カテゴリー「001 British Rock」の記事

2017/11/14 Tue *たかが、されど / The Rolling Stones

20171114itsonlyrocknroll


まったく。
いつまで。
どこまで。
懲りもせずと。
思わないでもないが。

他に。
見当たらない。
他に。
思いつかない。
他にない。

それだけのこと。
そうなのだ。
それだけなのだが。
そいつが。
どうにも好きらしい。

選ばれたとは。
思わないが。
捕まって。
搦めとられて。
そのままずぶずぶと。

もう。
今更。
他のものを。
選びなおすつもりもないし。
その気になんかなれやしない。

大したことだとは。
思わないが。
それなりのものだと。
感じはするし。
もう、いけるところまで、いくだけ。それだけ。

『It’s Only Rock’n Roll』'74年リリース。
タイトル・ナンバー、「It's Only Rock'n Roll(But I Like It)」が、そのイメージが。
アティチュードとして独り歩きし過ぎた感もあるローリング・ストーンズのアルバム。
そのナンバー自体が、未だメンバーになる前のロン・ウッドのアルバム・・・
『I've Got My Own Album To Do』の録音時に生まれたものであることからして。
当初は、アルバムのハイライトとも、ましてやタイトルとしても考えていなかったのではと。
それが。アルバムの録音中にミック・テイラーの離脱が決定的になったこともあって。
敢えて。原点回帰、次なる歩みを意識して、象徴的な役割を与えたのかなとも。
インナーにさりげなくロンのインスピレーションを基に作られましたなんて記載する辺り。
ミック・ジャガーの抜け目なさを感じたりもするのですよね。そう、先は見えていたと。
そう考えると。アルバム・タイトル程にはロックンロール色が前面に出ていないのも当然で。
ここでのストーンズは、フィリー・ソウルやファンク、更にはレゲエへの接近が顕著で。
もし、テイラーが脱退しなかったら。特に都会的なソウルを突き詰める様な。
もっと言えば、そいつを換骨奪胎したストーンズならではのソウルが生まれていたかもと。
そいつは『Black And Blue』とはまた異なる魅力的なものになったかなとも思うのですが。
しかし。それにしても。ストーンズの。特にブラック・ミュージックに対する感度の良さ。
その旺盛な食欲と、見事なまでの消化力。そんなストーンズの凄味が実に魅力的で。
「Ain't Too Proud To Beg」「Luxury」「If You Really Want To Be My Friend」ときて。
「Fingerprint File」に至るまで。ここまで、取り込んで己のものにしてしまいますかと。
そう考えると。「Time Waits For No One」でのテイラーのギターはあまりにも美し過ぎて。
テイラーは、ストーンズでい続けるには線が細かったのだろうなと妙に納得したりもして。
ならばと。やっぱり、ソウルもファンクもレゲエも呑み込んで。ロックンロールだぜと。
それがどうした文句があるかと。開き直ってみせたミックのセンスは只者ではなくて。
そのミックの姿勢こそが、ストーンズのアティチュードなのかもと思ったりもするのです。
しかし、この頃キースは・・・本当に半ばあっちの世界にいっていたのだろうなぁ・・・

まったく。
いつまで。
どこまで。
省みもせずと。
思わないでもないが。

他は。
見つからない。
他は。
考えられない。
他にない。

それだけのこと。
それだけ。
本当にそうなのだが。
そいつが。
堪らなく好きらしい。

選ばれしとは。
思わないが。
捉えられて。
引きずり込まれて。
そのまま骨の髄までと。

もう。
今更。
他の道を。
歩きなおすつもりもないし。
その気になんかなれやしない。

大したことだとも。
思わないが。
それなりのものだと。
感じもするし。
もう、いけるところまで、転がるだけ。それだけ。

あの日。
あの時。
出逢ってしまった。
それで。
決まった。

あの日。
あの時。
心奪われてしまった。
それが。
総て。

あの日。
あの時。
電気が走った。
それで。
決まった。

あの日。
あの時。
骨まで食らった。
それが。
総て。

それだけのこと。
そうなのだ。
それだけなのだが。
そいつが。
総てを決めてしまった。

大したことでは。
ないのだろうが。
それなりのものでは。
あるのだろう。
それだけが、どうにも、堪らなく、好きらしい。

たかが。
ロックンロール。
されど。
ロックンロール。
それだけが、どうにも、堪らなく、好きらしい。



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2017/11/13 Mon *至極 / David Bowie

20171113hunkydory


至極。
そう。
恐らく。
これが。
その極み。

ふわふわと。
ぬくぬくと。
心、温かく。
胸、熱く。
これ以上は、もう。

考えられない。
思いも及ばない。
ここまでの。
どこまでも。
この気持ち。

例え。
ここが。
世界の果てでも。
極北でも。
あるいは・・・

もはや。
この星の。
その上でなくても。
それでも。
構わない。

幻想。
幻覚。
その類だとしても。
この思いの極み。
至極の中にいるのだから。

『Hunky Dory』'71年リリース。
アルバム・タイトル通りの美麗なジャケットに惹かれるデヴィッド・ボウイのアルバム。
ハンキー・ドリーと言うのは米国のスラングで、最高とか、この上ないとの意味だとか。
ボウイのこのアルバムによって、今では英国でも普通に?通用するのだとか。
しかし。それにしても。これほど美しいジャケットもそうはないよなと、改めて感じますが。
録音、制作は『Ziggy Stardust…』と同時進行だったと言われていて。
ミック・ロンソンらスパイダース・フロム・マースとなるメンバーも揃っていいますが。
キーボードを弾いているのはリック・ウェイクマンだったりします。
リックがスパイダース・フロム・マースに加わる可能性もあったと言うことなのかな。
一説では。『Ziggy Stardust…』のコンセプトから外れたナンバーを集めたとも。
真偽のほどはわかりませんが。確かに『Ziggy Stardust…』が一編のスペース・オペラなら。
このアルバムは、その外伝と言うか、主人公の心象風景を描いた短編集の趣があるかなと。
グラムの萌芽を思わせるナンバーもありますが。全般的にもっとアンダーグラウンドで。
アコースティックな響きも多用されたサウンドは、ドラッギーな匂いも濃厚で。
ボウイの出自と言うか。地下世界、アングラの舞台の住人だったのだと感じさせられます。
「Changes」「Life On Mars ?」「Queen Bitch」と。一聴したら耳を離れないメロディ。
「Life On Mars ?」における残酷な遊び心も込みで。そこにはポップ・スターとしての。
その類まれなる輝く才能を煌めかせながら。その詩の世界は内省的で。
難解かどうかは意見が分かれるかもしれませんが。真意はボウイ以外にはわからないなと。
そこに。ボウイの内なる強いアンダーグラウンド性をやはり感じずにはおれなくて。
ポップとアンダーグラウンドでの高次での融合。それがこのアルバムのこの上なさかなと。
故に。針を落としていると。まるで異世界、異次元へと誘われてしまうようで。
そして。その誘惑が、至極のものだと。そう思わざるを得なくなるのです・・・

至極。
そう。
間違いなく。
これが。
その極み。

ふんわりと。
ぽかぽかと。
心、温かく。
胸、熱く。
これ以上は、もう。

感じられない。
望みもしない。
ここまでの。
どこまでも。
この気持ち。

例え。
ここが。
世界の終わりでも。
最北でも。
あるいは・・・

もはや。
この世の。
その限りでなくても。
それでも。
構わない。

幻想。
幻覚。
その種だとしても。
この思いの極み。
至極の中にいられるのならば。

止まることなく。
流れ続けて。
転がり続けて。
流転の果てに。
辿り着いた。

ここが。
恐らく。
間違いなく。
最後の。
その場所。

これが。
恐らく。
間違いなく。
最後の。
その思い。

ふわふわと。ふんわりと。
ぬくぬくと。ぽかぽかと。
心、温かく。
胸、熱く。
これ以上は、もう。

考えられない。感じられない。
思いも及ばない。望みもしない。
ここまでの。
どこまでも。
この気持ち。

ここが。
世界の果てでも。
この星の。
その上でなくても。
構わない。

ここが。
世界の終わりでも。
この世の。
その限りでなくても。
構いはしない。

幻想。
幻覚。
その類、類だとしても。
この思いの極み。
至極の中にいるのだから、いられるのならば。

それでいい・・・



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2017/11/12 Sun *開かれる / The Trinity

20171112openuspromomono


開かれる。
離れていても。
何処にても。
思い浮かべる。
それだけで。

感じられる。
その姿。
その佇まい。
その瞳。
その笑顔。

昨夜の。
いつかの。
その可愛らしい。
その魅力的な。
その総て。

思い出す。
思い浮かべる。
それで。
それだけで。
開かれる。

胸が。
心が。
その扉が。
開かれて。
温かいものが溢れ出す。

離れていても。
何処にいても。
思い浮かべる。
それで。それだけで。
開かれるのだ。

『Open』'68年リリース。
ブライアン・オーガーとジュリー・ドリスコールによるトリニティ。
スウィンギング・ロンドンを代表する。その1stアルバムの米国盤です。
英国盤とはジャケ違いで。英国盤のジュリーの横顔もなかなかのものでしたが。
この帽子を被って。こちらを見つめるジュリーの瞳が印象的で。ジャケはこっちかなと。
内容は、英国盤も米国盤も同一だと思われますが。ミックス違いとかがあるかもです。
さて。ジャージーなオルガンで異才を発揮していたブライアン・オーガー。
そして。スウィンギング・ロンドンを象徴する魅力的な女性ヴォーカリストだったジュリー。
この対照的な、しかし強力な二つの個性が融合し、触発し合うトリニティです。
オーガーの手によるグルーヴィーなサウンドはシーンの最先端で鳴り響いていて。
スリリングにクールに弾む様は、今でも十分に刺激的で些かも色褪せていません。
ジュリーのソウルフルでパワフルな歌声もなんとも魅力的で。
その可愛らしいルックスとのギャップが、またその魅力を引き立てているかとも。
まぁ、あのスティーム・パケットで三人のリード・シンガーの一人として。
ロッド・スチュワートやロング・ジョン・ボルドリーと対等に張り合っていたとのことで。
これくらいは歌えて当然。舐めてもらっちゃ困るわよと。そんなところかもですが。
一応。A面がオーガーの独壇場とも言えるインスト・ナンバーが中心となっていて。
B面になって、満を持してジュリーが登場すると。狙っていたのか。カッコいいのですよね。
ジャージーでグルーヴィーなサウンドに、ソウルフルな女性ヴォーカル。その絶妙な組合せ。
ジュリーが加わる、歌うことでトリニティとしての独特の世界、個性が全開となって。
クールでありながら、モノクロームではなくカラフルで。そしてどうにも英国的で。
そのサウンド、その色彩、その香り。あの時代、スウィギング・ロンドンへの扉。
このアルバムに針を落とせば。いつでも、どこでも。その扉が開かれるのを感じるのです。

開かれる。
傍にいなくても。
いつであっても。
思いを馳せる。
それだけで。

感じられる。
その声。
その響き。
その風。
その空気。

昨夜の。
いつかの。
その凛とした。
その素敵な。
その総て。

思い出す。
思いを馳せる。
それで。
それだけで。
開かれる。

胸が。
心が。
その扉が。
開かれて。
熱いものが溢れ出す。

傍らにいなくても。
いつであっても。
思いを馳せる。
それで。それだけで。
開かれるのだ。

ふと。
塞ぐ。
沈む。
そんな時も。
そんな日も。

昨夜の。
いつかの。
その姿。
その佇まい。
それさえ思えれば。

昨夜の。
いつかの。
その瞳。
その笑顔。
それさえ感じられれば。

昨夜の。
いつかの。
その声。
その響き。
それさえ思えれば。

昨夜の。
いつかの。
その風。
その空気。
それさえ感じられれば。

ふと。
迷う。
迷い込む。
そんな時も。
そんな夜も。

その可愛らしい。
その魅力的な。
その凛とした。
その素敵な。
あの娘を思い浮かべれば。あの娘に思いを馳せれば。

いつであっても。
何処にいても。
胸が。心が。
その扉が開かれて。
温かく、熱いものが溢れ出すのだ。



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2017/11/11 Sat *暁 / The Eric Burdon Band

20171111sunsecret


暁。
その変わりゆく。
輝きをましていく。
茜色。
その中に。

去りゆくもの。
生まれ来るもの。
その姿を。
感じながら。
ゆっくりと息を吸い込み。

朝の。
匂い。
上りくる。
新しい日の。
予感。

そいつに。
震えながら。
意を新たに。
思いも新たに。
その先を見つめてみる。

ふと。
彼方から。
呼ぶ声が。
聞こえた気がして。
振り返る。

暁。
その変わりゆく。
失われていく。
墨色。
その中に。

『Sun Secrets』'74年リリース。
エリック・バードン・バンドの1stアルバム。
アニマルズのヴォーカリストとして一世を風靡したエリック・バードン。
方向性の違いからオリジナル・メンバーとは決裂して。
単身、大西洋を渡って再編したアニマルズを率いて活動。
フラワー・ムーブメントに影響を受けたサイケデリックなサウンドを展開。
その後、ムーブメントの失速と共に興味を失って、アニマルズは遂に解散。
ファンクに接近してウォーの結成に参加。大胆なサウンドでヒットを生むも。
ほどなくして、恐らくは音楽性の違いからウォーを離れて(追われて)。
暫くの間。表立った活動は行わず沈黙の時間を過ごしていたエリック。
そのエリックが数年ぶりに自らのバンドを率いてシーンへと帰ってきたのがこのアルバム。
再びロックで、自らのヴォーカルを武器に勝負を賭けると。その証なのか。
アニマルズのナンバーのセルフ・カヴァーを4曲披露しているのが興味深いところで。
「It's My Life」も「Don't Let Me Be Misunderstood」も新たに生まれ変わっています。
元々。あのブライアン・ジョーンズをして英国最強のヴォーカリストと言わしめたエリック。
その再生には、下手な手を打つよりも。敢えて既に知られたナンバーに。
その強力なヴォーカルで新たな魅力を与えればいいのだと。そう考えたのかどうか。
新時代に対峙した歌声で歌われる「It’s My Life」も「Don’t Let Me Be Misunderstood」も。
新鮮に耳に響いてきて。新時代の暁の中に、新たな一歩を踏み出したエリックを感じるかな。
ジャケットからわかる様に人種混成のバンドで。プロデューサーもウォー時代と同一人物。
袂を分かったとは言え。ウォーでの経験も自らの再生、革新の糧にしているなと。
惜しむらくは。バンドの技量によるのか。そのサウンドがやや平坦に過ぎるかなとは。
それでも。エリックには暁、陽の光。その中で前へと進もうとする姿がよく似合います。

暁。
その変わりゆく。
色合いを濃くしていく。
茜色。
その中に。

消えゆくもの。
湧き上がるもの。
その姿を。
感じながら。
ゆっくりと息を吸い込み。

朝の。
空気。
迫りくる。
新しい日の。
予感。

そいつに。
怯えながら。
意を新たに。
思いも新たに。
その先へと視線を送る。

ふと。
背後から。
叫ぶ声が。
聞こえた気がして。
立ち竦む。

暁。
その変わりゆく。
薄れていく。
墨色。
その中に。

暁。
光と。
闇が。
交差する。
その時間。

暁。
茜色と。
墨色が。
交差する。
その時間。

暁。
朝と。
夜が。
交差する。
その時間。

暁。
今日と。
昨日が。
交差する。
その時間。

暁。
未来と。
過去が。
交差する。
その時間。

暁。
あらゆるものが。
交差する。
混沌とした。
その時間。

再生を。
革新を。
その中に。
感じるのなら。
感じられるのなら。

暁。
その。
秘密の時間。
その中で。
前へと進もう。



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2017/11/10 Fri *新たな絵図、新たな景色 / Rory Gallagher

20171110blueprintukorg


回らない。
立ち行かない。
どうして。
どうした。
何が起こっている。

完全に。
崩れ去る。
その前に。
障害を。
突き止めよう。

図面を広げて。
基盤。
回路。
接点。
何処なのだと。

目を凝らし。
頭を働かせて。
端から端まで。
丹念に。
大胆に。

ふと。
感じる。
匂う。
赤色灯が点滅する。
目が吸い寄せられる。

青写真。
設計図。
回路図。
そいつを辿って。
その場所へと急行する。

『Blueprint』'73年リリース。
ロリー・ギャラガーのソロとしては4枚目のアルバム。
テイストを解散してソロとなったロリーですが。
その編成はトリオのままで。前作にあたる『Live In Europe』でブレイクして。
そこで。一息ついて。次なる展開の青写真を描いたのか。新たな決断をして。
このアルバムからキーボードが加わって新たに4人編成のバンドとなっています。
テイストからのトリオ編成では熱いブルース・ロックを聴かせていたロリー。
ブルースを根底にしながらも、新たな時代へ挑む為の展開を試みています。
そう、よりドライブするロックを聴かせるようにと踏み出しているのです。
その意欲、その情熱が溢れて止まらなくて。その様がそのまま捉えられているかで。
ロリーにしては珍しく。ブルースのカヴァーが一曲も含まれておらず。
総てがロリーの手によるオリジナル・ナンバー。ロリーの意気込みのほどが伺えるかな。
まぁ、ロリーと言う人は。手を抜かない・・・抜けない人なので。
どのアルバムでも。そのギターが魂を焦がすほどの熱さであることは変わらないのですが。
このアルバムにおける熱さ、そして熱風にのった躍動感は殊更かなと。
そして顔見世の意味もあるのか。そんなロリーのギターにキーボードが絡みついてと。
この熱さ、躍動感、絡み。当時のシーンの最先端に躍り出るには十二分なものだったと。
描いた青写真、設計図、回路図。その狙いは間違っていなかったと。それ以上だったと。
ロリーが感じていた手応え。それが聴く者にも伝わってくる様な、そんなアルバムです。
そんな熱さの中で。切なく鳴るアコースティックなナンバーもまた堪らなくて。
派手さには欠けるかもしれませんが。実にロリーらしいと感じるアルバムでもあるのです。
因みに。ジャケットの回路図はロリーの特注のキター・アンプのものだそうで。
そんなところにも。このアルバムに対するロリーの思いの強さが感じられたりもします。

滞る。
行き渡らない。
どうして。
どうした。
何かが起こっている。

完全に。
消え去る。
その前に。
原因を。
突き止めよう。

図面を見直して。
基盤。
回路。
接点。
何処かではあるのだと。

気を張り。
勘を尖らせ。
舐め尽くす。
丹念に。
大胆に。

ふと。
触れる。
引っ掛かる。
警報が鳴り響く。
目の中に飛び込んでくる。

青写真。
設計図。
回路図。
その中へ飛び込んで。
その場所まで急行する。

接点が。
溶け落ちて。
遮断されている。
此処で。
止まっていたのだと。

回路が。
切断されて。
袋小路になっている。
此処で。
途切れていたのだと。

基盤が。
腐食して。
穴だらけになっている。
此処から。
崩れ始めていたのだと。

焦げて。
燻って。
火花が。
散っている。
硝煙の中に立って。

青写真。
設計図。
回路図。
再生して。
蘇生を探る。

絶望的な。
状況の中でも。
絶望的な。
状況だからこそ。
見えてくる時がある。

絶望的な。
状況でも。
絶望的な。
状況だからこそ。
見えてくるものがある。

青写真。
設計図。
回路図。
その図面の上に。
新たな絵図を、新たな景色を描くのだ。



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2017/10/26 Thu *大雑把で、いい加減で、陽性で、そして・・・ / Faces

20171026oohlala


微塵も。
無いかと。
言われれば。
躊躇いなく。
頷くことはできないが。

いま。
ここにいる。
そこまでの。
歩みに。
悔いなどないのだと。

あの時。
その時。
その積み重ね。
その繋がり。
偶然が必然に。

それで。
千鳥足の。
酔いどれ人生を。
なんとか。かんとか。
歩いてきたのだから。

ただ。
ふとした瞬間に。
ガキの頃の自分に。
いまの自分の心持ち。
そいつを話せたらなと。

あんなことも。
そんなことも。
あんなもので。
そんなもので。
そう、たいしたことなどないのだと。

『Ooh La La』'73年リリース。
フェイセスの4枚目にして最後のスタジオ・アルバム。
改めてフェイセスのスタジオ・アルバムの少なさに驚かされますが。
まぁ、ロッド・スチュワートのソロ・アルバムもフェイセスのアルバムみたいなもので。
恐らくはスタジオで演奏している時は、あまり意識して区別もしていなかったかなとか。
それ程に。違和感なく千鳥足の一体感がどのアルバムにも溢れているのですけどね。
ただ、ロッドがソロ・シンガーとしてあまりにも大きな成功を手にしてしまった。
それが悲劇の始まりで。フェイセスはバック・バンド扱いをされる様になってしまって。
このアルバムのレコーディングには多忙なロッドが参加できないことも多かったと。
それでロニー・レイン主導となったこのアルバムをロッドはメディアで貶してしまって。
それで(それだけじゃないでしょうが)ロニーはこのアルバムを最後に脱退してしまうと。
ただ。ロニーの脱退を知らされたロッドが他のメンバーと泥酔している写真もあるので。
言われる様に。ロッドと他のメンバーとの間にそこまで決定的な亀裂は無かったかなとも。
さて。ロッドの不在もあってかロニーの個性、志向や嗜好が大きく反映されたアルバムで。
トラッド、カントリー、そしてスワンプと。スリム・チャンスの萌芽が聴きとれます。
それをロニー自身が歌っているナンバーは勿論、ロッドが歌っているナンバーも味があり。
ボタンの掛け違えが無ければ、フェイセスの新たな歩みがあったかなとも惜しまれます。
ロニーのベース、そしてイアン・マクレガンの鍵盤がまた実にいい塩梅で弾んでもいてねぇ。
「Silicone Grown」「Cindy Incidentally」「My Fault」「Glad And Sorry」、佳曲揃いで。
中でもラストに配された「Ooh La La」に漂う陽気な哀感とでも呼ぶべきものは絶品で。
何故かロッドでもロニーでもなく。ロン・ウッドが歌っているのですが。これが絶妙。
ロッドなら陽気に過ぎる、ロニーなら哀感が溢れすぎる。ロンだからこそのいい加減さ。
もっと早く色んなことを知っていればと。若干の苦みと共に若き日々を振り返りつつ。
まぁ、いいかと。何とかなるさと。鼻歌でも口ずさみながら千鳥足で歩き続ける。
この大雑把で、いい加減で、陽性な前向きさ。そんなフェイセスの真骨頂がこのロンの歌声にはあるのです。

一点も。
無いかと。
言われれば。
躊躇いつつも。
首を左右に振ってしまうが。

いま。
ここにある。
そこまでの。
行いに。
悔みなどないのだと。

あの時。
その時。
その貯え、蓄え。
その連なり。
偶然が必然に。

それで。
千鳥足の。
酔いどれ人生が。
なんとか。かんとか。
続いてきたのだから。

ただ。
ふとした瞬間に。
ガキの頃の自分に。
いまの自分の胸の内。
そいつを話せたらなと。

あんなものも。
そんなものも。
あんなところで。
そんなところで。
そう、たいしたことなどないのだと。

この道。
ではなくて。
あの道。
それもあったかと。
そうしていたらと。

この歩き方。
ではなくて。
あの歩き方。
それもあったかと。
そうしていたらと。

この選択。
ではなくて。
あの選択。
そうしていたら。
どうなっていたかと。

この決断。
ではなくて。
あの決断。
そうしていたら。
どうなっていたかと。

いまなら。
どの道。
どの歩き方。
どの選択。
どの決断。

いまだから。
わかる。
見える。
感じる。
それをあの時に。

迷い。
怯え。
震え。
立ち尽くす。
ガキの頃の自分。

その背中に。
声をかけられたら。
その耳元に。
囁いてやれたら。
そんな思いを感じつつ。

その背中を。
軽く叩いて。
その耳元で。
胸を張ろうぜと。
そんなところかなと。

まぁ、いいかで。
何とかなるさで。
たいしたことなどないのだと。
鼻歌でも口ずさみながら。
千鳥足で歩いていけばいいのだと。

大雑把で。
いい加減で。
陽性で。
そして・・・切なくて。
それも・・・それが人生だと、ね(笑)。



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2017/10/25 Wed *心、乱れても、心、破れても / Free

20171025heartbreakerukorg


心、乱れても。
それでも。
ひと時は。
乱れるままに。
あったとしても。

ふと。
吹き抜ける。
一陣の風を。
感じるなら。
感じられるのなら。

乱れた心を。
抱えたままでも。
立ち上がり。
一呼吸おいて。
いってみるかと。

売りものにも。
ならない。
乱れた心。
そいつを共に。
いってみるかと。

新たな。
一歩を踏み出してみる。
足跡が。
新たな道となるか。
それはわからなくても。

未だ。
立てるのだと。
未だ。
歩けるのだと。
それを示せればと、願いを込めて。

『Heartbreaker』'73年リリース。
フリーの通算7枚目にして最後となったアルバム。
その高い評価とは裏腹に。ごたごたの絶えなかったフリー。
音楽性の相違、人間関係の軋轢、そして薬物の問題。
デビューして数年、5枚のアルバムを残して一旦は解散してしまいます。
その後、それぞれの活動が思わしくなかったりもして。
また薬物に苦しむポール・コゾフを再起させる意図もあってか再結成。
ポール・ロジャース、サイモン・カーク、アンディ・フレイザー、そしてコゾフ。
オリジナル・メンバー4人で『At Last』をリリースするも。
やはり軋轢。特にコゾフとの確執に耐えられずフレイザーが早々に離脱して。
フリーもこれまでかと思われたもののロジャースとカークは活動の継続を選択。
新たにラビットと山内テツをメンバーに迎えて。当然の様にコゾフも残したのですが。
薬物に蝕まれたコゾフの状態が悪化。数曲でしかギターを弾くことができず。
結局はクレジット上もメンバーからは外されてゲスト扱いになってしまっています。
(英国オリジナル盤のインナーではコゾフも含めたメンバー・ショットがありますが・・・)
そう。なので。このアルバムをフリーのアルバムと認めていいものかとの声もありますが。
この言わばボロボロの状態を晒しても前進する姿勢、その往生際の悪さもフリーかなと。
ロジャースとラビットを中心に書かれたナンバーの出来の良さもあって。
そして、変わらぬロジャースのソウルフルな歌声。そして閃光の欠片を放つコゾフのギター。
フレイザーの不在故に。真っ直ぐに過ぎる、硬すぎる感があるのは否めないものの。
やはり、このアルバムで聴ける重心の低い、間の活きたサウンドはフリーなのですよね。
大ヒットした「Wishing Well」に溢れる前向きな躍動感、漲る生命力。そこには。
リーボップのコンガも加わり。昂揚するこのナンバー。コゾフに向けて歌われたと言うのは。
今では否定されていますが。コゾフも含め、乱れた、破れた心を抱えた者達を立ち上がらせる力があるのです。

心、破れても。
それでも。
ひと時は。
破れたままで。
あったとしても。

ふと。
射し込む。
一筋の光を。
感じるなら。
感じられるのなら。

破れた心を。
抱えたままでも。
立ち上がり。
伸びの一つでもして。
やってみるかと。

売りものになど。
ならはずもない。
破れた心。
そいつと共に。
やってみるかと。

新たな。
一撃を放ってみる。
軌道が。
新たな標となるか。
それはわからなくても。

未だ。
立てるのだと。
未だ。
闘えるのだと。
それを信じられればと、願いを込めて。

隠さなくて。
覆わなくて。
それで。いい。
ありのまま。
そのまま。

隠し通せない。
覆い尽くせない。
そんなものだから。
ありのまま。
そのまま。

いらないもの。
余分なもの。
重すぎるもの。
脱いで。
脱ぎ捨てて。

ありのまま。
そのまま。
乱れた心も。
破れた心も。
晒したままで。そのままで。

一陣の風を。
一筋の光を。
感じるなら。
感じられるのなら。

未だ。
立てるのだと。
歩けるのだと。
闘えるのだと。
信じられるのなら。

心、乱れても。
心、破れても。
一歩を踏み出してみる。
一撃を放ってみる。
願いを込めて。



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2017/10/24 Tue *その次 / The Who

20171024whosnextukorg


それが。
革命なのか。
ただの暴動なのか。
それは。
わからないにしても。

何かが。
変わり。
何かが。
消え去る。
その後にくるもの。

その次が。
それが。
革命だったのか。
暴動だったのか。
それを決する。

その次を。
どう捉えて。
その次に。
何を描き。
何を築いていくのか。

それが。
その権利が。
その可能性が。
我らの手の中にあるならば。
掌を握りしめて。

暴動の後の。
再興を果たしてしまえば。
それは革命となる。
体制とやらの前に。
跪くのは未だ早すぎる。

『Who's Next』'71年リリース。
ザ・フーの6枚目、スタジオ録音としては5枚目となるアルバム。
寡作だったのだなと改めて思わされますが。
その一枚、一枚の内容が濃密で。駄作と言う言葉とは無縁なだけに。
その一枚、一枚の産みの苦しみは想像以上のものがあったのだろうなとも。
特に。ピート・タウンゼントの創造における苦悩は尋常なものではなかったと。
『Tommy』における華麗で壮大で。そしてとてつもなく繊細な世界の構築。
史上初のロック・オペラかどうかはともかく。その完成度の高さと、相次ぐ称賛の声。
そこから生じた重圧に押し潰されること、枠にはめられることへの拒絶を体現する様に。
圧倒的な肉体性を以て怒涛の迫力で迫りくる『Live At Leeds』をリリースして。
その次が、このアルバムだったので。ピートの苦悩も極限まで高まっていたのだろうなと。
故に『Tommy』をも凌駕する、あまりにも壮大過ぎる『Lifehouse』構想にのめり込み。
底なし沼に足を取られた様に、どうにもこうにも身動きが取れなくなってしまい。
その一方で『Tommy』の映画化を推し進めるマネージメントの意向にも振り回されてと。
もう。にっちも、さっちも。恐らくはピート自身も進退窮まって。混乱したいたと。
救ったのはロデューサーのグリン・ジョーンズで。『Lifehouse』の放棄を迫って決断させて。
楽曲を絞り、構成を変えて。アルバム一枚に集約させることで贅肉を削ぎ落してみせたと。
結果、フーならではの高い演奏技術も相まって。素晴らしい、次の世界を構築したと。
「Baba O' Riley」「Behind Blue Eyes」そして「Won't Get Fooled Again」と。
一際粒ぞろいのピートによる楽曲、それを更なる工事へと押し上げるバンドとしての底力。
それがこのアルバムでは特に威力を発揮している様に感じられるのですが。背景として。
言ってみれば半ばやけくそ、自暴自棄でグリンの助言を受け容れたが故の開き直りと。
その上で。跪かず、諦めず。新たな地平を切り拓こうとした姿勢。それがあっての稀代の傑作かと思うのです。

それが。
革命なのか。
ただの破壊なのか。
それは。
判断が難しいとしても。

何かが。
始まり。
何かが。
消えゆく。
その後にくるもの。

その次が。
それが。
革命となるのか。
破壊で終わるのか。
それを決する。

その次を。
どう感じて。
その次に。
何を思い。
何を築いていくのか。

それが。
その義務が。
その蓋然性が。
我らの手の中にあるならば。
拳を握り締めて。

破壊の後の。
再生を果たしてしまえば。
それは革命となる。
体制とやらの前に。
諦めるのは未だ早すぎる。

その手に。
その掌に。
僅かでも。
微かにでも。
可能性を感じる限り。

跪いて。
諦めて。
体制とやらの前に。
屈して。
拳を解いてしまわない限り。

何を。
感じても。
思っても。
結局は同じことだと。
終止符を打たない限り。

次は。
ある。
次は。
くる。
その次を。

再興に。
再生に。
結べれば。
繋げられれば。
暴動に、破壊に終わりはしない。

その次の。
権利と義務。
可能性と蓋然性。
手の中にあるならば。
胸の内にあるならば。

その次を。
どうしたいのか。
その次に。
何を求めるのか。
革命となるか否かはそこにある。



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2017/10/22 Sun *越えていく、超えていく / The Beatles

20171022abbeyroadukorg


まぁ。
今更。
一喜一憂など。
している場合でなく。
慌ててもしかたがない。

ただ。
かなり。
追い詰められてきた。
そいつばかりは。
否定のしようもないけれど。

でも。
だからこそ。
止めなければいい。
諦めなければいい。
それだけのことでもある。

そう。
どのみち。
どっちに転ぼうが。
この歩き方しかできないし。
この生き方しかできはしない。

そのことを。
改めて。
心に決めて。
ぶれずに歩いていくだけ。
揺るがずに生きていくだけ。

リングを。
下りる気持ちなど。
さらさら無いのだから。
それならば。
このまま、向こうへと越えていくだけ。

『Abbey Road』'69年リリース。
ビートルズの実質的なラスト・アルバム。
最終的に『Let It Be』となったセッションに納得がいかず。
再びスタジオに集結した4人が放ったビートルズ最後の輝き。
などと言うのは。随分後になって裏事情を知ってから感じたことだけど。
(実際には『Abbey Road』の録音終了後に『Get Back』用の追加録音もあったとか)
しかし。何だろう。よくもう一度やろうと思えたよなと。
幾ら納得がいかなかったからと言って。既にバンド内外の人間関係は最悪で。
とてもじゃないけど。スタジオの空気を想像するだけで二の足を踏みそうだけど。
まぁ、それだけ『Let It Be』が4人になっては許せなかったってことでもあると。
そして。その意地だけでこんな傑作が創造できる筈もないので。
やはり。真剣に、その気になった時の4人、ビートルズと言うのはとんでもないなと。
立ち止まったまま。それもどこか諦めてしまった様な、心ここにあらずの様な。
そんなものを最後にしたくない、そんなもので最後としたくない。その一心。
恐らくは解散は避けようがないのは知っていて。だからこそ越えていくのだと。
最後まで前進を続けるのだと、諦めて立ち止まりはしないのだと。
そう。例え結末が見えていようと。新たな可能性の種は蒔かねばならないのだと。
それは4人がビートルズを越えていく為にも、そしてロックが、更には社会が。
次の時代へと越えていく為には必要なことだったと。そんな気がしてならないのです。
そう。新たな時代、'70年代の扉を開けたアルバムの1枚であったことは間違いないかと。
それを最も意識していたのは「Come Together」で俺を越えていけと歌ったジョンで。
そして「Something」「Here Comes The Sun」で新たな光を歌ったジョージかなと。
(ポール主導のB面のメドレーは。素晴らしいけれど。'60年代の残照に思えて・・・)
激しく、そして明るく。越えていく、そして超えていく。そこにビートルズの凄味を感じるのです。

まぁ。
今更。
浮き沈みなど。
追っている場合でなく。
焦ったところでしかたがない。

ただ。
かなり。
時間は限られてきた。
そいつばかりは。
認めざるを得ないけれど。

でも。
だからこそ。
辞めなければいい。
投げ出さなければいい。
それだけのことでもある。

そう。
どのみち。
どっちに出ようが。
この歩き方しかするつもりはない。
この生き方しかするつもりはない。

そのことを。
改めて。
心に定めて。
ぶれずに歩き続けるだけ。
揺るがずに生き続けるだけ。

リングに。
上がったその時から。
わかっていたのだから。
それならば。
このまま、いまを超えていくだけ。

そう。
どう考えても。
それほど。
時間は。
残されてはいない。

そう。
どう考えても。
とても。
楽観的に。
なれはしない。

そう。
どう見ても。
そこら中。
どん詰まりで。
行き止まりで。

砂時計の。
砂は落ち続ける。
ブレーキの壊れたダンプカーは。
坂道を転げ落ちる。
止める手立ては見当たらない。

それでも。
今更。
試合を放棄して。
このリングを下りる。
そんな気にはなれはしない。

ならば。
もっと。
どこまでも。
闘うだけ。
楽しむだけ。

向こうへと。
越えていく。
いまを。
超えていく。
新たな光など、そこにしかありはしない。



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2017/10/20 Fri *もう一度、歩き始めるのだ / The Rolling Stones

20171020somegirlsjporgwposter


誰かに。
奴等に。
走らされる前に。
踊らされる前に。
その前に。

立ち止まって。
自分で。
見て。
聞いて。
総てはそれからだと。

焦らず。
慌てず。
この足で。
自分の足で。
歩いていくのだと。

鞭打たれる前に。
嘘を見抜いて。
ボロボロになる前に。
あの娘たちの中から。
飛び切り輝く瞳を見つけるのだと。

そう。
思って。
夢想して。
ここまで。
やってきたのだが。

余計な荷物を。
背負いこまされたのか。
どうにも。
身体が重たくて。
あの娘のことも見失いそうなのだ。

『Some Girls』'78年リリース。
パンクとディスコの時代に一発回答したローリング・ストーンズのアルバム。
当時、このアルバムから米国を除いた配給元が変更になったとかで。
日本盤は東芝EMIからの発売となって。帯には内田裕也のよるコピーが載っていて。
あぁ、ストーンズ移籍したのか。ジョン・レノンと同じレコード会社じゃないと。
それが、なぜか不思議に思えてならなかったのを今でも覚えていたりします。
移籍第一弾とあって東芝EMIも力が入っていたのか初版はポスターが封入されていて。
更にはレコード屋さんで、もう一種類別のポスターももらえて。今でも実家の壁に・・・
スタジオ・アルバムとしてはこのアルバムが初めてのリアル・タイムのストーンズで。
発売日を指折り数えて待って。発売日に買って。家へ帰ってドキドキしながら針を落として。
「Miss You」には、おいおいストーンズもディスコかよと戸惑ったものの。
「When The Whip Comes Down」「Lies」「Respectable」「Shattered」ときたところで。
なんか今度のストーンズやたら元気じゃないかと。ブッ飛ばされて。
なんだ。結局はパンクもストーンズも。同じカッコいいロックンロールじゃないかと。
ここらのはりきり具合は。ミックなどはかなり意識して、そういう方向にもってきたかなと。
まぁ、キースの旦那は。端からパンクなんて目じゃないぜとか思っていたのでしょうが。
当時は例のトロントでの事件もあって。キース、ストーンズの先行きは不安視されていて。
だからキースの歌う「Before They Make Me Run」がもう、凄く胸に迫ったのですよね。
未だ、ブルースとかソウルとかカントリーとか。知りもしなかった頃だったので。
「Some Girls」とか「Just My Imagination (Running Away With Me)」とか。
そして「Far Away Eyes」とか。正直わからなかったと言うか、かったるいなとか。
それが徐々に効いてきて。この3曲がこのアルバムに絶妙なアクセントを与えていると。
そんなことを感じらえる様になったのはそんなに昔の話ではなかったりもしますが。
ロニー加入後のストーンズのスタジオ・アルバムとしては、実は一番針を落とす機会は多く。
なんだろう。今のストーンズの立ち位置を再確認したい時には必ず聴いているかもしれません。

誰かに。
奴等に。
走らされる前に。
唆される前に。
その前に。

立ち止まって。
自分で。
感じて。
考えて。
総てはそれからだと。

急かず。
騒がず。
この足で。
自分の足で。
歩いていくのだと。

鞭打たれても。
嘘に騙されても。
ボロボロになりながらでも。
あの娘たちの中から。
敬える様な娘を見つけるのだと。

そう。
思って。
夢想を。
現実にと。
やってきたのだが。

誰かの重荷まで。
背負いこまされたのか。
どうにも。
精神も重たくて。
あの娘のことも見失いそうなのだ。

誰かが。
奴等が。
走らせようとするから。
躍らせようとするから。
その前にと。

誰かが。
奴等が。
走らせようとするから。
唆そうとするから。
その前にと。

知らず知らずのうちに。
焦って。
慌てて。
急いて。
騒いで。

いつの間にか。
足どりが。
歩調が。
早くなって。
走りだしていて。

どうやら。
そのまま。
走り続けてしまって。
そのつけが。
溜まってきているらしい。

立ち止まって。
自分で。
見て。聞いて。
感じて。考えて。
もう一度そこからだと。

そう。
深呼吸して。
もう一度。
自分の足で。
歩き始めるのだ。

だって。
やっと。
そうさ。
飛び切り輝く瞳の娘を。
見つけたのだから。

俺の勝手な夢想だとしてもね・・・



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