カテゴリー「003 Blues,Rhythm & Blues」の記事

2017/04/20 Thu *エネルギー、エネルギー / The James Cotton Band

20170420highenergy


エネルギー。
おぅ。
エネルギー。
そいつが。
必要なのだ。

強く。
逞しく。
しぶとく。
しつこく。
どこまでもと。

そうやって。
生きる為には。
生き抜く為には。
源となる。
力がなくてはならない。

ちょっとや。
そっとでは。
枯れない様な。
尽きない様な。
力がなくてはならない。

そうなると。
そいつは。
かなり高く。
かなり豊かで。
そんな力でなくてはならない。

エネルギー。
おぅ。
エネルギー。
そいつを。
補給しよう。

『High Energy』'75年リリース。
マット・マーフィィーを擁するジェームス・コットン・バンド。
その衝撃作『100% Cotton』に続く2ndアルバム。
『100% Cotton』で度肝を抜くファンク・ブルースをぶっ放して。
次はどこへ向かうのかと注目されていましたが。
その答えは南部に、ニュー・オーリンズにあったと言うことで。
現地に赴き、アラン・トゥーサンをプロデューサーに迎えて制作されました。
そのトゥーサンの手による「Hot 'N' Cold」で始まるのですが。
トゥーサンも参加しているこのナンバーが、もうニュー・オーリンズで。
一挙にそのニュー・オーリンズ・ファンクの世界へと引き込まれます。
幾らファンクに目覚めたからと言って。一挙にここまでいっちゃいますかと。
その思い切りの良さに驚かれます。なんか殆どミーターズなナンバーもあって。
コットン、そしてマーフィーのそれまでのキャリアを考えると意外なのですけどね。
それだけ。この時期は二人とも意欲に溢れていたことの証でもあるのかな。
ピアノに、あのジェームス・ブッカーを迎えるほどの熱の入れようですからね。
緩く、レイド・バックした感じがありつつも。柔軟で強靭なばねの存在を感じさせる。
そんなニュー・オーリンズ・ファンク・ブルースのエネルギーに満ちています。
コットンのハーモニカは、その音はオーソドックスなブルースで。
アンマッチにも思えるのですが。それがなかなかいいアクセントになっていて。
控えめながら、要所で切り込んでくるマーフィーのギターが全体を締めています。
『100% Cotton』と2枚組ライヴ・アルバム『Live & On The Move』に挟まれて。
地味な印象を抱かれがちですが。十分にエネルギーを感じられるアルバムなのです。

エネルギー。
あぁ。
エネルギー。
そいつが。
不可欠なのだ。

柔らかく。
しなやかに。
しぶとく。
しつこく。
いつまでもと。

そうやって。
生きていく為には。
生き延びる為には。
源となる。
力がなくてはならない。

ちょっとや。
そっとでは。
上がらない様な。
乾いてしまわない様な。
力がなくてはならない。

そうなると。
そいつは。
かなりの熱量で。
かなり豊潤な。
そんな力でなくてはならない。

エネルギー。
あぁ。
エネルギー。
そいつを。
充填しよう。

今日一日。
その。
勝負所。
逃がさぬ様に。
外さぬ様に。

一週間。
その。
天王山。
奪われぬ様に。
負けぬ様に。

ここから先。
その。
橋頭保。
流されぬ様に。
落ちぬ様に。

強く。
逞しく。
柔らかく。
しなやかに。
しぶとく、しつこく。

そんな。
枯れない様な。
尽きない様な。
上がらない様な。
乾いてしまわない様な。

そんな。
いつまでも。
どこまでも。
生き抜く為の。
生き延びる為の。

高く。
豊かな。
熱量も豊潤な。
力がなくてはならない。
力でなくてはならない。

エネルギー。
おぅ。
エネルギー。
そいつを。
補給しよう。

エネルギー。
あぁ。
エネルギー。
そいつを。
充填しよう。



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2017/04/19 Wed *生で / Lowell Fulson

20170419thebluesshowliveatpitinn


生で。
いけなきゃ。
何で。
いけるのか。
そう言うことさ。

生。
ぶっつけ本番。
出たとこ勝負。
誤魔化しも。逃げも隠れも。
出来やしない。

そいつは。
危ういけど。
怖いけれど。
だからと言って。
引くわけにはいかない。

危ういから。
怖いから。
退路がないから。
楽しいのだと。
面白いのだと。

そう。
腹を決めてしまえば。
それまで。
後は、もう。
生でやるだけ。

経験豊富で。
技巧派で、力業もいけるぜと。
そう嘯いて。
いなたく、如何わしく
やるだけ。はめるだけ。

『The Blues Show ! Live At Pit Inn』'81年リリース。
オクラホマ出身のテキサス・ブルース・マン、ローウェル・フルスン。
盟友であるリー・アレンと共に初めて日本の土を踏んだローウェル。
その初来日時に、今は無き六本木ピット・インで収録されたライヴ・アルバムです。
恐らくはこの来日が唯一の来日だった記憶しています。その意味でも貴重なアルバムで。
内容的にもB.B.キングや、ロバート・ジュニア・ロックウッドのそれと同様に。
日本で記録された、世界に誇るべきライヴ・アルバムと呼べるものになっています。
この時、ローウェルは60歳近かったのかな。日本ではそれこそ知る人ぞ知る存在で。
かの日暮泰文さんがどうしてもと呼び屋を説得して来日公演を実現させたのだとか。
アメリカでは活動していたのでしょうが。「Tramp」で一世を風靡してから既に20年近く。
どこまで現役感があるのか。不安視するむきも多かったと思われるのですが。
これが凄かったと。バンドの前奏に乗って出てきたローウェルがギターを手にして。
最初の音を出したら・・・本物だと。その一音で会場の空気が変わってしまったと。
チューニングがずれている感じもするのですが。ものともせずと言うか。
その音の存在感で周囲を圧倒してしまって。観る者、聴く者の心を鷲掴みにしてしまったと。
流石は百戦錬磨と言うか。その惚けた様なルックスに秘められた、いなたさ、如何わしさ。
テキサスから西海岸へと流れて。ゴツゴツしたブルースから、ファンクなブルースまで。
まさしく「Tramp」を地で行く感じで。どこか掴みどころの無いのが魅力なのですが。
その実、その地金、その骨格。そんなものが剥き出しとなるライヴでは、そう生では。
そのギターも、そしてその歌声も。実に真っ直ぐで、何とも黒光りのする傑物であること。
それを嫌と言う程、知らしめることになったのですね。これでいかなきゃ嘘だろうと。
やはり、ライヴだからこそ、生だからこそと言うべきものがあるのですよね。

生で。
いかせられなきゃ。
何で。
いかせられるのか。
そう言うことさ。

生。
ぶっつけ本番。
出たとこ勝負。
誤魔化しも。逃げ隠れも。
許されない。

そいつは。
脆くもあって。
恐ろしくもあるけれど。
だからと言って。
誤って済むものでもない。

脆いから。
恐ろしいから。
背水の陣だから。
楽しいのだと。
面白いのだと。

そう。
腹を括ってしまえば。
それまで。
後は、もう。
生でやるだけ。

あの手この手で。
四十八手で、何発でもいけるぜと。
そう嘯いて。
いなたく、如何わしく
やるだけ。はめるだけ。

好きこそ。
ものの上手なれ。
そう。
生こそ。
ものの上手なれ。

なんだかんだで。
生が。
その臨場感が。
その生々しさが。
好きなのだ。

だったら。
胡麻化さず。
逃げ隠れもせず。
退路を断って。
背水の陣で。

臨むだけ。
挑むだけ。
やるだけ。
はめるだけ。
いくだけ。いかせるだけ。

危うくて。
怖くて。
脆くて。
恐ろしくて。
だからこそ。

楽しいのだと。
面白いのだと。
腹を決めて。
腹を括って。
さぁ、一芝居、大芝居。

経験豊富。
四十八手もお手のもの。
技巧派で。
力業もいけるぜと。
嘯いて。

生で。
いなたく、如何わしく
やるだけ。はめるだけ。
いくだけ。いかせるだけ。
それだけさ。



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2017/04/18 Tue *蒼白い炎 / John Lee Hooker

20170418playsandsingstheblues


蒼白い炎。
それを。
胸に抱いて。
そのままに。
そのままで。

あの日。
あの時。
感じた思い。
それを。
忘れずに。

あの日。
あの時。
その。
蒼いまま。
そのままに。

何も。
変わらない。
何も。
変えられていない。
だから。

悲しみも。
怒りも。
あの日の。
あの時の。
そのまま。蒼いまま。

蒼くて。
何が悪い。
蒼さだけが。
叫ばせる、闘わせる。
そんなものもあるのだ。

『Plays & Sings The Blues』'61年リリース。
チェスへの録音から編集されたジョン・リー・フッカーのアルバム。
先ずはこのジャケットが素晴らしいなと。蒼白い炎を放つジョン・リーのブルース。
その何たるかを見事に捉え、表しているなと感じるのです。
尤も。ジャケットに写っているのはジョン・リー本人では無いでしょうが。
さて。'51年~'52年にかけて録音された12曲が収録されているこのアルバム。
1曲だけベースが入っているだけで。後はエレキギターでの弾き語りとなっています。
あまりにも売れっ子だった為に。様々な変名を使って様々なレコード会社に録音していて。
チェスへの録音はどの名義だったのかなとか考えてしまいますが。それは兎も角。
やっているのは、録音されたのはジョン・リーのブルース。それ以外の何ものでもなくて。
何故か。チェスのジョン・リーはあまり語られないのですが。悪いわけもなくて。
夏には聴けないとまで言われた。暑さ極まりないワン・アンド・オンリーのブルース。
それが、これでもかとばかりに。身と心を焦がそうと、燃やそうと迫ってくるのです。
唸り、呻き、叫び。己とも闘いながら。ブギーで、スロー・ブルースで煽ってくるのです。
そのどこかぶっ飛んだ感もある鬼気迫る様。そいつに魅入られずにはいられないのです。
ドクター・フィールグッドもカバーした「Mad Man Blues」なんて。もう実になんとも。
延々と、悶々とブギーを、スロー・ブルースをブチかまし続けるジョン・リー。
そのしつこさ、諦めるとか、忘れるとか、止めるとか。そんなこととは無縁のブルース。
ある意味で。とてつもなく蒼臭くもあるけれど。その蒼臭さこそが魅力なのです。
蒼臭くて、蒼くて何が悪いと。蒼いからこそ、やり続けられる、成し遂げられることもある。
そんなことを感じさせてくれる、教えてくれるジョン・リー。流石だよなと。
こうでなきゃ、70歳を超えて。20人以上のガール・フレンドとは付き合えないよねと思うのです。

蒼白い炎。
それを。
胸に秘めて。
そのままに。
そのままで。

あの日。
あの時。
刻まれた思い。
それを。
忘れずに。

あの日。
あの時。
その。
蒼さのまま。
そのままに。

何も。
変わらなかった。
何も。
変えられないかもしれない。
だから。

切なさも。
悔しさも。
あの日の。
あの時の。
そのまま。蒼いまま。

蒼くて。
何が悪い。
蒼さだけが。
支える、突き上げる。
そんなものもあるのだ。

あの日。
あの時。
思ったのだ。
感じたのだ。
だから。

唸りながら。
呻きながら。
叫んで。
拳を突き上げて。
闘ってきたのだ。

なのに。
あの日。
あの時と。
何も。
変わってはいない。

だから。
ここで。
諦めてはならない。
忘れてはならない。
止めてはならない。

あの日。
あの時の。
悲しみを、怒りを。
切なさを、悔しさを。
胸に抱いて、胸に秘めて。

蒼いまま。
そのまま。
蒼くて。
何が悪い。
悪いことなどあるものか。

蒼白い炎。
それだけを。
支えに。
それだけを。
拠り所に。

闘い続けるのだ。



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2017/04/17 Mon この嵐 / T-Bone Walker

20170417stormymondayblues


沈む思い。
昇る思い。
その。鬩ぎ合い。
その。葛藤。
その。乱高下。

そいつが。
身に。
心に。
嵐を呼ぶ。
嵐に襲われる。

今日、一日。
否、朝だけでも。
やり過ごせれば。
乗り切れれば。
そう思ったところで。

知っている。
分かっている。
そう。
今日だけではないと。
明日も同じだろうと。

身が。
心が。
軋み。
呻き。
悲鳴を上げる。

この嵐は。
今日も。
明日も。
明後日も。
ここにあるのだと。

『Stormy Monday Blues』'67年リリース。
安直なのか、秀逸なのか。趣味がいいのか、悪いのか。
そんな微妙、絶妙なジャケットも印象的なT・ボーン・ウォーカーのアルバム。
録音場所とか、ウォーカー以外の参加メンバーとか。
クレジットが無いので正確なところは分かりかねるところもあるのですが。
そのファンキーなギターと歌声。'60年代後半のウォーカーのブルースです。
このファンクと言うか、ソウルへの接近が評価の別れるところで。
モダン・ブルースの父としてのウォーカーに固執すると、選外になるのかな。
まぁ、正直。あまり語られることのない時期のアルバムではあります。
ところが。これが悪くないのですよね。いや、かなりいいのではないかなと。
アルバム冒頭の「Stormy Monday Blues」のカッコ良さときたら、何とも言えなくて。
ファンキーなベースと女性コーラスに導かれて始まる大胆なアレンジが堪らなくて。
そうか。ストマンと言うのは。こんな風にも表現できるのかと。
これなら憂鬱な嵐の月曜日も、ご機嫌にやり過ごせる、乗り切れるなと感じられるのです。
ストマンの、そしてウォーカーの懐の深さ、咀嚼力の強さ。それを思い知らされます。
その乗りのまま、勢いのまま。あっという間に最後まで聴けてしまうアルバムです。
同時代のアルバート・キング、そして後のジェイムス・コットン・バンド。
そんな名前が脳裏に浮かぶ。そんなファンク・ブルースが堪能できるのです。
「T-Bone's Way」「Louisiana Bayou Drive」と言ったインストでの。
ウォーカーのギターと、オルガンの絡みなんかはMGズを思わされるところもあって。
その目配り、そのセンス。そこにもウォーカーの底力を感じたりもするかな。
その鋭さ故に、常に先端に、最前線にいることが出来たのだろうなと思わざるを得ないのですよね。

堕ちる思い。
浮かびの思い。
その。凌ぎ合い。
その。混沌。
その。目まぐるしさ。

そいつが。
身に。
心に。
嵐を引き起こす。
嵐を呼び起こす。

今日、一日。
否、朝だけでも。
やり過ごしてしまえば。
乗り切ってしまえば。
そう願ったところで。

知らされている。
つまされている。
そう。
今日だけでは終わらないと。
明日も続くのだと。

身が。
心が。
痛み。
疼き。
嗚咽が漏れる。

この嵐は。
今日も。
明日も。
明後日も。
去りはしないのだと。

そうさ。
何も。
月曜日だから。
その朝だから。
そんなわけはない。

そうさ。
月曜日の。
その朝の。
せいなのだと。
そう思いたいだけなのだ。

でも。
そんなことはないと。
そんなはずはないと。
知っている。
分かっている。

それだけ。
知らされてきた。
つまされてきた。
それを。
繰り返してきた。

身が、心が。
軋み、呻き。
悲鳴を上げる。
痛み、疼き。
嗚咽が漏れる。

この嵐は。
今日も。
明日も。
明後日も。
ここにあり。去りはしないのだ。

身が、心が。
嵐を呼ぶ、嵐に襲われる。
嵐を引き起こす、嵐を呼び起こす。
それならば。

この嵐と。
今日も。
明日も。
明後日も。
共に生きていく、それだけのこと・・・



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2017/04/16 Sun *反動 / Magic Sam

20170416magicsam19371969


反動。
そいつは。
ちょいとばかり。
否、かなり。
厄介で。

喜びとか。
楽しみとか。
そんなものが。
大きければ。
大きいほど。

その。
後は。
そう。
祭りの後は。
どうにもいけない。

どうしたって。
なにをしたって。
下ってしまう。
沈んでしまう。
抗い様もなく。

それでも。
出来る限りの。
抵抗をと。
その総てをと。
一晩中でもと。

欲して。
求めて。
殊更、陽気に。
振る舞ってしまって。
また、反動。

『1937-1969』'70年リリース。
マジック・サムのコブラ録音による編集アルバム。
このアルバム・タイトルにこのジャケット。'69年に32歳で夭折したサム。
その追悼盤として、あのマイク・ヴァーノンのブルー・ホライゾンが編集したもので。
コブラのサムがまとめて聴けるようになった、世界で初めてのアルバムです。
ブルー・ホライゾンはコブラのオーティス・ラッシュのアルバムでも世界に先駆けていて。
その『This One's Good 'Un』が日本ではジャケットからコブラの赤盤と呼ばれていて。
それに対して、対を成す形でこのアルバムはコブラの黒盤と呼ばれていたのだとか。
この憂いを含んだかのサムのポートレイト。そこに制作者のサムに対する愛情を感じます。
「All Your Love」や「All Night Long」などコブラからリリースされた4枚のシングル盤。
そこに収録されていた8曲に、未発表となっていたナンバーを2曲加えて。
更には叔父であるシェイキー・ジェイクの録音に参加した2曲を加えた全12曲を収録し。
この時点でのコブラのサム。その全貌を、その魅力の総てを届けようとしています。
録音されたのは'57年~'58年。サムが20歳~21歳の頃のもので。
後のデルマークでの姿に比べると、当然の如く若くて、未完で。しかしその中にも既に。
サムならではの個性が芽生えている、生まれているのが感じ取れるのですが。
その繊細で、表現力豊かで。そして何よりもどこか温かさのある歌声とギターが素晴らしく。
なんでもサムは、ブルース一辺倒ではなくて。R&Bやジャズにも親しんでいて。
シカゴに出てきた当初はゴスペル・グループで歌ったりもしていたのだとか。
そんな柔軟さが。他人のレパートリーをやっても総て自らの個性に染められて要因かな。
中には他人のコピーばかりだと非難する声もあったそうですが。それは違うだろうと。
オリジナル云々が問題ではなく。その解釈、表現が如何にオリジナルかが問題だろうと。
思わず気色ばんで反論したくなる。それほどのものなのですよね、サムのブルースはね。
落ちて、沈んで、堕ちて。でも陽気さを失わない。そんなサムのブルースが愛しくてならないのです。

反動。
そいつは。
時によっては。
否、殆どの場合。
不可避で。

嬉しいとか。
楽しいとか。
そんな時間が。
長ければ。
長いほど。

その。
後は。
そう。
宴の後は。
どうにもならない。

どうしたって。
なにをしたって。
落ちてしまう。
堕ちてしまう。
そのままに。

それでも。
無抵抗では。
癪に障るので。
その総てをと。
一晩中でもと。

欲して。
求めて。
只管、陽気に。
装ってしまって。
また、反動。

反動。
そいつが。
来ることは。
そいつに。
襲われることは。

反動。
そいつには。
抗えないことは。
そいつからは。
逃れられないことは。

初めから。
わかっていて。
とうの昔に。
承知していて。
身に染みていて。

祭りの後は。
宴の後は。
厄介で。
不可避で。
心に刻まれていて。

それでも。
喜びとか。
楽しみとか。
嬉しいとか。
楽しいとか。

そいつは。
見逃せない。
そいつを。
見過ごせはしない。
あり得ない。

反動。
下っても。
沈んでも。
落ちても。
堕ちても。

反動。
出来る限りの。
抵抗を。
その総てをと。
一晩中でもと。

反動。
欲して。
求めて。
陽気に。
無駄な足掻きだとしても。

反動。それさえも。楽しんでいるのかもしれないね。



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2017/03/15 Wed *You make me feel... / J.B. Lenoir

20170315naturalman


You make me feel like a natural man...

本当の自分。
それが。
どんなものなのか。
そもそも存在するのか。
そいつはわからない。

わからないが。
明らかに。
不自然だと。
自分でも。
感じる時はあるし。

わからないけど。
明らかに。
装っている。
演じている。
そんな時もあるし。

だとすれば。
今夜。
ここで。
こうして。
何も意識することもなく。

身も心も。
力が抜けて。
寛いでいる。
素直になっている。
それが自然に近いのかもしれないなと。

You make me feel like a natural man...

『Natural Man』'70年リリース。
ミシシッピー生まれのブルース・マン、J.B.ルノアー。
その'51年~'57年までの録音から14曲を収録したチェスの編集アルバム。
ニュー・オーリンズでエルモア・ジェイムスやサニー・ボーイ・ウィリアムソンと活動して。
その後、シカゴに出て。ビッグ・ブル・ブルーンジーの知己を得て。
やがてマディ・ウォーターズとも共演する様になり。JOBへの吹き込みを経て。
チェスへの録音の機会を得たと。チェスではウィリー・ディクソンが注力していたとか。
そのキャリアの随所に大物が登場するのもルノアーの才能、個性が光っていたからで。
先ずは、その、時には女性に間違えられたと言う甲高い歌声に驚かされます。
およそ。ブルース界広しとは言っても。ここまで甲高い歌声の持ち主は他にはいないかな。
そのあまりにも個性的な歌声で陽気なアップ・テンポのブルースを聴かせるのですが。
その実。その歌詞は社会に対する批判や皮肉を歌ったものが多くて。
タイトルからして「Korea Blues」「I’m In Korea」そして「Eisenhower Blues」と。
朝鮮戦争を憂い、時の政権、大統領を挑発する。なかなかの硬骨漢にして社会派なのです。
「Eisenhower Blues」は圧力をかけられて発売禁止に追い込まれています。
後年にはベトナム戦争を題材としたブルースも歌っていた様で。筋金入りなのですね。
そして。一面では。あまりに純粋な愛を歌った歌詞が多いことで。
ブルースからイメージされるダブル・ミーニング等は殆ど用いていないのです。
一説には。ブルースを生業としながらも。精神的、信仰的にはブルースから離れようと。
そんなことを模索していたとも言われています。それもまた独特な志向とも思われますが。
恐らくは。そんなあれやこれや総てがルノアーにとっては自然なことだったのかもと。
「Natural Man」ではその心情が。俺は普通の男さ、今にそれを見せてやるさ、と歌われています。

You make me feel like a natural man...

真実の自分。
それが。
どんなものなのか。
そもそも実存するのか。
そいつはわからない。

わからないが。
明らかに。
虚構だと。
自分でも。
感じる時はあるし。

わからないけど。
明らかに。
偽っている。
欺いている。
そんな時もあるし。

だとすれば。
今夜。
ここで。
こうして。
何も構えることもなく。

身も心も。
柔らかく。
解かれている。
素顔になっている。
それが真実に近いのかもしれないなと。

You make me feel like a natural man…

本当の自分。
真実の自分。
そんなものが。
あるのか。
ないのか。

そもそも。
本当の自分。
真実の自分。
そんなものが。
必要なのか。

そもそも。
本当とは。
真実とは。
何なのか。
意味があるのか。

そいつはわからない。
わからないが。
今夜。
ここで。
こうして。

装いもせず。
演じもせず。
偽りもせず。
欺きもせず。
ただこうしていられる。

何も意識することもなく。
何も構えることもなく。
身も心も。
素直になっている。
素顔になっている。

それは。
自然に近く。
否。
それこそが。
自然であるのだと。

本当でも。
真実でも。
無くてもいい。
そう。
自然であれる時の幸せを。

You make me feel like a natural man...



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2017/03/14 Tue *クールでいこう / Albert Collins And The Ice Breakers

20170314dontlooseyourcool


熱くなってもいい。
叫んでもいい。
けれど。
忘れちゃならない。
そんなものがある。

熱く。
燃え滾る。
思い。
そいつがあるのは。
いいことだ。

熱く。
燃え滾る。
思い。
そいつがなければ。
始まらないのだけれど。

そいつは。
そいつで。
熱く。
燃やしながら。
滾らしながら。

いつも。
忘れずに。
胸の内に。
抱いていなくちゃならない。
そんなものもある。

そう。
見失わない様に。
いつでも。
我を。
忘れることのない様に。

『Don't Lose Your Cool』'83年リリース。
テキサス・ブルース・マン、アルバート・コリンズ。
アリゲイターでの4枚目となるアルバム。
このアルバムからオルガン・プレイヤーが参加しています。
何でもコリンズはそもそもオルガンからそのキャリアをスタートさせたらしく。
オルガンには並々ならぬ愛着を抱いていた模様で。
このアルバムでも。たびたびオルガン・ソロがフューチャーされていて。
それに対抗する様にコリンズもバリバリと弾きまくっています。
オルガンが加わったせいか。全体的にファンキー濃度が濃くなっているかな。
さて。コリンズと言えば。凶暴、冷酷。何故かそんなキャッチ・フレーズで。
それはテレキャスの変則チューニングとフィンガー・ピッキングによる。
その独特の奏法から生み出される、独特な音色に起因するのだろうなと。
確かFマイナーなのかな。で、キーが異なる時はカポタストで対応して。
聴いているとかなり硬質な印象を受ける音色で。それが冷たい感じを与えるかなと。
ライヴでは何十メートルもあるシールドを引っ張って客席に乱入するのがお約束で。
その為にストラップを右肩に掛けていると言う徹底ぶりもプロフェッショナルだなと。
ただ。感情のままに弾きまくり、暴れていたかと言うと。恐らくそうではなくて。
例えばオルガンやサックスとのせめぎ合うバランスを絶妙に計算していたと思われて。
乱入するにしても。むやみやたらではなく。ここぞと言うタイミングは見ていたかなと。
そう。熱く・・・コリンズの場合は冷たくかな、燃え滾りながらも。
常に自らを、そしてバンド全体を冷静に捉える視点は失っていなかっただろうなと。
それが故の緩急・・・寒暖の見事さが。コリンズの人気の秘密だったかなと思うのです。

熱くなってもいい。
吠えてもいい。
けれど。
失ってはならない。
そんなものがある。

熱く。
燃え盛る。
思い。
そいつがあるのは。
喜ばしい。

熱く。
燃え盛る。
思い。
そいつがなければ。
何にも始まらない。

そいつは。
そいつで。
熱く。
盛んに。
燃やしながら。

いつも。
忘れずに。
胸の内に。
なくてはならない。
そんなものもある。

そう。
見ていられる様に。
どんな時も。
我を。
冷静に保てる様に。

熱く。
ならなきゃならない。
そんなものもある。
そんな時もある。
そうなのだ。

熱く。
ならずにいられない。
そんなものもある。
そんな時もある。
そうなのだけど。

そんな時も。
どんな時も。
熱い思い。
そいつを。
抱きながらも。

叫んでも。
吠えても。
忘れちゃならない。
失ってはならない。
そんなものがある。

燃え滾る。
燃え盛る。
思い。
そいつがなければ。
始まらない。

燃え滾る。
燃え盛る。
思い。
そいつがなければ。
面白くない。

だからこそ。
我を。
忘れることのない様に。
我を。
冷静に保てる様に。

熱く。
楽しく。
面白く。
そうある為に。
クールでいこう。



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2017/03/13 Mon *なんと言えば、なんと伝えれば / Ray Charles

20170313whatidsay


あぁ。
なんと言えば。
いいのだろう。
なんと伝えれば。
いいのだろう。

この。
なんとも。
スッキリしない。
うす曇りの様な。
空気を。

別に。
何が。
どうだとか。
そんなことは。
無いのだが。

目に見えない。
薄い膜に包まれて。
世界と。
一枚、隔てられた様な。
もどかしさ。

言葉も。
思いも。
直接は。
届かない。
響かない。

ものともせずに。
越えてしまえれば。
いいのだろうが。
そいつが。
なかなかに難しい。

『What'd I Say』'59年リリース。
レイ・チャールズの5枚目となるスタジオ・アルバム。
大ヒットした「What'd I Say」をタイトルに冠していて。
アルバムもヒット。レイの名前を一躍広めることとなりました。
「What'd I Say」は日本でもシングル盤としてリリースされていて。
当時の邦題は「なんと言ったら」だったとか。まぁ、なんと言ったらですが。
ゴスペルからジャズ、そしてR&Bへと発展、進化させた立役者の一人である、レイ。
病気、障害、差別・・・様々な逆境と闘わざるを得なかったレイです。
その胸の内などとても推し量れるものではないのですが。それが故に。
R&Bの原型、原点とも言える熱いコール&レスポンスのスタイルを完成させた。
その背景にはその苦闘の歩みが関係していたのであろうなとは思われます。
その結果とし成功を手にするも、ゴスペルへの冒涜だとの激しい非難もあったとかで。
薬物へとのめり込んでいくことになると・・・なんとも言えない気分になりますが。
それだけ。激しい賛否を巻き起こすだけのものをレイが生み出したのですよね。
人種とか、なんだとかの壁を越えて。人間の感情に訴えかけるコール&レスポンス。
レイとレイレッツによる男女の交歓は当然、性的なものも想起させるもので。
人間の本能、野性、欲望に訴えかける、呼び覚ます。それだけのものだったのです。
言わば。ゴスペル、神。そんなものによって隠されていたもの、我慢せざるを得ないもの。
そんなものを白日の下に晒した、解放して自由を与えた一人がレイだったのです。
そして。その背景にはやはり。レイの思い、苦悩や葛藤、その苦闘があったのだと。
それは具体的なものもあったであろうし。なんと言ったらな、漠然としたものもあって。
それを発したい、伝えたい。そんなレイの思いが爆発したからこそ、R&Bは生まれたのかなと思うのです。

あぁ。
なんと言えば。
いいのかな。
なんと伝えれば。
いいのかな。

この。
なんとも。
ハッキリしない。
曇りガラスの様な。
雰囲気を。

別に。
何が。
どうして。
どうなったとかは。
無いのだが。

先が見えない。
薄い繭に阻まれて。
世界と。
一枚、遠ざけられた様な。
胸苦しさ。

言葉は。
思いは。
直接に。
届けられない。
響いてはこない。

ものともせずに。
越えてしまうものを。
手にできればいいのだが。
そいつは。
どうして難しい。

そう。
別に。
現状に。
この世界に。
甘んじてしまえば。

何も。
思わずに。
何も。
考えずに。
済むのだろう。

何も。
思わない、考えない。
そう。
思い込んでしまえば。
決めてしまえれば。

そいつが。
どうにも。
出来はしない。
腑に落ちない。
我慢していられない。

目に見えない。
薄い膜に包まれて。
先が見えない。
薄い繭に阻まれて。
世界が遠ざかる。

スッキリしない。
うす曇りの様な。
ハッキリしない。
曇りガラスの様な。
空間に取り残される。

あぁ。
なんと言えば。
いいのだろう。
なんと伝えれば。
いいのだろう。

一見。
平穏な。
この。
日々に隠された。
苛立ちを。



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2017/03/12 Sun *根無し草 / Sonny Boy Williamson

20170312thebestofsonnywilliamson


根無し草。
浮草。
どうにも。
どうやら。
そんなもの。

別に。
好んで。
安定を。
定住を。
拒んではいない。

なのに。
どうしても。
安らがない。
定まらない。
いつも。いつでも。

落ち着かない。
辿り着かない。
そんな思いが。
拭えずに。
過ごしている。

ここだと。
これだと。
思える時が。
思える場所が。
来るのだろうかと。

いまも。
この時も。
探しているとは。
求めているとは。
思うのだけれど。

『The Best Of Sonny Boy Williamson』'72年リリース。
日本独自編集のサニー・ボーイ・ウィリアムソンのベスト・アルバム。
チェス(チェッカー)に残された、'55年~'63年にかけての録音から。
14曲が選ばれて。ほぼ年代順に収録されています。至極、妥当な選曲、曲順。
特に奇を衒うことは無く。サニー・ボーイの魅力をそのまま伝えようとの。
そんな意図を感じるかな。まだまだ日本ではブルースが広く知られる前ですからね。
さて。見事に雰囲気を捉えているジャケットでおわかりだとは思いますが。
このサニー・ボーイは所謂二世、そう本名ライス・ミラーのサニー・ボーイです。
その生年には諸説あって。定説が無く。若い頃のことは不明で。
ミシシッピ生まれであることはわかっているもの。実は本名にも異説があるのだとか。
その名前が知られる様になったのは40代以降と。遅咲きのブルース・マンで。
アーカンソー州ヘレナでラジオの番組を持ってからのことで。そしてこの時から。
所謂一世が南部には来ないのを利用してサニー・ボーイ・ウィリアムソンを名乗ったと。
初めて録音を経験した時には既に50代になっていたと思われて。
チェスと契約をした時にはもう50代も半ばだったのですよね。長い道程だったなと。
そして。あの独特の。吹き語りとも言える様な、ハーモニカと。胡散臭い歌声。
その何とも言えない味わいと迫力のあるブルースでヒットを飛ばす様になるのですね。
チェス時代のサニー・ボーイはややモダンになったとは言われるものの。
十分に南部の臭味を残していて。それがリトル・ウォルターとは対極とも言えるもので。
その老獪なテキヤの親分的な貫禄と親しみのあるブルースが魅力的なのですよね。
山高帽とトランクをトレード・マークとしていたサニー・ボーイ。根無し草、漂泊の人。
そんなイメージを抱かせる、放浪、流離を感じさせる哀愁が漂うところもね。堪らないのです。

根無し草。
浮草。
どうにも。
どうやら。
そうらしい。

別に。
好んで。
放浪を。
流離を。
選んではいない。

なのに。
どうしても。
浪浪と。
流れるままに。
いつも。いつでも。

落ち着けない。
辿り着けない。
そんな思いを。
抱いたまま。
過ごしている。

ここだと。
これだと。
決める時が。
決める場所が。
来るのだろうかと。

いまも。
この時も。
探しているのは。
求めているのは。
確かな筈なのだけれど。

どうにも。
どうやら。
いつも。
いつでも。
根無し草。

どうにも。
どうやら。
いまも。
これからも。
根無し草。

どうしても。
安らがない。
定まらない。
浪浪と。
流れるままに。

落ち着かない。
辿り着かない。
落ち着けない。
辿り着けない。
その思い。

安定を。
定住を。
拒んではいない。
探している。
求めている。

なのに。
その時が。
その場所が。
見えない。
わからない。

どうにも。
どうやら。
浮草。
根無し草。
そいつが性分であるらしい。



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2017/03/11 Sat *地に足 / Clarence Gatemouth Brown

20170311standingmyground


ふらふらと。
ふわふわと。
漂うように。
そんな。
足どりで。

とてもじゃないが。
そうは見えない。
そうは思われない。
そいつは。
そうかもしれないが。

立つところは。
依るところは。
いつでも。
どこでも。
明らかなのだ。

そう。
誰かとは。
他人とは。
世間様とは。
異なるかもしれないけれど。

俺は俺で。
これでも。
それでも。
地に足。
そいつは着けている。

自分の。
自分だけの大地。
そいつが。
あれば。
見失わなければ。

『Standing My Ground』'89年リリース。
ブルース界きっての鬼才、クラレンス・ゲイトマウス・ブラウン。
'40年代から活躍するも。一時は不遇をかこっていたクラレンス。
'70年代にヨーロッパで再評価され。'80年代に大復活。
その'80年代にリリースされた最後のアルバム。そしてアリゲーターでの1stアルバム。
何しろ。ブルース・マンと呼ばれるのが大嫌いだったらしいクレレンス。
初来日時のインタビューではブルースの話題ばかりでブチ切れたと言う伝説も。
そんなクラレンスですから。ギターだけでなく、フィドル、ピアノ、ドラムスも操って。
(そもそもギターを手に取る前は、ドラマーとして活動していたのだとか)
その音楽性もブルースの枠内に収まらない、幅広いものがあるのですが。
このアルバムは。比較的、ブルース寄りと言うか。ストレートなブルースが多いかなと。
しかし。それはあくまでもクラレンスにしてはとのことわりが付くもので。
そのアレンジは独特で。ギター・プレイもトリッキーで緻密だったりします。
「Got My Mojo Working」、A面頭に置かれたこのあまりに有名なブルース・クラシック。
その何とも切れ味の鋭いクールなアレンジなど。凄くカッコいいのですが。
これがあの「Got My Mojo Working」かと、思わせられるほどに生まれ変わっています。
そして。アコーディオンとラブボードが加わったザディコなナンバーもあるところ。
一般的にはテキサス・ブルース・マンとして語られるクラレンスですが。
生まれたのはルイジアナで。父親はセミプロでケイジャンもレパートリーにしていたとか。
そんなクラレンスのルーツ、立つところ、依るところが表れてもいます。
しかし。本当にギターだけでなくて。フィドルもピアノも素晴らしくて。
決して器用貧乏になっていないのは。クラレンスはクラレンスで。しっかりと己が大地に立っていたからかな。

ゆらゆらと。
さらさらと。
流されるように。
そんな。
佇まいで。

とてもじゃないが。
そうは感じない。
そうは考えられない。
そいつは。
そうかもしれないが。

立つところは。
拠るところは。
いつでも。
どこでも。
迷わないのだ。

そう。
あいつとは。
こいつとは。
世間様とやらは。
異なるのだろうけれど。

俺は俺で。
なんとか。
かんとか。
地に足。
そいつは着けている。

自分の。
自分だけの大地。
そいつを。
思えれば。
忘れさえしなければ。

いつでも。
どこでも。
ふらふらと。
ふわふわと。
彷徨。

いつまでも。
どこまでも。
ゆらゆらと。
さらさらと。
流離。

その。
足どり。
その。
佇まい。
覚束ないようで。

どこにも。
立たずに。
依らずに。
拠らずの。
落ち着きのなさ。

見えない。
思われない。
感じない。
考えられない。
それはそうだろうけど。

俺は俺で。
地に足。
立つところがある。
依るところがある。
拠るところもある。

自分の。
自分だけの大地。
そいつを。
見失わなければ。
忘れさえしなければ。

地に足。



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