カテゴリー「005 Japanese」の記事

2018/07/13 Fri *そしてまた朝が来る / Char

20180713thebestofchar


そして。
また朝が来る。
また陽が昇る。
何があっても。
何もなくても。

この。
呼吸が。
止まらない限り。
朝が。
また巡りくる。

望むと。
望むまいと。
そう。
多分に。
望んではいるのだろう。

目が覚めて。
意識が戻って。
ふと。
誰かを思う。
何の疑いもなく。

その時。
その朝は。
何の。
不思議でもなく。
自然なものとなる。

また朝が来る。
また陽が昇る。
本意であろうと。
なかろうと。
新たな一日が始まる。

『The Best Of Char』'82年リリース。
チャーの恐らくは初めてとなるベスト・アルバム。
既にジョニー、ルイス&チャーとして活動していたチャー。
レコード会社の移籍に伴いバンドはピンク・クラウドに改名。
そしてこのアルバムが旧所属のポニー・キャニオンにより編集されたと。
ポニー・キャニオン時代は歌謡ロックな活動もしていたチャーですが。
ジョニー、スイス&チャーとしての活動が軌道に乗り注目も浴びていたからか。
もしくはチャーの威光が何らか働いたのか。その辺りはわかりませんが。
このアルバムは全曲が英語詞のナンバーとインストのナンバーで占められていて。
そこは、それ。時代に即したアルバムになっているのかなとも思われます。
個人的には歌謡ロックなチャーも好きと言うか。そっちのチャーにより惹かれますが。
ギタリスト、アーティストとしてのチャーは。やはりこのアルバムの路線でこそ。
より光り輝いて、魅力を放つのかな。ギター小僧の憧れでしたからね。
どうにも。巧過ぎると言うか、そつが無さすぎる感じもあって。
そこがいま一つ感情移入できなかったりはするのですが。確かに巧いし。そのセンスの良さ。
それが遺憾なく発揮されたのが「Smokey」であり「Shinin' You, Shainin' Day」で。
この2曲が40年以上前に世に出ていたと言うのは凄いことだなと改めて。
このアルバムの「Smokey」は『U.S.J』での再演で。オリジナルに分がありですが。
「Shinin' You, Shainin' Day」の煌めき、透明感は不滅と言うか、普遍と言うか。
いつ針を落としても。新しい一日の訪れ、その朝陽、陽光を感じさせてくれるのです。
この一曲だけでもチャーの比類なき才能は十二分に窺い知れるのですよね。

そして。
また朝が来る。
また陽が昇る。
何があっても。
何もなくても。

この。
呼吸が。
止まらない限り。
朝が。
また巡りくる。

望むと。
望むまいと。
そう。
多分に。
望んではいるのだろう。

目が覚めて。
意識が戻って。
ふと。
誰かを思う。
何の疑いもなく。

その時。
その朝は。
何の。
不思議でもなく。
自然なものとなる。

また朝が来る。
また陽が昇る。
本意であろうと。
なかろうと。
新たな一日が始まる。

今朝も。
今日も。
昨日と。
同じ。
そうなのだ。

今朝も。
今も。
昨日と。
変わらない。
そうなのだ。

何の疑いもなく。
誰かを思い。
それだけで。
総てが。
受け容れられる。

何の不思議もなく。
誰かを思い。
それだけで。
総てが。
動き始める。

止まっていた。
針が。
回り始めて。
新たな時を。
刻み始める。

固まっていた。
血が。
巡り始めて。
新たな鼓動を。
呼び起こす。

そして。
また朝が来る。
また陽が昇る。
新しい一日の。
朝陽、陽光が感じられるのだ・・・



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2018/07/12 Thu *魂、照らされて / Pearl

20180712pearlsecond


魂、照らされて。
ふと。届けられた。
その言葉が。
沈もうとする魂の。
その背中を叩く。

不意を突かれて。
胸の。
柔らかいところに。
触れられて。
何かが目覚めようとする。

あれ。
どうしたのだろうと。
背を向けて。
離れて。
沈み込んでしまうと。

その。
寸前。
その言葉が。
引き留めて。
引き上げてくれる。

どうしたと。
大丈夫と。
未だなんじゃないと。
ほら。
ここにいるよと。

その。
声に。
導かれて。
底を打って。
あぁ、そうだったのだと。

『Second』'87年リリース。
田村直美、SHO‐TA率いるパールの2枚目のアルバム。
初めてその歌声を耳にしたのはBSの音楽番組で。
サンプラかどこかでのフェスの録画でレッド・ウォリアーズとかも出ていて。
目当てはそのレッヅだったのだけれど。パールに、SHO‐TAに殺られたのだな。
確か放送されたのは「Feelin' Alright」と「Rock And Blues Woman」だったかな。
うわぁと、日本にもこんなにエモーショナルでソウルフルな女性ヴォーカルが出てきたと。
当時は、カルメン・マキとか金子マリはちょっと手の届かない存在って感じもあって。
それで。同世代のSHO‐TAに一気に惹き込まれたのだったなぁ。
その出し惜しみの無い、戦力疾走で駆け抜ける歌声と姿勢。それに痺れてしまって。
また、ロックンロールからブルース、そしてバラードまで。その真摯な歌声がね。
当時(も)色々と軋轢と衝突ばかりでささくれ立っていた胸に沁みて、鷲掴みにされて。
このアルバムの副題にある様に。その魂の尽きるまで輝き続けようと言う意思に惚れた。
あまりに性急と言えば性急に過ぎる。でもその蒼いまでの駆け抜ける感じが好きだった。
この後のミニ・アルバム『E=MC2』のリリース後からメンバーの脱退が相次いで失速。
後から聞いた話ではSHO‐TA以外のメンバーはメジャー・デビュー時の寄せ集めで。
その実、様々な思惑があったのかも知れないのですが。勿体なかったなと。
少なくとも。このアルバムの輝き、聴く者を奮い立たせる力は本物だと思うから。
ご存知の様に。その後、田村直美としてアニソンで大ブレイク、紅白にも出ていましたが。
その後、新メンバー(カーマイン・アピスがいたんだよなぁ)でパールを再編したりして。
SHO‐TAにとって。パールと言うのは特別なバンドなのだと思うのですよね。
自分にとっても。あの時一筋の光を与えてくれたこのアルバムは忘れ難いのです。

魂、照らされて。
ふと。射し込んだ。
その明りが。
沈もうとする魂の。
その背中を貫く。

不意を突かれて。
胸の。
柔らかいところを。
照らされて。
何かが蘇ろうとする。

あれ。
どうしたのだろうと。
膝を抱えて。
俯いて。
深海の底へと。

その。
寸前。
その明りが。
繋ぎ留めて。
引き戻してくれる。

どうしたと。
心配ないよと。
未だ早くないと。
ほら。
ここにあるよと。

その。
明りに。
導かれて。
顔を上げて。
あぁ、そうだったのだと。

そう。
そうだった。
あの日。
あの時。
出会って。

その。
声に。
その。
姿に。
魅せられて。

そうだ。
この出会いを。
待っていたのだと。
胸の柔らかいところが。
震えて。

それから。
その声に。
その姿に。
その明りに。
引き留められて。繋ぎ留められて。

背を向けて。
離れて。
沈み込んでしまうと。
そんな時も。
どんな時も。

膝を抱えて。
俯いて。
深海の底へと。
そんな時も。
どんな時も。

その声が。
その姿が。
その明りが。
一筋の光が。
この魂には結びついている。

魂、照らされて。



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2018/07/11 Wed *愚かなり / 萩原健一

20180711straightlight


愚かなり。
この道。
この歩き方。
そいつは。
百も承知。

でも。
この道以外。
この歩き方以外。
そいつを。
選べない。

何を。
好んで。
愚かな者と。
知りながら。
生きさらばえるのか。

そう。
そんな。
悪あがきも。
含めて。
選んでいる。

今更。
他の道。
他の歩き方。
ありはしない。
思いもしない。

それでいて。
時に。
迷い道。
嵌り込んでは。
愚かなり。

『Straight Light』'87年リリース。
萩原健一、ショーケンの(恐らく)12枚目のアルバム。
プロデュースとアレンジは井上堯之で。バックはアンドレー・マルロー。
気心の知れた面子に囲まれて自由にロックするショーケン。
ショーケンの場合、その魅力はライヴでこそ圧倒的に発揮されるのですが。
スタジオ・アルバムとしては『D'erlanger』とこのアルバムが双璧かなと。
ここ数年、久し振りにライヴも行い、積極的に音楽活動を再開していますが。
暫くは、まぁ、色々とあって表舞台から消えかかっていた愚か者なショーケンです。
あまりロックなイメージは無いのかもしれませんが。実のところ日本人のシンガーで。
これほどロックを感じさせる歌を聴かせてくれる人もいないのではないかと。
タイガースとテンプターズ。その時代からライバルだった沢田研二、ジュリーと比較すると。
歌の上手さ、華やかさ、分かりやすさ。総ての面でジュリーに分があるのは間違いなく。
しかし故に、上手い下手を越えた何か、泥臭さ、如何わしさ、一筋縄でいかないところ。
そんな、何とも言葉にし難い。生々しい息遣いを感じられるロックが宿っているかなと。
何故、ここでファルセット?何故、ここでシャウト。その奇異にも思える自由な様。
何ものにも縛られることを拒み、故に生き辛くなってしまうことへの自然な反発。
それが本能として染みついてしまっている。そんな危うい色気に溢れているのです。
時に必要以上に悪態をついて、噛みつきもしてしまう。そうしないと自己を保てない。
ハッキリ言ってしまえば。あまりにも愚かしく、故にあまりにも愛しくなってしまうのです。
堯之さんによる統制の効いた硬質なサウンドと、ショーケンの自由過ぎる歌声。
そいつが絶妙なバランスを保っているところはライヴには無い魅力と言えるかも。
そして。何と言っても「愚か者よ」の存在。まさにショーケンの為にある様なナンバーで。
どこかのジャリタレのヴァージョンとは比較のしようも無いのは言うまでも無いかなと。

愚かなり。
この道。
この転がり方
そいつは。
とうに承知。

でも。
この道以外。
この転がり方以外。
そいつは。
選べない。

何を。
わざわざ。
愚かな者と。
知りながら。
生き伸びようとするのか。

そう。
そんな。
往生際の悪さも。
認めながら。
選んでいる。

今更。
他の道。
他の転がり方。
ある筈もない。
思えもしない。

それでいて。
偶に。
迷い道。
落ち込んでは。
愚かなり。

この道。
この歩き方。
誰でもない。
己で。
選んだ。

この道。
個の転がり方。
他でもない。
己が。
選んだ。

他の道も。
誰かの。
歩き方も。
転がり方も。
選べなかった。

逆らい。
抗い。
噛みつく。
それしか知らない。
愚か者。

外れて。
逸れて。
背を向ける。
それしか出来ない。
愚か者。

そいつを。
選んで。
受け容れて。
それでも。
生きさらばえ、生き延びようと。

なのに。
迷い道。
はまり込んでは。
落ち込んでは。
一筋の光に縋る。

愚かなり。



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2018/07/10 Tue *ギザギザの心 / The Street Sliders

20180710jagout


心の欠片。
そいつが。
一枚。
また一枚。
剥がれ落ちて。

その破片が。
あそこに。
ここに。
突き刺さり。
血を流す。

その様を。
眺めながら。
抗うことも。
出来ぬままに。
そのままに。

剥がれ落ち。
ひび割れて。
形を失い。
流れ出し。
崩れてしまう。

破片を。
抜いて。
眺めて。
滴る血を。
指で拭って。

ギザギザの。
心に。
塗りたくって。
血の匂いに。
浸ってみる。

『Jag Out』'84年リリース。
ストリート・スライダーズの3rdアルバム。
スライダーズのアルバムの中で針を落とした回数は一番多いかな。
リリースと同時に手に入れて。毎日聴いていた記憶が。
初めて聴いたのは『がんじがらめ』で。それからライヴに足を運んでと。
そんな時期にリリースされたこのアルバムには止めを刺されたかな。
シンプルで。ラフで。尖がって。ギザギザで。触れたら切り裂かれそうで。
それも。骨までも断たれそうな。そんな凄味に震えがくるサウンド。
1stや『がんじがらめ』にあった曇りの様なものが取り払われた故か。
その切れ味の鋭さ、刃の煌めきがよりクリアに感じられるかなと。
ハリーと蘭丸のギター、ジェームズとズズのリズム隊。そこから生み出されるグルーヴ。
それこそがスライダーズの最大の魅力なのだと。そう感じさせてくれます。
グッと。いい塩梅に腰が落ちた。そんなリズム、ビートがあって。
その上で刻まれるギター。吐かれる言葉。隙間だらけのロックンロールの魅力。
「Tokyo Junk」「カメレオン」「Pace Maker」「One Day」「チャンドラー」と。
これだけのナンバーが並んでいるのも。その充実ぶりの表れかなと。
いま、聴くと。当時ならではの。エコーを利かせ過ぎたドラムスがちょっとなとか。
これで。録音にもう少し気を遣っていたらなとは思うけれど。まぁ、あの時代だからな。
クリアになって、メロディもキャッチーになって。しかし骨となるものは変わらずに。
ギザギザと刻みながら迫ってくる感じ。その迫力、凄味が堪らないのですが。
そいつがハッキリと伝わってきた最後のアルバムでもあるかなと。この後のスライダーズ。
そいつも悪くはないのですが。ギザギザとした引っ掛かりの迫力や凄味は後退してしまったかなと。

心の欠片。
そいつが。
一枚。
また一枚。
零れ落ちて。

その破片が。
あちらに。
こちらに。
突き刺さり。
血を流す。

その様を。
眺めながら。
闘うことも。
出来ぬままに。
そのままに。

零れ落ち。
ひび割れて。
形を失い。
溶け出し。
消え去ってしまう。

破片を。
抜いて。
眺めて。
流れる血を。
舌で拭って。

ギザギザの。
心に。
沁み渡らせて。
血の匂いに。
酔いしれてみる。

心の。
欠片。
その。
一片、一片。
そいつが。

歪み。
ひび割れ。
その。
一片、一片。
そいつが。

剥がれ落ち。
崩れ落ち。
その。
一片、一片。
そいつが。

あそこに。ここに。
あちらに。こちらに。
その。
一片、一片。
そいつが。

突き刺さり。
血を流す。
その。
一滴、一滴。
そいつが、

匂いたち。
胸を震わせる。
その。
振動、蠢動。
そいつが。

ギザギザの。
心を。
揺り動かす。
奮い立たせる。
眠りから呼び起こす。



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2018/07/01 Sun *この夏が始まる / Sheena & The Rokkets

20180701pinupbabyblues


夏の初めに。
改めて。
恋心。
そいつを。
確かめて。

そう。
夏の終わりなど。
待つまでもなく。
浚って。
逃げたい。

それ程に。
その顔に。
その声に。
その総てに。
恋をしているのだと。

微笑。
物言わぬ。
その笑顔に。
視線を奪われ。
囚われたまま。

この。
空の下。
熱気の中。
突き抜けるままに。
魘されるままに。

旧い。
流行りもしない。
恋唄など。
口ずさみながら。
この夏が始まる。

『Pinup Baby Blues』'81年リリース。
シーナ&ザ・ロケッツ、シナロケの4枚目のアルバム。
そしてアルファ・レコードでは最後となったアルバム。
シナロケはアルファに移籍して。YMO人脈の支援を得て成功したと。
それは間違いなくて。確かにそのおかげで出会えたのだけれども。
今になって思うと。無理があったと言うか。妥協していたのかなとも。
いや。だって。ニュー・ウェイブは兎も角として。テクノでは無いでしょうと。
そう。だから今にして思うと。このアルバムのロックンロール全開なところ。
ここが転換点で。だから当時も。もの凄く正直にこのアルバムには反応してしまって。
A面頭の「Propose」のイントロで。もはや勝負ありってくらいに惚れ込んだのだけれど。
結局。ロックンロール+歌謡曲と言うのがシナロケの勝負手、魅力が全開になるスタイルで。
「Pinup Baby Blues」はその完成形にして。腹を括ったナンバーであったかなとも。
だからこそ吹っ切れて。「(I Can't Get No) Satisfaction」では誠ちゃんが弾き捲ると。
このアルバム、プロデュースがミッキー・カーティスで。誰の発案なのか分からないけれど。
そのミッキーさんの進言によるサックスとキーボードの参加が凄く効果的で。
そうか。これならテクノなんかに頼らなくても。太くて厚いサウンドが作れるのだと。
それを誠ちゃんに気付かせたミッキーさんの功績は大きいかなと。絶妙な配役だったかな。
作詞に糸井重里が参加していて。帯にキャッチ・コピーも載っていたりするのが。
如何にもアルファ・レコードなのだけれど。その歌詞も見事に咀嚼しているあたりに。
揺るぎないシナロケのスタイル、それに自信、確信を抱いた証にも感じられて。
だからこそ。このアルバムを最後にアルファ・レコードから離れることも出来たのかなとか。
確か。夏の初めにリリースされて。直ぐに手に入れて。夏の間中、針を落としていた様な。
だからか。特にA面、しかも頭からの「Propose」「Pinup Baby Blues」の連発には。
その夏からの、幾度もの夏の。暑さと。そして切なさが染みついてしまっていて。どうにも堪らないのです。

夏の初めに。
今更の。
恋心。
そいつを。
抱きしめて。

そう。
夏の終わりまで。
待ってはいられない。
剥がして。
逃げたい。

それ程に。
その姿に。
その仕草に。
その総てに。
恋をしているのだと。

微睡。
答えない。
その表情に。
心臓を射抜かれ。
捕らえられたまま。

この。
空の下。
熱気の中。
駆け抜けるままに。
煽られるままに。

旧い。
とうに廃れた。
恋唄など。
口の端に上らせながら。
この夏が始まる。

立てば。
なんとか。
座れば。
なんとか。
その総てが狂おしい。

歩く姿など。
目にした日には。
どうにも。
こうにも。
狂わずにはいられない。

その顔に。
その声に。
視線を奪われ。
囚われたまま。
恋をしているのだと。

その姿に。
その仕草に。
心臓を射抜かれ。
捕らえられたまま。
恋をしているのだと。

そう。
夏の終わりなど。
待つまでもなく。
夏の終わりまで。
待ってはいられない。

夏の初めに。
改めて。
今更の。
恋心。
確かめて。抱きしめて。

突き抜けるままに。
魘されるままに。
駆け抜けるままに。
煽られるままに。
この夏が始まる。



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2018/03/29 Thu *憧憬とか、敬愛とか、何だとか / ダウン・タウン・ブギウギ・バンド

20180329gs


憧憬とか。
敬愛とか。
勿論。
それがあるのは。
間違いないけれど。

もっと。
簡単に。
要は。
惹かれると。
好きだなと。

そんな。
ところから。
始まる。
物語も。
あったりする。

理由は。
よく分からないけれど。
惹かれたものに。
近づきたい。
触れてみたい。

それだけで。
やってみて。
それだけで。
頑張れて。
近づけなくても、触れられなくても。

憧憬とか。
敬愛とか。
そいつがきっかけで。
何かが。
見えてくることもある。

『GS』'76年リリース。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド(DTBWB)の5枚目のアルバム。
アルバム・タイトル通りにGS、グループ・サウンズのカヴァー・アルバムです。
DTBWBの歴史の中でも異色なアルバム。何故ここで企画ものだったのか。
デビュー以来のイメージの継続、その延長を求めるプロダクション、レコード会社と。
ストレートなロックやブルースへの回帰を図るDTBWB側の軋轢が生じ始めていて。
その妥協の産物と言うか、ガス抜きの為に制作されたのではとの説もあります。
そこで。デビュー前にGS(とか松崎しげる)のマネージャーをしていた宇崎竜童が。
題材として慣れ親しんでいて、大好きだったGSを選んだのだと思われます。
GSのブームが起こってからは約十年、その終焉からは約五年。時期的にも良かったのかな。
スパイダース、カーナビーツ、ジャガーズ、ゴールデン・カップス、テンプターズ・・・
ワイルドワンズ、ブルーコメッツ、タイガース、オックス、パープル・シャドウズ・・・
そしてダイナマイツにズー・ニー・ブーとGSを代表するバンドの代表的なナンバーを。
何の衒いもなく。驚くほどシンプルに、ストレートにカヴァーしているのが新鮮です。
その下手に装飾過多にしていないところにGSへの憧憬や敬愛の念を感じもします。
尤も。メロディはGSでも。サウンドはDTBWBで。そう昭和四十年代と昭和五十年代。
その間に起こったサウンドの変化と言ったものはハッキリと感じとれて。
故に、ただの懐メロ・アルバムには陥っていない。ここらは宇崎の面目躍如かなと思います。
ムッシュかまやつ、デイヴ平尾、井上忠夫、そして瀬川洋、瀬川さんがゲスト参加していて。
華を添える以上の存在感を示している辺りは、特にGSのファンには堪らなかったかなと。
デイヴなんか、曲が「長い髪の少女」だけあって、どうぞ~を繰り返えすだけですが(笑)。
それにしても。実はその終焉から約五年で。既に哀愁が漂ってくるそのメロディです。
GSと言うのは昭和に咲いた徒花だったのだなと。しかし、故に惹かれて止まないのだと。
その思いを唯一のオリジナル「Yesterday’s Yesterday」で語り、歌うDTBWB、粋でカッコいいのですよね・・・

憧憬とか。
敬愛とか。
勿論。
それを抱いているのは。
確かなのだけれど。

もっと。
単純に。
要は。
魅せられると。
好きなのだと。

そんな。
ものから。
転がる。
物語も。
あったりする。

理屈は。
よく分からないけれど。
魅せられたものを。
追っていきたい。
並んでみたい。

それだけで。
やってみて。
それだけで。
頑張れて。
追いつけなくても、並べなくても。

憧憬とか。
敬愛とか。
そいつを梃にして。
何かが。
感じられることもある。

憧れた。
風景が。
光景が。
脳裏に刻まれ。
離れはしない。

敬った。
姿が。
振る舞いが。
胸に焼き付き。
消えはしない。

そして。
それ以上に。
もっと。
簡単に。
単純に。

惹かれるなと。
魅せられるなと。
そう。
好きだと。
好きなのだと。

それだけで。
それだけの。
ことで、もので、
始まって。
転がって。

やってみて。
頑張って。
近づけなくても。触れられなくても。
追いつけなくても。並べなくても。
それでも。

憧憬とか。
敬愛とか。
好きだとか。
そいつだけで。
見えてくることもある。感じられることもある。



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2018/03/28 Wed *その街の、その人の / ザ・ゴールデン・カップス

20180328thehistoryofgokdencups


その街の。
名前を。
初めて。
耳にしたのは。
いつだったか。

恐らくは。
もう。
遥かに。
遠い昔で。
定かでは無いけれど。

その。
響きには。
何故か。
この国の街では無い様な。
不思議な響きがあって。

大いなる。
憧れと。
少しばかりの。
恐れを。
抱いていたのだろう。

それは。
憧憬と。
怖いもの見たさ。
そんなものが。
綯い交ぜになっていて。

いつか。
その街と。
関われたら。
縁が出来たらと。
心の片隅で思っていたのだ。

『History Of The Golden Cups』'74年リリース。
(最初の)解散後にリリースされたゴールデン・カップスの2枚組編集アルバム。
ちょうど前年にデイヴ平尾、ルイズルイス加部、柳ジョージの3人が共に活動していて。
当初はママリンゴ(!)と名乗っていたバンド名をデイヴ平尾&ゴールデン・カップスへと。
そんな(最初の)再結成とも言えそうな動きがあったらしく。それに便乗したのかなと。
尤も。この時はデイヴが俳優活動に専念とかで直ぐに頓挫しているのですけどね。
さて。この2枚組。1枚目にシングル・ナンバーから選ばれた14曲が収められていて。
2枚目に十八番としていたカヴァー曲をライヴ・テイクも交えて10曲が収められていて。
まぁ、手っ取り早くゴールデン・カップスと言うバンドを知るには便利かなと。
尤も。最後のニュー・ロックな二枚のアルバムは無視された格好になっているので。
アルバム・タイトルには若干、違和感が無くはないですかね。まぁ、意図は分かりますが。
ゴールデン・カップスと言えば、GSの中でも実力派として知られていて。
その本領は、その志向と嗜好が遺憾なく発揮されたカヴァー曲にこそあるとも言えて。
特にライヴのカッコ良さ、その凄まじさは。背筋に電流が走る程に痺れるのですが。
実は、嫌々やっていたらしい、ライヴでは殆ど演奏されなかったらしいシングル・ナンバー。
その本格的なロックやソウルと、歌謡曲が絶妙な塩梅で交わっている味わいも大好きで。
どうにも歌謡曲なデイヴや、マモル・マヌーの歌声にも痺れてしまうのですよね。
特に『傷だらけの天使』や『悪魔のようなあいつ』でデイヴには馴染みがあって。
『悪魔のようなあいつ』での同じGSのスターなのに、ジュリーとの扱いの余りの違いも。
飄々と演じていたその姿なんか、どうにも憎めないと言うか、何とも言えない味があって。
横浜と言う地名、街の名前を始めて意識して聴いたのがゴールデン・カップスでもあって。
そんなあれや、これが。綯い交ぜになって。ゴールデン・カップスはやはり自分にとって特別なバンドなのです・・・

その街の。
名前を。
改めて。
意識したのは。
いつだったか。

そいつも。
もう。
幾ばくか。
昔の話でも。
でも忘れることはない。

その。
響きから。
想起した通りの。
不思議な空気が漂っていて。
でも、何故か懐かしくもあって。

大いなる。
憧れと。
少しばかりの。
恐れは。
決して間違いではなかったと。

そうさ。
憧憬と。
怖いもの見たさ。
そんなものに。
魅せられたままに。

自然と。
その街と。
関わり続けて。
縁が繋がっていって。
心の奥底が今でも震えるのだ。

あの日。
あの時。
この駅で降りて。
この道を歩いて。
あの階段を上って。

あの扉を開けて。
あの顔とあの声に。
そいつに迎えられて。
それから。
そこから。

どれだけの。
時間を。
どれだけの。
縁を。
過ごして、得てきたのか。

あの日。
あの時。
この駅で降りなかったら。
この道を歩かなかったら。
あの階段を上らなかったら。

あの笑顔と掌と。
あの笑顔で。
再会を約さなかったら。
そこで。
そこまでで。

どれだけの。
モノを失っていただろう。
どれだけの。
モノと出会っていなかっただろう。
それ程のことだったのだ。

その街の。
片隅で
立ち止まり。
その人の名前を。
声に出さずに口にする。

その街の。
春の真只中で。
その人の不在に。
声に出さずに嗚咽する。
尽きることの無い感謝と共に・・・



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2018/03/27 Tue *神様でも、何様でも / ザ・テンプターズ

20180327thetemptersgoldenalbum


別に。
信じては。
いないし。
これからも。
信じはしないけれど。

そうだな。
いま。
この時の。
この。
鬱屈を。

晴らしてくれるなら。
それが出来るなら。
それをやってみせてくれるなら。
神様でも。何でも。
お願いはしてもいいかな。

どうかな。
出来るかな。
やれるかな。
別に大それたことでもないだろう。
それくらいなら。

神様でも。何様でも。
囃されている。
その力とやらを。
偶には。
俺の為に使ってくれないか。

そうすれば。
そうしてくれれば。
何とか。
かんとか。
今日と言う日を生きられる。

『ゴールデン・アルバム』'70年リリース。
テンプターズの5枚目にして初のベスト・アルバム。
それまでにリリースされていたシングル盤10枚のA面のナンバーを総て収録。
それにB面やアルバム収録のナンバーから4曲を加えての全14曲で構成されています。
このアルバムがリリースされた頃にはGSのブームも終焉を迎えようとしていて。
テンプターズの人気にも陰りが見えだした頃と思われて。このアルバムのリリース後は。
シングル盤を2枚リリース。そして翌年には実にひっそりと解散しています。
萩原健一、ショーケンがアイドル的な人気を博して。どうにもそれだけで語られがちですが。
その実、埼玉のローリング・ストーンズとも称された実力派のグループで。
そのつわもの振りは、ライヴ・アルバムでも確かに証明されています。
更には、シングル盤も含めて。オリジナル・ナンバーが多いことも特筆されるところで。
確か2枚目のスタジオ・アルバムは全曲がオリジナルと言う画期的なものだったと。
そのオリジナルの殆どを手掛けているのが松崎由治、ヨッチンなのですが。
ヨッチン、ギターも個性的で印象に残るのですが。その歌詞がまた、これが、何とも。
実に繊細で、切なく、胸を焦がし、琴線に触れるのですよね。何と言ったいいのか。
そう、日本の青春なのですよ。それをショーケンがあの声で歌のだから・・・堪りません。
「神様お願い」「秘密の合言葉」「忘れ得ぬ君」「愛の終り」とか、いいのですよねぇ。
「エブリバディ・ニーズ・サムバディ」の訳詞も。センスの良さが表れています。
当時のGSはプロダクションやレコード会社の意向で職業作家のナンバーが多いのですが。
ここまでオリジナルが尊重されたのは、テンプターズが所属したプロダクション。
それがスパイダースの田邊さんが設立したものだったと言うのも大きかったのかなと。
タイガースの対抗馬にしようと自らスカウトしたらしく、差別化を狙う意図もあったかな。何にしろ、感謝ですね。

別に。
信じたくは。
ないし。
これからも。
変わりはしないけれど。

そうだな。
いま。
この時の。
この。
焦燥を。

治めてくれるなら。
それが出来るなら。
それをやってみせてくれるなら。
神様でも。何でも。
信じてみてもいいかな。

どうかな。
出来るかな。
やれるかな。
別に大袈裟なことでもないだろう。
その程度なら。

神様でも。何様でも。
祀られている。
その術とやらを。
偶には。
俺の為に施してくれないか。

そうすれば。
そうしてくれれば。
何とか。
かんとか。
今日と言う日も生きられる。

そうさ。
こんな俺だって。
俺にだって。
色々と。
あったりはするのさ、

別に。
そうだな。
それ程の。
大事では。
無いとは思うけど。

小さな。
棘が。
刺さって。
どうにも。
抜けない。

そんな。
思いに。
日がな一日。
囚われてしまう。
そんな日もあるのさ。

だから。
いま。
この時に。
この。
鬱屈が。焦燥が。

どうにも。
この身を。
この心を。
苛んで。
辛かったりはするのさ。

だから。
神様でも。何様でも。
いると言うのなら。
あると言うのなら。
今夜だけはお願いしてみよう・・・



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2018/03/26 Mon *空を飛ぶ夢を暫く見ない / サディステイック・ミカ・バンド

20180326kurofune


空を。
飛ぶ夢を。
暫く。
見ていない。
そうなのだ。

何かに。
縛りつけられて。
がんじがらめの。
そんな。
現実が。

夢までも。
侵すのか。
夢の中でも。
地を這って。
空を見上げて。

飛べたらいいなと。
ただ、指を咥えている。
そんな。
飛べない夢ばかりを。
見続けているのだ。

ひとつ飛びで。
塀まで。
その向こうまで。
その先まで。
空の彼方まで。

飛んでいけた。
あの頃は。
もう戻らないのか。
幻なのか。
空を飛ぶ夢を暫く見ない。

『黒船』'74年リリース。
サディスティック・ミカ・バンドの2枚目となるアルバム。
幕末をコンセプトとして制作されたのは英国や米国、海外のマーケットを意識してか。
目論見は見事に当たっていて。見たこともない幕末の、そして空想の世界でしかない幕末の。
景色や空気、匂いまでが感じられそうです。それこそひと飛びで、飛んで行けそうです。
加藤和彦の曲の世界、松山猛の詞の世界。それをくっきりと浮かび上がらせているサウンド。
そこはプロデューサーのクリス・トーマスの手腕によるところも大きかったのかな。
何でも、あのクイーンの誘いを断ってまで、クリス側から売り込んできたのだとか。
それだけ、サディスティック・ミカ・バンドには訴える何ものかがあったと言うことなのか。
当時の日本のロックの枠を軽々と飛び越えている世界水準のサウンドが生み出されたのも。
その素材の良さ、加藤和彦のセンス、メンバー個々の技量の高さは半端なかったと。
故にクリスも、持てる総てを注ぎ込んで。この素晴らしいアルバムの制作に加わったと。
マスター・テープを切り刻んで繋ぎ合わせたとか、ティー・カップやジーンズのジッパー。
そんなものまでも駆使してサウンドに拘ったクリス。恐らくそのセンスとテクニックは。
加藤和彦などを通して日本のロックに多大な影響を与えたと。まさに黒船だったかなと。
さて。どうしても「タイムマシンにおねがい」がキャッチーで、語られやすいのですが。
どのナンバーも、時に夢幻の如く、時にタイトにファンキーにと。実に素晴らしくて。
組曲となっている「黒船」、そして「どんたく」「塀までひとっとび」「颱風歌」と。
軽やかでいて。音楽を作ることへの飽くなき拘り、音楽そのものへの倦むことの無い愛情。
好きなものは好きと。それだけで。空をどこまでも飛んでいきそうな自由さと、情熱と。
もう40年以上前の、あの時代に。これだけのアルバムを創ってしまったと言う。
何だろう。ロックが、音楽が無限の可能性を秘めていると信じられた時代の力強さがあると。
そして。未だに、このアルバムが些かも色褪せていないところに驚嘆すると共に。
飛べなくなった、自由も勢いも失い。可能性を信じられなくなった。
そんな、大袈裟に言えば。この社会、この世界そのものの閉塞を思わずにはいられないのですよね・・・

空を。
飛ぶ夢を。
暫く。
見ていない。
そう言うことだ。

何かに。
囚われて。
身動き取れない。
そんな。
現実が。

夢までも。
冒すのか。
夢の中でも。
地に蹲って。
空を見上げて。

飛べたらいいなと。
ただ、ため息をついている。
そんな。
飛べない夢ばかりが。
繰り返されているのだ。

ひとつ飛びで。
塀を。
乗り越えて。
その果てまで。
空の彼方まで。

飛んでいけた。
あの頃は。
もう帰りはしないのか。
朧なのか。
空を飛ぶ夢を暫く見ない。

現実が。
現が。
力を増して。
縛りつけようと。
閉じ込めようと。

現実が。
現が。
蔓延って。
覆い尽くされる。
塞がれてしまう。

現実に。
現に。
囚われて。
侵されて。
冒されて。

夢の中でも。
地を這って。
空を見上げて。
ただ。
指を咥えている。

夢の中でも。
地に蹲って。
空を見上げて。
ただ。
ため息をついている。

夢の中にも。
自由も。
情熱も。
そして。
可能性をも。

失って。
奪われて。
囚われて。
あの頃へ。
飛んでいくこともできない。

空を飛ぶ夢を暫く見ない。
このまま。
そのまま。
終わりにする。
そうはいかないと思うのだけれど。

空を飛ぶ夢を暫く見ない。



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2018/03/25 Sun *何としてでも / 古井戸

20180325furuidonosekai


まぁ。
大概のことは。
何とかなる。
何とかする。
そんなものだ。

そりゃ。
そう簡単に。
いかないこと。
思い通りに。
いかないこと。

そんなことも。
稀に。
偶に。
否、結構頻繁に。
起きるけれど。

そこはそれ。
こっちだって。
それなりに。
経験値もあるからね。
身についているものもある。

それでも。
稀に。
偶に。
否、結構頻繁に。
そいつが通用しない時も。

でも。
そんな時でも。
腹を決めて。
ある意味、開き直って。
何としてでも、その思いだけで。

『古井戸の世界』'72年リリース。
古井戸の記念すべき初めてのアルバム。
既にエレックのオムニバス・アルバムとかに参加していたものの。
このアルバムで、いよいよ古井戸は本格的に世に打って出たと。
勿論、根底には熱く硬いものがあるのですが。感じられるのですが。
それを声高に叫ぶのではなくて。静かに、穏やかに。でも凛として問うてきたと。
加奈崎芳太郎の豊かな声量と、存在感のある歌声。そして仲井戸麗市、チャボの。
その抒情的とも言える、繊細で切ない世界と、ブルージーなギター。
この絶妙な取り合わせ、その実に何とも息の合ったやりとりが堪らなくて。
その骨太な詩情が、その響き、染み入ってくる様が古井戸の魅力なのですよね。
そして、極限の状況。恐らくは業界とか社会とかとの摩擦、衝突の中で。
実はかなり疲弊して、崩れ落ちそうになりながらも、土壇場で持ち超えて。
半ば開き直りの信条で、腹を決めて、打破するための思い、願い、闘志。
そんなものを歌い上げる「何とかなれ」の。破れかぶれの前向きさが刺さるかなと。
意図しないところで、妙に流行ってしまった故にチャボが好んでいないらしい。
「さなえちゃん」で歌われる憧憬の思いも。その実、かなり好きではあるのですが。
やはり、ここは「何とかなれ」に代表される古井戸の不敵な逞しさがいいかなと。
尤も。内心ではかなりビクビクもしていて、でも、それを意地でも噯にも出さない。
その粋がる、ええカッコしいの、頑固さもね。どうしようもなく好きかなぁ。
素直じゃないな、面倒くさいなと。でも、それがロックなのだよなとも。
そう、古井戸は、チャボは実に何とも骨太なロックだったと思うのです。

まぁ。
大抵のことは。
何とかなる。
何とかする。
そんなところだ。

そりゃ。
そう単純では。
ないこと。
予想の範疇に。
収まらないこと。

そんなことも。
稀に。
偶に。
否、結構頻繁に。
訪れるけれど。

そこはそれ。
こっちだって。
それなりに。
修羅場も潜っているからね。
身になっているものもある。

それでも。
稀に。
偶に。
否、結構頻繁に。
そいつが役に立たない時も。

でも。
そんな時でも。
腹を据えて。
根拠のない自信、それだけで、
何としてでも、その一念だけで。

そうさ、
大概は。
大抵は。
それ程の。
ことでもない。

実のところ。
焦って。
怯えて。
騒ぎ立てる。
ことでもない。

殆どのことは。
何とかなる。
何とかする。
それだけのこと。
そんなもの。

でも。
稀に。偶に。
否、結構頻繁に。
どうにもならない。
そんな思いに囚われる。

そう。
稀に。偶に・
否、結構頻繁に。
こいつは敵わない。
そんな感覚に足が竦む。

そんな時は。
腹を決めて。
腹を据えて。
何としてでも、その思いだけで。
何としてでも、その一念だけで。

何とかなる。
何とかする。
否、何とかなれと。
その思いで、その一念で。
何としてでも。何とかしてしまおう。



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