2018/07/17 Tue *ブルーにこんがらがって / Earl Hooker

20180717blueguitar


ブルーに。
こんがらがって。
時間も。
場所も。
なにもかも。

いつから。
始まって。
いつまで。
続くのか。
わかりもしない。

どこから。
来て。
どこへ。
行くのか。
わかりもしない。

そもそも。
何故。
いま。
ここに。
こうしているのか。

軸が曲がって。
空間が歪んで。
様々に。様々が。
交差して。
悩ませる。

一刀のもとに。
断ち切れる。
そんな刃を。
手に入れられたなら。
切り捨ててみせるのに。

『Blue Guitar』'80年リリース。
アール・フッカーの'59年~'63年頃までの音源を集めた日本編集アルバム。
全12曲中5曲が他人の録音に参加しバックを務めたもの。
残りの7曲がフッカー名義の録音です。この時代が最盛期かな。
あのジョン・リー・フッカーの従兄弟でもあるらしいアール・フッカー。
何とも凄腕のそして異能のギタリストとして知る人ぞ知る存在だったりします。
ジャケットでジミー・ペイジばりにダブル・ネック・ギターを誇らしげに抱えていますが。
オーティス・ラッシュによればフッカーの楽器に関する嗅覚は斬新で、鋭くて。
常に参考にし、影響を受けて、また真似しようともしていたとか。
そんな先進性を持ちながら。ロック界との直接の繋がりが薄かったせいもあり。
また'70年に肺炎で夭折してしまって。故にその知名度が高くはなかったりするのですが。
先のラッシュや、B.B.キングやバディ・ガイ。そんな錚々たる面々が。
こぞってその如何に天才であったかを語り、その素晴らしさを語る。それほどの傑物で。
特にそのスライドは。その余りの凄まじさにバディがスライドを諦めた程だとも。
兎に角。他人のバックでも。自分の録音でも。その煌めく刃の如き切れ味は抜群で。
蒼く光るその鮮やかな軌跡、その空気をも一刀両断するかの様には震えがきます。
何でもスライドはロバート・ナイトホークに直々に手ほどきを受けたらしいのですが。
それを時代に合わせて更に進化、そして深化させたかの趣もあります。
他人のバックではそれでいて主役をきちんと立てながら、自らも輝いてみせる。
それも事も無げにやってみせると。その粋な職人芸に、思わず拍手を贈りたくなります。
ジョン・リーと異なり歌うのは苦手だった様で。フッカー名義の録音はインストが殆どで。
中には、ジュニア・ウェルズのあの名曲のインスト・ヴァージョンもあって。
その「Rockin' With The Kid」とか「Rockin' Wild」の軽快さ、爽快さ、その切れ味。
フッカーのギターはこんがらがった心をもぶった切ってくれるのです。堪りません。


ブルーに。
こんがらがって。
いつなのか。
どこなのか。
なにもかも。

いつから。
続いているのか。
いつになったら。
終わるのか。
わかりもしない。

どこから。
現れて。
どこへ。
消えるのか。
わかりもしない。

そもそも。
何故。
いまが。
ここで。
こうであるのか。

軸が斜めに。
空間が逆さまに
様々に。様々が。
錯綜して。
悩ませる。

一刀のもとに。
叩き切る。
そんな刃を。
手に入れられたなら。
切り捨てて御免で終わるのに。

あれは。
何故。
ここに。
こうして。
あるのだろう。

これは。
何故。
あそこに。
ああして。
あるのだろう。

何故。
あそこが。
ここで。
ここが。
あそこなのだろう。

何故。
あの時と。
この時が。
ここで。
交わっているのだろう。

時間も。
場所も。
曲がって。
歪んで。
交差して。

いつなのかも。
どこなのかも。
斜めに。
逆さまに。
錯綜して。

およそ。
総てのものが。
ブルーに。
こんがらがって。
悩ませる。

蒼く。
醒めた。
刃を手に。
一刀でと。
立ち向かってみる。



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2018/07/16 Mon *路傍の / Blind Lemon Jefferson

20180716thebestofblindlemonjefferso


どうせ。
いつかは。
そして。
いつのまにか。
だからこそ。

路傍の。
石であれ。
草であれ。
そう。
花であれ。

己の。
思うところ。
その為に。
生きずして。
転がらずして。

なんとする。
どうするのだと。
そんな。
何ものかの。
声が。

腹の底から。
地を這う様に。
湧き上がり。
突き動かそうと。
迫ってくる。

所詮。
誰もが。
最後は。
だからこそ。
路傍の者だとしても。

『The Best Of Blind Lemon Jefferson』'71年リリース。
テキサス・ブルースの始祖、巨人、ブラインド・レモン・ジェファスン。
その'20年代パラマウントへの録音から編集された日本独自のアルバム。
米国では'67年~'70年にかけて3枚のアルバムが編集されリリースされていて。
そこから代表作とも言えるナンバー、16曲を厳選して収録しています。
デルタ・ブルースの始祖、巨人、チャーリー・パットンとほぼ同時期に活躍しながら。
その生年やら、キャリアのスターとやら未だに多くの謎が残るジェファスン。
その巨体から絞り出す、咽び泣く様な歌と、ユニークなギターで人気を博して。
僅か三年程の活動期間に遺された録音は80曲以上に上り。かなりのスターだったとか。
甲高いとも言える歌声と、メロディアスとも言えそうなギター。
そして「The Black Snake Moan」に代表される人間の営みの根源に触れるかの歌詞と。
多くの同胞に受け入れられる要素はほぼ備えていると言えるのかな。
親しみやすい様でいて。その実、己が根源を揺さぶられる様な業を感じさせられるかな。
路上で演奏している頃は。空き缶に投げ入れられるコインの音や渡される紙幣の手触り。
それでギャラの額を瞬時に判断し。時にはそんな安値で歌えるかと怒ったとも言われ。
ジェファスンが歩んできた道程の厳しさが伺えたりもします。
後進からは尊敬されていて。ライトニン・ホプキンスやTボーン・ウォーカーなどが。
盲目のジェファスンの付き人として、その手を引いていたとのことです。
尤も。このジャケットでもわかる様に。サングラスではない眼鏡を掛けていたらしく。
本当に盲目であったかも。その実、真偽はハッキリしないとの説もあったりします。
その最後はシカゴで凍死した状態で発見されるも。病死なのか事故死なのか死因は不明で。
その亡骸は故郷に運ばれ。碑銘も無い墓碑の下に眠っているのだとか。
酒と女が大好きで。録音のギャラは格安で。安酒と女性をあてがわれて満足していたとも。
路傍から始まり、ブルースと酒と女に生きて。路傍へと帰って行ったジェファスンなのです。

どうせ。
いずれは。
そして。
いつとも知れず。
だからこそ。

路傍の。
石だろうが。
草だろうが。
例え。
花だろうが。

己の。
志すところ。
そこに向かって。
生きなくて。
転がらなくて。

なんになる。
どうなるのだと。
そんな。
何ものかの。
呻きが。

臓の腑から。
地を鳴らず様に。
鳴り響き。
揺り動かそうと。
迫ってくる。

所詮。
誰もが。
最期は。
だからこそ。
路傍の者だからこそ。

心と。
体と。
そいつは。
別物で。
一体で。

思いと。
行いと。
そいつも。
別物で。
一体で。

志しと。
生業と。
そいつは。
相反で。
一体で。

理想と。
現実と。
そいつも。
相反で。
一体で。

されど。
この心。
この体。
失うものなど。
何もなし。

されど。
この思い。
この志し。
他の何者の。
ものでなし。

路傍の石。
路傍の草。
路傍の花。
そう。
路傍の者であればこそ。



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2018/07/15 Sun *魔術を / Tampa Red

20180715guitarwizard


魔術を。
使えれば。
そうすれば。
なんとか。
なるのにと。

技術も。
及ばない。
思考も。
及ばない。
そんなことでも。

魔術を。
使えれば。
そうすれば。
なんとか。
なるのだと。

ふと。
そんな思いが。
頭に浮かんで。
離れなくなる。
そんな夜がある。

あれも。
これも。
魔術を。
使って。
成し遂げてしまえれば。

一筋の。
道が開ける。
明りが射し込む。
魔術を。
使えれば。

『Guitar Wizard』'75年リリース。
ギター・ウィザード、ギターの魔術師、タンパ・レッド。
その全盛期であるブルーバード時代の録音を中心に編集されたアルバム。
'34年~'50年迄の音源から代表的なナンバーが16曲収録されています。
同年に米国で2枚組の同名アルバムがリリースされていて。
それを日本独自でシングル・アルバムに編集し直したものだと思われます。
日本では2枚組32曲、そいつは消化しきれないと思われたのかな。
さて。'50年代半ばには第一線を退いてしまい。ロック界とも直接的な繋がりがなく。
故に。シティ・ブルースを代表するギターの名手として一部で知られるだけになった。
そんなタンパですが。ブルーバード以前のSP時代から活躍していて。
大恐慌時代までにその録音は100曲を越えていた大スターだったのですよね。
ブルーバードで再スタート後も、後々まで歌い継がれるブルース・クラシックの数々を。
その超絶的に巧みなギターと、飄々とした歌声。そして卓越したアレンジ・センスで。
200曲以上も録音し。戦後のブルース・マン達にも多大な影響を残している偉人なのです。
「Anna Lou Blues」「Don't You Lie To Me」「It Hurts Me Too」「Love Her With A Feeling」
ロバート・ナイトホーク、エルモア・ジェイムス、ジュニア・ウェルズ、フレディ・キング。
数多のブルース・マン達が歌い継いだ。その原型をこのアルバムで聴くことができます。
既にナイトホークやエルモアのヴァージョンを彷彿させるものがあると言うか。
言ってしまえば。彼らはエレキ化してパワーを増幅しただけ(それはそれで凄いですけど)。
そう思える程の完成度の高さで。タンパが如何に優れて先進的だったかがわかります。
そのボトル・ネックを駆使したギターの技量の高さ。それだけでなく総てにおいて。
タンパにはまさにブルースの魔術を身につけていたのだと。そう思いたくなるのです。

魔術を。
信じれば。
そうすれば。
なんとか。
なるかなと。

技量も。
足りない。
思慮も。
足りない。
そんなものでも。

魔術を。
信じれば。
そうすれば。
なんとか。
なるのではと。

ふと。
そんな願いが。
頭に浮かんで。
恃んでみたくなる。
そんな夜がある。

あれも。
これも。
魔術を。
信じて。
成し遂げられるのならば。

一縷の。
望みが託せる。
光が萌してくる。
魔術を。
信じれば。

及ばない。
そんな者である。
そのことを。
承知している。
だからこそ。

至らない。
そんな者である。
そのことも。
承知している。
だからこそ。

何かが。
足らない。
そんなことは。
理解している。
だからこそ。

何かも。
拙い。
そんなことも。
理解している。
だからこそ。

魔術を。
使って。
なんとか。
なんとしても。
なんとかしたいと。

魔術を。
信じて。
なんとか。
なんとでも。
なんとかするのだと。

魔術を。
信じられれば。
信じきることができれば。
そして。
なんとかしてしまいたいのだ・・・



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2018/07/14 Sat *その後の / Elmore James

20180714bluesafterhours


その後の。
終わった後の。
その顔が。
見たいのさ。
そういうことさ。

よそ行きの。
営業用の。
仮面を外した。
その顔に。
会いたいのさ。

もう。
本音を隠して。
外面で。
話なんか。
したくないのさ。

あの手。
この手。
尽くして。
探って。
そいつはもう十分。

化粧を。
施した。
言葉でなくて。
素直な。
本音を聞いてみたい。

余計なものは。
総て。
脱ぎ捨てた。
剥き出しの。
言葉を耳にしたいのさ。

『Blues After Hours』'60年リリース。
スライド・マスター、エルモア・ジェイムス。
一説ではその初めてのアルバムとも言われるモダンへの録音を集めたアルバム。
年代的には’52年~’56年までの音源から14曲が収録されています。
所謂ブルーム調の元祖とも言える「Dust My Blues」のヒットによって大スターに。
ところが。あまりにも受けすぎて。ブルーム調のナンバーを連発したところ。
人気は急落して。契約を切られることに。恐らくはそれを契機に組まれたアルバムで。
まぁ、言ってしまえば。最後に纏めて売ってしまえと言うところだったのかなと。
さて。何はともあれエルモアです。ブルーム調です。オープン・チューニングで、三連で。
ジャララジャララジャララジャララジャラ~♪と。豪快にスライドを決め捲ります。
その実、それ以外のパターンのナンバーもあって。嘘か真かはわかりませんが。
エルモアの生涯の録音の中では、ブルーム調は全体の三分の一程度とのことですが。
それを多いととるのか、少ないととるのかも。微妙なところではあるのですが。
ことモダン時代に限っては前述の様にブルーム調のナンバーが圧倒的に多くて。
またその豪放磊落な迫力も、このモダン時代が一番かなと。兎に角、癖になるのです。
数多のフォロワーを生んだそのスタイルですが。やはり本家本元はモノが違います。
単純と言えば単純なのですが。鬼の一念、岩をも通すではありませんが。
その畳みかける様には、まさに狂気をも感じさせるものがあり。憑依されてしまうかな。
狂気と言えば。そのギターに比してあまり語られることは無いのですが。その歌声。
その唸りを上げる様も。また実に何とも尋常でないと言うか。制御不能と言うか。
もはや感情の赴くまま、激情のままに思いの丈を叫んでいる様で。
このギターにして、この歌ありと言うか。その相乗効果が唯一無比のブルースを生んでいる。
そして。このアルバム・タイトルに。このジャケットです。カウンターの見返り美人。
酒場の営業も終わり、その視線の先には誰がいるのか、何が待っているのか。気になります。実にブルースです。

その後の。
終わった後の。
その顔に。
会いたいのさ。
そういうことさ。

よそ向きの。
商売用の。
仮面を脱いだ。
その顔を。
見たいのさ。

もう。
本音を秘して。
建前の。
話なんか。
聞きたくないのさ。

あの策。
この策。
仕掛けて。
弄して。
そいつはもう十分。

化粧で。
塗り固めた。
言葉でなくて。
素直な。
本音で語り合いたい。

余計なものは。
総て。
削ぎ落した。
素のままの。
言葉と向き合いたいのさ。

素のまま。
そのまま。
その顔に。
会いたい。
会いたくて堪らない。

素のまま。
そのまま。
その言葉を。
聞きたい。
聞きたくて堪らない。

素のまま。
そのまま。
その姿で。
会いたい。
会いたくて堪らない。

よそ行きの。
仮面は脱いで。
化粧も落として。
もう。
そろそろ、そんな時間。

よそ行きの。
畏まった。
建前は抜きにして。
もう。
そろそそ、そんな時期。

よそ行きの。
鎧は脱いで。
総てを曝け出して。
もう。
そろそろ、そんな頃合い。

その後の。
終わった後の。
その顔に。
触れたいのさ。
そういうことさ。



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2018/07/13 Fri *そしてまた朝が来る / Char

20180713thebestofchar


そして。
また朝が来る。
また陽が昇る。
何があっても。
何もなくても。

この。
呼吸が。
止まらない限り。
朝が。
また巡りくる。

望むと。
望むまいと。
そう。
多分に。
望んではいるのだろう。

目が覚めて。
意識が戻って。
ふと。
誰かを思う。
何の疑いもなく。

その時。
その朝は。
何の。
不思議でもなく。
自然なものとなる。

また朝が来る。
また陽が昇る。
本意であろうと。
なかろうと。
新たな一日が始まる。

『The Best Of Char』'82年リリース。
チャーの恐らくは初めてとなるベスト・アルバム。
既にジョニー、ルイス&チャーとして活動していたチャー。
レコード会社の移籍に伴いバンドはピンク・クラウドに改名。
そしてこのアルバムが旧所属のポニー・キャニオンにより編集されたと。
ポニー・キャニオン時代は歌謡ロックな活動もしていたチャーですが。
ジョニー、スイス&チャーとしての活動が軌道に乗り注目も浴びていたからか。
もしくはチャーの威光が何らか働いたのか。その辺りはわかりませんが。
このアルバムは全曲が英語詞のナンバーとインストのナンバーで占められていて。
そこは、それ。時代に即したアルバムになっているのかなとも思われます。
個人的には歌謡ロックなチャーも好きと言うか。そっちのチャーにより惹かれますが。
ギタリスト、アーティストとしてのチャーは。やはりこのアルバムの路線でこそ。
より光り輝いて、魅力を放つのかな。ギター小僧の憧れでしたからね。
どうにも。巧過ぎると言うか、そつが無さすぎる感じもあって。
そこがいま一つ感情移入できなかったりはするのですが。確かに巧いし。そのセンスの良さ。
それが遺憾なく発揮されたのが「Smokey」であり「Shinin' You, Shainin' Day」で。
この2曲が40年以上前に世に出ていたと言うのは凄いことだなと改めて。
このアルバムの「Smokey」は『U.S.J』での再演で。オリジナルに分がありですが。
「Shinin' You, Shainin' Day」の煌めき、透明感は不滅と言うか、普遍と言うか。
いつ針を落としても。新しい一日の訪れ、その朝陽、陽光を感じさせてくれるのです。
この一曲だけでもチャーの比類なき才能は十二分に窺い知れるのですよね。

そして。
また朝が来る。
また陽が昇る。
何があっても。
何もなくても。

この。
呼吸が。
止まらない限り。
朝が。
また巡りくる。

望むと。
望むまいと。
そう。
多分に。
望んではいるのだろう。

目が覚めて。
意識が戻って。
ふと。
誰かを思う。
何の疑いもなく。

その時。
その朝は。
何の。
不思議でもなく。
自然なものとなる。

また朝が来る。
また陽が昇る。
本意であろうと。
なかろうと。
新たな一日が始まる。

今朝も。
今日も。
昨日と。
同じ。
そうなのだ。

今朝も。
今も。
昨日と。
変わらない。
そうなのだ。

何の疑いもなく。
誰かを思い。
それだけで。
総てが。
受け容れられる。

何の不思議もなく。
誰かを思い。
それだけで。
総てが。
動き始める。

止まっていた。
針が。
回り始めて。
新たな時を。
刻み始める。

固まっていた。
血が。
巡り始めて。
新たな鼓動を。
呼び起こす。

そして。
また朝が来る。
また陽が昇る。
新しい一日の。
朝陽、陽光が感じられるのだ・・・



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2018/07/12 Thu *魂、照らされて / Pearl

20180712pearlsecond


魂、照らされて。
ふと。届けられた。
その言葉が。
沈もうとする魂の。
その背中を叩く。

不意を突かれて。
胸の。
柔らかいところに。
触れられて。
何かが目覚めようとする。

あれ。
どうしたのだろうと。
背を向けて。
離れて。
沈み込んでしまうと。

その。
寸前。
その言葉が。
引き留めて。
引き上げてくれる。

どうしたと。
大丈夫と。
未だなんじゃないと。
ほら。
ここにいるよと。

その。
声に。
導かれて。
底を打って。
あぁ、そうだったのだと。

『Second』'87年リリース。
田村直美、SHO‐TA率いるパールの2枚目のアルバム。
初めてその歌声を耳にしたのはBSの音楽番組で。
サンプラかどこかでのフェスの録画でレッド・ウォリアーズとかも出ていて。
目当てはそのレッヅだったのだけれど。パールに、SHO‐TAに殺られたのだな。
確か放送されたのは「Feelin' Alright」と「Rock And Blues Woman」だったかな。
うわぁと、日本にもこんなにエモーショナルでソウルフルな女性ヴォーカルが出てきたと。
当時は、カルメン・マキとか金子マリはちょっと手の届かない存在って感じもあって。
それで。同世代のSHO‐TAに一気に惹き込まれたのだったなぁ。
その出し惜しみの無い、戦力疾走で駆け抜ける歌声と姿勢。それに痺れてしまって。
また、ロックンロールからブルース、そしてバラードまで。その真摯な歌声がね。
当時(も)色々と軋轢と衝突ばかりでささくれ立っていた胸に沁みて、鷲掴みにされて。
このアルバムの副題にある様に。その魂の尽きるまで輝き続けようと言う意思に惚れた。
あまりに性急と言えば性急に過ぎる。でもその蒼いまでの駆け抜ける感じが好きだった。
この後のミニ・アルバム『E=MC2』のリリース後からメンバーの脱退が相次いで失速。
後から聞いた話ではSHO‐TA以外のメンバーはメジャー・デビュー時の寄せ集めで。
その実、様々な思惑があったのかも知れないのですが。勿体なかったなと。
少なくとも。このアルバムの輝き、聴く者を奮い立たせる力は本物だと思うから。
ご存知の様に。その後、田村直美としてアニソンで大ブレイク、紅白にも出ていましたが。
その後、新メンバー(カーマイン・アピスがいたんだよなぁ)でパールを再編したりして。
SHO‐TAにとって。パールと言うのは特別なバンドなのだと思うのですよね。
自分にとっても。あの時一筋の光を与えてくれたこのアルバムは忘れ難いのです。

魂、照らされて。
ふと。射し込んだ。
その明りが。
沈もうとする魂の。
その背中を貫く。

不意を突かれて。
胸の。
柔らかいところを。
照らされて。
何かが蘇ろうとする。

あれ。
どうしたのだろうと。
膝を抱えて。
俯いて。
深海の底へと。

その。
寸前。
その明りが。
繋ぎ留めて。
引き戻してくれる。

どうしたと。
心配ないよと。
未だ早くないと。
ほら。
ここにあるよと。

その。
明りに。
導かれて。
顔を上げて。
あぁ、そうだったのだと。

そう。
そうだった。
あの日。
あの時。
出会って。

その。
声に。
その。
姿に。
魅せられて。

そうだ。
この出会いを。
待っていたのだと。
胸の柔らかいところが。
震えて。

それから。
その声に。
その姿に。
その明りに。
引き留められて。繋ぎ留められて。

背を向けて。
離れて。
沈み込んでしまうと。
そんな時も。
どんな時も。

膝を抱えて。
俯いて。
深海の底へと。
そんな時も。
どんな時も。

その声が。
その姿が。
その明りが。
一筋の光が。
この魂には結びついている。

魂、照らされて。



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2018/07/11 Wed *愚かなり / 萩原健一

20180711straightlight


愚かなり。
この道。
この歩き方。
そいつは。
百も承知。

でも。
この道以外。
この歩き方以外。
そいつを。
選べない。

何を。
好んで。
愚かな者と。
知りながら。
生きさらばえるのか。

そう。
そんな。
悪あがきも。
含めて。
選んでいる。

今更。
他の道。
他の歩き方。
ありはしない。
思いもしない。

それでいて。
時に。
迷い道。
嵌り込んでは。
愚かなり。

『Straight Light』'87年リリース。
萩原健一、ショーケンの(恐らく)12枚目のアルバム。
プロデュースとアレンジは井上堯之で。バックはアンドレー・マルロー。
気心の知れた面子に囲まれて自由にロックするショーケン。
ショーケンの場合、その魅力はライヴでこそ圧倒的に発揮されるのですが。
スタジオ・アルバムとしては『D'erlanger』とこのアルバムが双璧かなと。
ここ数年、久し振りにライヴも行い、積極的に音楽活動を再開していますが。
暫くは、まぁ、色々とあって表舞台から消えかかっていた愚か者なショーケンです。
あまりロックなイメージは無いのかもしれませんが。実のところ日本人のシンガーで。
これほどロックを感じさせる歌を聴かせてくれる人もいないのではないかと。
タイガースとテンプターズ。その時代からライバルだった沢田研二、ジュリーと比較すると。
歌の上手さ、華やかさ、分かりやすさ。総ての面でジュリーに分があるのは間違いなく。
しかし故に、上手い下手を越えた何か、泥臭さ、如何わしさ、一筋縄でいかないところ。
そんな、何とも言葉にし難い。生々しい息遣いを感じられるロックが宿っているかなと。
何故、ここでファルセット?何故、ここでシャウト。その奇異にも思える自由な様。
何ものにも縛られることを拒み、故に生き辛くなってしまうことへの自然な反発。
それが本能として染みついてしまっている。そんな危うい色気に溢れているのです。
時に必要以上に悪態をついて、噛みつきもしてしまう。そうしないと自己を保てない。
ハッキリ言ってしまえば。あまりにも愚かしく、故にあまりにも愛しくなってしまうのです。
堯之さんによる統制の効いた硬質なサウンドと、ショーケンの自由過ぎる歌声。
そいつが絶妙なバランスを保っているところはライヴには無い魅力と言えるかも。
そして。何と言っても「愚か者よ」の存在。まさにショーケンの為にある様なナンバーで。
どこかのジャリタレのヴァージョンとは比較のしようも無いのは言うまでも無いかなと。

愚かなり。
この道。
この転がり方
そいつは。
とうに承知。

でも。
この道以外。
この転がり方以外。
そいつは。
選べない。

何を。
わざわざ。
愚かな者と。
知りながら。
生き伸びようとするのか。

そう。
そんな。
往生際の悪さも。
認めながら。
選んでいる。

今更。
他の道。
他の転がり方。
ある筈もない。
思えもしない。

それでいて。
偶に。
迷い道。
落ち込んでは。
愚かなり。

この道。
この歩き方。
誰でもない。
己で。
選んだ。

この道。
個の転がり方。
他でもない。
己が。
選んだ。

他の道も。
誰かの。
歩き方も。
転がり方も。
選べなかった。

逆らい。
抗い。
噛みつく。
それしか知らない。
愚か者。

外れて。
逸れて。
背を向ける。
それしか出来ない。
愚か者。

そいつを。
選んで。
受け容れて。
それでも。
生きさらばえ、生き延びようと。

なのに。
迷い道。
はまり込んでは。
落ち込んでは。
一筋の光に縋る。

愚かなり。



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2018/07/10 Tue *ギザギザの心 / The Street Sliders

20180710jagout


心の欠片。
そいつが。
一枚。
また一枚。
剥がれ落ちて。

その破片が。
あそこに。
ここに。
突き刺さり。
血を流す。

その様を。
眺めながら。
抗うことも。
出来ぬままに。
そのままに。

剥がれ落ち。
ひび割れて。
形を失い。
流れ出し。
崩れてしまう。

破片を。
抜いて。
眺めて。
滴る血を。
指で拭って。

ギザギザの。
心に。
塗りたくって。
血の匂いに。
浸ってみる。

『Jag Out』'84年リリース。
ストリート・スライダーズの3rdアルバム。
スライダーズのアルバムの中で針を落とした回数は一番多いかな。
リリースと同時に手に入れて。毎日聴いていた記憶が。
初めて聴いたのは『がんじがらめ』で。それからライヴに足を運んでと。
そんな時期にリリースされたこのアルバムには止めを刺されたかな。
シンプルで。ラフで。尖がって。ギザギザで。触れたら切り裂かれそうで。
それも。骨までも断たれそうな。そんな凄味に震えがくるサウンド。
1stや『がんじがらめ』にあった曇りの様なものが取り払われた故か。
その切れ味の鋭さ、刃の煌めきがよりクリアに感じられるかなと。
ハリーと蘭丸のギター、ジェームズとズズのリズム隊。そこから生み出されるグルーヴ。
それこそがスライダーズの最大の魅力なのだと。そう感じさせてくれます。
グッと。いい塩梅に腰が落ちた。そんなリズム、ビートがあって。
その上で刻まれるギター。吐かれる言葉。隙間だらけのロックンロールの魅力。
「Tokyo Junk」「カメレオン」「Pace Maker」「One Day」「チャンドラー」と。
これだけのナンバーが並んでいるのも。その充実ぶりの表れかなと。
いま、聴くと。当時ならではの。エコーを利かせ過ぎたドラムスがちょっとなとか。
これで。録音にもう少し気を遣っていたらなとは思うけれど。まぁ、あの時代だからな。
クリアになって、メロディもキャッチーになって。しかし骨となるものは変わらずに。
ギザギザと刻みながら迫ってくる感じ。その迫力、凄味が堪らないのですが。
そいつがハッキリと伝わってきた最後のアルバムでもあるかなと。この後のスライダーズ。
そいつも悪くはないのですが。ギザギザとした引っ掛かりの迫力や凄味は後退してしまったかなと。

心の欠片。
そいつが。
一枚。
また一枚。
零れ落ちて。

その破片が。
あちらに。
こちらに。
突き刺さり。
血を流す。

その様を。
眺めながら。
闘うことも。
出来ぬままに。
そのままに。

零れ落ち。
ひび割れて。
形を失い。
溶け出し。
消え去ってしまう。

破片を。
抜いて。
眺めて。
流れる血を。
舌で拭って。

ギザギザの。
心に。
沁み渡らせて。
血の匂いに。
酔いしれてみる。

心の。
欠片。
その。
一片、一片。
そいつが。

歪み。
ひび割れ。
その。
一片、一片。
そいつが。

剥がれ落ち。
崩れ落ち。
その。
一片、一片。
そいつが。

あそこに。ここに。
あちらに。こちらに。
その。
一片、一片。
そいつが。

突き刺さり。
血を流す。
その。
一滴、一滴。
そいつが、

匂いたち。
胸を震わせる。
その。
振動、蠢動。
そいつが。

ギザギザの。
心を。
揺り動かす。
奮い立たせる。
眠りから呼び起こす。



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2018/07/01 Sun *この夏が始まる / Sheena & The Rokkets

20180701pinupbabyblues


夏の初めに。
改めて。
恋心。
そいつを。
確かめて。

そう。
夏の終わりなど。
待つまでもなく。
浚って。
逃げたい。

それ程に。
その顔に。
その声に。
その総てに。
恋をしているのだと。

微笑。
物言わぬ。
その笑顔に。
視線を奪われ。
囚われたまま。

この。
空の下。
熱気の中。
突き抜けるままに。
魘されるままに。

旧い。
流行りもしない。
恋唄など。
口ずさみながら。
この夏が始まる。

『Pinup Baby Blues』'81年リリース。
シーナ&ザ・ロケッツ、シナロケの4枚目のアルバム。
そしてアルファ・レコードでは最後となったアルバム。
シナロケはアルファに移籍して。YMO人脈の支援を得て成功したと。
それは間違いなくて。確かにそのおかげで出会えたのだけれども。
今になって思うと。無理があったと言うか。妥協していたのかなとも。
いや。だって。ニュー・ウェイブは兎も角として。テクノでは無いでしょうと。
そう。だから今にして思うと。このアルバムのロックンロール全開なところ。
ここが転換点で。だから当時も。もの凄く正直にこのアルバムには反応してしまって。
A面頭の「Propose」のイントロで。もはや勝負ありってくらいに惚れ込んだのだけれど。
結局。ロックンロール+歌謡曲と言うのがシナロケの勝負手、魅力が全開になるスタイルで。
「Pinup Baby Blues」はその完成形にして。腹を括ったナンバーであったかなとも。
だからこそ吹っ切れて。「(I Can't Get No) Satisfaction」では誠ちゃんが弾き捲ると。
このアルバム、プロデュースがミッキー・カーティスで。誰の発案なのか分からないけれど。
そのミッキーさんの進言によるサックスとキーボードの参加が凄く効果的で。
そうか。これならテクノなんかに頼らなくても。太くて厚いサウンドが作れるのだと。
それを誠ちゃんに気付かせたミッキーさんの功績は大きいかなと。絶妙な配役だったかな。
作詞に糸井重里が参加していて。帯にキャッチ・コピーも載っていたりするのが。
如何にもアルファ・レコードなのだけれど。その歌詞も見事に咀嚼しているあたりに。
揺るぎないシナロケのスタイル、それに自信、確信を抱いた証にも感じられて。
だからこそ。このアルバムを最後にアルファ・レコードから離れることも出来たのかなとか。
確か。夏の初めにリリースされて。直ぐに手に入れて。夏の間中、針を落としていた様な。
だからか。特にA面、しかも頭からの「Propose」「Pinup Baby Blues」の連発には。
その夏からの、幾度もの夏の。暑さと。そして切なさが染みついてしまっていて。どうにも堪らないのです。

夏の初めに。
今更の。
恋心。
そいつを。
抱きしめて。

そう。
夏の終わりまで。
待ってはいられない。
剥がして。
逃げたい。

それ程に。
その姿に。
その仕草に。
その総てに。
恋をしているのだと。

微睡。
答えない。
その表情に。
心臓を射抜かれ。
捕らえられたまま。

この。
空の下。
熱気の中。
駆け抜けるままに。
煽られるままに。

旧い。
とうに廃れた。
恋唄など。
口の端に上らせながら。
この夏が始まる。

立てば。
なんとか。
座れば。
なんとか。
その総てが狂おしい。

歩く姿など。
目にした日には。
どうにも。
こうにも。
狂わずにはいられない。

その顔に。
その声に。
視線を奪われ。
囚われたまま。
恋をしているのだと。

その姿に。
その仕草に。
心臓を射抜かれ。
捕らえられたまま。
恋をしているのだと。

そう。
夏の終わりなど。
待つまでもなく。
夏の終わりまで。
待ってはいられない。

夏の初めに。
改めて。
今更の。
恋心。
確かめて。抱きしめて。

突き抜けるままに。
魘されるままに。
駆け抜けるままに。
煽られるままに。
この夏が始まる。



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2018/06/29 Fri *仮暮らし / David Bowie

20180629lodger


仮暮らし。
いつでも。
どこでも。
そんな感覚が。
抜けぬまま。

何を。
していても。
何処に。
いても。
不意に。

実感が。
抜け落ちて。
輪郭が。
曖昧になって。
薄れゆく。

あぁ。
そうなのだと。
いまも。
ここも。
そうなのだと。

己の。
実在を。
確信できない。
そのままに。
いるのだと。

思い出し。
呆然と。
立ち尽くし。
総てが止まる。
仮暮らし。

『Lodger』'79年リリース。
所謂、ベルリン三部作の最後の一枚とされるデヴィッド・ボウイのアルバム。
確かに引き続きブライアン・イーノが参加し、その匂いは濃厚なものの。
実際には当時の西ドイツで録音は行われておらず。また全曲がヴォーカル入りとなって。
前二作、『Low』『Heroes』とは趣が異なると言うか、一線を画しているかなとも。
少なくとも。ボウイの中では既に次への胎動が生まれていたのではないかと思われます。
生涯に渡って。変容を続けたボウイ。どうにも、ひとところに止まることが出来ずに。
常に、いまではない、ここではない。いつか、どこかを探し求めていた様な。
恐らくは多分に。飽きっぽい性格だったのかとも思われて。その止まらないところが。
その動き続け、移動し続けるところが。それが魅力的だったのだと思わされますが。
特にこのアルバムは。ボウイ自身にも過渡期との意識が強かったのかなとも。
それがアルバム・タイトルにも、そして内容にも反映している気がしてならないかな。
どうにも。落ち着きのない浮遊感。それが居心地の悪さを感じさせて、刺激的でもあり。
また、同時に。その落ち着かない、定住しない感が、心地よくも思えると言う。
どうにも始末に負えない。そんな言ってみればボウイらしい魅力に溢れたアルバムかな。
明らかにイーノに傾倒、依存して。その濃度が最高潮に達したところで。醒めてしまって。
その最後を、イーノの匂いを濃厚に纏ったアルバムで締めくくりながら。心、ここにあらず。
そう、ボウイと言う人は。熱中している様で、熱狂の渦の中にいる様で。いつでも。
そこからは、その中心からは離れている、距離をとっている。その距離感が絶妙であって。
そこには。構想時と制作時、制作時と発表時。その僅かな間にも変容し続けてしまう。
そんなボウイならではの浮遊する、移動する感覚、意思が働いていたのかなとも。
生涯、間借人、仮暮らし。やはり異星から仮初、地球に滞在していたのかとも思ってしまうのです・・・

仮暮らし。
いつでも。
どこでも。
そんな感触が。
消えぬまま。

何を。
しようとも。
何処に。
いようとも。
不意に。

実体が。
消え去って。
陰影が。
微妙になって。
崩れゆく。

あぁ。
変わらないのだと。
いまも。
ここも。
同じことなのだと。

己の。
実存が。
明確にならない。
そのままで。
いるのだと。

思い知らされ。
自失で。
立ち止まり。
総てが失われる。
仮暮らし。

定まること。
落ち着くこと。
そんなものを。
望んではいない。
求めてもいない。

定まらぬ。
落ち着かぬ。
そのことの。
心地よさに。
惹かれてもいる。

ただ。
曖昧に。
薄れゆく。
輪郭を。
目にする度に。

ただ。
微妙に。
崩れゆく。
陰影を。
目にする度に。

実感が。
抜け落ちて。
実在を。
確信できない。
己に。

実体が。
消え去って。
実存が。
明確にならない。
己に。

その。
選んだ。
選ばれた。
身を思ってみる。
仮暮らし。



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«2018/06/28 Thu *嗅覚 / Detective