カテゴリー「002 American Rock」の記事

2017/04/27 Thu *奇縁、宿縁、くされ縁 / Phantom, Rocker & Slick

20170427covergirl


奇縁。
宿縁。
くされ縁。
そんなものか。
どんなものか。

思えば。
偶然が。
幾つも。
重なり合って。
出会って。

そいつが。
始まりで。
そいつが。
今の今まで。
続いている。

あの日。
あの時の。
出会いの。
驚きは。
鮮明なまま。

今も。
まざまざと。
刻まれたままで。
思うだけで。
胸が震えるし。

だから。
時を経ても。
物理的な距離が変わっても。
思いは変わらず。
思いは果て無く。

『Cover Girl』'86年リリース。
ファントム、ロッカー&スリックの2枚目となるアルバム。
ストレイ・キャッツが活動停止状態となって。ブライアン・セッツアーはソロ活動。
ドラムスのスリム・ジム・ファントムとベースのリー・ロッカーは暇を持て余して(?)。
何故かデヴィッド・ボウイやジョン・レノンとの活動で知られるアール・スリックと合流。
そうして誕生したのが、ファントム、ロッカー&スリックでした。
ファントムやロッカーと、スリックの間には何の繋がりも縁もあるとは思えないのですが。
スリックはどちらかと言うとセッション・ミュージシャン的なところもあるので。
単なるお仕事かなと思いもするのですが、それにしては妙に馴染んでいるので。
まぁ、縁は奇なものと言うところなのでしょうか。意外とウマがあったのかもしれません。
1枚目のアルバムのジャケットでの3ショットなんて。その、やさぐれた感じがご機嫌で。
サウンドも、そのままに見事に息の合った、やさぐれたロックンロールでしたが。
このアルバムでも。それは何ら変わることはなくて。やさぐれたままなのですね。
もう、このお馬鹿なジャケットからして。なんともはやで。ご機嫌なのです。
確かMTVとかで。このアルバムからのナンバーのクリップも流れていましたが。
それも見事なくらいの、馬鹿馬鹿しさで、やさぐれていて。結局、そこに尽きるのですね。
もう、初期衝動のまま。そのまま。思いのまま。それだけのロックンロール。
だから、変わりようも無いし、変わる必要も無いし。それがいいのです。それだけです。
この時代特有の、軽くて安っぽい音色も。このバンドには合っている気もするし。
どんなきっかけでも。どんな縁でも。感じるものがあれば。それで生まれるものはあると。
もう再結成されることなどは無いとは思いますが。もし万が一にでも再結成されたら。
きっと。このアルバムと何ら変わらないロックンロールをやるだろうなと。それでいいのだと思います。

奇縁。
宿縁。
くされ縁。
そんなもでも。
どんなもでも。

思いもしない。
偶然も。
幾つも。
重なり合えば。
必然で。

そいつが。
連なって。
そいつに。
導かれるままに。
繋がっている。

あの日。
あの時の。
再会の。
喜びは。
鮮明なまま。

今も。
そのままに。
突き刺さったままで。
思うだけで。
胸が高鳴るし。

だから。
時が流れても。
物理的な距離がどうでも。
思いが変わる筈も無く。
思いが尽きることも無く。

遥か昔の。
あの日。
あの時。
その出会いは。

幾つもの。
偶然の。
その重なり。
その積み重ね。
その結果。

少し昔の。
あの日。
あの時。
その再会も。

幾つもの。
偶然の。
その重なり。
その積み重ね。
その結果。

奇縁。
宿縁。
くされ縁。
そんなものでも。
どんなものでも。

奇縁。
祝宴。
くされ縁。
それもまた。
必然。

それが。
運命なら。
そのままに。
変わらずに。
何も変わらずに。

何も変わらない。
何も変える必要がない。
そんな縁も。
それがいい。
それでいい。

少しだけ、前に進んでみたくもあるけれど・・・



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2017/04/26 Wed *時には悪魔のように / Mink Deville

20170426cabaretta


時には。
悪魔のように。
冷酷で。
恐れられる。
男になろう。

優しい言葉も。
甘い言葉も。
微笑すらも。
隠して。
封印して。

淡々と。
不愛想に。
そして思わせぶりに。
宣告の。
前触れをして。

慌てふためき。
怯える。
獲物の様子を。
見えないところから。
楽しんでいるような。

問いかけには。
敢えて。
多くを答えず。
考えさせるように。
仕向けているような。

そんな。
自分を。
楽しんでいられる様な。
悪魔のような。
男になろう。

『Cabretta』'77年リリース。
ウィリー・デヴィル率いるミンク・デヴィルの1stアルバム。
当時の邦題が『悪魔のパンク・シティ』だったとか。おいおいと。
このデヴィルは悪魔のデビルとはスペルが異なるのですが。まぁ、時代かな。
ニュー・ヨーク出身のウィリー。'74年にミンク・デヴィルを結成して。
何でもあのGBGBのハコバンをやっていたこともあるらしく。
その縁でデビューを果たしたとのことなので。それでニュー・ヨーク・パンクの。
その一派として、その流れの中で語られることが多かったのを致し方なかったのかな。
勿論、それらしきストレートでパンキッシュなナンバーもあるのですが。
それだけではないところ。パンクだけには収まっていないところが魅力でもあって。
時に激しく、時に優しく、時に冷たく、時に温かくと。その表情を変えるウィリー。
どうにもチンピラ風情の漂う、甘く曇った歌声で聴く者を魅了するのです。
中にはソウル・グループをコーラスに迎えた甘い、甘いソウル・バラードまであったりして。
恐らくはソウルやブルースなどにも相当に精通していたのではと思われて。
何とも。こうツボを心得ていると言うか。叩き上げのミュージシャンの凄味を感じるのです。
そうだな。サウスサイド・ジョニーを。もう少しチンピラにした感じと言うか。
同じニュー・ヨークの通りを歩いていても、ウィリーはより裏通りを歩いているかなと。
裏通りならではの湿った空気。その空気から離れられないもどかしさと、諦念と、愛情。
そんなものが胸の内では綯い交ぜになっているのだけれど。
あくまでもカッコをつけて、肩で風切って、強がって歩いているってところなのかな。
そして。ふと見せる寂しげな表情みたいなものもあって。それにほだされてしまうと言う。
あのジョニー・サンダースや花田裕之もファンだったと言うだけのことはあるのです。
こういうロックンロール、こういう男に弱いのですよね。そう、悪魔に魅入られるかの如くなのです。

時には。
悪魔のように。
残酷で。
蔑まれる。
男になろう。

優しい言葉を。
甘い言葉を。
飛びっきりの笑顔も。
弄して。
駆使して。

延々と。
情熱的に。
そして思わせぶりに。
妄想を。
増幅させて。

気色立ち。
喜ぶ。
獲物の様子を。
憐れんで見ながら。
楽しんでいるような。

問いかけには。
敢えて。
望む答えを返して
期待値が上がるように。
仕向けているような。

そんな。
自分に。
溺れていられる様な。
悪魔のような。
男になろう。

時には。
悪魔のように。
誰かを。
背中から。
突き落とし。

時には。
悪魔のように。
誰かの。
手を誘いながら。
突き放し。

冷酷に。
無言の。
時間を。
操って。
不安に陥れ。

残酷に。
甘言で。
空間を。
埋め尽くして。
盲目に陥れ。

宣告に。
慌てふためき。
怯える。
獲物の様子を。
楽しもう。

妄想に。
気色立ち。
喜ぶ。
獲物の様子を。
憐れもう。

時には。
己は。
そんな悪魔にも。
なれるのだと思わなければ。
やり過ごせない時もあるってことさ。



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2017/04/25 Tue *貴賤など / Blondie

20170425blondie


貴賤など。
ありはしない。
そう。
何を売りものにしようが。
何を生業にしようが。

問題は。
何を売るのか。
何を糧にするのか。
そこではない。
そこにはありはしない。

どう。
売るのか。
どう。
糧を得るのか。
そこにあるのだ。

どんな思いで。
どんな志で。
どこまでの。
意思がそこにあるのか。
矜持がそこにあるのか。

どれだけ。
真摯に。
向き合っているのか。
進もうとしているのか。
闘っているのか。

そう。
貴賤があるとしたら。
分かれるとしたら。
それは。
己自身が選んでいるのだ。

『Blondie』'76年リリース。
今年ニュー・アルバムをリリースするらしいブロンディ。
その長いキャリアの第一歩となった記念すべき1stアルバム。
当時の邦題は『妖女ブロンディ』だったかな。なんでそうなるのですが。
まぁ、このジャケットはB級なホラー映画を想起させなくもないですかね。
3rdアルバムでブレイクするまでのブロンディは地味な印象が強くて。
実際に初来日公演も悲惨なほどに客の入りが悪かったらしく。
焦った大貫憲章が一人で盛り上げようとネクタイを引きちぎったと言う伝説(?)も。
未だナイジェル・ハリソンもフランク・インファンテもいない5人組のブロンディ。
その顔ぶれには違和感があると言うか、馴染みがないと言うのが正直なところですが。
これが。なかなか悪くないと言うか、ポップで、キッチュでいいのですよね。
ニュー・ヨーク・パンクの一派としてシーンに登場してきたブロンディですが。
確かにアンダー・グラウンドな匂いは感じさせつつ。それだけにはおさまらない。
そんなフットワークの軽さと言うか、懐の深さを感じさせるものがあります。
後にディスコ、レゲエ、ラップと貪欲に取り込んでいくことになるその姿勢は。
既にこの頃からあって。クールにポップな側面も打ち出しているのが抜け目ないなと。
クリス・ステインもかなりの才人だと思われますが。デボラ・ハリーの存在。
既に30歳になろうかと言う苦労人であるデビーの経験に裏打ちされたしたたかさ。
バンドを続けていく、バンドを成功させる。その為には必要な役割は引き受けると。
「X offender」や後の「Heart Of Grass」で歌われる様な娼婦のイメージをも利用して。
その妖しく隠微な魅力で聴く者を引き寄せ、ポップでキッチュな世界の虜にしてしまう。
デビーの強靭な意思と揺るがない矜持。そんなプロ根性の賜物がブロンディだと思えるのです。

貴賤など。
ありはしない。
そう。
売りものが何であろうが。
生業が何であろうが。

問題は。
売っているもの。
糧にしているもの。
そこではない。
そこにはありはしない。

なぜ。
売るのか。
なぜ。
糧を得られるのか。
そこにあるのだ。

どんな願いで。
何を望んで。
どこまで。
意思を持ち続けられるか。
矜持を保っていられるか。

どれだけ。
真摯に。
前を向いているのか。
先を見据えているのか。
逃げずにいられるか。

そう。
貴賤があるとしたら。
分かれるとしたら。
それは。
己自身が生み出しているのだ。

職業に。
貴賤など。
ありはしない。
詩人は魂を売り。
娼婦は体を売り。

ある者は。
時間を売り。
体力を売り。
技術を売り。
知識を売り。

何を。
売ろうが。
生業にしようが。
そこに。
上下などありはしない。

あるとすれな。
そこに。
込められた。
思いや願い。
意思や矜持。

それが。
真摯であるならば。
それが。
真剣であるならば、
それでいい。

貪欲なまでに。
前へと。
先へと。
逃げずに。
闘い続ける。

そんな。
強靭な意思。
揺るがない矜持。
裏打ちされた。
プロ根性。

その。
賜物であれば。
貴賤など。
問われない。
問題になどされない。

そう。
自らを。
黄にするのも。
賤にするものも。
己自身の問題なのさ。



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2017/04/24 Mon *暗闇抜けて、トンネル抜けて / Tom Petty And The Heartbreakers

20170424longafterdark


暗闇を抜けて。
トンネルを抜けて。
出口に見える。
一筋の明かりを。
目指して。

もう。
随分と長い間。
それこそ。
思い出せないほど。
遠い昔から。

暗闇の中を。
歩いている。
トンネルの中を。
歩き続けている。
そんな気分なのさ。

そりゃ。
偶には。
いいことも。
明るい気分になれることも。
あったけれど。

殆どは。
当てもない。
先も見えない。
そんな気分のままに。
歩いてきたのだ。

そして。
いま。
あそこに見える。
仄かな明かりは。
確かに出口なのだろうか。

『Long After Dark』'82年リリース。
トム・ペティ&ハートブレイカーズの5枚目となるアルバム。
このアルバムでベーシストが交代して新メンバーになったと記憶しているのですが。
このアルバムまでがトムとハートブレイカーズにとっての初期と言っていいのかなと。
この次のアルバムは当初トムのソロ・アルバムとして制作が始められた筈で。
更に2枚組のライヴ・アルバムをリリースして。トム個人の活動の幅も広がってと。
そう考えると。このアルバムで。ストレートなロックンロール・バンドとしては。
一区切りと言うか、総括と言う意味合いを持っているアルバムなのかなと思うのです。
それを意識していたのか、どうか。ただアルバム・タイトルからすると何らかの意識はね。
収録されているナンバーの殆どが3分台のエッジの効いたロックンロールで。
そのキャッチーでクールな佇まい。トム、そしてハートブレイカーズの魅力が全開です。
時代を反映した、安っぽいシンセサイザーが聴こえたりするのはご愛敬かな。
真紅のジャケットが印象的なのですが。炎と言うよりは、沈着しているイメージがあって。
それと呼応するかの様に、キャッチーでありながら内省的と言うかクールさを感じさせる。
そんなトムの歌声、そしてハートブレイカーズのサウンド。それがいつにも増して顕著かな。
そのクールさが魅力なのですけどね。好き嫌いの別れるところでもあるのかな。
話にならないほどに日本で人気が無いのも、その辺りも一因なのかもしれません。
確かに。決して派手ではないし、決して愛想が良いとは言えないのですけどね。
でも、そんな強面のロックンロールもあっていいし。だから信用できるし、好きなのですが。
不愛想で不器用で。それは恐らくはトムの生真面目でストイックな性格からくるもので。
それ故に。商業的な成功とは裏腹に。求められるものとのギャップ等に悩んでいたのかもと。
そう考えると。やはりこのアルバムは新たな出口を求めての一区切り、総括と思えてくるのですよね。

暗闇を抜けて。
トンネルを抜けて。
出口に見える。
仄かな明かりを。
目指して。

もう。
随分と長い間。
それこそ。
忘れてしまうほど。
遥か昔から。

暗闇の中を。
歩いている。
トンネルの中を。
彷徨い続けている。
そんな気分なのさ。

そりゃ。
偶には。
いいことも。
楽しい気分になれることも。
あったけれど。

殆どは。
当てもない。
先などわからない。
そんな気分のままに。
歩いてきたのだ。

そして。
いま。
あそこに見える。
一筋の明かりは。
本当に出口なのだろうか。

暗闇に。
トンネルに。
いつの間にか。
慣れてしまって。
馴染んでしまって。

暗闇に。
トンネルに。
不思議な。
愛着を覚えてしまって。
落ち着いてしまって。

でも。
ここではないと。
暗闇の中に。
トンネルの中に。
立ち止まってはいられない。

そう。
ここではなく。
暗闇から。
トンネルから。
出ていくのだと。

一筋の。
仄かな。
明かりを。
見つけたのなら。
感じたのなら。

それを。
逃さずに。
信じて。
明かりの方へ。
出口の方へ。

それが。
確かか。
本当か。
それは分からなくても。
それに賭けてみる。

新しい。
世界へ。
可能性へ。
暗闇を抜けて。
トンネルを抜けて。



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2017/04/23 Sun *払ってやるぜ、認めてやるぜ / Joan Jett And The Blackhearts

20170423gloriousresultsofamisspenty


払ってやるぜ。

ツケが溜まっていると。
そう言うのなら。
喜んで。
利息をつけて。
払ってやるぜ。

そうさ。
あちこち。
ガタガタで。
ボロボロで。
堪らないけれど。

そいつが。
ここへ来るまでの。
ここに辿り着く為の。
代償だと言うのなら。
上等だぜ。

そうよ。
ガキの頃から。
こいつが好きで。
こいつだけが好きで。
総てを賭けてきたのさ。

もとより。
対価など。
犠牲など。
承知の上さ。
どうしても、ここへと思ってきたのさ。

払ってやるぜ。

『Glorious Results Of A Misspent Youth』'84年リリース。
ジョーン・ジェット&ブラックハーツの3枚目となるアルバム。
ランナウェイズが解散して。ソロに転じたジョーンですが。
本国である米国では当初はなかなか評価されなかったみたいで。
レコード契約が取れずに。致し方なくプロデューサーの助言を受けて。
自らのレーベルを興したと。それがブラックハート・レコードで。
その後にメンバーを募集したのでバンド名がブラックハーツになったのだとか。
従ってブラックハーツでの最初の2枚のアルバムはジョーンのソロとも言えて。
このアルバムからブラックハーツなるバンドとしてのアルバムになったのかなと。
で、針を落としたとたんに「Cherry Bomb」のセルフ・カバーが鳴り響くと。
過去を、ここまでの道程や成果を素直に振り返られる様になったのだろうなと。
そのジョーンの吹っ切れた様が影響したのか。全体にスコーンと抜けた感じがあって。
とても。何と言うか。気持ちよく聴けるアルバムになっているのですよね。
ジョーンが大ファンらしいゲイリー・グリッターのカバーも楽しそうで。
オリジナル・ナンバーもキャッチーでどこか懐かしい匂いのするものが多くて。
そう言う意味では。素直になったジョーンの原点回帰ともとれるアルバムなのかな。
ジョーンに限らないけど。だいたい、ロックンローラーが考え過ぎるとろくな事はなくて。
確かに。ある程度やり続けていると。これでいいのかと考えるものなのでしょうが。
考えて、考えて。悩んで、悩んで。結局のところ答えは、今まで歩んできた道とか。
その道を選んで、歩き出した。その原点とかにあるものなのですよね。
なかなかに、それを認めるのも難しいのかもしれませんが。じたばたしても仕方がないと。
それこそ。アルバム・タイトルに冠した様に。若い日の遺産を浪費していますけどみたいな。
そんな素直な開きなおりが出来てしまえば。もう、それでいいのではないかとね。

認めてやるぜ。

過ちだったと。
そう言うのなら。
喜んで。
胸を張って。
認めてやるぜ。

そうさ。
あちこちで。
ジタバタと。
ドタバタと。
足掻いてきたけど。

そいつが。
ここへ来るまでの。
ここに辿り着く為の。
道草だったと言うのなら。
結構だぜ。

そうよ。
ガキの頃から。
こいつが好きで。
こいつだけが好きで。
総てを捨ててきたのさ。

もとより。
叱責など。
誹謗など。
承知の上さ。
どうしても、ここへと思ってきたのさ。

認めてやるぜ。

ガキの頃から。
この道を選んで。
この道程を歩き続けて。
ツケを溜めて。
過ちを犯して。

そうさ。
それで。
寄り道もして。
回り道もして。
道草を食って。

身も心も。
傷だらけで。
とっくの昔に。
ボロボロで。
ガタガタで。

未だに。
定まらなくて。
相も変わらず。
ドタバタで。
ジタバタで。

それが。
どうした。
それが。
何かあるか。
構いはしない。

総ては。
ここへ来る為。
ここに辿り着く為。
それだけのこと。
そう言うこと。

総ては。
こいつが好きで。
こいつだけが好きで。
賭けてきたのさ。
捨ててきたのさ。

それが。
どうして。
浪費でも何でもいい。
払ってやるぜ。
認めてやるぜ。



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2017/03/22 Wed *その瞳の輝き / Linda Ronstadt

20170322dontcrynow


その。
瞳の輝きを。
その。
微笑を。
いかさないのは勿体ない。

確かに。
足りないものも。
あるし。
欠けているものも。
あるけれど。

それを。
差し引いても。
それでも。
人を引き寄せるもの。
そいつがあると。

それは。
今はまだ。
微かな輝き。
僅かな可能性。
そうなのだろう。

それでも。
微かでも。
僅かでも。
輝くもの。
惹かれるもの。

それが。
あると言うことは。
それだけで。
確かな魅力であると。
そう言うことなのだ。

『Don't Cry Now』'73年リリース。
歌姫、リンダ・ロンシュタットの転機となったアルバム。
ストーン・ポニーズでの活動を経てカントリー・ロックを主戦場としていたリンダ。
より幅広いフィールドでの活躍を望んだ結果、ちょっとしたトラブルに見舞われ。
そんな背景もあってか。このアルバムは制作陣の体制が異なる時期の録音が収録され。
旧プロデユーサーによるもの、旧プロデューサーと当時の恋人J.D.サウザーによるもの。
サウザー単独によるもの、サウザーとピーター・アッシャーによるものに大別されます。
要は旧体制を離れ違ったリンダにサウザーが手を貸してアッシャーの下に連れ出したと。
そしてこの後、アッシャーの手によってリンダは世界で愛される歌姫となっていくのです。
さて、そんな背景があるにも関わらずアルバムとしての統一感が保たれているのは。
リンダの魅力、その歌声と。そして稀なるカヴァーの選曲のセンスが大きいかなと。
過渡期ではある故に。カントリー・ロックの香りが濃厚に漂ってはいるのですが。
そこに徐々にではあるものの言わば洗練されたものを感じさせるものが入り込んでいって。
リンダの歌、リンダの世界としか言い様がないものが誕生しようとしているのです。
サウザー、エリック・カズ、イーグルス、ランディ・ニューマン、ニール・ヤング・・・
それらを見事に解釈して。自らのものとして歌ってしまうリンダ。その見事な才能。
そしてやはり、その才能を一層輝かせているのは、その容姿であり、その佇まいかなと。
このジャケットのリンダ。見つめていると、見つめられている様で吸い込まれそうに。
グレン・フライだったかが。あの頃、皆がリンダに恋をしていたのだと語った魅力。
恋多き女とか、魔性の女とかも称されたリンダですが。それらも含めて。
その存在が、それ自体が輝き魅力を放つ様に。己を知り、己を磨き、武器にしたのだと。
与えられたものを最大限に生かした。それこそがリンダが歌姫となれた理由だったのでしょう。

その。
瞳の輝きは。
その。
微笑は。
余白を感じさせる。

確かに。
未だ。
定まってはいない。
未だ。
眠ったままのものもある。

それに。
気づいていなくても。
それでも。
人を動かそうとするもの。
そいつがあると。

それは。
今はまだ。
磨かれていない輝き。
目覚めていない可能性。
そうなのだろう。

それでも。
磨けば。
目覚めれば。
輝くもの。
惹かれるもの。

それが。
感じられると言うことは。
それだけで。
魅力的な原石であると。
そう言うことなのだ。

平均的に。
そつなく。
完成された。
そんな才能も。
必要ではあるけれど。

何かが。
足りなくても。
何かが。
欠けていても。
それでもと思わせる。

未だ。
定まっていなくても。
未だ。
眠ったままでも。
それでもと感じさせる。

差し引いてでも。
気づきさえすればと。
人を引き寄せるもの。
人を動かそうとするもの。
そいつを目にすると。

微かな。
僅かな。
磨けば。
目覚めさせればと。
その可能性に賭けてみたくなる。

それだけの。
瞳の輝き。
微笑。
佇まい。
存在感。

それが。
魔性だとしても。
それをいかした時。
余白が埋められた時。
それを想像すると抗えないのだ。



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2017/03/21 Tue *箱庭だとしても / Al Kooper

20170321newyorkcityyoureawoman


冷たく。
そして。
温かい。
雨に。
閉じ込められた。

そんな。
部屋の中で。
街の中で。
漂う。
思いを追いながら。

静かに。
時を。
過ごしている。
他には。
何もない。

いま。
ここに。
あるのは。
もはや。
残像でしかないのか。

この街を愛し。
この街に愛され。
離れられずに。
考えもせずに。
過ごしてきた。

まるで。
胎児の様に。
抱かれて。
その呼吸音に。
安らぎすら覚えて。

『New York City (You're A Woman)』'71年リリース。
『紐育市(お前は女さ)』なる邦題が印象的だったアル・クーパーの4thアルバム。
ボブ・ディランのロックへの転身(?)を支援して参加し名を上げ。
ブルース・プロジェクトや、ブラッド・スウェット・ティアーズを結成し。
スーパ・セッション・ブームの火付け役として多くの才能を世に出し。
後年にはサザン・ロックの隆盛にも一役を買うことになる才人、アル。
あまりに多才で、多岐に渡る活動の故か。その実像が見えにくかったりもするのですが。
その本質は、ソウルに多大な影響を受けたシンガー・ソングライターなのかなと。
決して上手くはないものの。その艶と味のある歌心。
そして聴く者の、胸の柔らかいところを巧みに慰撫する様なソングライティング。
実のところ華やかさとか派手さには欠けるものの。実に何とも愛すべき歌と詩と曲。
それらが織りなす、言わば箱庭的な世界こそがアルの魅力であり、居場所なのかなと。
そう。ファウンダーとして、プロデューサーとして、オブザーバーとして。
ロック・シーンの重要な場面でキーマンとして輝かしい功績を残してきたアルなのですが。
その素顔は。繊細で内向的な愛すべき一人のアーティスト、ミュージシャンなのかなと。
このアルバムでもオリジナルだけでなくカヴァーも含めて。その選曲とアレンジのセンス。
その素晴らしさで見事に統一感のある世界を描いていますが。決して声高ではなくて。
やはり。箱庭的な、自らと自らの愛するものへの視線と思いがその総てなのかなと。
故に。どうしても小品的な、地味な印象が拭えないのですが。それが心地よくもあって。
ロンドンで録音されたと言う「New York City (You're A Woman)」などを聴いていると。
異国の地にありながら。故郷の風景、空気、匂いにまで思いを馳せていたのかなと。
それはもはや恋愛に近い感情なのだろうなと。その表現の見事さにアルへの共感を抱かざるを得ないのです。

温かく。
そして。
冷たい。
雨に。
閉じ込められた。

そんな。
部屋の中で。
街の中で。
巡る。
思いを馳せながら。

穏やかに。
時を。
見送っている。
他には。
何もない。

いま。
ここに。
あるのは。
もはや。
思念でしかないのか。

この街に流れつき。
この街に受け容れられ。
離れられずに。
思いもせずに。
見届けてきた。

まるで。
恋人の様に。
抱いて。
その震える様に。
喜びすら覚えて。

冷たく。
そして。
温かい。
雨の。
降り続く街。

その。
風景。
空気。
匂い。
その中で。

この街に。
漂う。
巡る。
思いを。
追い、馳せている。

静かで。
穏やかな。
時を。
過ごし。
見送り。

もはや。
残像でしかなく。
思念でしかなく。
そうだとしても。
そうだからこそ。

流れつき。
受け容れられ。
愛し。
愛され。
過ごし、見届けてきた。

胎児の様に。
恋人の様に。
抱き合い。
安らぎ。
喜び。

この街で。
この街が。
箱庭だとしても。
離れられない。
考えもいせずに。思いもせずに。



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2017/03/20 Mon *そんな場所が、拠り所が / Cher

201703203614jacksonhighway


遊び疲れた。
身を。
心を。
寄せる、休ませる。
そんな場所が。

いつでも。
どんな時でも。
そこへ。
戻りさえすれば。
落ち着ける。

そんな。
港が。
波止場が。
そんな場所が。
必要なのだ。

楽しいこと。
面白いこと。
出会ったら。
時を忘れて。
笑って。騒いで。

でも。
祭りの後。
そいつは。
必ず。
やってくるから。

定まった。
心、安らげる。
そんな場所が。
必要なのだ。
なくてはならないのだ。

『3614 Jackson Highway』'69年リリース。
マッスルショールズ・スタジオの所在地をタイトルに冠した。
シェールにとっては6枚目となるソロ・アルバムです。
何故、このタイトルなのか。マッスルショールズ・スタジオが設立されて。
その第一弾として録音、制作されたのがこのアルバムだったのですね。
何故、それがシェールだったのか。それは謎と言うか、意外な気もするのですが。
ソニー&シェールとの活動と並行して旺盛にソロ活動を行っていたシェール。
新機軸を探していたシェールと船出したばかりのマッスルショールズ。
新たに船出をしよう、新たな航路を開いていこうとの点で一致していたのかなとも。
当然、力が入っていて。ジェリー・ウェクスラー、トム・ダウド、アリフ・マーディン。
3人がプロデュースを担当して。ダウドはエンジニアも務めています。
そして。エディ・ヒントン、ジミー・ジョンソン、バリー・ベケット。
デヴィッド・フッド、ロジャー・ホーキンスのリズム隊と最強の布陣がバックを務めていて。
もう、それこそ極上の土の香りが漂う、ソウルフルでスワンプなサウンドで。
またシェールが見事な歌声でこれに呼応していて。何とも艶のある味わい深い歌声。
どうしても。ソニー&シェール、そして後年のディスコ時代。そのイメージが強くて。
驚かされるのですが。このリタ・クーリッジにも通じる歌声がシェールの本質かなと。
ボブ・ディラン、アレサ・フランクリン、オーティス・レディングのカヴァー。
「Lay Baby Lay」(「Lay Lady Lay」を改題したもの)の誘う様な歌声も魅力的ですが。
「Do Right Woman, Do Right Man」そして「(Sittin' On ) The Dock Of The Bay」と。
ソウル・ナンバーにおける表現力。正直、ここまで歌える人だったのだと。
故郷の波止場に思いを馳せる「(Sittin' On ) The Dock Of The Bay」における確かな情感。
それが生まれた時、マッスルショールズ・スタジオもまた米国南部音楽の新たな拠り所となったのです。

はしゃぎ過ぎた。
身を。
心を。
寄せる、落ち着かせる。
そんな場所が。

いつでも。
どんな時でも。
そこへ。
戻りさえすれば。
ほっとできる。

そんな。
港へ。
波止場へ。
そんな場所へ。
帰るのだ。

楽しいもの
面白いもの。
出会ったら。
何かを忘れて。
笑って。騒いで。

でも。
祭りの後の。
淋しさは。
必ず。
やってくるから。

定まった。
心、弛ませる。
そんな場所が。
必要なのだ。
なくては困るのだ。

どんなに。
遊び疲れても。
どんなに。
はしゃぎ過ぎても。
大丈夫だと。

そこへ。
戻りさえすれば。
帰りさえすれば。
落ち着ける。
ほっとできる。
そいつを。
そのことを。
知っているから。
わかっているから。
それだから。

祭りの後の。
淋しさ。
そいつが。
必ず。
来るとしても。

楽しいこと。
面白いこと。
出会ったら。
時を忘れて。
笑って。騒いで。

楽しいもの
面白いもの。
出会ったら。
何かを忘れて。
笑って。騒いで。

そんな。
港が。
波止場が。
そんな場所が。
拠り所が。

ここにあるからね。



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2017/03/19 Sun *鷲掴み / Johnny Winter

20170319capturedliveusorg


鷲掴み。
一発で。
一撃で。
持っていかれちまう。
そいつが堪らない。

そこには。
理由も。
理屈も。
ありはしない。
ただ。掴まれるだけ。

感じて。
震えて。
他は兎も角。
そいつだけは。
確かだと。

それならば。
とことん。
乗っかるだけ。
とことん。
ブッ飛ばされるだけ。

訳なんか。
わからなくていい。
余計なことは。
考えなくていい。
そう言うことだ。

鷲掴みにされる。
そんなものがある。
そんな時がある。
そいつは実のところ。
幸せなのだ。

『Captured Live !』'76年リリース。
『狂乱のライヴ』なる邦題が冠されていたジョニー・ウィンターのライヴ・アルバム。
このアルバムに限らずに当時のジョニー関連の邦題は結構なものが多いのですが。
針を落とすと。担当者の気持ちもわからなくはないと言うか、納得できると言うか。
兎に角。全編に渡って弾きまくり、弾き倒すジョニーのギター。
そのまさしく火を吹くが如く、狂えるが如き様に胸を鷲掴みされます。
セカンド・ギタリストに、リズム・セクション。4人編成でのライヴなのですが。
このメンバーがまた、ジョニーを支える、抑えるよりも煽りまくっていますから。
その激しさ、熱さは数あるジョニーのライヴ・アルバムの中でも極上となっています。
ジョニーのライヴ・アルバムと言うとどうしても。ジョニー・ウィンター・アンドでの。
あのアルバムばかりが語られがちですが。勝るとも劣らないアルバムだと思います。
全6曲中。スロー・ブルースはラストの「Sweet Papa John」のみで。
後はひたすらロックンロール。「Bony Moronie」「Roll With Me」「Rock & Roll People」…
この三連発などは。もう、本当に。極上中の極上。純度100%のロックンロールです。
フロイド・ラドフォードなるセカンド・ギタリストが大胆不敵にもジョニーに絡んで。
ジョニーがこれまた正面から容赦なく対抗しているのですよね。いやはやなんとも。
2人で好き勝手に弾きまくり、弾き倒して。それでいて。ちゃんとドライヴしている。
そう、両輪駆動車が最初から最後まで全速力でブッ飛ばしていく壮絶な爽快さ。
これを聴いて、胸を鷲掴みにされなきゃ、何も感じなきゃ、震えなきゃ嘘でしょうと。
そう断言したくなる。そんなジョニーのロックンロール魂が炸裂しているのです。
この後、ジョニーは原点回帰するかの様に。ブルースを前面に出し始めるので。
言わば、ロックンローラーとしてのジョニーの絶頂期、そして総決算。
そんな姿を捉えたアルバムでもあるかなと。是非フル・サイズで再発売してほしいのですけどね。

鷲掴み。
一発で。
一撃で。
撃ちぬかれてしまう。
そいつがご機嫌なのだ。

そこでは。
理由も。
理屈も。
必要などない。
ただ。掴まれるだけ。

感じるのだ。
震えるのだ。
他は置いといても。
そいつだけは。
間違いないと。

それならば。
どこまでも。
乗っかるだけ。
どこまでも。
ブッ飛ばされるだけ。

訳なんか。
どうだっていい。
余計なことは。
考えるまでもない。
それだけのことだ。

鷲掴みにされる。
そんなものがある。
そんな時がある。
そいつは実のところ。
有難いのだ。

その。
一発。
その。
一撃。
そいつがいい。

その。
一発。
その。
一撃。
それでいい。

理屈抜き。
理由はない。
感じた。
震えた。
それだけを信じて。

とことん。
どこまでも。
乗っかって。
ブッ飛ばされて。
いくだけのこと。

訳なんか。
わからなくていい。
考えてもしかたがない。
訳なんか。
端からありはしない。

鷲掴み。
一発で。
一撃で。
持っていかれちまう。
撃ちぬかれてしまう。

鷲掴みにされてしまう。
そんなものがある。
そんな時がある。
その幸せ。有難さ。
そいつを今夜も実感している。



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2017/03/18 Sat *時代遅れだろうが / Neil Young

20170318oldways


時代遅れだろうが。
古かろうが。
遅かろうが。
何だろうが。
この道を行く。

悪いが。
悪いとも思わないが。
こうだと。
これだと。
決めたのなら。

誰にも。
周囲にも。
お構いなしに。
俺は俺の。
選んだ道を歩いていく。

天邪鬼で。
独り善がりで。
お天気屋で。
そうさ。
俺は面倒くさい奴なのさ。

自分の足で。
自分の歩調で。
鼻歌でも歌いながら。
自分の道を。
歩かせてもらうぜ。

それが。
気に障るなら。
癪なのなら。
関わるなよ。
そもそも関係などないのだから。

『Old Ways』'85年リリース。
永遠の反逆児、ニール・ヤングの問題作とされるアルバムの一枚。
まぁ、ニールの場合は総てが問題作とも言えるのでしょうけど。
長年在籍したリプリーズからゲフィンに移籍して。
新たな試みを次々と実行に移し始めたニール。その振れ幅が凄まじくて。
テクノもあれば、ロカビリーもあれば。このアルバムではカントリーと。
その変化の激しさに。流石にファンもついていけなくなったかセールスは低迷。
売れるアルバムを作ってほしいゲフィンと、我が道を行くニールの対立は激化。
ついにはわざと売れないアルバムばかり作ったとゲフィンに訴訟を起こされると言う。
ニールらしいと言えばニールらしい。笑えないエピソードも。
このアルバムでも。兎に角。半端なく真正面からカントリーに取り組んでいますからね。
ウィリー・ネルソンとデュエットまでしていますからね。そこまでやるかと。
でも、その徹底してやるところ。のめり込むところこそがニールのニールたるところで。
カントリーがやりたと思えば。わき目もふらずに突き進む、その姿勢が魅力的かな。
ジャケットとアルバム・タイトルにはゲフィンへのあてつけを感じなくもないけれど。
もともとニールの原点にはカントリーもあった筈で。それを遺憾なく発揮していて。
特に穏やかながらも迷いのない歌声。ニールの歌の上手さがよくわかるアルバムです。
一曲を除いてニールのオリジナルで。そのメロディーの美しさも素晴らしく。
何故このアルバムが売れなかったのだろうと不思議なのですが。時代が悪かったか。
狂騒的にまで浮かれて、安っぽい時代。ニールはそいつとも闘っていたのだろうな。
時代とか、社会とか、権力とか。常にそういったものに安易に寄り添わず、巻き込まれず。
冷静な目で見つめて。そして感じて、考えて。ものを申す。そんなニールが好きなのです。

時代がどうであろうが。
先を行こうが。
急ぎ足だろうが。
何だろうが。
この道を行く。

違おうが。
違うとも思わないが。
そうだと。
そうなのだと。
決めたのなら。

誰であれ。
どんな関係であれ。
遠慮などせずに。
俺は俺に。
見えた道を歩いていく。

頑固で。
協調性に欠けて。
気分屋で。
そうさ。
俺は扱いにくい奴なのさ。

自分の足で。
自分の歩調で。
わき目もふらずに。
自分の道を。
行かせてもらうぜ。

それが。
目障りなら。
気に入らないなら。
絡むなよ。
そもそも興味もないのだから。

時代が。
どうだろうが。
何を求めようが。
必要以上に。
空気なんか読んでたまるか。

社会が。
どうしようが。
どこへ向かおうが。
必要以上に。
気など遣ってたまるか。

権力が。
どう思おうが。
何をさせたかろうが。
必要もなく。
迎合などしてたまるか。

天邪鬼で。
頑固で。
面倒くさい奴で。
扱いにくい奴で。
構いわしない。

安易に。
寄り添うなよ。
巻き込むなよ。
すり寄るなよ。
巻き込まれるなよ。

だから。
自分の足で。
自分の歩調で。
自分で選んだ道を。
歩く。行く。

古かろうが。
遅かろうが。
時代遅れだろうが。
俺は。
俺の道を、俺の足で、俺の歩調で歩くのだ。



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