2009/11/04 Wed *想像を膨らませて / The Rolling Stones

20091104getyeryaya


想像。
想像するんだ。
想像してみるんだ。
想像を膨らませて。
さぁ。
あの場所へ。
あの時へ。

何が見える。
何が聴こえる。
何を感じる。
何に触れられる。
何を手に出来る。

限られてるから。
届かないから。
見果てないから。
だから。

想像を膨らませて。
その翼に乗ってみるんだ。

『Get Yer Ya-Yas Out !』'70年リリース。
'69年の全米ツアーで収録されたローリング・ストーンズのライブ・アルバム。
3年振りのツアー、しかもミック・テイラーが加わってからは初めてのツアーだけに。
しかもそのブランクの間にロックのライブの概念自体が大きく変わって長時間化してるしと。
結構不安な要素満載だったのではと想像するのですが。現に直前のハイド・パークなんて結構ボロボロで。
いや、あれはあれで。あのボロボロさ加減もスリリングでストーンズらしくて好きなんですけど。
このアルバムではキースとテイラーのコンビネーションもバッチリで。2本のギターがグングン引っ張ってて。
この完成度の高さ、このカッコ良さ。流石はストーンズ。凄いじゃんと素直に痺れてしまうのですが。
同じツアーの海賊盤を聴くとこれがまたボロボロな日もあったりするので。よほど気合を入れてたのかなとか。
まぁ、スタジオで手を加えてもいるのでしょうが。それにしても。やっぱりこの演奏は御機嫌だなと。
どの曲もいいんだけど。やっぱり「Midnight Rambler」は最高に“カッチョイイ~”と思います。最高にね。
さて。個人的にはこのアルバムが中学生の頃、2番目に手に入れたストーンズのアルバムで。
それこそ擦り切れるくらい聴いてましたが。当時既にテイラーは脱退してるし。今みたいに情報も映像も無く。
この裏ジャケットを穴が開くほど見詰めながら。思いっきり想像を膨らませていたのでした。もう思いっきり。
届かない。見果てない。そんなストーンズのライブを。それこそ瞬間的には次元も空間も飛び越えんくらいにね。
キースが弾いてるギターの名前も知らなかったけど。きっとこんな格好で、アクションで弾いてるんだろうなとか。
見てきた様な・・・じゃないけれど。瞼の裏、頭の中では自分だけのストーンズのライブを繰り広げてたのです。
さて40周年記念エディションがリリースされて。未発表の曲や前座のB.B.キングやアイク&ティナのライブまで。
これで本来ストーンズが意図していてデッカに断られた幻の2枚組に近い形で聴くことができるのかもですが。
(2枚組で聞けるのはボブ・ディランくらいさと、ミック・ジャガー自身が却下したと言う説もありますが)
なにかにつけて想像力が逞しかった時代への追想も込みで。このオリジナル盤はやっぱり特別でしょうかね。

想像。
想像するんだ。
想像してみるんだ。
想像を膨らませて。
さぁ。
あの場所へ。
あの時へ。

見えてくる。
聴こえてくる。
感じる、感じる。
触れることも出来る。
手にすることさえ出来る。

限られてるから。
届かないから。
見果てないから。
だったら。

想像を膨らませて。
その翼で飛んでいくんだ。

見えるもの。
聴こえるもの。
手に出来るもの。
情報も物も。
いっぱいで。
溢れてて。
届いちゃうし。
辿り着いちゃうし。
それはそれで。
幸せなんだけど。

想うだけで。
描くだけで。
夢中になれた。
興奮できた。
幸せだった。
あの頃が懐かしかったり。

それにね。
想像する余地が無い世界なんて。
面白くもなんとも無さそうで。
だから。
もう一度。

想像力を鍛えなおして。
想像力に逞しさを取り戻して。
想像を膨らませて。
飛んでみよう!

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2009/10/31 Sat *表彰状 / The Rolling Stones

20091031goldenprize


表彰状。

まぁ、兎にも角にも。
十年間お疲れ様でしたと。
俺が知ってるのはその半分ほどだけど。
まぁ、面白かったかな。

初めて扉を開けた。
あの夜から。あの時から。
何故か居心地が良くて。
とても気持が良くて。
自然に安らげて。

酒なんて。
もう二十数年飲んでたけど。
同じ酒でも。同じ一杯でも。
異なるんだなと。
飲み方や。
店や。空気や。会話や。
何よりも。
人で変わるんだなと。
その触れ合い、揺れ具合が楽しくて。

『Golden Prize』'70年リリース。
キング・レコードの企画の一環として編集されたローリング・ストーンズの日本独自のベスト・アルバム。
このゴールデン・プライズ(金賞)シリーズにはトム・ジョーンズとかレーモン・ルフェーベルのもあったとか。
更にはオリジナル・サウンド・トラックのゴールデン・プライズなるアルバムもリリースされていたそうで。
当時の日本の洋楽が置かれていた状況なんてのも連想されて、なかなか興味深いものがありますが。
とにかくキング・レコードはほぼ毎年の様に日本独自のストーンズのベスト・アルバムをリリースしてました。
「Tell Me」「(I Can't Get No) Satisfaction」「Get Off Of My Cloud」「As Tears Go By」
「19th Nervous Breakdown」「Paint It, Black」「Mother's Little Helper」「Let's Spend The Night Together」
「Ruby Tuesday」「We Love You」「She's A Rainbow」「Jumpin' Jack Flash」「Honky Tonk Women」
「Let It Bleed」...今回の選曲はこの14曲です。まぁ、至極真っ当と言うか当たり障り無いと言うか。
特に日本で人気のある曲を集めた訳でも無さそうですが、押さえるところは押さえてるのかなとも。
ダブル・ジャケットで。インナーには全曲リストが載っていたりと。それなりに力が入っているのが感じられます。
当時オリジナル・アルバムの定価が2,000円のところを2,500円で売り出されたのもその表れかなと。
ストーンズは日本ではレコードが売れなかったとのことですが、まぁ、それなりに貢献はしていたのでしょうから。
それに対するご褒美として、金賞を授与するみたいな感じでこの企画に名を連ねることが出来たのかななんて。
まぁ、キング・レコードからのストーンズへの表彰状ってことにしときましょうか。完全にこじつけですが(苦笑)。
そうそう。この手のベスト・アルバムの楽しみとして置かれた位置によって異なる顔を見せる曲があることですが。
「Jumpin'~」と「Honky~」が並んでいるとのが新鮮なのと。その後に「Let It~」で〆るところが面白いかなとも。

表彰状。

まぁ、兎にも角にも。
十年間お疲れ様でしたと。
俺が知ってる限りでは実働は何割減だけど。
まぁ、それも個性だったかな。

初めて扉を開けた。
あの夜から。あの時から。
何故か居心地が良くて。
とても気持が良くて。
自然に安らげて。

酒なんて。
もう二十数年飲んでたけど。
同じ酒でも。同じ時間でも。
異なるんだなと。
過ごし方や。
店や。空気や。会話や。
何よりも。
人で変わるんだなと。
その触れ合い、揺れ具合が楽しくて。

かってに。
我家のリビングと名づけて。
我侭言ったり。
からかったり。
遊んでるようで、遊ばせてもらってたり。
時々、本当に時々だけど学ばせてもらったり。
まぁ、面白かったよ。
その貢献に、功績に。
気持だけ、本当に気持だけだけど表彰状を。

腕はある。
知識も豊富。
会話も面白い。
接客も心得てる。
惜しむらくは。
俺と同病。
先天性勤労意欲失調症(?)。
これさえなきゃね。
惜しい・・・
なんてこれからは言ってられないんだから。
無理せずに。頑張る様に。

我家のリビングから。
一人旅立って行きました。
近いうちに。
気の置けない。
新しいリビングが増える予定です。
別れは寂しくて。
でも楽しみでもあるのです。

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2009/09/12 Sat *勉強は教えてやらない / The Rolling Stones

20090912madeinthesade


ねぇねぇ。
なに?
最近何が面白い?
面白いかぁ。
テレビは?
あまり観ないなぁ。
音楽は。何聴いてるの?
何って。決まってるだろ。
あっ、あれだよね。知ってるよ。
知ってる?ほんとか?
あれでしょ。あれ。ほら。
さぁ、何だっけ?
ビートルズとか、ツェッペリンとか言うのでしょ。
確かに。ビートルズも。そのツェッペリンも聴くけど。
あっ、あれだ。ベロだ。
・・・そう。ベロね。
ストーンズだよね!

『Made In The Sade』'75年リリース。
全米ツアーに合わせてリリースされたストーンズ・レーベル初となるローリング・ストーンズのベスト・アルバム。
なんだかストーンズらしくないジャケットが印象的ですが。ベロ・マークはさり気なくフューチャーされています。
『Sticky Fingers』から『It's Only Rock' n Roll』までの4枚のアルバムから10曲が選ばれています。
「Wild Hoses」と「Angie」を除くと。基本的に乗りの良いロックン・ロール・ナンバーが集められていて。
ここらはやっぱり。全米ツアーを意識したと言うか。勢いをつけたかったのかななんて思ったりもします。
'70年代前半のストーンズの代表曲が纏められているので。ストーンズ入門用としては丁度いいのかも。
ただ全10曲ってのはいかにも物足りなくて。その10曲の中に「Happy」が含まれてるのは嬉しいのですが。
昔はB面の最後に勝手に「Star Star」を追加したカセット・テープを作って聴いていたりもしました。
ただ。CD時代に入ってからのベスト・アルバムはあれもこれもと詰め込みすぎの感じも。それはあって。
近頃は。これくらいのボリュームがほど良いのかもと思い直したりもしています。うん。丁度いい塩梅かなと。

そう。ストーンズだよ。
いい?
勿論。御機嫌だぜ。
聴いてみたいなぁ。
家にある?
お母さん持ってるかなぁ。
きっと持ってると思うよ。
お母さんもストーンズ聴くの?
勿論。伯父さんの妹だぜ。
そうか。聞いていようかな。
ストーンズのことだったら色々教えてやるよ。
本当に!じゃぁ、勉強は?
勉強は教えてやら(れ)ない。
なんだ。でも勉強はいいか。
そう。勉強は他の人に。ロックは伯父さんに聞け。
特にベロね。
そう。ストーンズな!

可愛い姪っ子が。
いつの間にか。
自分がストーンズ・ファンになった。
その歳になって。
ちょっとロックにも興味があるらしい。
ここは伯父として。
できる限りのことをせねばなるまい。
ただし。
お母さんに知られると。
まぁ、それはそれで色々とあるだろうから(苦笑)。
こっそりと。少しずつ。
先ずは基本からだな(笑)。

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2009/09/11 Fri *ぐるぐる / The Rolling Stones

20090911aroundandaround


今夜も。
きっと。

世界の何処かで。
音楽が奏でられ。
誰かが。誰かも。
ぐるぐる。ぐるぐる。
歌っている。踊っている。
ぐるぐる。ぐるぐる。
笑っている。乗っている。

今夜も。
きっと。

『Around And Around』'64年リリース。
チャーリーを中心にした5人の佇まいも初々しい感のあるローリング・ストーンズのアルバム。
英国でのEP『The Rolling Stones』と『Five By Five』からのナンバーを中心に編集されたドイツ盤です。
しかし。なんでまたミックが目を瞑ってしまった写真をそのままジャケットに採用したのでしょうかね。
以前に載せたフランス盤の『Not Fade Away』と同内容なのですが。ジャケットは断然あっちのが好きですね。
以前に載せたフランス盤の『Not Fade Away』と同内容なのですが。ジャケットは断然あちらが好きですね。
さて。ジャケットはともかく。そのチャック・ベリー完コピ具合も楽しいタイトル曲から始まるこのアルバム。
もう。とにかく。ロックン・ロール、ブルース、リズム&ブルース大好き。好きで好きで堪らない。
そんな。ストーンズの姿を見事に捉えてるアルバムの1枚です。もう。とにかく。どこをどう切ってもそれだけです。
全12曲中カヴァーが9曲。「I Wanna Be Your Man」以外は3曲のオリジナルも含めて本当に黒くて。
ストーンズの好きだったこと、演りたかったこと、伝えたかったこと。それだけがぐるぐると回っているのです。
「2120 South Michigan Avenue」、憧れのチェス・スタジオを訪れた興奮と感動が込められたこの曲。
ストーンズが訪れた時にはスタジオの壁にペンキを塗っていたと言う伝説のある、あのマディ・ウォーターズが。
そのマディが。このアルバムに収められているこの曲のロング・ヴァージョンではギター・ソロを弾いてるとか。
真偽はともかく。英米盤には収録されていないそんなヴァージョンが聴けるのもこのアルバムのポイントです。
もし。本当にマディが弾いてたとしたら。キースの、ミックの、そしてブライアンの喜びはどれほどだったかなと。

今夜も。
きっと。

世界の何処から。
音楽が聴こえてきて。
誰かが。誰かも。
ぐるぐる。ぐるぐる。
歌うだろう。踊るだろう。
ぐるぐる。ぐるぐる。
笑うだろう。乗ってるだろう。

今夜も。
きっと。

何が起こるのか。
何処へ行こうとしているのか。
読めない。見えない。
苛立ちと不安に支配されそうな。
そんな日々を。そんな世界を。
誰かが。誰もが。
過ごしている。生きている。

だけども。
だからこそ。

今夜も。
きっと。

世界の何処かで。
音楽が流れてくる。
音楽が伝わっていく。
誰かが。誰かも。
ぐるぐる。ぐるぐる。
好きなんだ。
演りたいんだ。
伝えたいんだ。
そんな思いが。
ぐるぐる。ぐるぐる。

今夜も。
きっと。

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2009/09/10 Thu *素晴しすぎる選曲 / The Rolling Stones

20090910jumpback


憶えてるかな?

ちょっと昔の話だ。
暫く記憶の片隅に。
眠らせてたんだけど。
思い出したんだ。
話してもいいかな?

あの頃。
どんな時も。

いいことがあった時。
嬉しい時。
微笑が毀れる時。
いつものドアを開けて。
いつもの席に腰掛けて。
ジャックを飲みながら。
カウンターの向こうのあなたと。
笑顔で会話を交わした。

いやなことがあった時。
悲しい時。
涙が溢れそうな時。
いつものドアを開けて。
いつもの席に腰掛けて。
ジャックを煽りながら。
カウンターの向こうのあなたと。
声にはならない会話を交わした。

そこには。
あなたの。
選んだ愛しい音楽があって。
時には抱きしめられ。
時には魂揺さぶられ。
時には背中を蹴られ。
そして。いつも。
心を満たしてくれた。
いつも。いつも。
そう。どんな時も。

『Junp Back』'93年リリース。
ヴァージン・レコードへの移籍第一弾となったローリング・ストーンズの2枚組編集アルバム。
『Sticky Fingers』から『Steel Wheels』までの11枚のアルバムから18曲が選曲されていて。
リマスターされた音源が使用されて。実はこのアルバムでしか聴けないエディット・ヴァージョンもあったり。
各曲に対するキースとミックのコメントがインナー・スリーブに記載されていたりと。
『Forty Licks』のリリースで役目を終えたようでいながら。実はなかなかに侮れないアルバムだったりします。
「Brown Sugar」「Wild Horses」から「Mixed Emotions」まで。選曲は実になんとも王道です。
ストーンズ・ファンだったら誰もが自分で選曲したテープやMDやプレイリストを作った覚えがあると思うのですが。
時にはヒット曲を集めたり。あえてヒット曲を外したり。アップ・テンポな曲ばかりとか。スローな曲ばかりとか。
そうそう。個人的にはキースがリード・ヴォーカルをとってる曲ばかりを集めたりとかも。
そんな自分だけの編集アルバムを作るのって楽しくて。最初はこれで。次はこれ。で、その次はこれで・・・
だから。例えばこのアルバムを聴いても。なんでこの曲、この曲順って。選曲者の心に思いを巡らせたりもして。
で、一番楽しいのは。やっぱり。好きな誰かに聴かせる為に選曲してる時だったりしました・・・よね?

憶えてるかな?

ちょっと昔の話だ。
暫く記憶の片隅に。
眠らせてたんだけど。
思い出したんだ。
話してもいいかな?

あの夜の。
素晴しすぎる選曲。

ストーンズ・ファンのあの娘に恋して。
でもあの娘は。
もう数年来のストーンズ仲間で。
だから。どうしたって。
男と女とか、そんな感じにはなれなかった。
告白するなんて。
そんな雰囲気を作るのは難しかった。

見かねたんだろう。
あなたが言った。
「任せてください。バッチリ選曲してフォローしますよ」
断る理由はどこにもない。
任せよう。
長い旅から帰ってきたあの娘を誘って。
いつものドアを開けて。
いつもの席に腰掛けた。

バッチリだった。
バッチリすぎた。
あまりに素晴しすぎる選曲だった。
俺もあの娘もストーンズ大好きだから。
盛り上がって。もう少しって時に。
あなたがかけるストーンズの。
絶妙なタイミングの、絶妙な曲の流れに。
聴き入ってしまって。
口ずさんでしまう。思いに耽ってしまう。

何とかしなきゃ。
しかたがない。
次の店で決めよう。
最後に何が聴きたい。
俺は・・・
私は・・・
「Wild Hoses」
二人の声が重なった。二人の思いが重なった。
見詰め合う二人。
絶妙なタイミングであのイントロが流れてきた。
えっ?
二人揃ってカウンターの向こうを覗く。
視線に気づいたあなたが笑う。
俺もあの娘も。
何だか可笑しくて。
声を上げて笑ってしまう。
だってさ。
二人じゃなくて、三人の思いが重なったんだから!

結局。
あなたも交えて。
ストーンズ馬鹿三人で。
そのまま朝まで飲み続け。
俺とあの娘は。
あなたの選曲に合わせて。
調子に乗って。
狭い店の中。
歌って。踊って。

しかし。ここで「Wild Horses」かけるかねぇ。
もう泣かせようとしてるでしょう。
イタさんも一緒に飲まない?
すんませんな。いただきます。
ねぇ、次「Brown Sugar」ね。
やむをえんでしょう。
もう、踊ろう。ほら立って。
ちょっと待って。ジャック毀れるから。
イタさ~ん、その次は「Start Me Up」ね。
かしこまり。
で、その次はねぇ、あれだよ、あれ。
あれですね。
チャララ~チャッチャチャ~♪
なんでわかるのよ・・・

本当に。
バッチリだった。
素晴しかった。
たぶん。
あの夜が。
あの選曲が。
あったから。
俺とあの娘は。
今でも。
御機嫌なストーンズ仲間でいられるんだ。

それでいい。
それでいいんだけど。
もう一度。
三人で。
飲んで。
歌って。踊りたい。
勿論。
あなたの素晴しすぎる選曲でさ。

もう五年。まだ五年・・・

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2009/09/01 Tue *もう静かに眠らせてやれよ / The Rolling Stones

20090901highttideandgreengrass


いまさら。

なんだって言うのだろう。
なにがわかると言うのだろう。
なにを知りたいと言うのだろう。
なにを暴きたいと言うのだろう。

いまさら。

なんの意味。
なんの価値。
なにが目的。

もう。
いいじゃないか。
好奇の目に曝すなよ。
根拠も無い噂を口にさせるなよ。

もう。
静かに眠らせてやれよ。

『Big Hits (High Tide And Green Grass)』'66年リリース。
魚眼レンズで撮影されたスウィンギング・ロンドンなジャケットも美しいローリング・ストーンズのベスト・アルバム。
特に黒地にストライプのスーツで紅いネクタイと紅いチーフ。そして何故か左手に包帯のブライアン・ジョーンズ。
この、この英国の香りを漂わせ、どうじにどこか見るものを不安にさせるブライアンの姿が印象的です。
同名の米国編集盤とは収録曲も異なるこの英国変編集盤。英国でのシングルを中心に14曲が選曲されていて。
最新シングルだった「Have You Senn Your Mother, Baby, Standing In The Shadow?」で勢いよく始まって。
あまりにも渋い「Little Red Rooster」で締め括る曲順もよく考えられていて。見事にツボを押さえています。
そう。この「Little Red Rooster」、'64年に全英1位になってるんですよね。このブルース・ナンバーが。
本当にいい時代だったんだなと。そしてこんなブルースこそがブライアンがストーンズで演りたかったことかなと。
英国オリジナル盤に封入されたブックレットの。ブロンドも輝くブライアンの姿を眺めながら思ってみたり。
他にも「Not Fade Away」とか「Time Is On My Side」とか。そんな渋いセンスが堪らないカヴァーと。
「( I Can't Get No)Satisfaction」とか「Get Off Of My Cloud」なんてヒット曲が違和感なく並んでるのが凄いなと。
以前はCD化されていたのに。何故かここのところCD化の対象から外されて久しいこのアルバム。
是非英国編集盤で、できればアナログ盤で。その選曲と曲順と英国の香りを楽しんで欲しいなと思うのです。

いまさら。

なんだって言うのだろう。
なにかがわかったところで。
なにかが明らかになったところで。
それでどうだと言うのだろう。

いまさら。

誰の為に。
誰の望みで。
誰が求めてるのか。

もう。
いいじゃないか。
例えなにかがわかっても。
彼は何も言わない。応えない。

もう。
静かに眠らせてやれよ。

あの。
最期の日々。
静かで長閑なあの田舎の片隅で。
木漏れ日が差し込むあの森で。
熊のプーさんやクリストファー・ロビンに囲まれたあの庭で。
何を見て。何を聴いて。
何を感じて。何を思い。
それは彼にしかわからない。
幸せだったのか。不幸だったのか。
それは彼にしか決められない。

だから。
遺された、遺してくれた。
奇跡に耳を澄ませ、軌跡を見つめ。
ただただ彼を思う。
それだけでいいじゃないか。

もう。
静かに眠らせてやれよ。

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2009/08/25 Tue *一子相伝 / Ronnie Wood & Bo Diddley

20090825liveatritz


まぁなんとなく。
想像はしていて。
ある意味期待もしていて。
結局その通りになって。
と言うことだから。
ちょいとばかり。
長い付き合いになるようで。

あれもこれも。
それもどれも。
知ってることの総て。
予測されることの総て。
残していってくれと。
伝えていってくれと。
骨は折れそうで。
それでも楽しみでもあって。

『Live At The Ritz』'88年リリース。
前年11月のニューヨークでのロン・ウッドとボ・ディドリーのライブを収録したアルバム。
この頃ストーンズは活動休止中で。キースはチャック・ベリーとのライブと映画制作を行っていて。
ミックは2枚目のソロ・アルバムとツアーに取組んで。そしてロンは師であるボと組んでツアーに乗り出してと。
今からするとなんだったかなですが。もうストーンズは活動再開しないんじゃないかと真剣に心配で。
だから。ロンとボがこの年に来日した時には。生でストーンズのメンバーが観れる最後のチャンスかもと。
まぁ、ご存知の様に追っかける様にミックがソロで来日して。翌々年にはストーンズが来日するのですが。
勿論、ボのあのビート、あのリズム。その迫力にも度肝を抜かれて痺れたのですが。
やっぱりロンが。大好きなストーンズの、そしてフェイセズのロンが目の前にいて。ギターを弾いてる。
そのことが信じられなくて、そのことが嬉しくて。その一挙手一投足を見逃すまいとしたのを思い出します。
このアルバムの「Plynth/Water Down The Drain」なんて聴くと想いはあの日の中野サンプラザへと・・・
本当に楽しそうに伸び伸びと弾きまくるロンの姿と煌めくゼマティスのギターが昨日のことの様に。
そして。常にボをたてて。三歩下がって。ボがいない時も決してセンター・マイクを使わなかったロン。
決して師の影を踏まないように務めていたロン。その人柄の良さが一際印象に残っています。
尤も最近のロンはその人柄の良さに自らが甘え過ぎてしまっている感があって如何なものかと思いますが。
ボも亡き今。もっともっとそのギターでR&Rの楽しさを伝えっていってもらわねばとね。

まぁなんとなく。
想像はしていて。
ある意味期待もしていて。
その心構えもしていて。
そうなったからには。
ちょいとばかり。
本腰入れて付き合いますか。

あれもこれも。
それもどれも。
法則どおりにいくことばかりじゃなく。
予測できないこともいっぱいあって。
臨機応変に。当意即妙に。
そんな風の読み方や匙加減なんて。
簡単ではないけれど。
それだから楽しみでもあって。

そう。
そんな楽しさが。
そんな楽しみ方を。
残せたら。
伝えられたら。
この付き合いも悪くはないかと。

とにもかくにも。
ここは。ここでは。
一子相伝。
楽しくやろう。
だから。
三歩下がって歩く様に(笑)。

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2009/08/21 Fri *道しるべ / The Rolling Stones

20090821milestones


人がそろって。
材料もそろって。
やるべきこと。
やらなきゃならないこと。
やってみたいことも。
見えてきた。
固まってきた。
それらを並べて。
それらを見直して。
適材適所に配置しなおして。
前後関係を整えて。
おとし込んでみて。
おしりは動かせないから。
となると。
ここと、ここと、ここと、ここにも。
道しるべ。

『Milestones』'72年リリース。
ローリング・ストーンズに去られたデッカ・レコードがリリースした3枚目の編集アルバム。
デッカ時代のストーンズの歴史における道標となった歴史的なナンバーを1枚のアルバムに集約・・・
そんな意味合いでこのタイトルがつけられたのでしょうが。収録されたナンバーを見ると・・・
まぁ、そもそも1枚のアルバムに収まるわけも無いのですが。いくら何でも無謀ではあるのですが。
それにしても脈絡が無いと言うか。焦点が絞れてないと言うか。狙いはなんだったのかなと思ってしまいます。
「(I Can't Get No)Satisfaction」「She's A Rainbow」「Under My Thumb」「I Just Want To Make Love To You」
「Yesterday's Paper」「I Wanna Be Your Man」「Time Is On My Side」「Get Off Of My Cloud」
「Not Fade Away」「Out Of Time」「She Said "Yeah"」「Stray Cat Blues」以上が収録されているナンバーです。
こうやって並べてみても編集の意図は正直見えてきません。やっぱり解らないよなぁと。
ストーンズですから。好きですから。針を落とせば勿論、いいなぁと。一緒に口ずさんだりはしますが。
そうだなぁ。「I Wanna Be Your Man」とか「She Said "Yesh"」とかがこの選曲の中で聴けるのがいいかな。
とかなんとか。この手の今では見向きもされない編集アルバムでストーンズ聴くのが結構好きなんですけどね。

人はそろった。
材料もそろった。
やるべきこと。
やらなきゃならないこと。
やってみたいことも。
固めてしまって。
見せてしまった。
並べた結果の。
見直した結果の。
配置が最適なのかは。
前後関係に穴が無いのかは。
おしりから逆算して。
おとし込んでしまった。
道しるべ。
ここと、ここと、ここと、ここでも。
そこで解ること。
その時解ること。

まぁ。
狙いははっきりしてるし。
意図も明確だからね。
後は。
道しるべ。
それ毎に。
確かめて。振り返って。修正して。手を打って。
ひとつひとつ。
辿っていこう。
進んでいこう。

しかしなぁ。
少しばかり。
道しるべが多すぎないか。
一気に突っ走った方がスッキリするんだけど。
あくまで個人的には・・・だけどね(苦笑)。

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2009/08/08 Sat *ドンと鳴った花火だ / The Rolling Stones

20090808stilllife


ドンと鳴った。
花火だ。
きれいだな。
空いっぱいに。
広がった。

夏の一日。
夏の週末。
やっぱり。
これだよね。
楽しみだよね。

お水に。
ギネスに。
ヤキソバに。
唐揚げに。
レジャー・シートもね。

汗かきながら。
歩いて。歩いて。
埠頭まで。海辺まで。
さぁ、もう直ぐだ。

『Still Life (American Concert '81)』'82年リリース。
前年の全米ツアーで収録、編集されたローリング・ストーンズの4枚目のライブ・アルバム。
このツアーから演奏曲数も増えて、会場もスタジアム・クラスが多くなって大型化してと。
言わば、今に繋がるストーンズのツアーの原型となったのがこの時の全米ツアーだったのですが。
全10曲に凝縮されたこのアルバムでは、そのスケール感よりも溌剌とした演奏が印象に残ります。
そう。とにかく元気で。健康的なのです。そう健康的なんですよね。でもまぁ、ライブではそこがいいかと。
いや。あれだけのライブを、ツアーをやる、やり続けるには健康でなきゃ無理かなと。
で、その溌剌としたストーンズの演奏がカッコ良かったりするんです。テンポも良くて若々しくて。
一方で「Time Is On My Side」とか「Just My Imagination (Running Away With Me)」なんてのには味があって。
選曲とか曲順とか(『Got Live If You Want It!』を意識しています)には明確な意思が感じられて。
ここまでの歩みを振り返りつつ、新たな道程への決意が漲っています。まだまだ自分達がトップだぞと。
このアルバムはどうしても映画『Let's Spend The Night Together』と切り離しては語れないのですが。
あの映画のオープニング・シーンはいつ観てもゾクゾクさせられて。カーテンが開いてメンバーがパッとね。
一気に最後まで惹きつけられて。痺れっぱなしで。ジミヘンのギターで一斉に花火がドカンと上がるまでね。
その花火の残像に。いつかストーンズのライブを観たいよなって、当時としては叶わぬ願いをかけたりね。

ドンと鳴った。
花火だ。
きれいだな。
空いっぱいに。
広がった。

夏の一日。
夏の週末。
やっぱり。
これがなきゃ。
駄目だよね。

レジャー・シートを広げて。
水分補給は怠り無く。
ヤキソバが気分だよね。
唐揚も美味しいね。
ギネスも開けちゃおうかな。

海風が心地良くて。
寝転んだりもして。
夜の帳も下りてきて。
ねぇ、未だかな。

ドン。
あっ!

ドンと鳴った。
花火だ。
きれいだな。
空いっぱいに。
広がった。
枝垂れ柳が。
広がった。

ドンと鳴った。 
何百。
赤い星。
一度に変わって。
青い星。
もう一度変わって。
金の星。

凄いね、凄いね。
綺麗だね。
良かったね。良かったね。

夏の一日。
夏の週末。
花火大会。
鮮やかな花火に。
魅せられて。惹きつけられて。
いつまでも。
残像に酔いしれていたい夜でした。

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2009/08/07 Fri *気だるさと如何わしさと切なさと / The Rolling Stones

20090807timewaitsfornoone


妙に。
元気で。
前向きで。
明るくて。
そんな話だっけ。
そんな展開だっけ。
何だか。
拍子抜け。
どころか。
何だか。
怪しい。
信じられない。
その笑顔。
そのトーン。
貼り付いてないか。
強張ってないか。
何だかなぁ。

『Time Waits For No One Anthology 1971-1977』'79年リリース。
当時のストーンズ・レコードの配給先変更に伴って編集されたローリング・ストーンズのアルバム。
この時は米国では変更が無かったので英国や日本でのみリリースされました。
「Angie」とか「Fool To Cry」も収められていますが。所謂ヒット・シングルはその2曲だけで。
タイトル・ナンバーを始めとして全体に'70年代ストーンズの裏ベスト的な選曲になっています。
「Dancing With Mr.D.」とか「Star Star」とか「Hand Of Fate」とか。そしてタイトル・ナンバーとか。
'70年代ストーンズが身に纏っていた気だるさ、如何わしさ、そして切なさが漂ってくるナンバーばかりです。
なんかこの。この頃のストーンズの。危うい感じ、いかにもいけないものって感じがね、好きなんです。
最近のストーンズはちょいとばかり、健康的に過ぎるかななんて思ったりもするので。
やっぱりね。ストーンズは不健康でなきゃ駄目でしょと。だからこそ真実味があって信用できるんだよなと。
大体ね。元気で。前向きで。明るくて・・・なんて。それだけで済む訳が無いだろうよと。
そんな風にね。斜めに構えるのもなんですが。やっぱりね。ストーンズの斜め具合がね、好きなんです。

妙に。
元気で。
前向きで。
明るくて。
それはないな。
それじゃ駄目だな。
何だか。
拍子抜け。
どころか。
何だか。
怪しい。
信じられない。
ほら笑顔が。
ほらトーンが。
引き攣ってるし。
裏返ってるし。
何だかなぁ。

まぁ、端から。
そんなもんだろうと。
薄々察したりはしていたから。
こうして。
苦笑いしながら。
次の一手を考えて。
取敢えずは一休みと。
そんな余裕もあったりはして。

気だるさとか。
如何わしさとか。
切なさとか。
そんなものにだけ潜む。
真実もあるのだと。
そんな風に。
斜に構えることで見えるものもあるんだと。
したたかになれることもあるんだと。

ちょいとばかり。
考え方が。
不健康に過ぎるかもしれないけどね(苦笑)。
でも。そんなもんだろう。たぶんね。

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2009/07/26 Sun *明日は、来週は、その先は / Original Sound Track

20090726performance


さてと。
明日は。
どの顔で。
どの台詞で。
どの振舞いで。
どの小道具で。
なにを演じてみせようか。
どう演じてみせようか。

まもなく。
日付が変わる。
明日の顔を。
創らないとならないんだ。

『Performance』'70年リリース。
ミック・ジャガー、2作目の主演映画(邦題は『青春の罠』)のサウンド・トラック・アルバム。
今日が66歳の誕生日だったミック、約40年前の若き日の姿がなんとも美しかったりします。
この映画。もう20年、30年前にテレビで観た記憶があるのですが・・・内容は覚えてません(苦笑)。
アルバムには「Memo From Turner」なるミックが歌いストーンズ(とライ・クーダー)が演奏しています。
他はライ・クーダーによるインストとか、メリー・クレイトンのヴォーカルが聴けたりとか。
ジャック・ニッチェが全体のプロデュースと編曲をやってたりと。まぁ、ストーンズに関係のある人が集ってます。
正直、「Memo From Turner」以外はね、まぁそれほど興味をひくものでは無いかなと。
「Memo From Turner」はね。ミックの語り口調のヴォーカルも面白くて。なかなかいいかなと思います。
そうだ。この映画でミックが演じたのは引退したロック・スターだったかな。確かそうだよな。
ミック自身は当面、引退なんて言葉とは縁が無さそうで。ツアー毎にパフォーマンスに磨きが掛かってますが。
もう一つ。以前ロンドンを訪れた時、この映画が撮影された建物の前で写真撮ったっけ(余談でした)。

さてと。
明日は。
どの顔で。
どの台詞で。
どの振舞いで。
どの小道具で。
なにを演じてみせようか。
どう演じてみせようか。

まもなく。
日付が変わる。
明日の顔を。
創らないとならないんだ。
来週の台詞を。
考えないといけないんだ。
振舞いを、小道具を考えないといけないんだ。
明日。来週。
なにをどう演じるのか。
その先。
なにをどう演じるのか。

明日は。来週は。その先は。
なにをどう演じて生きていくのか。
いいかげん引退したくなったりしてて(苦笑)。

そう考えると。
凄いよなぁ、やっぱり。
Happy Birthday Mick !

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2009/07/25 Sat *夜の散歩を / The Rolling Stones

20090725midnightrambler


夜の散歩を。
しないかね。

買い物も必要になったし。
流石に少しは涼しいだろうし。
あの店の扉も開けたいし。
あいつの顔も見てみたいし。
懐かしい顔に会えるかもしれないし。

なによりも。
あの道を。
最近二人で歩いていなかったし。

夜の散歩を。
しないかね。

『Midnight Ramblers』'79年リリース。
'69年のサンディエゴと'72年のニュー・ヨークの音源で構成されたローリング・ストーンズの2枚組ブートレッグ。
どちらの音源もマニアにはよく知られた音源で。手を変え品を変えこれでもかってくらいリリースされてますので。
そのどちらも完全収録ではなくて。曲順もバラバラなこのアルバムには今ではあまり価値もないのでしょうが。
まぁ、どちらもミック・テイラーを擁した黄金期のストーンズのライブなのでその演奏が悪いわけもなく。
音質もサンディエゴはオーディエンス、ニュー・ヨークはラインでしょうか。どちらも生々しくっていいかなと。
今更ながらテイラーは本当にいいギターを弾くなと。華麗、流麗。キースとの絡みも絶妙だったりします。
特に'72年のストーンズはいつ聴いても鳥肌ものです。オフィシャルでリリースすればいいのにねぇ。
「Jumpin' Jack Flash」とか「Midnight Rambler」とか。本当にこれこそが世界最強のロックン・ロール・バンドです。
そして。なんと言ってもこのジャケット。世界最強のツー・ショット。これだけでも個人的には価値があるんです。

夜の散歩を。
しないかね。

いい塩梅に酔いも回ってきたし。
酔い覚ましに丁度いい距離だし。
いつもの店のいつもの顔に。
おやすみなさいと別れを告げて。
夜の空気を、風を感じて。

なによりも。
あの道を。
また二人で歩いて帰ろう。

夜の散歩を。
しないかね。

あっちへふらふら。
こっちをぶらぶら。
真夜中の放浪者、二人。

久し振りの。
夜の散歩を楽しんだ夜でした。

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2009/07/17 Fri *もうだいじょうぶ / The Rolling Stones

20090717suckingbero


西へ。
西のあの街へ。
ちゃっちゃと。
仕事を片付けて。
ちゃっちゃと。
旅支度を整えて。
あの灯りを。
再び燈ったという。
あの灯りを探しに。
西へ。
西のあの街へ。

『Sucking In The Seventies』'81年リリース。
米国ではこのベロ・マークのシュリンク付きでリリースされたローリング・ストーンズの編集アルバム。
所謂ベスト・アルバムではなくて。未発表ヴァージョンや編集ヴァージョンが中心となっています。
「Sutterd」のシングルB面だった「Everything Is Turning Is Gold」とか。
当時は完全に未発表曲だった「If I Was Dancer (Dance Pt.2)」とか。
未だに'78年のツアーからは唯一の公式音源となる「Whe The Whip Comes Down」のライブとか。
「Everything~」と「When The Whip~」は今でもこのアルバムでしか聴けないんじゃないかと思います。
他のナンバーも殆どが編集されていて。マニアックではありますが捨てがたい内容となっています。
'70年代のストーンズ名演集と言った趣もあって。『Time Waits For No One』とかと同じ様な狙いだったのかも。
偶にはこんなアルバムに針を落として。通好みのストーンズを味わうのもいいものです。

西へ。
西のあの街へ。
なんとかかんとか。
辿り着いて。
どうにかこうにか。
探して。見つけて。
あの灯りを。
再び燈った。
あの灯りを見つけて。
西で。
西のあの街で。

あの笑顔が。
迎えてくれる。
あの笑顔に。
抱きしめられる。

でっかい音。
うまい酒。
うれしい笑顔。

もうだいじょうぶ。

1年半振りに。
再び燈った。
あの灯り。
あのベロ・マーク。

もうだいじょうぶ。

ふぁにます。
言ったとおりだね。
会えたね。
また会えたね。

もうだいじょうぶ!

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2009/07/10 Fri *ゲームには / Keith Richards

20090710learningthegame


そうさ。
仕事だって。
言ってみればゲームさ。
ビジネスだ。
プロジェクトだ。
なんだかんだと。
カッコつけたところで。
所詮はただのゲーム。
それでいい。
それだからいい。
でも。
だから。
ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだってこと。

『Learning The Game』リリース年不明。
例のハネムーンでの弾き語りとか、アウト・テイクとかを集めたキース・リチャーズのブートレッグ。
キースがギターやピアノを弾きながら、ボソボソっと歌ってる。それだけ、まぁ、本当にそれだけで。
音質だって決してよくは無くて。まぁ、リラックスした素の(?)キースに親しめるってとこでしょうか。
自分みたいなキース大好き人間には勿論、それなりの価値があるのですが、まぁ所詮ブートなので。
おおっぴらに語るものでもなければ。薦めるものでもありません。そうなんですけどね。
ハネムーンでも「Time Is On My Side」とかなかなか味わいがあっていいし。いいんだよなぁ。
「Somewhere Over The Rainbow」とか「We Had It All」とかもね。キースの嗜好も伺えて。ニヤッとね。
正直言えば。もう。このジャケットだけでいいなと。すいません。キース好きなんですよ。本当にそれだけで。

そうさ。
仕事だって。
言ってみればゲームさ。
スケジュールがどうした。
タスクがどうしたと。
なんだかんだと。
気取ってみたところで。
所詮はただのゲーム。
それでいい。
それだからいい。
でも。
だから。
ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだってこと。

学んでこなかったのかな。
憶えてこなかったのかな。
楽しんでこなかったのかな。
ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだってこと。

やりやすい様にやればいい。
形式に拘る必要も無い。
進め方も自由にすればいい。
楽しめるだけ楽しめばいい。
最低限のルールが守れるならね。
自分の役割には。自分の守備範囲には。
責任と誇りを持つこと。
持てないのなら。
プロでいられないのなら。
さっさとゲームから降りたほうがいい。

ゲームにはゲームの。
ルールがあるんだからさ。

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2009/07/03 Fri *憶えてる / The Rolling Stones

20090703notwo_2


憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

この日を。
そう。
この日だけは。
忘れられずに。
憶えてるんだ。
それはどうなんだろう。
これはなんなんだろう。
忘れてしまうよりは。
憶えていないよりは。
こうして。
思いを巡らせる。語りかけられる。
それだけでも。
いいのかもしれないけれど。

『The Rolling Stones No.2』'65年リリース。
バンド名もアルバム・タイトルもクレジットされていないローリング・ストーンズの英国での2ndアルバム。
米国での2ndアルバム『12×5』もいいけれど。やっぱり渋さで勝るこのアルバムが個人的には好きなのです。
それに。やっぱり英国のバンドですから。本国でリリースされたこのアルバムが正統なんだよなとも。
所謂ヒット曲は含まれてなくて。オリジナルも僅かに3曲。殆どがブルースやR&Bのカヴァーで占められていて。
若き日のストーンズの趣味、志向が剥きだしになったアルバムが首位にたって20週以上もチャート・イン。
そんな幸福な時代の空気や匂い、記憶までもが溝の間から立ち昇ってくる様なアルバムなのです。
特に。「I Can't Be Satisfied」でも素晴しいスライド・ギターを奏でているブライアン・ジョーンズ。
ブライアンにとっては思う存分に。大好きなブルースやR&Bをプレイできて、それをみんなが受入れてくれて。
それだけで良かった。それだけで十分に満足だったんだろうなと。それが続けば良かったんだろうななどと。
そんな幸福の絶頂にあったであろうブライアンの思い、そして匂いが濃厚に感じられる気がしてならないのです。
ロンドンの片隅で手に入れたオリジナルのアナログ盤。ブライアンも聴いたそのモノラル盤に針を落として。
40年前の今日。あのプールに浮かんでいた金髪の天使に思いを巡らせ、一人語りかけるのです。

憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

この日を。
そう。
この日だけは。
忘れられずに。
憶えてるんだ。
それはどうしてではなく。
これはどうしようもなく。
忘れてしまうよりは。
憶えていたいのだと。
こうして。
思いを巡らせる。語りかけられる。
それだけでもと。
いいのだと言い聞かせてでも。

憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

僕の大切な。
僕の大好きな。
僕のかけがえのない。
いまもいつもここにあるもの。
それに名前を与えた。
それを転がし始めた。
それを牽引していた。
だから・・・

憶えてる。
そう。
憶えてるんだ。

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2009/06/22 Mon *消え去りはしない / The Rolling Stones

20090622stickyfingersesp_2


消え去りはしない。
そう。
消え去りはしないんだ。
この思いはね。

あの日から。
あの時から。
そう。
初めて会ったあの日から。
初めて見送ったあの時から。

誰にも消せはしない。
誰にも消させやしない。
重ねてきたんだ。
守ってきたんだ。
だから。

『Sticky Fingers』'71年リリース。
ローリング・ストーンズ・レコードから初めてリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。
このジャケットはオリジナル・ジャケットが刺激的過ぎるとの理由で差し替えられたスペイン盤のものです。
しかし、どう考えても。こっちのジャケットの方が危険だと思うのですが。スペイン人の感覚では違うのかも。
中身も。「Sister Morphine」が問題ありとのことで。「Let It Rock」のライブ・テイクに差し替えられています。
まぁ、タイトルからして麻薬の匂いが濃厚ですからね。しかし他の国々では問題にはなってなかったし。
情感溢れる「I Got The Blues」の余韻に浸っていると唐突に始る「Let It Rock」はやはり違和感があります。
『Sticky Fingers』に関しては今更多くを語る必要も無くて。いつ聴いても素晴しくて。それだけなのですが。
「Wild Horses」に聴くことのできる荒々しい浪漫、猛々しい切なさ。それだけでも、その一瞬だけでも。
このアルバムには永遠の輝きがあり、決して消え去りはしないものが流れているなと。本当に。
やっぱりストーンズっていいよな、最高だよなと。こちらも消え去りはしない自分の思いを改めて感じたりして。
今夜辺りはなんだか感傷に浸ったりしながら。野生の馬の美しさを瞼の裏に思い描いたりもして・・・

消え去りはしない。
そう。
消え去りはしないんだ。
この思いはね。

あの日から。
あの時から。
そう。
初めて会ったあの日から。
初めて見送ったあの時から。

誰にも消せはしない。
誰にも消させやしない。
重ねてきたんだ。
守ってきたんだ。
だから。

凛として。
自由で。元気で。明るくて。
だけど。
脆くて。儚くて。危うげで。
一人で背負って。一人で抱えて。
誰にも見せない様に、気づかれない様に。
掌を握りしめて立っている。

あの日から。
あの時から。
そう。
初めて会ったあの日から。
初めて見送ったあの時から。
あの地下鉄のホームでその後姿を見送った時から。
変わってないから。
変わりはしないから。

消え去りはしない。
重ねてきた。
守ってきた。
この思い。

大切なんだ。
大好きなんだ。
かけがえがないんだ。
俺の。
仲間なんだ。
同士なんだ。
・・・なんだ。

だから。
調子はどうだい。
無理するんじゃないぜ。
元気出していこうぜ。

だから。
また。
何処かの店の。
何処かのカウンターで。
一緒に。
「Wild Horses」聴きながら。
飲み明かそう・・・な!

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2009/06/12 Fri *弾むまで / Various Artists

20090612jamingwithedward


弾むまで。
その時まで。

言葉を交わして。
議論を戦わせて。
一つの目的に。
同じ目標に。
向って。
一緒に。共に。
そう思えるまで。
そう願えるまで。
弾むまで。
その時まで。

『Jamming With Edward』'72年リリース。
'69年5月の『Let It Bleed』の為のセッションが行われていたスタジオのある日のセッションを納めたアルバム。
キース・リチャーズは帰宅してしまった後で。ミック・ジャガー、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツの3人に。
エドワードことニッキー・ホプキンス、そしてライ・クーダーを加えた5人による気楽に、弾けたセッションです。
(キースも認めてますが)フレーズを盗まれたと訴えたクーダーの為にリリースされたアルバムだったので。
印税が入る様にと、2曲を除いてはクーダー、ホプキンス、チャーリーの共作としてクレジットされていたりします。
そのクーダーのギターも。勿論ミックのハープや、チャーリーのドラムスも伸び伸びとして素晴しいのですが。
個人的にはやっぱりエドワード、ホプキンスのピアノの弾ける素晴しさに聴き惚れてしまうのです。
セッション故の気楽さか、いつも以上に軽快に指先が鍵盤の上を転がり、弾んでいる感じが伝わってきます。
グッ・モーニンなんて声と共に流麗なピアノが流れ出す瞬間もあったりして。こんなピアノで目覚めたいなとか。

弾むまで。
その時まで。

心を通わせて。
会話を積み重ねて。
皆の目的に。
皆の目標に。
向って。
一緒に。共に。
そう歩き始めるまで。
そう走り出せるまで。
弾むまで。
その時まで。

もっと。もっと。
交わして。通わせて。
戦わせて。積み重ねて。
盗めるものなら。
盗んでもかまわないから。
弾むまで。
その時まで。
さぁ、もっと。もっと。
ここまでおいで。早くおいで。

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2009/06/09 Tue *俺たちは・・・/ Howlin' Wolf

20090609howlinwolflondon


俺たちは。

上司と部下だったり。
コンサルタントとクライアントだったり。
ただの飲み友達だったり。
どれが本物。
どれが本来。
どれが一番しっくりくるんだろう。
語り合えば語り合うほど。
飲めば飲むほど。
曖昧。あやふや。
まぁ、手が合う、息が合うのは間違いないから。
なんでもいいって言えばいいんだけど。

『The London Howlin' Wolf Sessions』'71年リリース。
ハウリン・ウルフが渡英してブリティッシュ・ロックの錚々たる面々とおこなったセッションを記録したアルバム。
セッションが行われたのは前年で。ローリング・ストーンズ・レコードの設立を待ってリリースされました。
(ちなみにこのアルバムが日本で初めて発売されたウルフのアルバムだったそうです)
ロンドンの街角を見事に切り取ったドン・ウィルソンによるイラストを利用したジャケットに描かれている様に。
エリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツを中心として。
リンゴ・スターやクラウス・ブアマン、そしてイアン・スチュワートも参加しています。
参加はしなかったもののミック・ジャガーもスタジオに現れて。その場を盛り上げたとかで内ジャケに写真も。
まぁ、実際は大好きなウルフに会いにきた、歌ってるところを見学しにきただけだったんじゃないのかななんて。
で、あくまでも主役はウルフで。英国の息子達が、弟子達が親爺を、師匠を一生懸命盛り立てているのです。
既に齢60歳を越えていたはずのウルフですがその声に、そのドスの効いた唸り声は健在、迫力十分です。
弾き語りの「The Red Rooster(Reharsal)」では素晴しいスライドも披露していて。
さながらウルフ大先生による本物のシカゴ・ブルースの実演つき講習会なんて雰囲気もあったりするのです。

俺たちは。

上司と部下でもあった。
コンサルタントとクライアントなんだけど。
ただの飲み友達だったり。
どれも本物。
どれも本来。
どれも悪くは無いといえば悪くは無い。
やり合えばやり合うほど。
飲めば飲むほど。
適当。いい塩梅。
まぁ、手が合う、息が合うのは間違いないから。
なんでもいいって言えばいいんだけど。

師匠と弟子。
そんなのも悪くは無いなと。
なにかにつけ。
学んではいるし。
なんとはなしに。
影響もされてるし。
そんなところでもあるだろう。

なんにしろ。
俺たちは。
危ないふたり・・・であるのは間違いなさそうだけれども(笑)。

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2009/05/22 Fri *聖戦・・・ / John Mayall's Bluesbreakers

20090522crusade


浮かない顔ですね。
あっちから。こっちから。
あっちも。こっちも。
色々言われましたかね。
言いたい放題でしたかね。
まぁ、うん。そんなもんでしょう。

いつでも。どこでも。
新しいことやろうとすると。
いままでにないこと。いまでを変えること。
そんなことを言うと。そんなことをやると。
だいたい。袋叩きになるんですよ。
形が見えないうちは。そうでもないんだけど。
形が見え始めると。みんな守ることだけ考えるから。
まぁ、うん。そんなもんでしょう。

『Crusade』'67年リリース。
ピーター・グリーンの後釜にミック・テイラーを迎えたジョン・メイオールのブルースブレイカーズの4thアルバム。
この時テイラーは弱冠19歳だったのですが。今では想像も出来ない美少年振りで。
そのプレイもまた華麗にして端整で。その流れる様なギターは、確かに未だ硬いものの完成の域に達していて。
そのフレーズ、そのトーン。その乱れの無さが異彩を放っていて。なんだか眩いばかりです。
この煌めきをストーンズも欲しかったのかなと思います。ただなぁ、あまりにも破綻が無さ過ぎるのがなぁ。
そこが面白みの欠如にも繋がる気がするのですが。「Snowy Wood」なんてオリジナルのインストでの。
グリーンを彷彿とさせる透明感をも感じさせる実に伸びやかなギターを聴くと。やっぱり実に魅力的ではあります。
バンド・リーダーのジョン・メイオールのアイデアとヴォーカルはそろそろマンネリで行き詰まり勘があるのですが。
その袋小路から軽々と逃れてしまう様な開放感がテイラーのギターには溢れているのです。

笑い飛ばしましょう。
あっちから。こっちから。
あっちも。こっちも。
色々言われたところで。
別に何にも揺らぐものでもないし。
まぁ、うん。言わせときましょう。

いつでも。どこでも。
新しいことやれるのは。
いままでにないこと。いまでを変えること。
そんなことできるのは。そんなことやれるのは。
だいたい。異端扱いされるものだけだから。
形が見えないうちは。煩くてしかたないけど。
形が見え始めると。その煩さも中身が変わってくるから。
まぁ、うん。そんなもんですよ。

旗は降ろさずに。
旗だけは降ろさずに。
まぁ、いってみましょうよ。

聖戦・・・なんて大したものではないけれど。

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2009/05/18 Mon *瞬間チャージ!/ The Rolling Stones

20090518stoneseight


朝は苦手だ。
特に月曜日なんて。

寝過ごした。
余裕こきすぎた。
仕度しなきゃ。
準備しなきゃ。
時間が足りない。
でも。
このままじゃ出かけられない。
このままじゃ一日もたない。
あれを。そう。あれを。
入れなきゃ。
針を落として。
瞬間チャージ!

『The Best The Rolling Stones』'71年リリース。
何でもありだったキング・レコードによる数多い日本独自のローリング・ストーンズの編集アルバムの1枚。
そんな編集アルバムはどれもこれも似たり寄ったりっだったりするのですが。このアルバムは違います。
ある意味凄いアルバムです。何が凄いか。収録されているのが8曲。そう。たったの8曲のザ・ベストなんです!
いくらなんでも。それはないでしょうと思うのですが。定価が1,000円だったらしいので。まぁ、しかたないかと。
それにしても。たかだか8曲で、それだけで。ストーンズの何がわかると言うのだろうと思うのですが。
「Jumpin' Jack Flash」「As Tears Go By」「Paint It, Black」「Let's Spend Night Together」「Tell Me」
「(I Can't Get No) Satisfaction」「Ruby Tuesday」「Honky Tonk Women」...これだけ。これだけなんです。
いや。確かに。いい曲ばっかり、凄い曲ばっかり、美味しいところは押さえてる、押さえてはいるけれど。
まぁ、本当に短時間で。本当に時間が無い時に。ストーンズの真髄の、その一端に触れる為ならいいかな。
でも。あくまでもほんの一端、切れ端に過ぎないけど。でも。確かに。ストーンズだからな。凄いよな。
ジャックで始って、サティスフクションも聴けて。ホンキーで終わってるからいいか。瞬間チャージ!ってことで。

夜は得意だ。
月曜日だろうとなかろうと。

宵っ張り。
更けるのも忘れて。
あれも聴きたい。
これも観たい。
時間が足りない。
でも。
このままじゃ眠れない。
このままじゃ寝つけない。
あれを。そう。あれを。
入れなきゃ。
針を落として。
瞬間チャージ!

いつだって。
いつも。いまも。
ストーンズがきこえる。
ストーンズが流れてる。

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2009/05/11 Mon *ダウナー、アッパー / The Rolling Stones

20090511beggarsbanquet


落着く。
それだけ。

理屈でなく。
理論はなく。
説明も出来ず。
その気もなく。
ただ。
ここにいると。
こうしていると。
ひたすら。
弛緩して。

落着く。
それだけ。
それだけがいい。

『Beggars's Banquet』'68年リリース。
原点回帰したローリング・ストーンズのアルバム。
(この本来のジャケットでリリースされたのは'84年でした)。
今更ここで何かを語ってもしかたなくて。
その素晴しさは針を落とせばわかる。それだけ。なんだけど。
実質的なブライアン・ジョーンズにとってのラスト・アルバムにして傑作。
原点である米国南部に、ブルースに回帰しつつも、更に深化し続けるストーンズの凄味があって。
単なるカヴァーを超えて。自分たちなりのブルースを見つけ転がり続けるストーンズ。
呪術的な「Sympathy For The Devil」、いつも、いまも煽り立てられる「Street Fighting Man」の危うさ。
なんとも艶かしい「Stray Cat ablues」そして切なく哀感溢れる「No Expectations」も総てが素晴しい。
これだけのアルバムはそうあるものではないと。それだけの実りの豊かさと懐の深さがあまりにリアルで。
時に心落着き。時に心焦がされ。聴くほどに、聴くたびに。様々な表情を見せ、語りかけ忍び込んでくる。.
時に "I've Got No Expectaions" 、時に "I Hear The Sound Of Marching,Charging Feet Boy" と。
なんだか。そのどちらもが。ただの思い込みであり、間違いのない事実でもあり。
で、今夜辿り着く先は、転がりつく先は・・・そうだよなと。どちらであろうとそこにこそ真実が蠢いている・・・

焦がれる。
それだけ。

理屈でなく。
理論はなく。
説明も出来ず。
その気だけ。
ただ。
ここにいても。
こうしていても。
ひたすら。
膨張して。

焦がれる。
それだけ。
それだけがいい。

落着く。
焦がれる。
誰かで。
誰かに。
どちらもが。
思い込み。
でも。
どちらもが。
事実。

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2009/05/02 Sat *いつだって / The New Barbarians & The Rolling Stones

20090502blinddate


いつだって。
いまだって。
初めての時と同じ様に。
並んで歩けば。
それだけで。
楽しいし。
安らぐし。
心弾むし。
それだから。
初めての道も。
初めての街角も。
面白くて。
輝いて。
なにかいいことないかな。
なにか愉しめる場所はないかな。
なにか美味しそうな店はないかな。
いつだって。
いまだって。
二人なら。

『Blind Date』リリース年不明。
言ってみればキースの為に開かれた'79年のカナダでのチャリティー・コンサートの2枚組の海賊盤。
ヘロインの不法所持容疑で捕まったキース。判決は執行猶予付きで盲人協会の為にコンサートを開催しろと。
そこでニュー・バーバリアンズとローリング・ストーンズがキースを救う為に(?)集結させられた訳です。
'79年4月22日に行われたそのコンサートの夜の部を良好な隠密録音で収めたのがこのアルバムです。
前半がニュー・バーバリアンズ。キースとミックによる「Prodigal Son」を挟んでストーンズへと続きます。
ロン・ウッド率いるバーバリアンズはなかなかに御機嫌な演奏を聴かせてくれています。
この年はストーンズはお休みで。バーバリアンズでツアーに出るので、キースとロニーも気合が入っていて。
なんか2人して息の合ったギターを聴かせながらバンドとしての一体感もあって。ウキウキしてきます。
で、お休みだった筈のストーンズ。こっちはまぁ、当然といえば当然ですが結構ボロボロ。それも楽しいかな。
「Star Star」ではミックが歌に入れずに。途中でキースが無理やりイントロ弾きなおしてやっと入ったりしてます。
(ミックはいつだったか、「It's Only Rock 'N Roll」の頭で「Star Star」を歌いだしたこともありましたが・・・)
それでもやっぱり。「Jumpin' Jack Flash」では盛り上げてくれるし、「Prodigal Son」なんて痺れてしまうのですが。
アルバムタイトル(「初めてのデート」の意味もあり)通りに初々しくドキドキさせてくれるストーンズなのです(笑)。

いつだって。
いまだって。
初めての時と変わらずに。
並んで座れば。
それだけで。
楽しいし。
安らぐし。
心弾むし。
それだから。
初めての店も。
初めての空気も。
面白くて。
輝いて。
なにかいいこと起きそうで。
そこも愉快な場所になって。
美味しいお酒も一層美味しくて。
いつだって。
いまだって。
二人なら。

いつだって。
いまだって。
これからも。
二人なら。

どうにか。
こうにか。
結婚一周年。
これからも。
どうにか。
こうにか。
二人なら。

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2009/04/07 Tue *乾かないんだ / The Rolling Stones

20090407letitbleed


また。
もう。
この季節だ。
この日々だ。
三年前も。
暖かで。
明るい陽光が溢れていて。
桜が満開で綺麗で。
でも。
その。
季節の匂いは。
日々の記憶は。
今も。
どこか寒くて。
明るい陽光が悲しくて。
桜の儚さが切なくて。

まだ塞がらないんだ。
まだ止まらないんだ。
まだ乾かないんだ。

『Let It Bleed』'69年リリース。
激動の'60年代を締め括るのに最も相応しいローリング・ストーンズのアルバム。
ストーンズにとってもブライアンの脱退と死、ミック・テイラーの加入と激しく揺れ動いた季節に制作されました。
故に。かってキースが“マスター・テープに血糊が着いている”様な表現を使ったほど生々しい感触があります。
なにものかが激しく燃え上がり、吹き抜けていった喧騒と怒号に満ちた時代がくっきりと反映されています。
そして。そこにもあったはずの。あるいは訪れるはずだった。夢や希望が打ち砕かれてしまった時代の終りの。
夢や希望だけではすまされなかった時代の孤独と虚無もまたこのアルバムの世界を覆っているのです。
それらを引き受けて。それでも転がり続けるしかないと。そんな覚悟さえもこのアルバムからは感じたりもします。
築き上げ。崩され。変わりゆく。開いてしまった空洞、止まらない震え、乾かない傷口。
そこから流れ出す赤い血を、その生々しさを抱え込んでも。それでしか。それでも。転がり続けるのです。
多彩なゲストと多彩な曲想。それらを巻き込み、纏めて。緊張感に溢れたまま高みへと登りつめているのです。
黒いヴィニールから、その溝の間から。毀れてくる匂い、立ち上る空気まで逃さずに感じていたいアルバムです。

また。
もう。
この季節だ。
この日々だ。
三年前の。
暖かで。
明るい陽光の下で。
満開の桜のその下で。
そう。
あの。
季節に感じた痛みは。
日々止めることの出来なかった涙は。
今も。
どこかから顔を覗かせて。
明るい陽光を遮って。
桜の儚さから目を逸らして。

まだ塞がらないんだ。
まだ止まらないんだ。
まだ乾かないんだ。

あの日から。
あの季節から。
穴が開いたまま。
震えたまま。
傷口が乾かないんだ。
まだ。まだ。
血が流れてるんだ。
匂いが纏わりついて離れないんだ。

出会えたこと。
共に過ごせたこと。
あたり前だと思ってたこと。
あたり前の日々と時間。
続くんだと信じてた。
疑いもしなかった。

断ち切られて。
失って。
会えないんだな。
話せないんだな。
飲めないんだな。
喧嘩も出来ないんだな。
転がっていけないんだな。

乾かない傷口。
流れ続ける血。
その生々しさを。
引き受けて。抱え込んで。
歩んでいこう。転がっていこう。
そう思っている。決めている。

でも。
この季節は。
この日々は。
明るい陽光の下。
満開の桜の下。
旅立ってしまった友の笑顔が離れない。

師匠、会いたいな。

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2009/03/31 Tue *やりづらい / Mick Taylor

20090331strangerinthistown


ふぅ。
やりづらい。

みんな。
同じがいいんだな。
みんな。
一緒がいいんだな。
決められた道を歩いて。
定められた枠の中で。
外は向かず。内を向いて。
そこで語られる言葉だけ聞いて。
そこで見える世界だけを信じて。

それで。
どうするのだろう。
新しい道は開けない。
枠の外へは踏み出せない。
内だけでしか生きられない。
同じ言葉。閉ざされた世界。
それで。
いいのかよ。

『Stranger In This Town』'90年リリース。
ストーンズを脱退して。バンド組んだり。セッションしたり。待望のソロ・アルバムをリリースするも。
また気儘な活動を続けて。ようやく自己のバンドでライブ活動を継続的に行い始めたミック・テイラー。
そんな活動の中から生まれたのがこの11年振りのリーダー作となったこのライブ・アルバムでした。
確かこの前年に来日もしていて。そのライブには駆けつけていたので。収録されているナンバーも馴染み深く。
ルーツを感じさせる「Little Red Rooster」とか「You Gotta Move」とかをプレイしてるのも嬉しくて。
更にジミヘンで著名な「Red House」もメドレーで聴けて。そうかテイラーも好きなんだと、印象深くて。
そして。「Jumpin' Jack Flash」も。ヨレヨレのヴォーカルはご愛嬌で。やっぱりこれは盛り上がるよなと。
その件のライブでも。あのイントロで会場の空気が一瞬にして弾けとんだんだよなと、思い出したりします。

数年前にロンドンの100クラブでのライブを観る機会があって。サイン貰って、写真も撮って貰って。
華麗なフレーズは健在でした。時に音を探しているのか。流れすぎるきらいはありましたが。
その時に会話を交わしたマックス・ミドルトン(このアルバムにも参加しています)も加わったメンバーで。
まもなく何年振りかの来日公演を行うとの事で。なんとか都合がつけば行こうかなとも思っています。
それにしても。あまりに気儘で自由に活動振りで。決められて。定めれて・・・では息が詰まってしまうのかなと。
勿論、その選択をした代償はそれなりにあって。問題もあるのでしょうが。まぁ、それもいいのではと。
やりづらい環境を変えるのも。そこから飛び出していくのも。自分で背負えるのであればね。ありでしょう。

ふぅ。
やりづらい。

みんな。
同じにしちゃうから。
みんな。
一緒にさせちゃうから。
行先案内が無いと引き返す。
扉が開いているのにも気づかない。
外で何が起きていても他人事で。
内で語られる言葉だけに一喜一憂。
内で見える世界だけで右往左往。

それで。
どうするのだろう。
新しい道は開けない。
枠の外へは踏み出せない。
内だけでしか生きられない。
同じ言葉。閉ざされた世界。
それで。
いいのかよ。

あぁ。
やりづらい。

待っている。
落ちている。
行かないては無い。
拾わないては無い。
なにより。
楽しみたい。面白くしたい。

変えちゃおう。
飛び出そう。
代償があっても。
背負うものがあっても。

やりづらい・・・なんて愚痴は今日限りだね!

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2009/03/30 Mon *せーの! / Ronnie Wood

20090330onetwothreefour


さてと。
いろいろありましたが。
ここまで漕ぎ着けて。どうにか。
スタート・ラインに立ったのだから。
あれやこれや。
未確定なこと。
不透明なこと。
ありまして。不安もありますが。
それぐらいで丁度いい。
そのほうが面白い。
あれやこれや。
考えすぎず。拘りすぎず。
さぁ。もう。
せーので。走り出しましょう。

『1234』'81年リリース。
ローリング・ストーンズの全米ツアーに合わせてリリースされた(?)ロン・ウッドの4枚目のソロ・アルバム。
基本的には前作『Gimme Some Neck』の延長線上で気の合う面子を集めてのセッションで作られています。
ただ。あまりにも集めすぎて。様々な組み合わせがありすぎて。収集がつかなくなってしまったかなと。
まぁ、でも。そのとっ散らかりかたというか、まぁ、いいか加減というか。そこら辺りがロニーらしくていいかな。
恐らくは。あいつとのナンバーも入れたい。こいつとのナンバーも外せない・・・でこうなったんだろうなと。
その考えすぎず。拘りすぎず。取敢えず行っちゃおうか、走り出しちゃおうかって感覚が好きなんです。
日本盤の帯に書かれていた、“ロックなんてワン・トゥ・スリーでジャムれば最高さ!”ってキャッチは微妙ですが。
「Outlaws」とか「Priceless」なんてなかなかに御機嫌です。ニッキー・ホプキンスのピアノがいい感じです。
で、ロニーとチャーリー・ワッツとそのニッキーによるインスト「Redeyes」なんてちょとカッコ良くて。
ミック・ジャガーのインスピレーションによるこのナンバー、次回のDJで回してみようかなと思っています。

さてと。
いろいろありましたが。
ここまで漕ぎ着けて。どうにか。
スタート・ラインに立ったのだから。
あれやこれや。
杓子定規に。
四角四面に。
硬くならずに。不満もあるでしょうが。
これぐらいで丁度いい。
そのほうが話が早い。
あれやこれや。
考えすぎず。拘りすぎず。
さぁ。もう。
せーので。走り出しましょう。

取敢えず。
走り出せば。
こっちのもの。
なんとかなる。なんとかする。

せーの!

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2009/03/17 Tue *憧れの地 / The Rolling Stones

20090317chesssessions


天気もいいし。
陽気もいいし。
少し余裕もあるし。
悪い話も聞こえてこないし。
嫌な予感もないし。
気持が。心が。
此処から離れていく。
何処かへ飛んでいく。

さてと。
何処へ行こうか。
何処へ飛ぼうか。
呼ぶ声がするところ。
誘われるところ。
なによりも。
己が気持が惹かれるところ。
己が心が求めるところ。
其処へ。

『Chicago Chess Sessions』'83年リリース。
日本のロンドン・レコードが独自に編集したローリング・ストーンズの編集アルバム。
タイトル通りにシカゴのチェス・スタジオで録音されたナンバーを集めて編集されています。
(なんでもありだったロンドン・レコード。ハリウッド・セッション集とか、ロンドン・セッション集もありました)
'64年から'65年にかけての憧れの地での若きストーンズの意気揚々とした姿が捉えられています。
マディ・ウォーターズがスタジオの天井(壁とも)のペンキ塗りをしていてストーンズの面々が驚いたとか。
チャック・ベリーがスタジオに現れてキースのギターを褒めたとか。ハウリン・ウルフがスライドを弾いたとか。
様々な伝説が語られていますが。真偽のほどは別として。胸躍る瞬間の連続だったことは間違いが無くて。
その気持がストレートに表れた「2120 South Micigan Avenue」なんて微笑ましいかぎりです。
憧れの地、憧れの先達。どのナンバーもそんな環境でプレイできる緊張感と喜びが満ち溢れていますが。
その中でも。白眉はやはり「Around And Around」と「Little Red Rooster」でしょうか。
前者におけるキースの、そして後者におけるブライアンの素晴しいギターは今も輝きを失っていません。

天気もいいし。
陽気もいいし。
少し余裕もあるし。
良い話がまとまりつつあるし。
悪くない兆しも感じてるし。
気持を。心を。
此処へ繋ぎ止められない。
何処かへと見送るしかない。

さてと。
其処は何処かな。
其処はあそこかな。
呼ぶ声がしたところ。
誘われたところ。
なによりも。
己が気持が惹かれたところ。
己が心が求めたところ。
其処で。

憧れの地で。
さてと。
先ずはひと眠り(笑)。

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2009/02/17 Tue *足下が / The Rolling Stones

20090217couldyouwalkonthewater


足下が覚束ない。
歳を重ねると。
筋肉だけでなく。
精神の回復にも時間が掛かる。
月曜日どころか。
火曜日になっても。
未だ週末の余韻を引き摺ってる。
ましてや。
先週は水曜日が祝日だったし。
何だかなぁ。
ふわふわ。ふらふら。
心ばかりか。体も此処にあらず。
地面から数センチ浮いてるみたいで。

『Big Hits(High Tide And Green Grass)』'66年リリース。
米国で'66年4月にリリースされたローリング・ストーンズの初めてのベスト・アルバム。
同年11月に英国でリリースされた同名アルバムとはジャケットも選曲も異なっています。
こちらのジャケットは没になったアルバム『Could You Walk On The Water?』用に撮られたものです。
ダブル・ジャケットで内側には豪華な8頁のカラー・ブックレトが付いています。
発売時期の関係で「Paint,It Black」「Have You Seen Your Mother Baby,Standing In The Shadow?」が未収で。
何故か「Good Times,Bad Times」「Play With Fire」が収録されていたりと選曲に疑問があったり。
ジャケットもスウィンギング・ロンドンを感じさせる英国盤の方がカッコ良かったりと。分が悪くはあるのですが。
「Not Fade Away」から「19th Nervous Breakdown」までの米国でのシングルA面曲が揃っていて。
特に音が固まって飛んでくるモノラル盤で聴いていると。当時のヒット・バンドとしてのストーンズを強く感じます。
そして。一番前面に立ちながら。既に儚さと脆さを感じさせるブライアンの表情に見入ったりもするのです。

足下が覚束ない。
歳を重ねると。
筋肉だけでなく。
精神の反応にも時間を要する。
昨日までは気配も無かったのに。
今日になって急に走り出されても。
簡単には戦闘モードには切りかわらない。
ましてや。
いま一つ。輪郭がはっきりしないし。
何だかなぁ。
こわごわ。そろそろ。
心ばかりか。体も何かを探ってる。
ある筈のその先の道は何処に向ってる。

足許が覚束ない。
雲の上や。
ましてや。
水の上なんて。
歩けはしないからなぁ。

それでも。
結局は。
行けばわかるさ・・・なんだけどね。

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2009/02/14 Sat *R&Rのパワー、パワー! / The Rolling Stones

20090214gimmeshelter_2


どうする?
どうしようか?
行く?
行こう・・・か。
そうだよ。
そうだね。
会いたいでしょ。
会いたいね。
聴きたいでしょ。
聴きたいね。

こんな夜は。
とびっきりの。
御機嫌な。
R&Rが必要だ。
そんな。
熱いR&Rを。
聴かせてくれる奴等に。
さぁ、会いに行こう。

『Gimme Shelter』'71年リリース。
同名映画に便乗して(?)リリースされたローリング・ストーンズの編集アルバム。
日本で初めてリリースされた時にはオリジナル・サウンド・トラックならぬオリジナル集とか呼ばれてました。
A面に「Gimme Shelter」を始めとして映画でも演奏されていたナンバーのオリジナル・テイクから6曲が。
B面は'66年のライブ・アルバム『Got Live If You Want It!』から「Under My Thumb」を始めとして6曲を。
この12曲で映画を追体験とか、雰囲気だけでも味わってもらおうって狙いだったのでしょうか。
まぁ、当時の英国では『Got Live~』が未発表でしたので。その点ではそれなりの価値があったのかも。
かく言う自分も。ストーンズを聴き始めた中学生の頃は。それこそビデオ・ソフトすら未だ無かったので・・・
活字でしか情報の無いその映画を。このアルバムを聴きながら、ジャケットを眺めながら想像したりしてました。
今では勿論。その役目は終えたアルバムですが。それでも。コンパクトなベスト盤の様なA面の6曲、
「Jumpin' Jack Flash」「Love In Vain」「Honky Tonk Women」「Street Fighting Man」「Sympathy For The Devil」
そして「Gimme Shelter」へと続いていくと。やっぱりカッコいいよなぁと。いつも微笑んでしまいます。
やっぱり。この時代のストーンズには。どう切っても。どう並べても。変わることの無いパワーがあるのです。
余談ですが。映画のレーザー・ディスクからコピーされた海賊盤もリリースされていました。
そっちの方が正にオリジナル・サウンド・トラック・アルバムと言ったところでしょうか(苦笑)。

あっ!
あっ!
久し振り。
久し振り。
来てくれたんだ。
当然でしょ。
ありがとう。
告知してくれないし。
御免。
いいじゃん。
そうそう。
握手。
拳と拳。

こんな夜に。
とびっきりの。
御機嫌な。
R&Rが鳴り響く。
いつも。
熱いR&Rを。
ぶちかましてくれる奴等に。
あぁ、会えて良かった。

ちょっと疲れて。
ちょっと焦れて。
ついつい溜息を吐いて。
ついつい愚痴を零して。
いつもの顔を。
いつもの心を。
忘れかけた夜。
失いかけた夜。

そんな夜も。
そんな夜に。
会いたい奴等がいてくれる。
聴きたいR&Rを奏でてくれる。
R&Rのパワーが。
熱いそのパワーが。
忘れかけたものを。
失いかけたものを。
取り戻してくれる。
呼び戻してくれる。

僕には。僕等には。
そんなR&Rのパワーを。
そんな熱いパワーを。
届けてくれる奴等がいる。
そんな奴等と共に過ごせる夜がある。
それが。そこが。
僕の。僕等の。
かけがえの無い隠れ家なんだ。
かけがえの無いシェルターなんだ。

ありがとう。
また、転がっていけそうだよ。

R&Rのパワー、パワー!

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2009/01/25 Sun *だっからよ~ / The Rolling Stones

20090125loveyoulive


だっからよ~。

いや、凄いんだって。
もう、最高なんだって。
ライブ用のPA使ってるからさぁ。
音がねぇ、音がいいんだよ。爆音だし。
そう、映画館だからさ。あたり前だけど。
スクリーンだし、よく観えるんだ。アングルもいいし。
で、ストーンズだよ。ストーンズのライブだよ。
しかもシアターで。カメラ入って気合入ってるし。
だっからよ~。
何回観たっていいもんはいいんだよ。
凄いんだって。最高なんだって。
だっからよ~。
悪いこと言わないから。観に行ったほうがいいって。

『Love You Live』'77年リリース。
ローリング・ストーンズの何たるかを見事にに捉えたウォーホルのジャケットも素晴しい2枚組ライブ・アルバム。
中学生の頃に初めて買ったストーンズのアルバムがこのアルバムで。『感激!偉大なるライブ』って邦題で。
リリースの少し前にNHKで放映された'76年のパリ公演とこのアルバムで自分の人生は決まったのでした。
危なくて。妖しくて。粘っこくて。味わい深くて。なによりもカッコ良くて。凄いな、最高だなって。
こんなもの観ちゃっていいのかよと。こんなもの聴いちゃっていいのかよと。子供心にも悩んだり・・・しなくて(笑)。
その日以来。道を踏み外して。真っ当な大人になり損ねて。ロック馬鹿一直線ですが。我が人生に悔い無しと。
それくらいね。やっぱりストーンズはカッコ良くて。凄くて。最高で。もう。とにかく。大好きなんです。
中学生の頃はストレートなA面と(特に)D面が好きで。今は渋く粘るB面とC面に痺れっぱなしだったり。
特にC面、“エル・モカンボ・サイド”での4曲の“黒い”ストーンズ・・・ナチュラルでラフでワイルドで。堪りません。
《Shine A Light》を観て。やっぱりストーンズはライブだよなと。誰かもそんなこと言ってたなと。
ライナー・ノーツを読み返して思い出しました。ムッシュかまやつのいかしたコメントを。
“彼らをレコードで聞く時には、ライブ・アルバムを聞いて下さい。
  レディス&ジェントルマン ローリング・ストーンズ!!”

だっからよ~。

いや、凄いんだって。
もう、最高なんだって。
マラソン・ランナー並に鍛えてるよね。
でなきゃあんなに動けないし。あのアクション。
フッフー、フッフー。
キースも可笑しいよね。可愛いよね。
頭いいよね。あのコメント最高だよね。
二人揃えば最強だってか。
だっからよ~。
やっぱりストーンズなんだって。
凄いんだって。最高なんだって。
だっからよ~。
元気をくれるんだよ。元気になれるんだよ。
だっからよ~。
フッフー、フッフー。
飲みますか。踊りたいですね。

でも。
だっからよ~。
そろそろストーンズ動き出さないかなぁ。ねぇ。

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2009/01/24 Sat *仰せのままに / The Rolling Stones

20090123theirsatanicmajestiesreques


その匂いが。
その空気が。
呼び寄せたのか。
この匂いが。
この空気が。
呼び寄せられたのか。

再びの。
妖しく。
如何わしく。
魅惑的で。
なにより。
熱いその時間が。
いま再び。
目の前に。

『Their Satanic Majesties Request』'67年リリース。
ローリング・ストーンズ史上で最も混乱して、最も時代に囚われてしまったアルバム。
どうしても当時のドラッグ・カルチャーやサイケデリック・ムーブメントとの関係で語られるし。
ビートルズのあの『Sgt. Peppper's Lonely Hearts Club Band』からの影響云々で終わってしまったり。
まぁ確かに耽溺したであろうドラッグの影響は当然あったのでしょうが。
それも含めて。頂点に登りつめて。欲しいものを総て手に入れて。代償として混沌の坩堝に投げ込まれて。
そんな状況下で自らの欲求に素直になって。自らの胸の内を覗いてみた。
ストーンズの、ミックの、キースの、ブライアンの心象風景がストレートに表れて。
妖しく。如何わしく。脆く。美しく。並べていったらこのアルバムになったんじゃないのかなと。
だからこそアルバムとしては纏まりに欠けていても。「She's A Rainbow」「2000 Light Years From Home」など。
ストーンズの歴史の中では異彩を放つ、魅惑的なナンバーが生まれてきたのではと思うのです。
そしてやはり。その彩を感じる為にも、オリジナルの3Dジャケのアナログ盤で持っていたい1枚なのです。

その風が。
その情景が。
呼び寄せたのか。
この風が。
この気配が。
呼び寄せられたのか。

再びの。
脆く。
美しく。
魅惑的で。
なにより。
熱いその時間を。
いま再び。
この手の中に。

自らの求めるままに。
自らの胸のうちから溢れるままに。
皆様の仰せもお伺いしつつ。仰せのままに。
再び回し始めましょう・・・乞う、ご期待(笑)。

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2009/01/11 Sun *ぐったりゆったり / The Rolling Stones

20090111voodoo


ぐったり。
ゆったり。
もう太陽があんなに高く。
時計の針も天辺で並んでる。
陽射しが差し込んで。
今日もいい天気みたいだけど。
昨日は。昨夜は。
楽しかったし。疲れたし。
連休の中日。
我が家で。
ぐったり。ゆったり。ブラブラと。

先ずはギネスで迎え酒。
ニンニクと鷹の爪を適当にみじん切り。
玉葱に。今日は隠し味でコンソメもと。
欠伸をひとつ。
チーズをつまみながら。
あれっ。お塩はどこだっけ・・・

『Voodoo Lounge』'94年リリース。
’90年代に入って最初にリリースされたローリング・ストーンズのオリジナル・スタジオ・アルバム。
(結局'90年代はこのアルバムと『Bridges To Babylon』しかスタジオ・アルバムはりリースされませんでした)
今見てもこのジャケットはどうにかならなかったのかと思いますが・・・
このアルバムから4人組のストーンズとなってしまって。ベースはダリル・ジョーンズが弾いています。
今更心機一転でも無いでしょうが。新体制になった勢いかお披露目か。アナログ盤2枚組のヴォリュームで。
その2枚組全般にわたって多彩なナンバーがこれでもかと収録されています。
アイルランドで録音された為かアイリッシュ・トラッドを思わせるナンバーがあったり。アコーディオンも聴こえたり。
やりたいことをやれるだけやってみましたってところでしょうか。だからか纏まりには欠けるかなと。
やっぱりブルージーな「Love Is Strong」とか。いつもの「You Got Me Rocking」がいいよなとか思ってしまったり。
このアルバムから妙にキースが渋く決めようとし過ぎてる気もして。個人的にはそれもどうかと思ったり。
まぁ、ミックのMCではありませんが。「ヴードゥ・ラウンジへよーこそぉ」ってことで。
それこそ我が家のlounge(英国ではリビング・ルームの意もあり)で適当に一杯飲みながら、
lounge(ゆったり座って、ブラブラ)しながら'90年代型のストーンズに浸るにはちょうどいいのかもしれません。
曲数が多いのと多彩すぎて。どうも曲名を覚えられないって欠点はありますが・・・自分だけかな(苦笑)。

ぐったり。
ゆったり。
もうとっぷり日も暮れて。
大相撲も大河ドラマも終わったし。
窓ガラスの曇りを手で拭いて。
今夜も繰出すにはいい時間だけど。
昨日は。昨夜は。
楽しんだし。疲れたし。
連休の中日。
このまま。
ぐったり。ゆったり。ブラブラと。

先ずは日本酒で喉を潤して。
シジミを水につけといて。
味噌はやっぱり赤出汁だよね。
欠伸をひとつ。
海苔を細かく刻むんだ。なるほどね。
あれっ。鶏も焼いちゃうの。
そうか。山椒でね。あの味だね。
ご飯の炊けるいい匂い・・・

ぐったり。ゆったり。ブラブラと。
どこにも行かず。なにもせず。
いいんだな。これが(笑)。

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2009/01/06 Tue *自分の足で / The Rolling Stones

20090106somegirls


今か。
未だか。
今日か。
明日か。
この一手の。
その先まで。
読んで。感じて。
いつ。
仕掛けるか。
いつ。
落しに掛かるか。

文字。図解。数字。
読解。統計。分析。
最後は。
自分の頭で。
自分の心で。
自分の意志で。

『Some Girls』'78年リリース。
ローリング・ストーンズの'70年代にリリースされた最後の(オリジナル)アルバム。
このアルバムから配給がEMIに変わったり。キースのクレジットが本名のリチャーズになったり。
おいおいストーンズもディスコかよとアルバム冒頭の「Miss You」に驚かされたりと。
初めてリアル・タイムで聴いた頃の思い出が色々あったりしますが。
鮮明に記憶しているのはストーンズめっちゃくちゃ元気じゃんって思ったことでしょうか。
当時隆盛を極めていたパンク・ロックに対抗する様に。ラフにシンプルにワイルドに。
実際に「Miss You」以外はイアン・マクレガンが加わっているぐらいで。メンバー主体の演奏で。
アルバムに伴うツアーでもこのアルバムからの8曲を含めてラフにシンプルにワイルドに決めていました。
まぁ、デヴュー当時のストーンズ(とかザ・フー)とかの方がよっぽどパンクだったのですが。
当時としては挑発を続けるパンク勢に対する意地もあっただろうし、目にもの見せたかったのかなとも。
(映画《Shine A Light》でもこのアルバムから4曲演奏されていました。
 タイトル曲の黒さ、「Just My Imagination(Running Away With Me)」のソウルフルなこと。痺れました)
そしてキースの歌う「Before They Make Me Run」がねぇ。如何にもキースなR&Rなんですが。
当時のキースの置かれていた立場を考えると。タイトルや歌詞に。キースの揺ぎ無い意志と心情を感じて。
誰かに走らされる前に。自分の意志で、自分の足で歩いていくんだってね。これがねぇ、キースだなぁ。

右か。
左か。
進むか。
退くか。
この一歩が。
その次の一歩を。
生んで。繋がって。
いつ。
踏み出すか。
いつ。
歩き始めるか。

風向き。天候。地図。
読んで。眺めて。確かめて。
最後は。
自分の目で。
自分の心で。
自分の意志で。

感じたら。
決めたら。
その足で。
先ず一歩。
次の一歩。
一歩一歩。
歩き出そう。
自分の足で。

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2008/12/19 Fri *終われない / The Rolling Stones

20081219rolledgold


何も変わらない。
人も。風も。匂いも。
ただひとつ。
あなたが。
そこにいるはずの。
あなたの。
笑顔に会えないことを除けば。
あなたの。
声が聞こえてこないことを除けば。

回してもいいかな。
いいんじゃない。
回しなよ。
ステージに立つ。
ターン・テーブルの前。
涙が溢れる。膝が崩れる。
ごめん。ごめん。こんなはずじゃないのに。
でも。でも。ごめん。

駆け寄ってくれる姿が。
ハンカチを差し出してくれる手が。
頑張ろうの声が。
背中を押してくれる。

そうだよね。
始めようか。

『Rolled Gold』'75年リリース。
英国でのシングルA面曲15曲に米国でのシングル曲や他の代表曲を集めてデッカ時代を凝縮してみせた、
ローリング・ストーンズの英国編集の2枚組ベスト・アルバム(昨年拡張版のCDもリリースされました)。
特に珍しいナンバーがある訳でもなく。曲順もほぼ年代順に並んでいて。実にオーソドックスな印象です。
勿論、このアルバムだけでストーンズの総てが解るわけでもなく。面白みも無いと言えば無いのですが。
何にも考えずに。ただただ。'60年代のストーンズの代表曲の渦に沈みたい、酔ってしまいたい。
そんな気分の時に針を落とすレコードとしては最良の選択かもしれません。
「Come On」から始って「Gimme Shelter」まで。「Tell Me」と「Heart Of Stone」が未収録なのは惜しいけど。
今夜も。このアルバムにも収められているナンバーを何曲も回しましたが。ストーンズはやっぱり最高です。
「Honky Tonk Women」「Sympathy For The Devil」「Street Fighting Man」「Midnight Rambler」...
そして「Gimme Shelter」へと続くD面なんてそのまんま回してもベタではあるけどいい選曲だなぁ、なんて。
もう40年以上前のナンバーが今でも輝きを放っているところがストーンズの凄いところだと改めて実感します。
そんなストーンズを聴くと。まだまだ終われないよなと。まだまだ転がっていかなきゃと思い新たにするのです。

何も変わらない。
人も。風も。匂いも。
ただひとつ。
あなたが。
そこにいるはずの。
あなたの。
笑顔に会えないことを除けば。
あなたの。
声が聞こえてこないことを除けば。

朝まで回しちゃおうか。
いいんじゃない。
やっちゃえ、やっちゃえ。
ヘッドフォンを耳にあてながら。
いつもの癖でカウンターの中に姿を探す。
涙が滲む。唇を噛み締める。
ごめん。ごめん。まだまだだね。
さぁ。次は何を回そうか。

飛んでくるリクエストが。
差し入れられるジャックが。
歓声が。踊る姿が。
背中を押してくれる。

そうだよね。
終われないよね。
まだまだ。
今夜は。

聴こえてるかな。
届いてるかな。
聴こえてるさ。
届いてるさ。
そうかな。
そうさ。いい供養になるさ。
笑ってるさ。
だといいな。

何も変わらない。
人も。風も。匂いも。
何ひとつ。
あなたが。
遺してくれたもの。
あなたが。
与えてくれたもの。
あなたが。
渡してくれたもの。

そうだよね。
終われないよね。
まだまだ。
これからも。

あなたから受け取った宝物。
熱く温かい。
仲間達。
その心と思い。
抱きしめて。噛締めて。
これからも。
終われない。
終わらせない。

あなたに。
ありがとう。
ほんとうに。
ありがとう。

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2008/12/18 Thu *信じよう / The Rolling Stones

20081218notfadeaway_2


幾つになったんだっけ。
65歳?65歳!
65歳かぁ・・・凄いよな。
他に言葉が見つからない。
なんであんなに。
今でも。
愉しげで。
いかしてて。
カッコよくて。
粋で。
いられるんだろう。

あなたに出会った頃。
未だ10代のガキだった。
20歳以上の奴等なんて信じられなかった。
それが。
いつのまにか。あたり前だけど。
20代、30代、40代・・・
何だかなって思うけど。

追いかけ続けた。
その背中は。
その大きな背中は。
まだ歩みを止めない。
まだ転がりつづけてる。

『Not Fade Away』'64年リリース。
もう。このジャケットだけで。このキースの佇まいだけで。それだけで素晴しいローリング・ストーンズのアルバム。
英国盤のEP『The Rolling Stones』と『Five By Five』からのナンバーを核にして編集されたフランス盤です。
このジャケットに何も感じないのなら、キースの佇まいからR&Rやブルースの匂いを嗅ぎわけられないのなら。
ロックなんか聴くのを止めてしまえばなんて。すいません。ストーンズ、ことキースに関しては冷静でいられなくて。
とか言いながら。このアルバムに収められたナンバーの魅力に気づいたのはここ10年くらいのことだったりして。
「Around And Around」「Good Times,Bad Times」「It's All Over Now」「Empty Heart」「Confessin' The Blues」
「Not Fade Away」「Bye Bye Johnny」「You Better Move On」「I Wanna Be Your Man」
「2120 South Michigan Avenue」「If You Need Me」「Poison Ivy」・・・渋い、渋すぎる・・・ってほどではないけど。
やはりもっと派手に弾けるストーンズが好きだったりして。でもこのアルバムに針を落として聴きこむほどに。
そこに。今も変わらない。消え去らない。R&Rやブルースの血脈をヒシヒシと感じる様になって。
好きなものを信じ続ける、演り続ける、転がり続けることの大切さを改めて教えられて。痺れてしまったのです。
キースは今も変わらずに。R&Rやブルースが大好きで。そんなキースを自分も変わらずに大好きなのです。

幾つになっても。
65歳、65歳になっても。
65歳かぁ・・・凄いよな。
他に言葉が見つからない。
あんなにも。誰よりも。
今でも。
愉しげで。
いかしてて。
カッコよくて。
粋で。
いられるんだから。

あなたに出会った頃から。
未だ10代のガキだった頃から。
R&Rやブルースが大好きで。
いつか飽きるぞとか。ガキの音楽だとか。
言われ続けて。後ろ指差し続けられて。
そのまま。
いつのまにか。あたり前の様に。
20代、30代、40代・・・
ロック馬鹿のまま。
ざまぁみろと思うけど。

追いかけ続けた。
その背中が。
その大きな背中が。
まだ歩みを止めない。
まだ転がりつづけてる。

だから。
こっちも。
まだまだ。
ストーンズが、キースが。
教えてくれた、出会わせてくれた。
ものを、人を。
好きでいよう。
信じよう。

その背中を。
追いかけ続けよう。
信じよう。
まだまだ。
これからも。

Happy Birthday Keef !
Keef Riff Hard !!

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2008/12/14 Sun *だけど やっぱり / The Rolling Stones

20081214outofourheadsjp


凄い。
凄いよ。本当に。
カッコいい。
カッコいいよ。本当に。
なんなんだよ。こいつらは。
思わず微笑む。
おかしいんじゃねぇの。
いくつなんだよ。こいつらは。
なんであんなに動けるんだよ。
なんであんなにキレがあるんだよ。
なんであんなにコクもあるんだよ。
なんでこんなに弾けてるんだよ。

スクリーンに向って。
拍手して。拳を突き上げて。
歌って。叫んでしまう。
最高だぜ。

だけど。やっぱり。

『Out Of Our Heads』'65年リリース。
米国盤の同名アルバムと同内容のローリング・ストーンズの日本盤。
但し曲順が大幅に異なっていて。なんと大胆にもA面とB面を入れ換えたりしています。何故か。
「(I Can't Get No) Satisfaction」をA面の頭にもってきたかったからに違いありません。
(他にもB面の頭に「Mercy,Mercy」と入れ換えで「The Last Time」をもってきています)
中学生の時に買って聴き狂ったアルバムがこの曲順だったので。未だに米国盤の曲順には馴染めなくて。
このキースが主役のジャケットを見るだけで。頭の中では「(I Can't Get No) Satisfaction」が鳴り響きます。
オリジナルの米国盤の曲順もいいなとは思います。だけど。やっぱり。針を落としたら、あれが聴こえてこないと。
そう物足りない。満足できない体になってしまったのです。勿論、このアルバムの魅力は他にもありますが。
O.V.ライトのカヴァー「That's How Storong My Love Is」なんかこの時期のカヴァーとしては最高で。
日本盤のB面のみの「Mercy,Mercy」「Hitch Hike」「That's How~」「Good Times」ソウル4連発は御機嫌で。
だけど。やっぱり。「(I Can't Get No) Satisfaction」でしょ。カッコいいでしょ。最高に。
映画《Shine A Light》でも。この曲で。腰を落として。顔面皺だらけでカッティングするキース。ゾクゾクするもの。
余談ですが「You Got The Silver」でギターを持ってもいないの。あれは駄目だろう。あれは・・・余談でした。

凄い。
凄いよ。本当に。
カッコいい。
カッコいいよ。本当に。
なんなんだよ。こいつらは。
思わず涙ぐむ。
おかしいんじゃねぇの。
こいつらはこんなに元気なのに。
あんなに動いてるのに。
あんなにキレがあるのに。
あんなにコクもあるのに。
こんなに弾けてるのに。
こんなにロックしてるのに。

スクリーンに向って。
拍手して。拳を突き上げて。
歌って。叫んでしまう。
最高だぜ。

だけど。やっぱり。

あなたと観たかった。
あいつと観たかった。
あいつとも観たかった。
あなたと語りたかった。
あいつと語りたかった。
あいつとも語りたかった。

ストーンズの映画観た?
観たよ。観たよ。
凄いじゃん。カッコいいじゃん。
最高だよね。御機嫌だね。
ミックさぁ、化け物だよね~。
キースのあの台詞がいいんだよなぁ・・・

声が聞こえる。
顔が思い浮かぶ。
空気が。空気が・・・さ。

《Shine A Light》凄かったんだ。
だけど。やっぱり。
物足りない。

皆揃ってれば最強だったのにって・・・ね。

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2008/12/09 Tue *まぁ、とりあえず / The Rolling Stones

20081209rocknstones


立ち止まったまま。
膝を抱えて蹲ったまま。
いつまでも・・・ってわけにはいかない。
今日も。明日も。明後日も。
時は立ち止まってはくれないし。
食って。飲んで。寝なきゃならないし。
過ぎ去った時が大切な様に。
過ぎ去った時に理由がある様に。
これから訪れる時もかけがえがなく。
これから訪れる時もやがて理由を持つ。

だから。まぁ、とりあえず。

『Rock'N' Rolling Stones』'72年リリース。
ローリング・ストーンズとの契約終了後に英国デッカがリリースした4枚目の編集アルバム。
タイトル通りにストーンズのR&Rナンバーに焦点を当てて編集されています。
デヴュー・シングル「Come On」から『Get Yer Ya-Ya's Out』の「Little Queenie」と「Carol」まで。
まぁ、安直といえば安直な企画で。契約は切れたけどストーンズ人気あるから売れるだろうみたいな。
毎年独自のベスト盤をリリースし続けた日本のキング・レコードには負けますが、デッカも商魂たくましいなと。
それでも。そりゃ、ストーンズのR&Rナンバーを集められたら買っちゃうよな、聴いちゃうよなと。
のっけから「Route66」ですから。いきなりケツを蹴り上げられて気合も入りますってところです。
久し振りに針を落として。今回しみじみ感じたのが「I Just Wanna Make Love To You」のカッコ良さ。
このナンバーを選んで。R&Rにアレンジしてしまった。このセンスこそがストーンズなんだなと感じ入りました。
『Get Yer Ya-Ya's Out』からの2曲が浮いて聴こえるのと、やっつけ仕事っぽいジャケットが減点材料ですが。
まぁ、とりあえず。気合が入って。歩き出そう、駆け出そうって気分にはなれますかね。

もういいかな。
もう止めようかなって。
いつまでも・・・考えててもしかたない。
今日も。明日も。明後日も。
時は待ってはくれないし。
止められる時はいつか問答無用でやってくるし。
過ぎ去った時を噛締めながら。
過ぎ去った時の意味を考えながら。
これから訪れる時も味わってやろう。
これから訪れる時に意味を与えてやろう。

だから。まぁ、とりあえず。

ケツを蹴り上げられてでも。
歩き出そうかな。駆け出そうかな。
今日も何処かからR&Rが聴こえてくるしね。

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2008/11/27 Thu *その間から / The Rolling Stones

20081127between


靄がかかってる。
見え隠れしている。
その表情の。
その言葉の。
指し示す先を確かめたいのに。
なんとか。こうにか。
おぼろげでもいいから。
手掛かりだけでも見えてこないものかと。
こちらで餌を撒いて。
あちらで誘い水を向けて。
その間から。
覗き見る。

『Between The Buttons』'67年リリース。
ジェラルド・マンコヴィツによる印象的なフォトがジャケットを飾っているローリング・ストーンズのアルバム。
ご存知の様に裏ジャケットにはチャーリー・ワッツによるイラスト(漫画)が描かれています。
『Aftermath』に続いて総てのナンバーがミックとキースによるオリジナル・ナンバーとなっていて。
そして結果的にアンドリュー・ルーグ・オールダムが手掛けた最後のアルバムともなっています。
デヴュー以来、濃厚に漂っていたブルースやR&Bの匂いがこのアルバムでは随分と薄くなっていて。
フォーク・ロックからカントリー&ウェスタン、果てはヴォードヴィル調までと。かなり多彩なサウンドが聴かれます。
ボブ・ディランやキンクスの影響もあったのか。まぁ、およそ所謂ストーンズらしさからは遠いアルバムかも。
それゆえか。全体的になんだか靄が掛かっている様で何だか輪郭のハッキリしないアルバムでもあります。
でも。その統一感の無さと、靄の向こうから聴こえてくる様なもどかしさが聴き込むと癖になったりもして。
何故か(ジャケットの影響も多分にあるのでしょうが)一番、ロンドンのストーンズを感じさせてくれたりします。
そう。ですから。このアルバムはやはり英国盤仕様の渋い選曲で聴いてこそ、意味があるかなとも思います。
タイトルのButtonには俗語で、クスリ関係や、更に如何わしく隠微な意味もあったりするそうで。
その間からストーンズが何を目にしていたのか、覗き見ていたのかを想像してみるのも楽しかったりするのです。
そうそう。「Miss Amanda Jones」ってやけに白っぽいR&Rナンバーが妙に浮いてる感じがして。
逆説的にストーンズのルーツを明確にしてるよなと、いつも聴く度に何だか微笑んでしまいます。

餌が。
誘い水が。
少しは効を奏したか。
靄が晴れてきた様な。
表情が。言葉が。
なんとか。こうにか。
おぼろげではあるけれど。
語ろうとしているそのものが。
零れ落ちてきている様で。
その間から。
掬い上げてみる。

霞の向こう。
その間から。
そこからしか。
覗き見れない。
掬い上げられない。

もどかしいけど。
なぜか楽しくもあり。
深読みするのが癖になりそうなのは。
いささか問題ありなんだけど(苦笑)。

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2008/11/18 Tue *新しい・・・ / The Rolling Stones

20081118newesthitmakers


新しいサービス。
新しいビジネス。
簡単に言ってくれるけど。
そう簡単に立ち上がるなら。
誰かが立ち上げてるって。
確かに市場はありそうだし。
狙いもずれてはいないと思うけど。
このご時世。
財布の紐を緩めるのも難儀だし。
緩めてもらったらもらったで。
質量共に見合ったものを提供できる。
体制を構築するのも維持するのも一苦労。
それでも。
なんとかしなきゃ・・・なのは解っているけれど。

『England Newest Hit Makers』'64年リリース。
ローリング・ストーンズの米国に於けるデヴュー・アルバム。
英国でのデヴュー・アルバムから「I Need You Baby(Mona)」を外して。
代わりに米国でのデヴュー・シングル「Not Fade Away」が選ばれています、しかもA面の頭で。
更にやや大袈裟なタイトルと共にバンド名もデカデカとジャケットにフューチャーされていて。
この売らんかな、なのが如何にも米国的で。さりげに渋かった英国版のデヴュー・アルバムと肌触りが違います。
まぁ。ビートルズへの対抗馬としての。ブリティッシュ・インベンションの新しい旗頭としての期待の表れだと。
個人的には「Tell Me」が頭で。「Carol」と「(Get Your Kicks On)Route66」が並んでた日本版がしっくりきますが。
'95年の日本公演で「Not Fade Away」っていい曲じゃないと、改めて思ってから針を落とす機会が増えました。
その「Not Fade Away」を含め12曲中9曲がカヴァーですが。その選曲やアレンジのセンスは既に只者でなく。
またおそらくブライアンだと思われる濁声のコーラスが聴こえてくるのが、なにげに好きだったりします。

新しいサービス。
新しいビジネス。
簡単に言ってくれるけど。
そう簡単に売れるなら。
誰かが手を着けてるって。
確かに需要はあるけれど。
声がかかりもするけれど。
このご時世。
財布の紐を緩めるのも難儀だし。
緩めてもらったらもらったで。
質量共に見合ったものを提供できる。
体制を間に合せるのも維持するのも一苦労。
それならば。
自分ひとりで・・・の方が動きやすくはあるけれど。

新しいサービス。
新しいビジネス。
新しいヒット商品(?)。

はいはい。
暫しお待ちを。
まぁ。
期待の表れと。
受け取っておきましょう。
ここがセンスの見せどころ・・・ではあるんだけどね(笑)。

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2008/11/11 Tue *見えかくれ / The Rolling Stones

20081111undercover


どうにも。

見えそうで。
見えない。
胸の内。
隠してそうで。
隠してない。
手の内。
その手を使おうとしているのは。
良く解ってるんだけど。
それは明らかなんだけど。
それを見せてる。
その理由が。そこにある意図が。
良く解らなかったりするんだよな。

じれったいな。
面倒だな。
で、どうなんです?

『Undercover』'83年リリース。
あまりにもファンクやダブに傾倒したサウンドが話題を集めたローリング・ストーンズのアルバム。
個人的には大学生になって上京した年にリリースされたので東京で初めて買ったストーンズのアルバムで。
今でも買ったレコ屋や特典でもらったポスター。その商店街の賑わいなどを憶えていたりします。
(確かそのレコ屋は未だ健在のはず。今度久し振りにその商店街まで足を伸ばしてみようかな)
スライ・ストーンとかブーツィがベースを弾いてた時代のジェームス・ブラウンとか。
ファンクにのめり込んだ季節を過ぎた今では。このアルバムでのストーンズ流のファンクやダブも聴けるのですが。
初めて針を落としたときには正直良く解らなくて・・・もっと言えば耳に馴染まなくて・・・好きになれなくて(苦笑)。
なんでこれをストーンズが演る必要があるの?と疑問符だらけだったりしました。
それでも何とかストーンズの意図を知りたくて。このサウンドの何処かから除けないかななんて思ってました。
タイトル曲や「Too Much Blood」なんかはヴィデオ・クリップの方が楽しめたりもしてたのでした。
結局は理解するのではなくて。感じるしかないわけで。今では悪くないjじゃないなんてリズムを取ってますが。
根が単純なので。「She Was Hot」や「Wanna Hold You」なんてストレートなR&Rがやっぱり好きかな。
勿論、その日、その時の気分にも左右されるのですが。シンプルなのがねぇ、いいじゃないですか(笑)。

ならば。

胸の内は。
見せてるようで。
半分ほど隠しておきますか。
手の内は。
隠さないで晒しておきますが。
別の手は背中に回しておきますか。
この手があるってのは。
良く解ってますね。
それは明らかになってますが。
それだけを見せてる。
その理由が。そこにある意思まで。
読み取れていますかね。

じれったいな。
面倒だな。
だから、こうなんです。

見えそうで見えない。
薄布一枚間に挟まって。
見えかくれ。
胸の内。手の内。
探りあい。
必要なことではあるけれど。
いっその事。
捲って。剥がして。
晒してしまいたい。

じれったいのや。
面倒くさいの。
嫌いなんだよね(笑)。

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2008/11/02 Sun *解っちゃいるけど / The Rolling Stones

20081102emotionalrescue


ねぇねぇ。
知ってる?知ってる?
明日こんなのがオン・エアーされるんだよ。
でねでね。
知ってる?知ってる?
もうじきこんなのもオン・エアーされるんだよ。
凄いじゃん。
凄いでしょ。
これは聴かなきゃ。そいつは観なきゃ。
なんだかワクワクしてくるよな。

『Emotional Rescue』'80年リリース。
前年中には完成していたものの収録曲を巡るトラブルがあってリリースが延びて。
結果としてローリング・ストーンズにとって'80年代最初のアルバムとなりました。
何でも70曲以上録音した中から選びに選んだ結果がここに収められた10曲だったのだとか。
実を言うとリリース当時は遅れてきたパンク小僧になっていたのであまり聴き込んでなかったのですが。
それに最初に聴いた時にあまりにスカスカ、なんだか隙間だらけじゃないとも感じたので。
数あるストーンズのアルバムの中ではあまり相性が良くないかなとも思っていました。
あっ、キースの歌う「All About You」だけは。初めて聴いた時からハマっていましたが。
で、大人になってから(苦笑)。仲間達から、あの曲いいじゃないとか、あの曲は渋いだろうとか。
ねぇねぇ、ほらほらと薦められて。改めて針を落としてみたら、おっ、このスカスカな感じもいいじゃないとか。
ちゃんとR&Rしてるじゃないと。遅まきながらやっと良さに気づいたりしたのでした。
まぁ、正直言うと未だに馴染めない曲もあるのですが・・・まぁ、それは前にもどこかで書いたからいいか。
「Summer Romance」「Let Me Go」「She's So Cold」なんて御機嫌だし。「Indian Girl」は泣けるし。
「Down In The Hole」には救われるし。でもやっぱり「All About You」だな。解っちゃいるけど止められないってね。

ほらほら。
忘れてる?忘れてる?
あのチケット送るからさ。楽しもうね。
でねでね。
知ってる?知ってる?
もうじきあれも発売開始だよ。押さえようか?
凄いじゃん。
凄いでしょ。
これは燃えるよな。そいつも見逃せないよな。
なんだかゾクゾクしてくるよな。

ちょっと予定が狂った週末に。
やらなきゃいけないことは。
他にもいっぱいあるのだけど。

ねぇねぇ。ほらほら。
そんな誘いの声に誘われて。
そんな誘いの声に思いだして。
そうだった。そうなんだ。
心が此処から離れてく。
でも。そう。そうなんだ。
それが。それが。
どうしようもなく必要なことを。
間違いなく救ってくれることを。
知ってしまっているから。
だから・・・

解っちゃいるけど止められない。
All About Me...

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2008/09/21 Sun *真夜中の・・・ / The Rolling Stones

20080921exile_2


真夜中。

珈琲を淹れて。
お香を焚いて。
香りを吸い込んで。
煙を目で追って。
ふぅ。

レコードを取り出して。
針を落とす。
パチ、バチ、パチ・・・
うん。
あぁ。
やっぱり、やっぱりな。
これだよな。

『Exile On Main St.』'72年リリース。
やっぱり、これだよな、の。ローリング・ストーンズの2枚組アルバム。
なにがストーンズの最高傑作で、どのアルバムが一番好きかなんて。
勿論、人それぞれ異なるだろうし。その日、その時の気分によって自分の中でも変わりますが。
このアルバムが傑作であることに異論を挟むストーンズ・ファンはいないんじゃないかなと。
まぁ、『Beggars Banquet』『Let It Bleed』『Sticky Fingers』そしてこのアルバムってのは甲乙つけ難くて。
どれが一番かなんて。いやどれも最高だよなって。どれもいつも胸の内で鳴ってるよなって。
ただ。ここ何日間かは。このアルバムが。このアルバムのギターが。頭から、心から離れなくてって。
恐らくは。ストーンズが一番御機嫌な距離感で米国南部と一体になった。このラフでルーズな感覚。
やっぱり、これだよな、と。これが自分の成分表示なんだ、血と肉なんだ。そう、これがなきゃ駄目なんだってね。
特に今は。何故か。D面の4曲が。「All Down The Line」「Stop Breaking Down」「Shine A Light」・・・
そして「Soul Survivor」が胸の奥の。どこか深いところから。自分を揺さぶり続けているのです・・・

真夜中。

ジャックを注いで。
灯りを消して。
一口飲って。
目を閉じる。
ふぅ。

レコードを裏返して。
針を落とす。
パチ、バチ、パチ・・・
うん。
あぁ。
やっぱり、やっぱりな。
これしかないんだよな。

真夜中。

胸の内に湧き上がる思いに。
揺られながら。
瞼の裏に浮かび上がる影に。
問いかける。

真夜中の放浪者。
何処かで。
何処かの街角で。
何処かの路上で。
揺れている。
漂っている。
転がり続けている。
その胸の内で。
今夜も。
真夜中のギターが。
あのギターが。
鳴り続けていることを。

いつか。
いまも。
いつでも・・・な。

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2008/09/14 Sun *古いアルバムの中に / The Rolling Stones

20080914best


古いアルバムの中に。

あんな時。こんな時。
あの人も。この人も。
モノクロだったり。セピアだったり。
色が褪せかけていたり。

あんな時もあったんだ。
この人、懐かしいな。
あんな事もなかったっけ。
こんな事もあったよね。

『Golden Album』'66年リリース。
米国盤の『Big Hits(High Tide And Green Grass)』に続いてたぶん世界で2番目(?)にリリースされた、
日本独自編集による日本では初めてリリースされたローリング・ストーンズの編集アルバム。
特に捻った選曲がされているわけでもなく。「Tell Me」から「Get Off Of My Cloud」まで。
日本でもヒットしたナンバーや、人気の高かったナンバーが順当に選ばれてるのかなといった感じですが。
ただ1曲、「I'm Alright~Everybody Needs Somebody To Love」なんてメドレーが収録されていて。
これがEP盤の『Got Live If You Want It!』に収められていた2曲を無理矢理にくっつけてしまった珍品です。
勿論、このアルバムでしか聴くことができないのですが。なんでこんなことをしたのでしょう?謎です。
そんな思わぬ発見もありつつ。いかにもロンドンのアパートメントの裏口で撮りました的なジャケットを眺めつつ。
ミックの声も若い、ブライアンの匂いも濃厚なこの時代のストーンズを聴いていると。
温故知新なのか温故知古(?)なのか。あぁ、そうだったんだとか、そう、そうだったよねとか。
聴きなれた筈なのに。まだまだサウンドやフレーズの間から見えてくるものや、思い出させるものがあるのです。

古いアルバムの中に。

こんな時もあったんだ。
あの人、こんな顔するんだね。
あんな事もなかったっけ。
こんな事もあったんだね。

あんな時。こんな時。
あの人も。この人も。
モノクロなのに。セピアだけど。
色が褪せかけているからこそ。

くっきりと。
鮮やかに。
浮かび上がってくるものがある。
はっきりと。
明らかに。
語りかけてくるものがある。

時に。
誰かが遺した。
誰かに遺された。
その思いは。
想いが語るものは。
鮮やかだからこそ。
明らかだからこそ。
悲しくて。切なくて。

それでも。
見つけたもの。
思い出したもの。
しっかりと。
受け継いでいきたくなるのです。

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2008/08/29 Fri *みんなのロックン・ロール / The Rolling Stones

20080829heartbreakers


僕には僕の。
誰かには誰かの。
生き様があり。
僕の生き様には僕の生き様の。
誰かの生き様には誰かの生き様の。
通奏音がある。
僕は僕でしかなく。
誰かは誰かでしかなく。
それでも。
時に共鳴し。
時に反響し。
時に・・・

『Heartbreakers 14 Rock & Shake』'81年リリース。
ドイツで編集されたアルバム『Heartbreakers 19 Love Songs』のジャケット・デザインを拝借して、
日本独自の選曲によるロックン・ロール・ナンバーを収めたローリング・ストーンズの編集アルバム。
本当に当時の日本のロンドン・レコードは何でもありだったんだなと。そこが面白かったのですが。
今では日本独自の編集アルバムなんて絶対に許可が出ないだろうし。出なくていいんですが。
勝手にテーマを決めて(決めなくても)自分なりのストーンズのベスト・アルバムなんて考えて。
カセット・テープ(古いな)やMDやCDRを作ったなんて経験は結構みんなあるんじゃないかなと。
勿論、自分もそんな一人なのですが。なんでこの選曲とか、この曲順はいいよねとか。
突っ込んだり、頷いたりしながら楽しめるので。実はこの種の編集アルバムは密かに好きだったりします。
で、このアルバムはと言うと・・・
「Route 66」で始るのはカッコいいし。唯一選ばれたオリジナルが「Get Off Of My Cloud」ってのが解ってるよな。
「I Just Wanna Make Love To You」ってこのテンポだからこそスケベだって改めて思ったり。
A面ラストが「Walking The Dog」で。ブライアンの濁声コーラスで〆てるのもなかなかだよなとか。
B面頭から「Around And Around」「Come On」「Down The Road Apiece」ってチャック三連発が堪りませんとか。
「Poison Ivy」「Mercy Mercy」なんてのをカヴァーしてるところもストーンズだよなぁとか・・・
そう。かなりお気に入りと言うか。個人的にはツボにはまった選曲で。一度針を落としたら繰り返し聴いてます。

僕には僕の。
誰かには誰かの。
生き様があり。
僕の生き様には僕の生き様の。
誰かの生き様には誰かの生き様の。
通奏音がある。
僕は僕でしかなく。
誰かは誰かでしかなく。
それでも。
時に共鳴し。
時に反響し。
時に・・・

僕のロックン・ロールは。
誰かの心を震わせただろうか。
誰かのロックン・ロールは。
僕の心を捉えただろうか。
例え。
一時でも。
例え。
一瞬でも。

誰かのロックン・ロールが。
聴こえないはずのロックン・ロールが。
今。
確かに。高らかに。
此処で。何処かで。
そう。確かに。
誰かのロックン・ロールが・・・

一時でも。
一瞬でも。
聴こえたら。
震えたら。
捉えられたら。
そう。
みんなのロックン・ロールが溢れ出す。

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2008/08/13 Wed *誰かのバラッド / The Rolling Stones

20080813ballads


僕には僕の。
誰かには誰かの。
物語があり。
僕の物語には僕の物語の。
誰かの物語には誰かの物語の。
通奏音がある。
僕は僕でしかなく。
誰かは誰かでしかなく。
それでも。
時に共鳴し。
時に反響し。
時に・・・

『Heartbreakers 14 Love Ballads』'81年リリース。
ドイツで編集されたアルバム『Heartbreakers 19 Love Songs』のジャケット・デザインを拝借して、
日本独自の選曲によるミディアムからスローのバラッドを収めたローリング・ストーンズの編集アルバム。
当時デッカ音源の権利を持っていた日本のロンドン・レコードは何でもあり状態で。
今では考えられない日本独自の編集アルバムを乱発していました。このアルバムもそんな1枚です。
一応ベースとなったドイツ盤の選曲に準じつつも、外したナンバーもあれば加えられたナンバーもあって。
「Take It Or Leave It」が加えられてるのも渋いですが「Love In Vain」をラスト・ナンバーに選んでいるのが。
如何にも日本的と言うか。この1曲だけがやや浮いている感じもあるのですが。
このブルーズこそが日本のファンにとってのストーンズのバラッドだったのかもしれません。
まぁ、単に選曲者の趣味だっただけなんでしょうけど。個人的には結構いいセンスだと思いますが。

僕には僕の。
誰かには誰かの。
物語があり。
僕の物語には僕の物語の。
誰かの物語には誰かの物語の。
通奏音がある。
僕は僕でしかなく。
誰かは誰かでしかなく。
それでも。
時に共鳴し。
時に反響し。
時に・・・

僕のバラッドは。
誰かの心を震わせただろうか。
誰かのバラッドは。
僕の心を捉えただろうか。
例え。
一時でも。
例え。
一瞬でも。

誰かのバラッドが。
もう聴こえないはずのバラッドが。
今も。
微かに。密かに。
何処かから。
そう。確かに。
誰かのバラッドが・・・

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2008/07/26 Sat *噛合って、重なり合って / The Rolling Stones

20080726steelwheels


噛合って。
重なり合って。
何かに動かされ。
何かが動き出して。
これまでも。
これからも。

今夜も。
昨夜も。
誘い合って。
呼び合って。
このひと時を。
同じ思いで。
同じ鼓動で。

『Steel Wheels』'89年リリース。
今に続く活動再開の幕を開けたローリング・ストーンズのアルバム。
今となっては想像も出来ませんが。当時はミックとキースの間が最悪だったみたいで。
まぁ、スープの冷めない距離で生まれた二人ですから。ちょっと拗れた痴話喧嘩だったのでしょうが。
ミックがソロ活動に感けているのに愛想が尽きたキースまでもがソロ・アルバムを出して。
おいおい本当にこれでストーンズ終りかよって、いやいや本当に心配していたのでした。
だからこそ。このアルバムのリリースがどれほど嬉しかったか。やったじゃん、帰ってきたぜってね。
「Mixed Emotions」の力強さに噛合って再び駆動し始めたストーンズの、ミックとキースの鼓動を感じて。
「Almost Here You Sigh」での繊細な吐息に新たに重なり合ったミックとキースの思いを感じるのです。
素直じゃないから(苦笑)、ロニーを介して誘い合って呼び合って。再び転がり始めたミックとキースなのです。

噛合って。
重なり合って。
何かに動かされ。
何かが動き出して。
これまでも。
これからも。

今夜も。
昨夜も。
誘い合って。
呼び合って。
このひと時を。
同じ思いで。
同じ鼓動で。

初めて会っても。
久し振りに会っても。
約束していても。
偶々であっても。
同じ思いがあれば。
同じ鼓動があれば。
噛合って。
重なり合って。
さぁ。
再び転がり始めよう。

昨夜。
そして今夜。
皆に。ありがとう。


2008/07/26 UP'n Downでのセット・リスト

001. 2120 South Michigan Avenue/The Rolling Stones
002. Confessin' The Blues/The Rolling Stones
003. Poison Ivy/The Rolling Stones
004. Mona(I Need You Baby)/The Rolling Stones
005. (I Can't Get No ) Satisfaction/The Rolling Stones
006. 19Th Nervous Breakdown/The Rolling Stones
007. As Tears Go By/The Rolling Stones
008. Say You Will/Mick Jagger
009. Lonely At The Top/Mick Jagger
010. Don't Tear Me Up/Mick Jagger
011. Hot Stuff/The Rolling Stones
012. Dance/The Rolling Stones
013. Dance Little Sister/The Rolling Stones
014. Brown Sugar/The Rolling Stones
015. Miss You(Special Disco Version)/The Rolling Stones
016. Saint Of Me(Deep Dish Club Mix)/The Rolling Stones
017. Ruthless People/Mick Jagger
018. Dancing In The Street(Steve Thompson Mix)/David Bowie And Mick Jagger
019. State Of Shock/Jackson 5(with.Mick Jagger)
020. (You Gotta Walk)Don't Look Back/Peter Tosh(with Mick Jagger)
021. God Gave Me Everything/Mick Jagger
022. Ruby Tuesday/忌野清志郎
023. Under My Thumb/The Rolling Stones
024. Honkey Tonk Women/The Rolling Stones
025. Gimmie Shelter/The Rolling Stones
026. Street Fighting Man/The Rolling stones
027. Jiving Sister Fanny/The Rolling Stones
028. Almost Here You Sigh/The Rolling Stones
029. Shattered/The Rolling Stones
030. Waiting On A Friend/The Rolling Stones
031. All Down The Line/The Rolling Stones
032. Roughjustice/The Rolling Stones
033. Start Me Up/The Rolling Stones

ミックの65回目の誕生日を祝って。
そして清志郎にも1曲・・・

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2008/07/10 Thu *アドレス / The Rolling Stones

20080710twelvebyfive


引越して3ヶ月。
一緒に暮らし始めて2ヶ月。
毎日の風景にも。空気にも。
慣れてきた様で。
まだまだ新たな発見もあって。
ただただ。
この部屋で過ごす時間が。
この街で過ごす日々が。
大切で。大好きで。

『12×5』'64年リリース。
憧れのチェス・スタジオでのレコーディングも含むローリング・ストーンズの米国での2ndアルバム。
チャック・ベリー、マディ・ウォーターズ、ボ・ディドリーが好きで好きで大好きだったストーンズですから。
そりゃぁ、もう。嬉しいなんてものではなかったのではないかと。感極まったりなんかして。
特にキースとブライアンのちょっと恥ずかしげで、でも喜色満面な様子が目に浮かんできたりします。
チャックとボがスタジオに顔を出したとか出さないとか、マディが壁にペンキを塗ってたとか塗ってないとか。
そんなロック伝説(?)もまた楽しかったりします。マディがレコーディングに参加したって説も・・・
で、その思いの丈をストレートに表現したのが「2120 South Michigan Avenue」だったりします。
憧れの地でのセッション、楽しくてしかたがないセッション。それをそのまま収めてしまったナンバー。
そのタイトルにはそう、チェス・スタジオのアドレスが冠されているのです。いいなぁ。
憧れのスタジオで過ごす時間、憧れの地での2日間。大切で。大好きで。そんな思いが伝わってきます。
頭から「Around And Around」で。「Confessin' The Blues」に「Empty Heart」と続いて。
ウィルソン・ピケットやソロモン・バークの「If You Need Me」なんかもあって。
この若き情熱のままにただただひたむきに演っている、楽しんでいる“黒い”ストーンズ、好きなんです。

引越して3ヶ月。
一緒に暮らし始めて2ヶ月。
毎日の風景にも。空気にも。
慣れてきた様で。
まだまだ新たな発見もあって。
ただただ。
この部屋で過ごす時間が。
この街で過ごす日々が。
大切で。大好きで。

東京タワーにも毎日挨拶できて。
気の置けない馴染の店にも歩いていけて。
新たに馴染んでしまいそうな御機嫌な店もあって。
何よりも。
幼い頃から。
大切で。大好きな。
人達の。相方の。
吐息が。匂いが。
感じられるこの街だから。

新しい一歩に。
最初の一歩に。
この街のアドレスを冠することができて。
良かったなと思うのです。

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2008/02/05 Tue *あの頃 / The Rolling Stones

20080205rewind


もう時間だけど。
いないよな。
場所は解るって言ってたけど。
やっぱり。いないよな。
なにやってるんだろうね。
携帯に電話して・・・おっ。
きたよ。きたよ。
人を待たせておいて。
飄々と。悪びれなくて。
あの頃と。ちっとも変わらないね。
尤も。変わってたららしくないけどね。

『Rewind 1971-1984』'84年リリース。
レーベルの移籍に伴い枚数合わせ的にリリースされたローリング・ストーンズの編集盤。
(今年の5月だかにも現在の契約が終了するそうで。その辺りの動きにも注目ですが)
このアナログ盤は12曲収録ですが、同時発売されたカセットは14曲収録で。
その後リリースされたCDは13曲収録で。更に微妙に収録曲も異なったりしていました。
「Brown Sugar」から「Undercover Of The Night」まで。シングルとなった曲ばかりが収められていて。
まぁ、ローリング・ストーンズ・レーベルでの軌跡を簡単に巻き戻して振り返るには好都合だったかなと。
『Jump Back』『Forty Licks』とリリースされた今となってはもう役目を終えたと言えるのでしょうが。
久し振りに針を落としたら。何故かはまってしまって。数日間ヘヴィー・ローテーションでした。
「Respectable」でアルバムが締め括られるのには違和感があるんですけどね。
映像版の『Video Rewind』は未だに未DVD化のままですが。是非拡大版でリリースしてほしいものです。

もう歳ですから。
おいおい。
もっとしっかりしなくちゃと思って。
そうなんだ。だったら時間は・・・
今まで何をやってきたんだろうと思って。
いや、何もそこまでだな・・・
あぁ、駄目です。最低です。
いや、そうでもないと思うぞ。
そうですか。そうですかね。
うん。まぁ、仕事振りは解らないが・・・
そうですよね。相変らずです。
いや、ほらでも。なんだ。センスはいいし。
センスだけじゃ。
そうだな。勘もいいし。
感なんて。
そうだよ。勢い、勢いがあるじゃないか。
いつまでももちませんよ、勢いなんて。
・・・
歳相応に変わらないといけないんです。人間は。
そうか、そうだよな。やっぱり。
そうですよ。そうなんですよ。あの頃とは違うんです。
解った。まぁ、元気出せよ。今日は・・・
ご馳走様です!
・・・変わって無いじゃん。

あの頃を巻き戻して。
あの頃と同じ様で。
あの頃と同じではいられなくて。
あの頃と同じでいたくて。
あの頃と・・・

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2008/02/04 Mon *一週間 / Ron Wood

20080204gimmesomeneck


始ってしまった。
一週間。
七日間。
いや。五日間。
あれもあるし。
これもあるし。
持ち越してる案件。
新たに始る案件。
笑顔で。ステップ踏んで。
リズム刻んで。ビート弾いて。
乗り切りたいけど。
未だ。
月曜日だもんな。
先は長いよな。

『Gimme Some Neck』'79年リリース。
ストーンズに加入後は初となる、ロン・ウッドの通算で3枚目のソロ・アルバム。
キース、ミック、チャーリーのストーンズ勢を始めとして例によって多士済々なメンバーが参加していて。
ここらは1stアルバムから変わらぬロニーの交友関係の広さと人の良さが相変らず発揮されているなと。
ボブ・ディランがわざわざ書き下ろした「Seven Days」なんてナンバーもあったりして。
このナンバーでのロニーとキースのラフでルーズなハーモニー(?)が実にR&Rだったりします。
このナンバーではミック・フリートウッドが重心の低いリズムを叩き出しているのですが。
その他のナンバーでは総てチャーリーが叩いていて。それがまた嬉しくて。そしてやっぱりしっくりくるのです。
(ニュー・バーバリアンズでのジガブー・モデリステの叩き出すグルーヴも。あれはあれ好きですけど)
前の2枚に比較するとソウルフルな味わいには欠けますが。より以上にファンキーにR&Rしていて。
やっぱりロンのソロ・アルバムはいいよなと。笑顔になれるよなと。御機嫌だよなと思うのです。

始ってしまった。
一週間。
七日間。
いや。五日間。
あれもあるけど。
これもあるけど。
持ち越してる案件も。
新たに始る案件も。
笑顔で。ステップ踏んで。
リズム刻んで。ビート弾いて。
乗り切ってしまおう。
未だ。
月曜日だから。
先は長いし。

だから。
今夜は。
取敢えず。
勢いで。
段取りだけつけて。
後は。
明日から。
明日の為に。
今日はほどほどにしておこう。
早く帰って。
御機嫌なレコードに針を落とそう。

一週間。
七日間。
いや。五日間。
なんとかなるだろう・・・なるかな(苦笑)。

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2007/12/21 Fri *グイグイと / The Rolling Stones

20071221getyeryayas


グイグイと。
ガンガンと。
楽しいね。
愉快だね。
会って。揃って。
それだけで。
呼べば応える。
打てば響く。
飲んで。食べて。
話して。笑って。
やっぱり。御機嫌だね。

『Get Yer Ya-Ya's Out!』'70年リリース。
前年の全米ツアーからNYのMSGでのライブを中心に収録されたローリング・ストーンズのライブ・アルバム。
元々はオープニング・アクトのアイク&ティナ・ターナー等のライブも収録した2枚組としての構想もあったとか。
それはそれで聴きたかった気もしますが。全10曲、50分弱に纏められたシンプルでソリッドなストーンズの姿。
ミック・テイラーを迎えていよいよライブ・バンドとしての実力を遺憾無く発揮し始めたそのストーンズの姿が。
見事に捉えられていて。「Jumpin' Jack Flash」から「Street Fighting Man」まで。もうこれ以外は無いと言う。
ミック・テイラーとキースのギターが絡み合い、弾け合い。呼べば応える、打てば響く。これぞストーンズだと言う。
実にカッコ良く、御機嫌なアルバムなのです。グイグイとガンガンと。世界で最高のR&Rバンドの存在証明です。
「Midnight Rambler」のブレイクで聴こえる、カッチョイ~!に合わせて何度絶叫しても足りないくらいです(笑)。

グイグイと。
ガンガンと。
楽しかったね。
愉快だったね。
会って。揃って。
それだけなのに。
呼べば応えて。
打てば響いて。
飲んでても。食べてても。
話してても。笑ってても。
やっぱり。最高だね。

いつも。いまも。相も変わらず。
手が合って。気が置けなくて。
どこかとどこかを掴み合ってて・・・

そんな仲間達(クイーンズ)の。
後姿を見送りながら。
また。
グイグイと。
ガンガンと。
そんな夜を過ごせたらいいなと。
真夜中の交差点で夜空を見上げて。
微笑んでしまったりするのです。

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2007/12/20 Thu *いけてる / The Rolling Stones

20071220solidrock


いけてるか。
いけてないか。
それだけ。
それだけで。
決めてしまおう。
それが。
そうすることが。
自分にとって。
いけてるか。
いけてないか。
単純に。
簡潔に。
判断してしまおう。
選択してしまおう。

『Solid Rock』'81年リリース。
恐らく『Tatto You』のリリースとそれに伴うツアーに便乗してリリースされたローリング・ストーンズの編集盤。
商魂たくましいデッカは本当に手を変え品を変えこの手の編集盤をこれでもかとリリースしてました。
流石にここまでくるともう。編集のコンセプトが何なのかもよく解らなかったりもしますが(苦笑)。
このアルバムはタイトル通りに硬質な(いかした、いけてる)R&Rナンバーが多く集められているのかな。
ディープ・パープルの『In Rock』の出来損ないみたいな(?)ジャケットには思わず呆れてしまいますが。
「Carol」「(Get Your Kicks On)Route 66」と続くA面の頭から実はなかなに御機嫌だったりします。
A面の終りの「(I Can't Get No)Satisfaction」「Get Off Of My Cloud」の流れもいいよなとか。
「Jumpin' Jack Flash」も「Live With Me」もあるしなと。「I Wanna Be Your Man」も結構いいじゃないとか。
要は針を落としさえすれば。単純に。いけてるR&Rにやられて。やっぱりストーンズだよな、と思うのです(笑)。

いけてるか。
いけてないか。
それだけ。
それだけを。
信じてしまおう。
それが。
そうすることを。
自分は。
いけてると思えるのか。
いけてると感じられるのか。
単純に。
簡潔に。
判断してしまおう。
選択してしまおう。

いけてないなら。
思えないなら。
感じられないなら。
捨ててしまおう。
断ち切ってしまおう。

ぐちゃぐちゃ考えずに。
ごちゃごちゃ言わずに。
それだけでいいんだ。

あ~すっきりした(笑)。

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2007/12/18 Tue *言葉にならない / Keith Richards

20071218talkischeap


言葉にならない。
そんなものがある。
言葉にできない。
言葉にしない。
そんなものがある。
確かにあるんだ。
そんなものを。
感じられたとき。信じられたとき。
それでいいと。
それだけでいいと。
そう思う。
言葉なんてねと。

『Talk Is Cheap』'88年リリース。
言わずと知れた、今更なんの言葉も必要としないキース・リチャーズの1stソロ・アルバム。
転がろうとしないミックに愛想をつかして。とうとうその重い腰を上げてしまったキースです。
とにもかくにも。バンドで演奏したかったんだろうなと。バンドのギタリストとして弾きたかったんだろうなと。
そんな言葉にならない想いに。溜めに溜めて。終に堰を切って溢れ出した想いに満ち溢れています。
R&Rが。ソウルが。ブルースが。好きで、好きで、大好きで。演りたいんだ、伝えたいんだと。それだけなんだと。
言葉にできなくても。言葉にしなくても。このアルバムに針を落として。その佇まいに触れれば。
レコードの溝から、その演奏からも勿論。間から、所謂行間から確かに立ち昇ってくるものからも。
何かを感じられたら、感じてしまったら。何かを信じられたら、信じてしまったら。もう。それだけでよくなるのです。
ここまで確信に満ちながら。ここまで言葉数少なく。ここまで示唆に富んだアルバム。もう最高だなと思うのです。

言葉にならない。
そんなものがある。
言葉にできない。
言葉にしない。
そんなものがある。
確かにあるんだ。
そんなものを。
感じられたとき。信じられたとき。
それでいいと。
それだけでいいと。
そう思う。
言葉なんてねと。

一から十まで語る必要はない。
総てを晒す必要も無い。
行間から立ち昇ってくる。
言葉にならない。
何かが。何かを。
感じられればいい。信じられればいい。
それでいいんだ。
そう教わったんだ。
それを選んだんだ。
そしてここにいるんだ。

Happy Birthday Keef !!!
Keef Riff Hard !!!

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2007/12/02 Sun *彷徨 / Mick Jagger

20071202wanderingspirit


師走になって。
毎年のことではあるけれど。
今年も。
やり残したこと。
思い残したこと。
決め切れなかったこと。
あっちへふらふら。
こっちへふらふら。
あっちにしようか。
こっちにしとこうか。
彷徨ったままで。
辿り着けずに。落着けずに。

『Wandering Spirit』'93年リリース。
アトランティックに移籍して発売されたミック・ジャガーの3rdソロ・アルバム。
『Very Best Of Mick Jagger』のアナログ盤を探して彷徨っていて、このアルバムのアナログ盤を見つけました。
(余談ですが『Very Best Of~』にはアナログ盤は存在しないのでしょうかね?)
で、針を落として。久し振りに、本当に久し振りに聴いたのですが。なかなかいいじゃないと。
ミックのソロ・アルバムってなかなか聴く機会が無かったりして。いや、別に避けてるわけではないのですが。
どうも。その。ソロ・アルバムのミックは力んでると言うか。肩に力が入りすぎていると言うか。
ストーンズで出来ないことを演るんだ。キースなんかいなくても出来るんだ。なんて気張りすぎてる感があって。
特に『Primitive Cool』とかは・・・って感じがあって。どうもなぁ、と言うか。どうなのよ、と言うか。
でもこのアルバムは。カヴァーが普段より多いせいもあってか。ミックも自然に楽しんで演ってる感じがあって。
ナンバーによって様々な表情を見せる歌声に。改めて。あぁ、ミックの声っていいよなとか思ってしまうのです。
ストーンズを再始動させて。アルバム作って。久々にツアーもやって。ストーンズの良さも再認識して。
そんなリリースに至るまでの動きが頑なだったミックに余裕を与えたのかもしれません。
アルバム・タイトルではありませんが。彷徨い続けた(転がり続けた)魂がなにやら落着く場所を見つけたのかと。
まぁ、時にはストーンズの枠を外れたミックを楽しむのも悪くはありません。本当に今更ながらいい声です。

不惑を過ぎて。
もう何年も経つのだけれど。
今年も。
やり残したこと。
思い残したこと。
決め切れなかったこと。
あっちへふらふら。
こっちへふらふら。
あっちにしようか。
こっちにしとこうか。
彷徨ったままで。
辿り着けずに。落着けずに。

いつまで。
どこまで。
このままで。
彷徨い続けるのかと。
思ってはみるのだけれど。
まだまだ。
辿り着けない。落着けない。

それはそれで。
らしくていいのだけれど。
らしさは心地良くも。
らしさが重荷になる時も。
あっちへふらふら。
こっちへふらふら。
彷徨い・・・続けるんだな(苦笑)。

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2007/10/28 Sun *探し物は / The Rolling Stones

20071028collectorsonly


なかなか。
そう。なかなか。
ありそうで。なさそうで。
あっちの店から。
こっちの店へと。
探し物は何ですか。
見つけにくいものですか、か。
そろそろ・・・
いやいや。
そう。まだまだ。
あの一枚を。あの一曲を。
手にするまでは。

『Collector's Only』'80年リリース。
デッカ音源の中でも当時としてはレアだった音源を集めたローリング・ストーンズの編集盤。
ストーンズに限らず権利関係が明確でなかった'60年代中頃までは各国でリリース状況もバラバラだったので。
この手のアルバムは手を変え品を変えで。未発表曲を集めて。これまた各国でリリースされたりしています。
このアルバムはフランス盤がオリジナルで。ドイツやオーストラリアでもリリースされた様です。
ここでの一番の珍品は「Con Le Mie Lacrime」でしょうか。そう「As Tears Go By」のイタリア語ヴァージョンです。
他にも「Fortune Teller」と「I've Been Loving You Too Long(Too Stop Now)」の歓声被せ無しヴァージョンとか。
当時の日本でも「Con Le~」とか「I've Been Loving~」とかは未発表だった様な記憶があります。
B面にはEP盤の『Got Live If YouWant It!』がそのまま収録されていて。この辺りは安易だなって気もしますが。
まぁ、レアな音源を捜しているコレクターにはタイトル通りに便利な1枚だったのかもしれません。
ちなみに自分は'60年代初期のブライアンを含んだメンバーが並んでいるショットが好きなので。ジャケ買いです。

なかなか。
そう。なかなか。
なさそうで。ありそうで。
あっちの街角から。
こっちの街角へと。
探し物は何ですか。
見つけにくいものですか、か。
そろそろ・・・
いやいや。
そう。まだまだ。
あの条件を。あの条件も。
満たすまでは。

偶然。必然。
決断。熟考。
探し物はなんですか。
見つけにくいものですか、か。
そろそろ・・・
いやいや。

大丈夫だって。
レコードと同じくらい。
真剣に探してるから・・・たぶん、ね(苦笑)。

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2007/10/01 Mon *見たこと / The Rolling Stones

20071001haveyouseenmotherlive


見たことがあるって。
本当かな。本当に。
たぶん。おそらく。きっと。間違いなく。
見たことがあるのは。
ほんの一部に過ぎないんじゃないかな。
そう。例えばさ。
陽のあたってるところしか。
見てないんじゃないかな。

『Have You Seen Your Mother Live!』'67年リリース。
ローリング・ストーンズのライブ盤『Got Live If You Want It!』の日本での初回リリース盤。
『Have You~』ってタイトルは元々は『Got Live~』のEU輸出盤のタイトルだった様な記憶があります。
裏ジャケやライナーではロイヤル・アルバート・ホールでのライブと書かれていますが。
実は同じ'66年の英国ツアーでの他の会場での録音だったと言うのはもうご存知の通りで。
しかも全編に渡って(特にミックのヴォーカルが)かなりのオーヴァー・ダビングが行われてもいます。
さらに2曲はスタジオ録音に歓声を被せた疑似ライブだったりもします。
(いくらなんでもこの2曲もライブ録音と書いてる解説の○川○い子先生、当時でも無理があるでしょう;苦笑)
ぐだぐだと書きましたが。決して悪いわけではなくて。とにもかくにも勢い勝負な。八方破れな若きストーンズ。
アルバム・タイトルの元となった「Have You Seen Mother Baby,Standing In The Shadow?」とか
「Get Off Of My Cloud」とか。この性急で危険な顔は今のストーンズのライブでは見れないなと。
(最近のライブは別の意味で危険と言うか、危ないけど・・・)

見たこともないって。
本当だよ。本当さ。
たぶん。おそらく。きっと。間違いなく。
見たこともない、そのなにかを。
ほんの一部でも覗いてみるかい。
そう。例えばさ。
陽のあたらない。影に隠れてる顔を。
見てみるかい。

見たことがある。
一部を総てだと。
信じるのは。思い込むのは。
危ないけれど。危険だけれど。

見たこともない。
一部を除いてみるのも。
隠れているなにものかを。
見てしまうのは。目にしてしまうのは。
それも。また。
危ないよ。危険だよ。

それでも?

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2007/09/10 Mon *Not yet / The Rolling Stones

20070910blackandblue


まだ駄目らしい。
そう。
まだね。
まだ。まだ。
今日という日を。
ただの一日として。
やり過ごすことは出来ないらしい。
しかたねぇなぁ。
なんだろね。

その場所に立ち。
その場所を見つめ。
手を合わせて。
目を閉じて。
そよぎゆく風に語りかける。
また来ちまったよ。
まだ駄目らしいぜ。
なぁ。そっちはどうなんだい?

『Black And Blue』'76年リリース。
あの日から。特別な意味を持ってしまった。ローリング・ストーンズのアルバム。
まったくな。タイトルを目にするのも。ちょっとなって。ましてや。針を落とすなんてな。
でも。いいアルバムだな。やっぱり聴き惚れるもの。忘れてしまうもの。やっぱりストーンズはいいよな。
でも。あのカウンターで聴きたいかな。せん無いけどさ。でも。この部屋でも。聴けるもんだな。
「Memory Motel」ってこんなに沁みたっけ。「Hey,Negrita」ってこんなに震えたっけ。
こうやって。転がってきたんだな。まだまだ。転がるんだろうな。敵わないね。まったく。なぁ。

まだ駄目らしい。
そう。
まだね。
まだ。まだ。
明日にも。明後日にも。
興味なんか無かったのにな。
そうもいかねぇらしいや。
しかたねぇなぁ。
なんだろね。

その場所に立ち。
その場所を見つめ。
頭を上げて。
目を明けて。
揺らめく光りに問いかける。
まだ行けないみたいだ。
まだ駄目らしいぜ。
なぁ。待ちくたびれたかい?

そっちは。
そっちで。
あれから。
あいつも。あいつも。
行ったからな。
賑やかかもな。
楽しくやってるかもな。

ちぇ。
ずるいよな。
ずるいよ。
でも。
まだ駄目らしい。
そう。
まだね。
まだ。まだ。
ちょいとばかし。
こっちでも。
転がってみたいと。
そうなんだ。
ちょっとなんだけどさ。

だから・・・
また。
会いに来るよ。
じゃ、ね・・・

まだ・・・なんだよね。

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2007/07/26 Thu *たちむかう / Orijinal Soundtrack

20070726nedkelly


たちむかえ・・・って。
簡単に言うんじゃないよ。
正義は我にって思ってたって。
それが正しい道だって信じてたって。
ここで勝負しなきゃ男じゃないって。
ここで退いちゃ男がすたるって。
そうなんだよ。そうなんだけど。
そう簡単にはさ・・・

『Mick Jagger As Ned Kelly』'70年リリース。
めでたく64歳(!)を迎えたミック・ジャガー主演映画のサウンド・トラック・アルバム。
ジャケットの如きいでたちで。オースラリアに実在した無法者、ネッド・ケリーを演じたミック。
権力を振りかざす領主の軍隊か何かに啖呵を切って1人でたちむかう姿がカッコいい・・・らしいです。
実はこの映画は観たことが無いのです。『Performance』は昔、深夜にTVで観たのですけどね。
「Wild Colonial Boy」なる伝承歌を劇中で披露していて。勿論、このアルバムにも収録されています。
まぁ、ただミックが歌ってるってだけで。特筆すべき曲では無いのですが。まぁ、悪くは無いかな。
たちむかうミックと言えば。『Gimme Shelter』のラストの何かを決めたかの様な視線が印象的ですが。
キースが、「俺にはミックの真似は出来ないよ。ギターも何も持たずにステージのフロントに立つなんて。
そんな芸当は俺には出来ないよ。まったくミックはいい度胸してるぜ・・」みたいな発言をしていて。
そうだよなと。ミックはステージでも。そしてそれ以外でも。常に先頭でたちむかってきたんだよなって。
妙に納得して。そして少しだけ(苦笑)感動したのを思い出したりしました。ミックはやっぱり凄いなってね。

たちむかえ・・・って。
簡単に決められないんだよ。
正義は勝つと信じたいけれど。
正しい道を行けば辿り着くと思いたいけれど。
ここで勝負したら勝たなきゃならないって。
もう退く道はないんだなって。
そうなんだよ。そうだからこそ。
そう簡単にはね・・・

でも。
握り締めた拳が震えていても。
立ち上がった膝が竦んでいても。
そこに思いがあるから。
そこに信じるものがあるから。
拳を握れた。立ち上がれた。
だとしたら。
負けるかもしれなくても。
退かざるを得なくなるかもしれなくても。
たちむかうしか無い時も。
あるんだな。

たちむかう・・・しかないよね。

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2007/07/17 Tue *明日に架ける / The Rolling Stones

20070717babylon


あれっ?
えっ?あぁ!
どうして。こんなところで。
会うこともあるんですね。
いるはずの無い場所で。
いるはずの無い時間に。
お互いの。
偶然と偶然が重なって。
これも巡り会い。
このままで終わらせるのは。
もったいないね。さびしいね。

『Bridges To Babylon』'97年リリース。
改めてもう10年前になるんだと。そんな感慨を抱いてしまったローリング・ストーンズの2枚組アルバム。
個人的に。このアルバムに伴うツアーで初めてストーンズのライブを海外で体験して。
そこから得たものや、そこで出会った人達や。そして始った色々な物語があったので。
アルバムの評価云々とは別なところで。色々と想いがあって。そのせいか、少し特別な意味を持っていたりも。
「Flip The Switch」のイントロを耳にするだけで。頭の中を、胸の内を巡るものがあって。
「Anybody Seen My Baby ?」「Saint Of Me」「Out Of Control」「Thief In The Night」・・・
聴くだけで。曲名を記すだけで。蘇る匂いや声や空気があるのです。だからこそ頻繁には針を落とすことは無く。
なんだか。感傷的になってしまって。冷静に聴けなかったりするのです。やれやれ。
誤解を恐れずに言えば。自分が一番、ストーンズをめぐる世界を一番楽しんでいた、楽しめた時代のアルバムで。
自分にとってのストーンズをめぐる冒険の、青春のアルバムなのです。そして、もう二度と・・・まぁ、いいか。
アルバム・タイトルの様に、そしてライブでBステージへと伸びていったあの橋の様に。
あの頃、あの日、あの時。確実に。昨日から今日へと。今日から明日へと。自分の中でも橋が架かったのでした。

そうだね。
うん。まぁ。
こうして。こんなところで。
揃うこともあるんだよね。
合ってるだろう場所で。
ずれてしまった時間で。
お互いの。
偶然と必然が重なって。
これも巡り会い。
このままでは終わらせないから。
面白くないじゃない。つまらないじゃない。

こんばんは。
あっ、どうも。
これで良かったんですよね。
来てくれると思ってましたよ。
待っているはずの場所で。
辿り着けるはずの時間に。
お互いの。
偶然が必然に生れ変って。
これも巡り会い。
ここから何かが始るかもね。
小さくても。ささやかでもね。

明日に向って。
また橋を架けてみようか。
渡った先は。
あの頃とは異なるかもしれないけれど。

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2007/07/03 Tue *あの森で、あの庭で / The Rolling Stones

20070703beggarsbanquet


あの森で。
クリストファー・ロビンや。
熊のプーさんやロバのイーヨも。
遊んだであろう。
緑に覆われて。
木漏れ陽が差し込むあの森で。
ブロンドの天使は。
何を見て。何を聴いて。
何を感じ。何を想っていたのだろう。

『Beggar's Banquet』'68年リリース。
迷いの時代を通り抜け原点回帰したローリング・ストーンズの傑作アルバム。
儚げなブライアン・ジョーンズの微笑が印象に残るフランス盤を今回は載せてみました。
このアルバムに関してはもう多くを語る必要は無いと思われて。
ただ針を落として。そのサウンドに身も心も任せて。酔いしれてしまえば。それでいいと。
憧れの米国南部を見据えて。あらゆるものを吸収し消化し。自らのものとして。
ここから。このアルバムから。今に続く。迷い無きストーンズの歩みが始ったと。
その陰で。消え去ろうとしているブライアンの姿もまた感じとられるのですが。
ここに。このアルバムに至る歩みに於いてブライアンが成してきたことは間違いなく大きかったと。
「No Expectations」でのブライアンが奏でるスライド・ギターの響きに胸震わせながら思うのです。

あの庭で。
クリストファー・ロビンや。
熊のプーさんやロバのイーヨも。
寝転んだであろう。
芝生が敷き詰められて。
陽だまりに光が踊るあの庭で。
ブロンドの天使は。
何を見て。何を聴いて。
何を感じ。何を想っていたのだろう。

手にしたものを。
失ったものを。
出会った人々を。
去っていった後姿を。
歩んできた道程を。
進むべき道標を。
今は遠くにある喧騒を。
今ここにある静寂を。
戯れてしまった何かを。
愛するべきだった何かを。

あの森で。あの庭で。
ブロンドの天使が。
見たものに。聴いたものに。
感じたものに。そしてその胸の内に。
届かぬ想いを巡らせてみたくなる。
そんな夜が今年も更けていく。

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2007/06/23 Sat *表と裏 / The Rolling Stones

20070623tattooyou


そうか、そうか。
それは大変だよな。
うん、うん。
解るよ、解る。
あぁ、大丈夫だから。
任せておきなよ。
悪いようにはしないから。

そうですか、そうですよね。
それは大変でしたね。
ええ、ええ。
解りますよ、解ります。
まぁ、なんとかなりますから。
任せておいて下さいよ。
悪いようにはしませんから。

さてと・・・

『Tattoo You』'81年リリース。
頭のギター一発で、「Start Me Up」のイントロだけで勝負ありのローリング・ストーンズのアルバム。
如何にもストーンズなサウンドで。アルバムとしての完成度も高いのですが。
実はその素材はミック・テイラーが在籍していた'70年代からの様々なセッションからの寄せ集めで。
それらを数ヶ月スタジオに入っただけで仕上げてしまったと言う。究極のやっつけ仕事だったりします。
しかしまぁ。ここで甦らせなかったら。このアルバムに収められているナンバーは陽の目を見ることがなかったと。
まったくもって。捨て曲が(手を加えたとは言え)このレベルだったわけですから・・・恐るべしです。
「Black Limousine」の粘っこさとか。「Waiting On A Friend」の力強い切なさとか。ストーンズです。
そして「Little T&A」で。そのイントロと、ハハン、ハ~ン♪(笑)で。もう、それだけでいいと思わせてくれる。
そのキースの唯一無二の。とにかくそこにいて。ギターを弾いて。歌って。それだけで総てを許してしまえる。
その存在感の凄味が。やはり好きだなと。このアルバムでも表ジャケットはミックに譲っている(?)様に。
世間的にはストーンズの表の顔はミックなのでしょうが。裏の顔、キースあってこそのストーンズなのです。

あのね。
大変ですって。
拗ねてりゃ、泣いてりゃ。
誰かが何とかしてくれるなんて。
甘いんだな。大間違い。
だったらどうしたいんだい?
その為になにをするんだい?
自分の頭で考えて。
自分の言葉で話してみるんだな。
総てはそれからだ。

あのな。
大変なんだって。
困ってても。悩んでても。
誰も同情なんかしないんだな。
弱いんだな。大間違い。
だったらどう変えるんだい?
その為に何を感じるんだい?
自分の頭で考えて。
自分の心に聞いてみるんだな。
総てはそれからだ。

さてと・・・

見えている。
見せている。
表だけじゃわからないんだよ。
裏までたどり着けるかな。
裏の顔を引き摺りだせるかな。
そこにこそ真実があったりするんだよ・・・

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2007/06/10 Sun *それならそれで / The Rolling Stones

20070610aftermathuk


えっ?
なんだって?
そうなんだ。
皆考えることは同じなんだね。
予定外だけど。
それならそれで。
楽しみ方はあるからさ。
早くおいでよ。
ワインも冷えてるし。

『Aftermath』'66年リリース。
全14曲、初めてジャガー&リチャーズのオリジナル曲で占められたローリング・ストーンズのアルバム。
ジャケット違いの米国盤もありますが、やはりこの英国での4thアルバムが本来の姿かなと思います。
ブルースをソウルをR&Bを。カヴァーしながら消化して咀嚼して。エキスを吸い取って我がものとした。
兎に角。その結果がストーンズならではのサウンドに昇華されて。見事な輝きを放っています。
「Mother's Little Helper」「Lady Jane」「Under My Thumb」「Out Of Time」キラ星の如き珠玉の名曲群です。
そしてなんともエグく。10分を越えてのたうち回る「Going Home」をここでキメてみせる。
このエグさを。この時代に既に身につけていた。ここにストーンズならではの凄味を感じもするのです。
そんな輝きと凄味の陰で。ここまでバンドを牽引してきたブライアンの姿が見えなくなろうとしている。
そんな“余波”を生み出したアルバムでもあって。それならそれで。それでも転がったからこそのストーンズです。

ねぇ?
どうしようか?
そうだよね。
雨も激しいし。雷も鳴ってるし。
予定外だけど。
それならそれで。
過ごし方もあるからさ。
ゆっくりやろうよ。
ワインも冷えてるし。

予定外の出来事が続いた。
そんな余波に洗われた日曜日。
それならそれで。
楽しみ方もあれば。過ごし方もある。
そんな。
それならそれで、な。
そんな日曜日も好きだったりするのです。

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2007/06/01 Fri *空気を入れて / New Barbarians

20070601breatheonme


空気を入れて。
さぁ、いけるかな。
さぁ、いかなきゃ。
本当は。
そんなに強くない。
そんなに真面目でもない。
そんなに思ってもいない。
面倒だし、煩わしいし。
でも。でもね。
だから。
空気を入れてくれないか。
そう、その熱い吐息で。
そう、その熱い思いで。

『Breathe On Me』'80年リリース。
ロン・ウッドのかの名曲をタイトルに冠したニュー・バーバリアンズの2枚組ブートレッグ。
前年に行われたツアーから、メリーランドのラーゴでのライブを収録しています。
演奏も粗ければ、録音も粗くて。音質もそれなりで。でもそれが如何にもニュー・バーバリアンズ。
ダラダラと好き放題に演ってる様で。それでいてバンドなまとまり、一体感はしっかりあって。
ロンとキースの絶妙な掛け合い、馴れ合いは言うまでも無くて。
イアン・マクレガン、ボビー・キーズ、スタンリー・クラーク、ジガブー・モデリステと。
曲者揃いの錚々たる面子の生み出す間もまた絶妙にロンとキースに絡んでいく心地良さ。
まぁ、少しばかりタンリーが弾きすぎかな、なんて思ったりもしますが。
ロンとキースの、メンバーの。熱い呼吸が思いが。R&Rを楽しむその心意気が伝わってくるアルバムです。

空気を入れて。
さぁ、いけるかな。
さぁ、いかなきゃ。
本当に。
意気地はないし。
不真面目でいい加減だし。
強い思いなんてないし。
馴染んだり、溶け込むのは苦手だし。
でも。でもね。
だから。
空気を入れてくれないか。
そう、その熱い吐息で。
そう、その熱い思いで。

笑ってみせたいんだ。
手を引いてみせたいんだ。
背中を押してみせたいんだ。
折れそうな心を、思いを、支えてみせたいんだ。
なにより。
悪くはないぜって。
楽しくやろうぜって。
独りじゃないぜって。
そう伝えたいんだ。

だから。
空気を入れて。
さぁ、いかなきゃ。
さぁ、いけるかな。

さぁ、たのむ。笑ってみせろ。

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2007/05/05 Sat *こんな夜に / Ron Wood

20070505nowlook


こんな夜に。
昼間の熱気が残っている。
昼間の温もりが思い出される。
こんな夜更けは。
このままでは眠れそうも無い。

こんな夜に。
昼間の熱気を冷まして。
昼間の温もりを呼び覚まして。
こんな夜更けは。
このままもう少しこのままで。

『Now Look』'75年リリース。
サポート・メンバーとしてローリング・ストーンズのツアーに参加したロン・ウッド。
プロモーション効果を狙ってか、その全米ツアー中にリリースされた2ndソロ・アルバム。
ボビー・ウォマックが曲作りや制作にも参加して、全面的にロンをバック・アップしています。
元々ロンのギターは実にこう、リズム隊と一体になって粘っこく弾ける様な魅力があって。
その魅力がボビーのセンスと相まって。何とも心地の良いソウルフルなサウンドを聴かせてくれます。
曲によって昂ぶらされたり、安らぎを与えられたり。本当に緩急自在で。御機嫌な夜を過ごさせてくれます。
かっての盟友ロッド・スチュワートも後にカヴァーする「Big Bayou」での跳ねっぷりから、
後にセルフ・カヴァーする哀感溢れる「Breath On Me」への流れなんて、何度聴いてもゾクゾクします。

こんな夜に。
いつもと変わらない。
気の置けない空気があって。
いつもと変わらない。
酒と肴が迎えてくれる。

こんな夜に。
いつもと変わらない。
安らげるカウンターに腰掛けて。
いつもと変わらない。
想いで誰かを待っている。

こんな夜に。
いつもと変わらない。
足音が聞こえて。
扉が開いて。
貴女の笑顔が現れる。

こんな夜に。
いつもと変わらない。
温もりに包まれながら。
少し昂ぶって。とても安らいで。
こんな緩急自在で御機嫌な。
こんな夜更けが好きなんだ。

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2007/05/03 Thu *ただそれだけ / The Rolling Stones

20070503stickyfingers_1


ただそれだけ。
心の趣くまま。
心の命ずるまま。

ただそれだけに。
誘われて。
導かれて。

ただそれだけを。
手に入れて。
共にあって。

ただそれだけで。
歩めたら。
いられたら。

『Sticky Fingers』'71年リリース。
自らのレーベルからの第一弾となった、ローリング・ストーンズのアルバム。
冒頭のキースのギターを、「Brown Sugar」のそのイントロを耳にしただけで。
それだけで、ストーンズを好きで良かったと。そう思わせてしまう有無を言わせぬ説得力。
とにかくアルバム全体を通して、新たな時代の扉を開いて歩み始めたストーンズの姿に。
その溌剌として、自信と確信に満ち溢れた姿に。ただただ聴き惚れてしまうのです。
奇を衒うわけではなく。目先を変えるわけでもなく。ただただ深化していくその世界。
ミック・テイラーという新しい血を導入して。その血の流れを取り込んで。
『Beggars Banquet』で原点回帰して。そこから再び築き始めた世界をより強固にしています。
「Sway」「Wild Horses」「Can't You Hear Me Knocking」「Bitch」「Dead Flowers」・・・
これだけのナンバーがここに存在している。それでけでいいと。そうそれだけでいいと思ってしまいます。
そしてメンフィス・ソウルな「I Got The Blues」が今夜辺り、殊更に胸に沁みたりもするのです。
情感に溢れ、詩情に満ちたこのナンバー。ただそれだけなのですが。ただそれだけがいいのです。

ただそれだけ。
心の趣くまま。
心の命ずるまま。

ただそれだけに。
誘われて。
導かれて。

ただそれだけを。
手に入れて。
共にあって。

ただそれだけで。
歩めたら。
いられたら。

心のままに。
思いのままに。
好きなことを。
好きな人達と。
好きな場所で。
好きな時間を。

ただそれだけが。
いいのだと。
ただそれだけで。
いいのだと。

ただそれだけの。
得難さと。
有難さが。
胸に沁みるのです。

ただそれだけ。
簡単な様でいて。
とても難しいことだから。

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2007/04/23 Mon *立ち位置 / The Rolling Stones

20070422voltwo


立ち位置が異なれば。
おのずと。
見えるものも異なってくる。
見え方も異なってくる。
捉えられるものも異なってくる。
捉え方も異なってくる。
同じものを見てるのに。
同じものに触れているのに。

『The Rolling Stones Vol.2』'65年リリース。
英国での2ndアルバム、『The Rolling Stones No.2』に準じたローリング・ストーンズのドイツ盤。
ジャケットも(白枠はありませんが)選曲もその『The Rolling Stones No.2』と同一です。
計算高いマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムの戦略でもあったのか。
初期から米国市場を意識してアルバムを制作、リリースしていたストーンズだったりします。
このアルバムも米国での2ndアルバムと3rdアルバムを合わせたかの様な選曲になっていたりしますが。
英国でのヒット曲を含まない、その渋い選曲にこそ。実は初期ストーンズの矜持を感じたりもするのです。
オリジナルは3曲のみで。敬愛するブルースやソウルやR&Rのカヴァーを嬉々として我が物顔で演奏する。
そのまだまだ青くも、堂々とした姿こそが。英国の生んだ最高に“黒い”バンド、ストーンズなのかなと。
そして実に見事なスライド・ギターを披露しているブライアンの。バンドを牽引しているブライアンの。
未だキースやミックと並んでいた・・・否、一歩先んじていた。その立ち位置が鮮明に記録されてもいるのです。

立ち位置が異なるからこそ。
おのずと。
見えてくるものもある。
異なる見え方を知ることもある。
捉えられるものもある。
異なる捉え方を知ることもある。
同じものを見てるのに。
同じものに触れているのに。

かっての。
自分の立ち位置から。
相手の立ち位置から。
いまの。
自分の立ち位置から。
相手の立ち位置から。
見てみる。触れてみる。

異なっているけれど。
どこかで重なっていないかと。
どこかで通じていないかと。
同じ匂いがしないかと・・・ね。

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2007/04/17 Tue *語るなら / Keith Richards

20070417talkischaep


語るなら。
己の言葉で。
己の姿で。
己の背中で。
己の腕で。
己の指で。
語ってみせろ。

『Talk Is Cheap』'88年リリース。
この指で。このリングで。語ってみせたキース・リチャーズの初めてのソロ・アルバム。
ストーンズとして活動できなくて。鬱憤が積もり重なって。もうやるしかないと。
ただとにかく弾きたいんだと。ただとにかく皆と楽しみたいんだと、演りたいんだと。
ただそれだけ。ただそれだけの思いを。ただそれだけの志を。ただそれだけの心を。
己の言葉で。そうこの指とリングが弾き出す御機嫌なリフや、フレーズで語ってみせたのです。
いい塩梅で腰が落ちて、絶妙な間に満ちて。そしていい心地で跳ねる。その語り口を耳にしたら。
もう他に何もいらないと。他の言葉などいらないと。キースの言葉だけに酔いしれてしまうのです。
己の言葉で語れれば。誰からもガタガタ言われず。己自身もガタガタ言う必要は無いのです。

語るなら。
己の言葉で。
己の姿で。
己の背中で。
己の腕で。
己の指で。
語ってみせろ。

ガタガタ言われたくないなら。
ガタガタ言いたくないなら。
己の思いを。
己の志を。
己の心を。
己の言葉で。
語ってみせろ。

それも出来ないのに。
それが出来ないからと。
誰かの言葉を奪ってしまう。
誰かが語る口を封じてしまう。

そんなことは許されない。
そんなことは許しはしない。
己の言葉で。
そう語り続けたい。
そう語り続けよう。

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2007/03/28 Wed *なるように / The Rolling Stones

20070328letitbleed


なるように。
そう。たぶん。
何事も。
なるようになる。
単純に考えても。
複雑に思い案じても。
一本道を進んでも。
脇道に逸れたりしても。
でる答えも。たどり着く先も。
なるようにしかならなかったりする。

『Let It Bleed』'69年リリース。
喧騒と激動の'60年代の終りに相応しく。硝煙と血の匂いが漂うローリング・ストーンズのアルバム。
絶望的な虚無感を身に纏いつつも、何ものからも目を逸らさぬ強固な意志を併せ持つ。
そんなストーンズの、キースとミックの強かさ、しぶとさが地の底から沸き上がってくるかの如く迫ってきます。
ブライアンの解雇と悲劇的な最期。そしてミック・テイラーの加入と。激しく揺れ動き変化していく渦中にあって。
ライ・クーダーやレオン・ラッセル等のゲスト・ミュージシャン達を飲み込んで、骨の髄までしゃぶり尽くして。
米国南部への、ブルースへの回帰を進めながら。飽く無く追い求め、突き詰めて。その奥へ、その先へと。
'60年代のストーンズの集大成でありながら'70年代のストーンズの原点たるサウンドを創りあげているのです。
「Gimme Shelter」「Midnight Rambler」に漲る危機感、「Live With Me」の性急な切迫感もさることながら。
タイトル曲、ストーンズならではのルーズなこのナンバーからも血の匂い、緊迫感が漂うところに凄味を感じます。

なるように。
そう。たぶん。
何事も。
なるようにできる。
単純に考えようが。
複雑に思い案じようが。
一本道を進もうが。
脇道に逸れてみようが。
でる答えも。たどり着く先も。
なるようにすることができる。

なるようにできる。
そう。たぶん。
何事も。
血を流す覚悟があるならね。

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2007/03/09 Fri *されど / The Rolling Stones

20070309itsonlyrr


されど。
そうさ。
たかだか。
それだけのこと。
届くところだけ。
解るところだけ。
その中でだけ。
だけど。
それだけでいいの。
外へ。先へ。僅かでも。
されど。
その一歩を。

『It's Only Rock 'n Roll』'74年リリース。
製作途中でプロデューサーのジミー・ミラーが去り、そしてリリース後にはミック・テイラーが脱退してと。
結果としてはバンドの転換期に位置することとなったローリング・ストーンズのアルバム。
この僅か2年前にはあれだけ米国南部に根差した『Exile On Main St.』をリリースしたストーンズですが。
なんとフィリー・ソウルのグループであるブルー・マジックをコーラスに迎えたバラードがあったり。
レゲエを意識したかの様なナンバーや、もろにファンクを感じさせるナンバーもあったりして。
煌びやかに。そして妖しく毒々しく。南部の太陽の下を抜け出し、都会の夜の中へとその歩みを進めています。
そんな中で。アルバムの中央に鎮座して全体を引き締めているのが、正にストーンズなタイトル曲ですが。
この“たかがR&R、されどR&R”というストーンズだからこそのアンセムの源泉が当時はフェイセズのロニーで。
その1stソロ・アルバムのセッションで基となるトラックが録音されていたりして。もう既に次が見えていたりして。
そう思うと「Time Waits For No One」におけるテイラーのギターが何とも切なくてならないのですが・・・
まぁ、そこは“たかがR&R、されどR&R”なる、ある意味での反則技には敵わなかったんだろうなと思うのです。

されど。
そうさ。
たかだか。
それだけのこと。
僅かでも外へ。
僅かでも先へ。
その中から。
だから。
それだけじゃおさまらない。
届くかな。解るかな。震えても。
されど。
その一歩を。

されど。
僅かでも。
震えても。
されどであること。
されどでいること。
心無くさぬようにと。

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2007/02/07 Wed *見せてみろよ / The Rolling Stones

20070207dirtywork


信じられないな。
その笑顔の裏側に。
その言葉の裏側に。
隠しているものが。
あるだろう。
どんなに塗っても。
どれほど重ねても。
見え隠れしてるものが。
顔を覗かせてるものが。
あるんだよね。
さぁ、見せてみろよ。

『Dirty Work』'86年リリース。
そのジャケットが象徴している様に、キースが中心となって創り、その出来に100%満足していると言い切った。
そんなキースズ・アルバムとも言ってしまえるローリング・ストーンズのCBS移籍後の初めてのアルバム。
移籍第一弾となるにも関わらず、レコーディング中にミックがソロ・アルバムをリリース、プロモ活動も忙しくて。
度々中断されることに業を煮やしたキースが様々なゲストを迎えつつ孤軍奮闘して完成に漕ぎ着けたと。
故にか「One Hit(To The Body)」「Fight」そしてタイトル曲と。ギターがバンドを牽引するR&Rが目立っています。
そして「Too Rude」「Sleep Tonight」とキースが1枚のアルバムで2曲歌う様になったのもこのアルバムからです。
てな訳で、キース派(笑)の自分としては好きなアルバムなのですが・・・ミックのヴォーカルが何だか、その。
投げ遣りな感じがして(苦笑)、如何なものかと。かなり本気でストーンズでの活動に嫌気がしてたかなとか。
なんにしろ「One Hit(To The Body)」のクリップでのキースとミックの激しいバトル(?)もあったりして。
ストーンズの行く末が案じられてなりませんでした。だからこそ余計にラストのスチュのピアノに泣けたりして・・・

信じられないかな。
こっちだって笑顔の裏側に。
そう、この言葉の裏側に。
隠しているものがあるんだ。
秘めているものがあるんだ。
どんなに抑えても。
どれほど潜めても。
飛び出しそうなものが。
弾けだしそうなものが。
あるんだよね。
さぁ、味わってみるかい。

隠しているその手を。
見せてみろよ。
決して自分の手を汚さない。
汚れる役回りはしない。
その汚れた手を。
見せてみろよ。

そうすれば。
こっちも。
心置きなく。
隠している奥の手で。
一撃を喰らわせてやるからさ。
闘ってやるからさ。

だから。
隠さずに。
逃げずに。
見せてみろよ。

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2007/01/22 Mon *また・・・ / The Rolling Stones

20070122comindownagain


また・・・
しかたない。
なんて思えなくても。
そう思うしかないよな。
それにしても。
また・・・
見送らなきゃならないなんて。
また・・・
こんな気分に陥るなんて。
もう・・・
何だか泣くことも出来やしない。

『Goats Head Soup』'73年リリース。
ジャマイカで録音されロンドンで仕上げられたローリング・ストーンズのアルバム。
プロデューサー、ジミー・ミラーにとっては最後のストーンズ作品ともなったアルバム。
あの「Angie」が収録されていることもあってイギリスでもアメリカでも1位になっています。
ただアルバムとしてはどことなくまとまりに欠ける・・・何だかふわふわと漂っている様な感じで。
R&Rも、ミディアムも、バラードも。いい曲が揃っているのですが。どうも“音”には迷いがあるかなと。
『Exile~』で米国南部への憧憬を突き詰めて。さてと、と。“次”を探している気配が漂っている気がするのです。
だからこそ『Beggar's Banquet』以来貢献大だったジミー・ミラーもここでお役御免だったのかなと。
そうは言っても「Doo Doo Doo Doo Doo(Heartbreaker)」とか「Silver Train」とか大好きだったりしますが(笑)。
そしてキースの歌う「Coming Down Again」・・・どうにもやりきれない、そんな時は本当に心に沁みるのです。
で、「Star Star」・・・こんなシンプルなR&Rがやはり、いつでも。今も。また・・・本当に効くのです。いいなぁ。

また・・・
やりきれない。
思ってもどうしようもない。
それでも思ってしまう。
それにしても。
また・・・
お別れしなきゃならないなんて。
また・・・
こんな気分に沈んでいくなんて。
もう・・・
何が悲しいのかも解りゃしない。

だから。
いつもの様に。
R&Rを聴きながら。
そう。
いつもと同じで。
R&Rに溺れながら。
また・・・
何も変わらない振りをして。
何かをやり過ごそう。
何かを噛締めていよう。

また・・・
歩き始めるその時まで。

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2007/01/04 Thu *好きなものは / The Rolling Stones

20070104rolling


好きなものは好き。
いいものはいい。
それだけのことでしかない。
それだけは譲ることはできない。
いままでも。これからも。
そう。変わることなどありはしない。

『Rolling Berry's』'83年リリース。
チャック・ベリーの自作曲やレパートリーをカヴァーしたローリング・ストーンズのナンバーを集めた編集盤。
当時デッカ音源の権利を持っていた日本のロンドン・レコードが乱発していた日本独自編集盤の一枚です。
とにかく何でもありって感じで。企画意図の解らないものも結構ありましたが。今となってはまぁ貴重かも。
このアルバムは勿論、徹頭徹尾チャック・ベリーで。これだけ纏めて聴けるのは他には無いので便利ですが。
聴いてて思うのはとにかくストーンズは、キースはチャックが大好きなんだなぁってことですが。
そして。そんなストーンズが、キースが自分は大好きなんだなぁってことも改めてしみじみ思うのです。
好きなものは好き。いいものはいい。そんな単純で。でもとても大切なことを年の初めに再認識したりしています。
ところで裏ジャケットにチャックに対するミックのコメントが載ってるのはいいとしても・・・
何でジョン・レノンやジョージ・ハリスンのコメントが載っているんだと。キースのコメントは載っていないのに。
この辺りのセンスの欠如が折角獲得したRCサクセション(清志郎)にも愛想を尽かされて。
あっという間に消えてなくなってしまった。トホホなロンドン・レコードらしさではありますが。やれやれ(苦笑)。

好きなものは好き。
いいものはいい。
それだけのことでしかないのなら。
それだけは譲ることはできないのなら。
いままでよりも。これからはもっと。
そう。変わることなどありはしないのだから。

好きなものはもっともっと好きに。
いいものをもっともっと抱きしめて。
そう単純に。そう大切に。
そうやって転がり続けようと思うのです。

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2006/12/28 Thu *この宴を / The Rolling Stones

20061228beggarsbanquet_1


今年もまた。
去年と同じ様に。
こうして集まって。
こうして飲んで。
こうして語って。
こうして笑って。
いつもと変わらない宴を。
いつもと変わらないみんなで。

でも。
変わらないものなどないことを。
失われないものなどないことを。
みんな知ってしまった。
みんな分かってしまった。
いつももいたから。
いつまでもいてくれると。
あたり前の様に思っていたのに・・・

『Beggar's Banquet』'68年リリース。
混迷の時期を通り抜け心機一転、原点回帰したローリング・ストーンズのアルバム。
(今回はタイトルを体現した?内ジャケットを見開きで載せてみました)
ブルースへ。カントリーへ。アコースティックな響きも印象的に。目指すもの鮮明に。
より深く。より濃く。米国南部への憧憬を抱きながら。より確かに。より揺ぎ無く。自らの立ち位置を定めて。
ワイルドで、ラフで、タフで。そして一点の曇りも無く。大きなうねりを生み出しながら再び転がり始めています。
聴けば聴くほどに。込められた想いに、見せつけられた底力に。唯々心動かされ、唯々心揺さぶられます。
このアルバムを作れなかったらストーンズも今転がってはいなかった。そう思わせる、それだけのアルバムです。
そして事実上、ブライアンが参加した最後のアルバム(『Let It Bleed』にも参加曲はありますが)でもあって。
「No Expectations」におけるブライアンのスライドは何故か年々聴く度に胸に迫ってくるものがあったりします。

だから。
変わってしまったものを想い。
失われてしまったものを偲んで
それでも。
変わらないものがあることを噛み締めたから。
失われていないものがあることに胸震わせたから。
あたり前の顔をして。あたり前の様に。
いつまでも・・・

来年からもまた。
今年と同じ様に。
こうして集まって。
こうして飲んで。
こうして語って。
こうして笑って。
いつもと変わらない宴を。
いつもと変わらないみんなで。

この宴を。
続けていこう。
せっかくだからね~。

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2006/12/26 Tue *十二月の子供 / The Rolling Stones

20061226decemberschildren


十二月の子供だから。
寒さになんか負けはしない。
冷たい風にもたじろぎはしない。
体が凍えてしまいそうな日も。
心が震えてしまいそうな日も。
両手を握り締めて。両足を踏ん張って。
そうさ。今日だって。
ここに。いま。こうして。立っているんだ。

『December's Children(And Everybody's)』'65年リリース。
様々なマテリアルを集めてリリースされたローリング・ストーンズの米国での5thアルバム。
英国ではEPでリリースされていた曲から当時の未発表曲なども収められています。
恐らくは「Get Off Of My Cloud」「As Tears Go By」、2曲のシングル・ヒット曲を目玉に。
クリスマス・シーズンを狙った(タイトルからも解るように12月リリース)販売戦略だったかなと。
純粋なオリジナル・アルバムとしてカウントしていいのかと疑問はあったりしますが。
選曲が地味ながらも個性的な曲者揃いの感じがあったりして独特の味わいがあります。
そして何と言ってもこのジャケット(とタイトル)のカッコ良さがストーンズらしくて好きだったりするのです。

十二月の子供だから。
寒さになんか負けはしない。
冷たい風にもたじろぎはしない。
体が凍えてしまいそうな日も。
心が震えてしまいそうな日も。
両手を握り締めて。両足を踏ん張って。
そうさ。今日だって。
ここに。いま。こうして。立っているんだ。

そして。今日も。
ここで。いま。こうして。側にいて。
温めてくれる。
抱きしめてくれる。
同じ十二月の子供がいてくれる。
そして。今日も。
どこかで。いま。こうしてる時も。どこかで。
見てくれている。
思っていてくれる。
みんながいてくれる。

だから。明日からも。
ここに。これからも。こうして。立ち続けていられるんだ。

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2006/12/19 Tue *裏がある / The Rolling Stones

20061219morehotrocks


表からでは。
見えないものもある。
表だけでは。
解らないこともある。
表には現れない。
事情があって。感情もある。
そんな世界があることを。
知ってる方が巧くいく時もある。

『More Hot Rocks (Big Hits And Fazed Cookies)』'72年リリース。
『Hot Rocks』で一山当てたアレン・クラインが更なる山っ気を出して企画したローリング・ストーンズの編集盤。
『Hot Rocks』から漏れたシングル曲に米国版アルバムに未収録だった曲や未発表曲を引掻き集めて全25曲。
ネガ状態のジャケットが象徴する様にストーンズの表には出なかった裏の顔、裏ベスト的な2枚組となりました。
今となっては特に珍しいテイクも無く、曲順にも何らかの主張があるわけでも無く。面白みには欠けますが。
当時はやはり米国のファンにとっては泣きどころを押さえられたか全米9位と、なかなかに売れた様です。
まぁ、裏ベスト、裏の世界だけで2枚組を聴かせてしまうところにストーンズの懐の深さが出てるかなと。
キースのギター、ミックのヴォーカル。ストーンズが聴こえてくればいつだってそれだけでワクワクするのですが。
時には普段なかなか耳にしない様な、そんなストーンズを楽しめるこんなアルバムもいいかなと思います。

表から。
見えるものが総てだと。
表だけで。
総てを解ったと。
表の世界だけに。
事情や感情があると。
裏なんて存在しないと。
思い込んでいる方が幸せな時もある。

どっちもどっち。
でもなべて。
物事には。
裏がある。
いざって時は。
裏を知ってる。
裏を押さえてる。
裏を使える。
その方がなんとかなったりする。

裏を知りすぎてるのも。
それはそれで問題があるけれど(苦笑)。

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2006/12/18 Mon *あなたがいるから / The Rolling Stones

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あなたがいるから。
ぼくがいる。
あなたがいるから。
あなたのリフに。
誘われて。背中を蹴られて。
突き動かされて。励まされて。
今も歩き続けているんだ。
今も転がり続けているんだ。

『The Rolling Stones』'64年リリース。
今も転がり続けるローリング・ストーンズ。その轍を初めて印した英国での1stアルバム。
「Come On」でデビューしてから10ヶ月。満を持してリリースされました。
アルバム・タイトルも、バンド名すらジャケットには印字されていない。
そこにストーンズの自信と、ある種のしたたかな戦略すら感じてしまいます。
ジャケットも。そして敢えてヒット曲を外した選曲も。その新人(!)らしからぬ渋さがストーンズです。
チャック・ベリー、マディ・ウォーターズ、ボ・ディドリー、ジミー・リード、スリム・ハーポ、ルーファス・トーマス・・・
敬愛する先達たちのR&Bやブルースのカヴァーを嬉々として演りながらも。
そこには既に。ストーンズならではの“間”と“うねり”が産声を上げているのが感じられます。
ストーンズが転がる原動力となったそれらを産み出しているのがブライアンとキースの弾き出すリフで。
まだ未成熟だったキースの引き出しを引っ張り出したのはブライアンの天賦の才だったのかなと。
そして今も昔と変わらずに。最高のリフを弾き出し続けるキースがいることに改めて痺れるのです。

あなたがいるから。
ぼくがいる。
今夜も。
思わぬ事態に陥った。
そんな眠れぬ夜も。
あなたのリフに。
誘われて。背中を蹴られて。
突き動かされて。励まされて。
ぼくはこうして。
笑っていられる。明日を見ていられる。

そして。
あなたがいるからと。
現在形で語ることが出来る。
そのことが。
たまらなく。
幸せに感じられるのです。

Happy Birthday Keef !!!
Keef Riff Hard !!!

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2006/12/07 Thu *転がり続けてみましょうか / The Rolling Stones

20061207hotrocksmonth


落ち着いたと。
これでいいかと。
ここでいいかと。
思い定めたと。
心を決めたと。
それで間違いは無いと。
そのはずだったのだけど。
またぞろ。なにやら。
とんとん。つんつん。
転がれってか。

『Hot Rocks 1964-1971』'72年リリース。
自らのレーベルを設立してデッカ・レコードを離れたローリング・ストーンズ。
デッカに残した作品の権利は悪名高きアレン・クラインの手に渡ることになって。
しかも何故かストーンズ・レーベルでリリースされた「Brown Sugar」「Wild Horses」も押さえられて。
そんな事情からその2曲も含む21曲で編集されアレン主導でリリースされた2枚組ベスト・アルバム。
「Time Is On My Side」で始って「Let's Spend The Night Together」で終わる1枚目から。
「Jumpin' Jack Flash」で始って「Wild Horses」で終わる2枚目までを聴き通すと。
'60年代を駆け抜け、転がり続けたストーンズの刻んだ轍がくっきりと脳裏に刻み込まれます。
「Midnight Rambler」が『Get Yer Ya-Ya's Out!』からライブ・ヴァージョンで収録されていて。
この曲はライブ・ヴァージョンがオリジナルより数段カッコ良いと思っているので。個人的にはそこがいいかなと。

落ち着いたら。
これでいいやと。
ここでいいやと。
思ってしまったら。
決めてしまったら。
納得したつもりでいたけれど。
納まりきらなくて。静まらなくて。
またぞろ。なにやら。
うずうず。わくわく。
転がりだそうぜと。

仕方ないなぁ。
まぁ。
澱んで沈むには。
未だ早いかも知れないし。
こうなりゃとことん。
転がり続けてみましょうか。

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2006/10/29 Sun *やっぱり、これだね / The Rolling Stones

20061029throughthepast


そりゃ。
旅先は旅先で。
楽しいし。面白いし。
美味しいし。旨いし。
ちょっとした。
小旅行なんて好きなんだけど。

でも。
やっぱり。
地元なんて言うのは。
ちょっと口幅ったいけど。
いつもの街に帰ってきて。
いつもの店の扉を開けて。
馴染んだカウンターに腰掛けて。
気の置けない空気の中で。
ジャックを一杯。
やっぱり、これだね(笑)。

『Through The Past,Darkly(Big Hits Vol.2)』'69年リリース。
八角形の変形ジャケットが印象的なローリング・ストーンズのベスト・アルバム。
英国盤と米国盤では選曲も曲数も異なりますが、英国盤がやはりいいかなと。
ヒット曲でもなく、年代的にも外れてる「You Better Move On」が収録されていて。
リリース前に亡くなったブライアン・ジョーンズへの哀悼の意思も感じられるし。
なんと言ってもアルバムの頭が、針を落としたら聴こえてくるのが、あのイントロ。
「Jumpin' Jack Flash」が一発目ってのが最高に御機嫌でいい感じなのです。
デッカ、ロンドン時代のベスト・アルバム、編集アルバムは星の数ほどありますが。
やっぱり、これだねの一枚はこのアルバムだと思うのです。好きです。

そうさ。
ここは負けられないとか。
ちょっと決めなきゃとか。
しんどいけど。きついけど。
いかなきゃって時。
何か聴いて気合入れようと。

そうさ。
やっぱり。
この曲だよな。このバンドだよな。
あまりにもベタだなとは思うけど。
いつもこの曲に励まされて。
いつもこの曲に乗せられて。
腰で膝でリズムを刻んで。
心にパワーを溜め込んで。
さぁ、いこうぜ。
One、Two !
やっぱり、これだね(笑)。

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2006/09/29 Fri *どうにかこうにか / The Rolling Stones

20060929bigabang


気紛れで。
飽きっぽくて。
根気は無いけど。
気が多い。
だから三日坊主で。
何事も続かないのだけど。
どうにかこうにか。

『A Bigger Bang』'05年リリース。
まだまだ転がり続けそうなローリング・ストーンズ、アナログでは2枚組のレイテスト・アルバム。
ここへきて随分とまた。大胆に削ぎ落として、搾って搾って。そして余計な加工はせずに。
シャープに、ストレートに。そしてラフに。ストーンズの何たるかが、その骨格が見えたアルバム。
'40年以上演ってきて。60歳をも超えて。これができる。これを聴かせてしまう。
そして聴いてる時にはそんな時の流れなんて一切感じさせない。やっぱりカッコいいやね。
ストーンズにもかなり辛い厳しい時期もあって。どうにかこうにかの面もあるのだろうけど。
これから先も。俺等の前を。転がり続けて欲しいなと。否、転がり続けてくれるでしょう。

何かあると。
不貞腐れる。
何か起きると。
気が滅入る。
何か言われると。
臍を曲げる。
何か言われても。
素直に受け止めない。
打たれ弱くて。
天邪鬼で。
だから継続する、持続させる。
なんて大の苦手なんだけど。
どうにかこうにか。

このレコード日記を主とした。
サイトだけは2年間続きました。
とりあえず3年目も。
どうにかこうにか。
転がっていこうと思います。

ご贔屓に。

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2006/09/20 Wed *そろそろ / Ron Wood

Ron001

そろそろ歩きだそう。
でないとこのまま。
澱みに身も心も沈んで。
浮かび上がれなくなってしまいそうだから。
それもよかったかな?
でもやっぱりできないな。

失ったものがある。
消えてしまったものがある。
戻ってこないものがある。
それは間違いない。
それは夢なんかではない。
それでも。

『I've Got My Own Album To Do』'74年リリース。
いいよなぁ、このジャケット。このはにかんだ微笑が総てを表してるな。
未だフェイセスのメンバーだったロン・ウッドの1stソロ・アルバム。
フェイセスのメンバーも。そしてキースやミックも。そして他にも仲間がいっぱい。
何よりも酒代がかかったと言うレコーディングの御機嫌な雰囲気が。
そのまま捉えられた最高にダルでファンキーでいかしたアルバム。
いつも手元にあって。いつでも聴けるようにしている。そんなアルバム。
何があっても。ロンの微笑が。腰の据わった陽気なサウンドが。
それらが引っ張り上げてくれる。引きずり出してくれる。歩き出させてくれる。
御機嫌でいかした仲間を集めてしまう、囲まれてしまう。
御機嫌でいかした仲間が放っておけない。そんなロンが大好きだったりする。

そろそろ歩きだそう。
まだまだおぼつかないけど。
澱みに足をとられることもあるけど。
浮かび上がろうって気持ちだけはあるんだ。
取敢えずそれだけでもね。
できることからね。

失ったものがある。
消えてしまったものがある。
戻ってこないものがある。
それは間違いない。
それは夢なんかではない。
それでも。

思ってくれている。
待っていてくれる。
心配してくれている。
笑っていてくれる。
そんなものがある。
それも間違いない。
それも夢なんかではない。
それだから。

そろそろね。

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