その柔軟さ、幅の広さが。その個性をわかりにくくしているきらいはあるのかな。
そんなドビーの名前を一躍知らしめたのが「Drift Away」の大ヒットでした。
「明日なきさすらい」の邦題でもしられるこのナンバー、その人気ぶりを語る伝説として。
サンフランシスコのラジオ局で八時間以上、ぶっつづけでオン・エアされたらしく。
何者かに占拠されたのではと。警察が出動する騒ぎになったのだとか。真偽は兎も角。
音楽、ロックンロールに魅せられ、愛した者の自由を謳い上げたこのナンバー。
アンディ・ウイリアムスの弟、メンター・ウイリアムスの手によるもので。
最初に歌ったのはスワンプ・ロックのシンガーだったとか。それを世に広げたのがドビーで。
その軽やかながらも、揺るぎない意志を感じさせる溌溂とした歌声にあっていたのかな。
後に、ロッド・スチュワートや、ストーンズも取り上げることとなりました。
未聴ですが。ブルース・スプリングスティーンやボン・ジョヴィも歌っているとか。
言わば、ロックンロール賛歌、アンセムになっていると。とても穏やかな曲調なのですが。
それが故に、ロックンロールを、自由を愛し、何ものにも囚われない自由さが感じられると。
正直。全編を通すとやや軽やかに過ぎて。アルバムとしては物足りなくもあるのですが。
「Drift Away」、その一曲だけで十分に価値があるかなと。後は、そうそう。
キース・リチャーズの愛唱歌でもある「We Had It All」もいい感じで歌い上げているかな。
そう。音楽、ロックンロールさえあれば。総てを手にしたと言ってもいい。そんな肯定感が良いのです。

明日なき。
そう。
毎日が。
そんなもので。
その連続で。

いつまで。
そうだな。
たぶん。
その日まで。
その時まで。

そいつと。
別れざるを得ない。
その時まで。
こちとらがくたばる時まで。
そう言うことだ。

それは。
腐れ縁の様で。
ここまできたら。
悪縁であっても。
運命共同体であると。

だから。
もう。
それだけで。
それが総てで。
さすらい続けるだけの日々。

明日なき。
はぐれ者。
落ち着く暇もなく。
それでいい。
それがいい。

明日。
何があるのか。
何が起きるか。
考えてところで。
わからない。

明日。
どうなるのか。
どうなってしまうのか。
思い煩っても。
しかたがない。

明日。
どうしようか。
どうしたらいいのか。
答えを探しても。
見つからない。

ただ。
明日も。
そいつと共に。
あるだけ。
それだけのこと。

ただ。
明日も。
そいつと共に。
転がるだけ。
それだけのこと。

ただ。
明日も。
そいつと共に。
さすらう。
それだけのこと。

明日なき。
さすらい。
それだけを。
愛し続けるだけのこと。
それでいい、それがいい。



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