カテゴリー「004 Soul,Funk,Jazz」の記事

2017/04/08 Sat *絆、繋がり / Four Tops

20170408fourtopsgreatesthitsukmono


絆。
繋がり。
そんなものは。
あまり。
考えたこともなく。

来るものは。
選り好みして。
去るものは。
追わずで。
やってきた。

元来。
人見知りで。
どうやら。
好き嫌いも激しくて。
それでいいと。

実際。
強がるわけでもなくて。
誰かが去ろうと。
誰かと別れようと。
大して気にも留めなくて。

その瞬間は。
暫くは。
気になっても。
直ぐに忘れてしまって。
忘却の彼方。

それでいいと。
そう思ってきたのだが。
ふと。
誰かの、奴等の。
顔が浮かぶこともあるのだと。

『Greatest Hits』'68年リリース。
英国独自編集によるフォー・トップスのベスト・アルバム。
このジャケットが、いいですよね。もう歌声が聴こえてきそうで。
ハイ・スクールの同級生4人で結成されたフォー・トップス。
元々はジャズを歌っていて。チェスなどと契約して活動していたものの。
長らく芽が出なくて。ソウルに転向して。モータウンに移籍して。
ドジャー=ホランド=ドジャーと運命的な出会いを果たして。
ヒット曲を連発して。一躍、モータウンを代表するグループとなりました。
このアルバム、全16曲中、14曲がドジャー=ホランド=ドジャーのナンバーで。
如何にモータウンを代表するソングライティング・チームと息が合っていたのかと。
「I Can't Help Myself」「Reach Out I'll Be There」「Standing In The Shadows Of Love」、
更には「Baby I Need You loving」「Barnadette」などなど。珠玉の名曲の数々。
男らしく、伊達な正統派であるリーヴァイ・スタップスの溌溂とした歌声と。
そんなリーヴァイを一体となって盛り上げる他の3人による絶妙なコーラス。
流石は年季が入っているなと。4人の強くて深い絆を感じてしまいもします。
テンプターズが柔だとすると、フォー・トップスは剛かなと思うのですが。
その剛なところを支えている、芯を通しているのはその絆、その繋がりかなと。
言ってしまえば、体育会系それも男子高校の匂いが漂うグループなのですよね。
その生真面目さと潔さが魅力であり、時に少し物足りないところでもあるのですが。
フォー・トップスはオリジナル・メンバーで長く活動を続けたことでも有名で。
そんなところにも、4人の絆の強さ、深さを感じますが。今では3人が鬼籍に入って。
1人残ったリーダーが若いメンバーと共にフォー・トップスとして活動しているのだとか。
そこにも。残された者の。他の3人に対する思いを感じてしまうのは。感傷が過ぎるかもですけどね。

絆。
繋がり。
そんなものに。
あまり。
興味も持てなくて。

来るものでも。
拒む時は拒んで。
去るものは。
いつでも追わずで。
やってきた。

元来。
気分屋で。
どうにも。
人付き合いも苦手で。
それがどうしたと。

実際。
それに慣れてしまったのか。
誰かが消えようと。
誰かと切れようと。
大して気にすることもなくて。

相手によっては。
暫くは。
気になっても。
直ぐに興味をなくして。
それっきり。

それで構わないと。
いまも、そう思っているのだが。
ふと。
誰かの、奴等の。
顔が過ることもあるのだと。

いつかの日。
いつかの日々。
同じ場所で。
同じ時間を。
過ごして。

時を忘れて。
飽きもせず。
つるんで。
遊んで。
悪さして。

何を。
成すわけでも。
何者にも。
なるわけでもなく。
ただそれだけで。

無為で。
無駄な。
そんな。
それだけの。
時間を過ごした。

そんな。
それだけの。
絆とも。
繋がりとも。
呼べない関係。

普段は。
忘却の彼方で。
思い出しもしない。
そんなもの。
それだけのもの。

だけど。
ふと。
そんな。
それだけの。
誰かとの。奴等との。

絆。
繋がり。
そいつが。
浮かぶことも。
過ることもあるのだな・・・



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2017/04/07 Fri *いいことも、悪いことも / Aretha Franklin

20170407loveallthehurtaway


いいことも。
悪いことも。
どっちも。
総て。
ひっくるめて。

引き受ける。
受け止める。
それしかないと。
そう言うことだと。
やっと気づけた。

いいこと。
それも。
自分にとって。
いいことだけ。
それだけを見ながら。

生きようと。
そんなことを。
思っていたら。
随分と。
遠回りして。失って。

それはそれで。
それが必要だった。
そうしないと。
どうしようもなかった。
そうだとしても。

もう。
そうだな。
総てを。
自分を傷つけてきたものも。
認めてしまおう。

『Love All The Hurt Away』'81年リリース。
アレサ・フランクリンのアリスタでの2枚目のアルバム。
邦題は『思い出の旅路』だったとか。わかった様な、わからない様な。
アトランティック時代は無敵のソウル・クイーンとして君臨していたアレサですが。
'70年代中頃からは、商業的には苦戦していて。それも原因の一つとなったか。
その路線にも迷いが生じて。試行錯誤を繰り返して。アトランティックとは契約切れに。
アリスタに移籍して心機一転を図るも。前作辺りは迷いが感じられたのですが。
このアルバムでは。随分と吹っ切れたと言うか。覚悟を決めたと思われるものがあって。
おそらくは。制作とか、更には商業的な戦略とかは、もう任せましたと。
ただ歌うだけ。その歌声を聴かせることにだけに専念したのが功を奏したのかなと。
そう。アリフ・マーディンのプロデュースに総てを委ねていて。
故に、全体的に派手さには欠けるし。サウンドはこの時代らしくチープなものもあるけれど。
兎に角。アレサの歌声だけは。何とも堂々としていると言うか。迫力と貫禄たっぷりで。
これでどうだと。文句があるかと。文句は言わせないと。そんな凄味すらあるかな。
「Hold On I'm Comin'」も「You Can't Always Get What You Want」も。
どんなナンバーも。アレサが歌えば。アレサのナンバーに、アレサのソウルになるのだと。
「Love All The Hurt Away」でのジョージ・ベンソンとのデュエットでもジョージを圧倒。
ここでの自信が。後のジョージ・マイケルや、アニー・レノックスとのでシュエットにと。
何を今更とは思いますが。流石のアレサでも。迷いの時代には傷つきもしただろうし。
弱気になったこともあったとか。そんな悪いこと、負の面をも認めることで。
そうして再生し、新たな道へと踏み出せたのかなと。そう考えると邦題もありかな。
ただアリスタ時代は。どうも力業に頼り過ぎている感が拭えなくもあるのですけどね。

いいことも。
悪いことも。
どっちも。
纏めて。
何でもかんでも。

向き合い。
直視する。
それしかないと。
そう言うことだと。
やっと思える様になった。

いいこと。
それも。
自分にとって。
いいことだけ。
それだけを絶対として。

生きるのだと。
そんなことに。
拘っていたら。
相当に。
喧嘩して。損なって。

それはそれで。
そうするしかなかった。
そうしないと。
生きてこられなかった。
そうだとしても。

もう。
そうだな。
纏めて。
自分を傷つけてきたものも。
愛してしまおう。

それなりに。
長く。
折れ曲がった。
道程の。
その途中には。

喜びもあれば。
悲しみもあり。
怒りもあり。
傷つけもすれば。
傷つきもして。

何かを。
得て。
失って。
築いて。
損なって。

そうして。
ここまできた。
そうして。
ここにたどり着いた。
悔いはしないけれど。

もう。
いいだろう。
向き合い、直視して。
引き受けよう。
受け止めよう。

総てが。
あって。
だから。
ここに。
いまあるのなら。

いいことも。
悪いことも。
どっちも。
認めてしまおう。
愛してしまおう。



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2017/04/06 Thu *どこまで / Donny Hathaway

20170406extensionofaman


どこまで。
行けるのだろう。
未だ。
行けるはずだと。
そうは思うのだけれど。

ここで。
終わりだとは。
ここが。
総てではないとは。
そうは感じているのだけれど。

この先。
ここから先。
行けるのかと。
行こうと思い続けられるのかと。
疑問が浮かぶ。

そこまでの。
力が。
この。
身に、心に。
残っているのかと。

悲しいかな。
疑わざるを得ない。
そんな季節を迎えている。
それでも。
それでもと。

未だ。
行けるはずだと。
可能性は残っているのだと。
それを信じようと。
そいつに賭けようと。

『Extension Of A Man』'73年リリース。
ダニー・ハサウェイ、最後のスタジオ・アルバム。
ダニーはこの頃、27歳くらいだったのかな。ここで極めてしまった。
それ故に。この後は行き詰って。そして生き急いでしまったのか。
それを考えると。何とも悲しくて。何とも切ないものがあるのですが。
意表を突くオーケストラによるインストで始まるこのアルバム。
いつ針を落としても。その素晴らしさ、その輝きに心を奪われてしまいます。
ダニーの歌声、ダニーの描く世界。そこには希望の匂いがするのです。
決して能天気ではなく。諦念や、時に絶望を感じながら、抱きながら。
それでも諦めずに。前を向こう、先へ進もうとする。その意思に溢れているのです。
繊細で内省的だったダニー故に。その闇が垣間見える様な陰鬱なナンバーもあり。
しかし。そこには深く考え、思い。そして闇の中に一筋の光を見出そうとする。
そんなダニーの姿が浮かび上がるのです。本当に稀有な才能の持ち主だったのですよね。
その歌声、そして奏でられるエレクトリック・ピアノの響き。
静かで、そして力強い生命力が宿っているのです。そのしなやかなしたたかさ。
師でもあったカーティス・メイフィールドをも凌駕するものを感じるのですが。
そこへ到達するのが、あまりに早すぎたのか。総てを見てしまったのか。
邦題の『愛と自由を求めて』と言うのは安易に過ぎると言うか、どうかな、と思いますが。
人類の可能性、未来を信じていた。信じようとしていたダニー。
聴く者にも、それを信じさせる力を持っていたダニー。その眩くも優しく温かい世界。
ダニーだからこそ描けたのでしょうが。現実の世界とのギャップ。それを考えてしまった。
その時に。希望の光は、絶望の刃となって。ダニー自信を刺し貫いてしまったのかと。
前を、先へ。その意思を持ち続けること。信じ続けることの難しさを思わされもするのです。

どこまで。
行けばいいのだろう。
もう。
随分きたはずだと。
そうは思うのだけれど。

ここで。
終わりではないらしい。
ここも。
望んでいた世界ではないらしい。
薄々、気づいてはいたのだけれど。

この先。
ここから先。
どこまでも。
続ければいいのだろうかと。
不安が過る。

そこまでの。
力は。
もう。
身に、心に。
残っていないのではないかと。

悔しいけれど。
感じざるを得ない。
そんな季節を迎えている。
それでも。
それでもと。

未だ。
行くことはできると。
光は射しているのだと。
それを信じようと。
そいつに賭けようと。

前を向こう。
先へ進もう。
その。
思いが、志が。
ある限り。

諦念に。
絶望に。
襲われ。
支配されかけても。
終わりはしないと。

どこまで。
行けるのかは。
果てがあるのかは。
それは。
わからないけれど。

光は。
可能性は。
未来は。
あるのだと。
失われはしないのだと。

己が。
身に、心に。
不安があり。
身を、心を。
疑わざるを得なくても。

未だ。
光を。
可能性を。
未来を。
信じて、賭けてみたい。

どこまで。
行けるのだろう。
未だ。
行けるはずだと。
そう、信じ続けていたいのだ。



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2017/04/05 Wed *沈黙の暴動 / Sly & The Family Stone

20170405theresriotgoinonuk


ごらん。
あそこで。
起きていることを。
進んでいることを。
見えるか?聞こえるか?

何が。
起きている。
進んでいる。
何に。
見えるか?聞こえるか?

何故。
起きている。
進んでいる。
何の為に。
見えるか?聞こえるか?

知らぬ存ぜぬで。
済ませてよいことなのか。
見て見ぬ振りで。
聞かない振りで。
大過ないことなのか。

起きている。
進んでいる。
放置しておいたら。
気づいた時には。
もう手遅れ。

そんなことはないか。
そうはならないか。
何が起きている。
何が進んでいる。
見えるか?聞こえるか?

『There's A Riot Goin' On』'71年リリース。
『暴動』の邦題でも知られるスライ&ザ・ファミリー・ストーンのアルバム。
世界が大きく変わるかと思われた時代に現れ、その象徴の如く躍進を遂げていた。
そんな止まることを知らないと思われたスライ・ストーンの八面六臂の大活躍。
しかし。舞台裏では。社会的そして政治的なトラブルや障害も数多く。
スライの内面は崩壊へと向かい始め。過度の薬物中毒にも陥っていったと。
このアルバムも。当初のリリース予定から遅れに遅れて。前作とは2年のブランクに。
しかも届けられたアルバムは。以前とはうって変わった。内省的で陰鬱なものであったと。
レコード会社も、ファンもその変化に戸惑いつつも受け入れて商業的には成功するものの。
この時点で。スライは後戻りできない段階に至り、境界線を越えてしまったのだと思います。
全米首位に輝いた「Family Affair」でさえも。陰鬱な匂いを放つナンバーであり。
怒涛のファンク・チューンとして大ヒットした「Thank You」はテンポをグッと落として。
「Thank You For Talking to Me Africa」と改題され、不気味に鳴り響いています。
そこには変わると思われた世界が、変わらなかった。むしろ後退してしまった事への絶望。
その暗澹たる思いを世界や社会に向けると共に。自らにも向けざるを得なかった。
そんなスライの深く、暗い心象風景が描かれているのです。一筋の希望も感じられなくて。
実質的にほぼ一人でこのアルバムを創り上げたスライ。その孤独を思うと震えるのです。
その象徴とも取れるのがA面ラストに収録されている「There's A Riot Goin' On」の存在で。
このナンバーの収録時間は0分00秒。つまり無音なのです。それをクレジットした。
あらゆる暴動に反対する意思を示したかったとスライは語っているとのことですが。
その反面。そこにスライの無言の暴動、無言の抗議。言葉にならないほどの怒りと絶望。
そんなものを感じないではいられないのです。穿ち過ぎなのかもしれませんが。
そしてこれだけ内省的で陰鬱でありながら。恐ろしくファンキーであること。そこにスライの凄味を感じます。

ごらん。
あそこで。
起きていることを。
進んでいることを。
見えるか?聞こえるか?

何が。
起きている。
進んでいる。
何に。
見えるか?聞こえるか?

何故。
起きている。
進んでいる。
何の為に。
見えるか?聞こえるか?

知らぬ存ぜぬで。
済ませてよいことなのか。
見て見ぬ振りで。
聞かない振りで。
大過ないことなのか。

起きている。
進んでいる。
放置しておいたら。
気づいた時には。
もう手遅れ。

そんなことはないか。
そうはならないか。
何が起きている。
何が進んでいる。
見えるか?聞こえるか?

こうしている。
今も。
今、その瞬間も。
起きている。
進んでいる。

その何かに。
裏はないか。
隠されたものはないか。
それが。
見えるか?聞こえるか?
その何かは。
恣意的ではないか。
誰かの密かな意思が働いていないか。
それが。
見えるか?聞こえるか?

少しでも。
ほんの僅かでも。
腑に落ちないのなら。
おかしいと思うのなら。
問いただそう。

知らぬ存ぜぬで。
見て見ぬ振りで。
聞かない振りで。
済ますのは。
止めにしよう。

ごらん。
あそこで。
起きていることは。
進んでいることは。
放置などしてはならない。

ごらん。
だから。
あそこで。
そう。
沈黙の暴動が始まろうとしている。

あの。
暴動に。
抗議に。
怒りの表明に。
加わってみないか。
先ずはそこからかもしれないよ。



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2017/04/04 Tue *恋が先でも、詩が先でも / Bobby Womack

20170404thepoet


恋をすると。
詩人になるのか。
詩人だから。
恋をするのか。
どっちなのだろう。

兎に角。
どっちにしても。
恋をしていると。
様々な。
思いが胸に浮かび。

ふと。
その思いが。
言の葉に上り。
呟いている。
そんなところ。

巧い言葉も。
難しい言葉も。
知らないし。
使えないし。
そんなものなのだけど。

ただ。
好きだと。
恋しいと。
それだけで。
それを思うだけで。

ふと。
口から零れる。
ただの。
簡単な言葉。
それが詩の様に響くのだ。

『The Poet』'81年リリース。
邦題が『詩人』とそのままだったボビー・ウーマックのアルバム。
長いキャリアを誇るボビーですが。'70年代半ばからは苦戦を強いられたらしく。
まぁ、そうは言っても。それはボビーに限った話ではなくて。
ディスコの台頭が良質なソウル・ミュージックをシーンの片隅に追いやってしまった。
そんな冬の時代があったと言うことなのですよね。ディスコを全否定はしませんが。
結果として。ボビーはメジャー・レーベルとの契約を失って。
実はこのアルバムが初の所謂インディ・レーベルからのリリースとなったのでした。
そして私生活では父親を亡くす不幸に見舞われた直後でもあったのだとか。
そんな公私に渡る転換期が故に、創作意欲を刺激されたのか。
このアルバムでは殆どのナンバーを共作とは言え手がけているのです。
そして西海岸の腕利きのミュージシャンを起用してそれらのナンバーを形にしていき。
そのサウンドをバックに力強い歌声を聴かせるボビー。その歌声が実に魅力的です。
中には余りにも時代に寄り添い過ぎているサウンドもあるのが玉に瑕なのですが。
それをものともしない、爽やかで繊細な表現力を併せ持つボビーの力強い歌声。
流石はゴスペル出身、そしてサム・クック直系のシンガーだと思わされるのですが。
その実力を久し振りに遺憾なく発揮している。その背景には楽曲の良さと、思淹れの強さ。
自らが書いたオリジナル・ナンバーであることが大きく作用しているのかなと。
特に「If You Think You're Lonely Now」「Where Do We Go From Here」の2曲における。
歌声の表情豊かで、情感が溢れる様。まさに詩人であるかの如きなのです。
抑揚、そして緩急の見事さ。そう自らの詩を朗読して魅了してみせる詩人なのですよね。

恋をしたから。
詩人になれたのか。
詩人だったから。
恋をできたのか。
どっちだったのだろう。

兎に角。
どっちにしても。
恋をしたから。
様々な。
思いが胸を過って。

ふと。
その思いが。
言の葉に上って。
呟いていた。
そんなところ。

巧い言葉も。
難しい言葉も。
知らなかったし。
使えなかったし。
それはそんなものなのだけど。

ただ。
好きだと。
恋しいと。
それだけで。
それを思っただけで。

ふと。
口から零れた。
ただの。
簡単な言葉。
それが詩の様に響いたのだ。

恋が先か。
詩が先か。
そいつは。
そう。
鶏と卵の様で。

兎に角。
どっちにしても。
どっちが先で。
どっちが後で。
それに関わりなく。

恋をしていると。
様々な
思いが胸に浮かび。
思いが胸を過り。
それが。それらが。

ただ。
単に。
そのままに。
言の葉に上り。
呟いている。

巧い言葉も。
難しい言葉も。
ないけれど。
そんなもので。
そんなものに過ぎなくて。

ただ。
好きだと。
恋しいと。
口から零れる。
その思い。

詩にも。
ならない。
詩とも。
呼べない。
そんなものが。

独りの。
心を照らし。
行く先を。
指し示してくれる。
そうだから。

恋が先でも。
詩が先でも。
恋する。
詩人である。
それでいいのだ。



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2017/03/05 Sun *さぁ、行こう / Smokey Robinson & The Miracles

20170305awayweagogo


さぁ、行こう。
よし、行こう。
さぁ、さぁ、さぁ。
行ってみよう。
やってみよう。

考えるのは。
後でいい。
悩むのは。
いつでもできる。
いまは、忘れて。

兎に角。
行こう。
どこでもいい。
思いのままに。
そのままに。

空が呼ぶのか。
風が呼ぶのか。
それとも。
その中に。
誰かの声を聞いたのか。

そこに。
例えば。
胸のときめきを。
感じたのならば。
そのままに。

その。
甘い。
囁きに。
誘われてしまえばいい。
乗ってしまえばいい。

『Away We A Go Go』'66年リリース。
スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの2枚目のアルバム。
ミラクルズ時代からの通算では6枚目になるのかな。
優れたソングライターであり、プロデューサーでもあるスモーキー。
その才能を買われてモータウンの副社長も務めていたほどですが。
魅力的なシンガーであることも忘れてはならなくて。
特にこの頃'60年代中頃のスモーキーは総ての面で絶頂期だったかなと。
スモーキー・ヴォイスとも称される、そのファルセットを駆使した甘い歌声。
甘く、優しく、温かく。夢みる様な心地にさせてくれるその歌声。
まさにモータウン・サウンド、そのイメージを象徴する歌声だったのですね。
このアルバムでは珍しくスモーキー自作のナンバーが少なくて。
カヴァーが多いせいもあってか。スモーキーの歌声を楽しむ為のアルバムかなとも。
まぁ、多忙を極めていたでしょうから。曲を書いている時間が無かったのかな。
だから。アルバム・タイトル通りに、さぁ、行こうぜ。さぁ、やろうぜと。
そんな感じでね。あまり難しく考えずに楽しむのが相応しいと思うのですね。
それにしても「You Don't Have To Say You Love Me」とか。
「Beauty Is Only Skin Deep」とか「Walk On By」とかまでカヴァーしていて。
またスモーキーの歌の上手いことと。シンガーとしても一流なのですよね。
ダスティ・スプリングフィルード、テンプテーションズ、ディオンヌ・ワーウィック。
それら、オリジナルのシンガーとはまた異なる魅力を与えているのですから。
例え、儚い夢だったとしても。その歌声に魅せられて夢を見るのも悪くは無いかな。

さぁ、行くか。
よし、行くか。
さぁ、さぁ、さぁ。
行ってみるか。
やってみるか。

悩むのは
後でいい。
考えるのは。
いつでもできる。
いまは、置いておいて。

兎に角。
行ってしまおう。
どこでもいい。
思い浮かぶままに。
そのままに。

空も呼んでいる。
風も呼んでいる。
それとも。
その中の。
誰かの声が呼んでいるのか。

そこに。
例えば。
胸を引き裂くものを。
見たのならば。
そのままに。

その。
甘い。
微笑に。
誘われてしまえばいい。
乗ってしまえばいい。

さぁ、行こう。
よし、行こう。
さぁ、さぁ、さぁ。
行ってみよう。
やってみよう。

誰でもない。
自分に。
そう。
言い聞かせて。
歩き始める。

空の向こう。
風の彼方。
呼んでいるのなら。
呼ばれるままに。
そのままに。

考える。
その前に。
悩む。
その前に。
そのままで。

兎に角。
行こう。
行ってしまおう。
思いのままに。
思い浮かぶままに。

そこに。
胸のときめきを。
胸を引き裂くものを。
感じたのならば。
見たのならば。

その。
甘い。
囁きに。微笑に。
誘われてしまえばいい。
乗ってしまえばいい。

さぁ、行こう。
よし、行こう。
さぁ、さぁ、さぁ。
行ってみよう。
やってみよう。



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2017/03/04 Sat *人にやさしく / Otis Redding

20170304liveineuropeusorg


人にやさしく。
心、開いて。
心、寄せて。
歩み寄って。
触れ合って。

それぞれで。
おのおのだから。
そう簡単ではない。
そいつは。
そうなのだけれど。

いま少し。
いま一歩。
近づいて。
お互いに。
お互いが。

異なっていても。
違っていても。
きっと。
どこかに。
突破口はあるはずだ。

少しだけ。
見方を。
考え方を。
変えてみる。
譲ってみる。

それだけで。
もしかしたら。
上手くいく。
転がり始まる。
そんなこともあるはずだ。

『Live In Europe』'67年リリース。
オーティス・レディングの生前唯一のライヴ・アルバム。
そして。その生前、最後にリリースされたアルバム。
圧倒的な歌声と存在感で。あっという間にソウル界の頂点に上り詰め。
モントレーへの出演などでロック・ファンにもその存在を知らしめて。
さぁ、これから更に広い世界へ・・・その矢先に悲劇に見舞われたオーティス。
僅か26年の生涯。僅か6年ほどの活動期間。しかし永遠に色褪せることはなく。
このアルバムは、スタックス・レコードの欧州ツアーで収録されてもので。
サム&デイヴ、エディ・フロイド、カーラ・トーマス等とのパッケージ・ショー。
その中のパリとロンドンでのオーティスのステージから抜粋され収録されています。
ツアーに同行したブッカーT&MGズ、そしてメンフィス・ホーンズと共に。
まさに絶頂期のオーティスが、これでもかと熱く歌い迫ってくる様は圧巻です。
モントレーの噂、そして渡欧後のTV出演の効果もあってか。観客も熱く応えていて。
終始、オーティスと客席の間に魂の交感とでも言うべき空気があったのだと。
そんなことすらも伝わってくる様な実に何とも素晴らしいアルバムなのです。
アップ・テンポのナンバーでは、ガッタ、ガッタと観客を高みへと上らせて。
バラードでは、圧倒的な表現力でその胸の内を鷲掴みにして共に連れていってしまう。
「These Arms Of Mine」などは明らかに観客の魂を救済しているのではないかとさえ。
そして極めつけは。ラストに収録されている「Try A Little Tenderness」で。
サム・クックが歌っているのを聴いて、自らもレパートリーにしたと言うこのナンバー。
静かに、優しく歌い始めて。徐々にテンポ・アップして熱く語りかける様に。
もう少し、もう少しだけやさしくなろう、やさしくしてみようと観客に歌いかけます。
モントレーのライヴ映像ではこのナンバーで、多くのカップルの抱擁する姿が映し出され。
最後には子猫がじゃれ合っている姿も。それが凄く印象に残っているのですが。
勿論、偶然ではあるのですが。オーティスの最後のアルバムのラスト・ナンバーが。
この感動的な「Try A Little Tenderness」であったことに。心が震えてしまうのです。

人にやさしく。
心、開こう。
心、寄せよう。
歩み寄ってみよう。
触れ合ってみよう。

それぞれで。
おのおのだから。
言うほど簡単ではない。
そいつは。
そうではあるけれど。

いまよりも少し。
いまよりも一歩。
近づいて。
お互いを。
お互いが。

異なっているから。
違っているから。
きっと。
どこかに。
光は、出口はあるはずだ。

少しだけ。
見方を。
感じ方を。
広げてみる。
幅を持たせてみる。

それだけで。
もしかしたら。
案外と。
簡単じゃないかと。
そんなこともあるはずだ。

異なるから。
違うから。
拒絶する。
受け容れない。
端から相手にしない。

そいつは。
少しばかり。
否、大いに。
悲しくないかい。
淋しくないかい。

異なるだけ。
違うだけ。
それだけで。
理解も共感も。
端から諦めてしまう。

そいつは。
少しばかり。
否、大いに。
みっともなくないかい。
情けなくないかい。

俺は俺で。
あなたはあなたで。
誰かは誰かで。
それは。
そうでしかないけれど。

俺とあなた。
あなたと俺。
俺とあなたと誰か。
誰かとあなたと俺。
どこか似てもいないかい。

異なるから。
違うから。
いま少し。
いま一歩。
やさしくできないかい。

いまよりも少し。
いまよりも一歩。
心、開いて。
心、寄せて。
人にやさしく。そうしてみないかい。



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2017/03/03 Fri *その存在だけが / Marva Whitney

20170303liveandlowdown


生きている。
呼吸をして。
食事をして。
睡眠もとって。
生きてはいる。

笑いもするし。
涙もするし。
怒ることもあれば。
喜ぶこともあって。
生きてはいる。

美味い酒を飲んで。
旨い飯を食って。
話をすれば。
触れ合いもして。
生きてはいる。

映画も観るし。
絵画も観るし。
レコードも聴くし。
ライヴにも行くし。
生きてはいる。

恋もすれば。
愛しもするし。
愛されもすれば。
哀しい思いもするけれど。
生きてはいる。

でも。
それだけでは。
物足りない。
満足できない。
震える様な何かが欲しい。

『Live And Lowdown At The Apollo』'70年リリース。
ジェームス・ブラウン一座の花形シンガーだったマーヴァ・ホイットニー。
JB御大の指揮下での2枚目のアルバムにして初めてのライヴ・アルバム。
時に、ヒステリックとさえ呼びたくなる様なド迫力のシャウト。
そんなマーヴァの魅力が堪能できます。まぁ、JBと互角に渡り合おうと思えばね。
メイシオ・パーカーを始めとするバンドのファンキー極まりないサウンドもご機嫌です。
そのサウンドを見事に乗りこなしながら歌うマーヴァ。実に魅力的です。
伸びやかなハイ・トーンの歌声に自然と耳を、心を奪われます。
アルバム・タイトル通りに、まさに生きている、そして魂を揺さぶる歌声なのです。
ライヴ・アルバムですが、一部のナンバーはスタジオ録音に歓声を被せたものと思われて。
(ひょっとしたら。アルバムそのものが疑似ライヴではとも感じなくもないかな・・・)
しかし。それすらも些末な事と。問題にならないほど生き生きとしている、生々しいのです。
やはりヒットした「It's My Thing」とかが聴きものではあるのですが。
「A Talk With James Brown」などと言う。JB御大とのただの会話ですらも。
何ともファンキーで、生々しくて。マーヴァ、JB、バンドが会話して、触れ合って。
そのまま次のナンバーへとなだれ込む瞬間なんて、もう実にスリリングで堪りません。
オーティスの・・・アレサの「Respect」も歌っているのですが。
アレサ・ヴァージョンに忠実な様でいて。後半になるほどにどんどんファンキーに。
語る様なマーヴァの歌声に、メイシオのサックスが絡んで。そしてシャウトするマーヴァ。
ソウル・シンガーとしてのマーヴァの実力の程はこのナンバーに一番よく表れているかな。
何せ、JB御大に2枚もアルバムを制作させてしまったわけですからね。
マーヴァがJBにとって。特別な、それこそ魂を揺さぶる存在であったことは確かかな。

生きている。
意識もしないで。
呼吸して、食事して。
睡眠もとって。
生きてはいる。

笑いも涙も。
怒れることも。
喜べることも。
当然の様にして。
生きてはいる。

美味い酒と。
旨い飯があって。
話せる、触れ合える。
そんな仲間もいて。
生きてはいる。

映画も絵画も。
レコードもライヴも。
大概は。
望みのままにして。
生きてはいる。

恋もすれば。
愛しもして。
こいつばかりは。
思いのままではないけれど。
生きてはいる。

でも。
それだけでは。
物足りない。
満足できない。
揺さぶられる様な何かが欲しい。

そうなのだ。
この胸の内。
この胸の奥。
その柔らかい処。
そこに響いてくる様な。

それなのだ。
この胸の内。
この胸の奥。
その柔らかい処。
そこを鷲掴みにする様な。

そうして。
震えるような。
揺さぶられる様な。
そんな何かを。
感じさせてくれる。
ものが欲しいのだ。

別に。
刺激的でなくても。
扇動的でなくても。
扇情的でなくても。
構わないのだ。

ただ。
そこにあるだけで。
そこにいるだけで。
包み込む様に。
突き刺さる様に。

そんな。
何ものこそが。
そんな。
存在こそが。
生きていると実感させてくれるのだ。

笑顔。
歌声。
仕草。
会話。
それだけのことで。

魂が。
震える。
揺さぶられる。
その存在だけが。
生きていることを祝福してくれるのだ。



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2017/03/02 Thu *魂を見せてくれないか / Ben E. King

20170302whatissouljp


人それぞれ。
そいつはそうだ。
考えも。
表現も。
それぞれでいい。

だから。
精一杯。
考えて。
表現して。
ぶつけてくれればいい。

考えて。
整理して。
考えて。
構成して。
描いてくれればいい。

信じるものを。
思うところを。
頑張って。
情熱を込めて。
語ってくれればいい。

ところで。
表現したいのを。
語りたいのは。
伝えたいのは。
それは何なのだろう。

心を。
魂を。
揺さぶられたものは。
そいつは。
一体、何なのだろう。

『What Is Soul』'81年リリース。
ベン.E・キングの日本独自編集アルバム。
同名の米国盤アルバムとタイトルもジャケットも同一ですが。
内容は選曲を変えて'65年~'68年のシングル・コレクションとなっています。
どうしても「Stand By Me」で。その時代のみで語られがちなベンですが。
実のところは非常に息の長いソウル・シンガーで。
特に、'60年代後半~'70年代にかけては精力的に活動をしていたのですね。
同名の米国盤アルバムがアトコ・レコードでの最後となったアルバムで。
このアルバムに収められているのも総てアトコ・レコードへの録音となっています。
A面には主にバート・バーンズ制作のニュー・ヨーク録音のナンバー。
B面にはバートの下を離れた後の米国南部録音のナンバーが収められています。
年齢的には27歳~30歳頃だと思われるのですが。その脂の乗った歌声の輝き。
ソロモン・バークとの仕事で知られるバートによって新たな魅力が開花したかなと。
「Stand By Me」の頃はR&Bシンガーとしての色合いが濃かったのですが。
このアルバムで聴けるベンの歌声、そしてスタイルはソウル・シンガーのそれです。
バラードでのディープな味わい、アップ・テンポでのグイグイ乗っていく感じ。
アメリカン・スタジオ、マッスルショールズ・スタジオと南部での録音になると。
サザン・ソウルの風味も加わってくるのですが。それもまたいい感じなのですね。
言わば、ディープ・ソウル・シンガーとしてのベン。それもまた素晴らしいのだなと。
アルバム・タイトルにもなっている「What Is Soul」、アルバムを締めくくるナンバー。
ベン自身の手によるそのナンバーで、ソウルとは何だ?何がソウルなのだ?
そう問いかけてくるベン。恐らくはその答えを見つけたからの自信に満ち溢れているのを感じたりもします。

人それぞれ。
それで当たり前。
考えも。
表現も。
それぞれで当然のこと。

だから。
一生懸命。
考えて。
表現して。
ぶつかってくれればいい。

力の限り。
考えて。
頭の回る限り。
唸って。
描き上げてくれればいい。

信じたものを。
思ったころを。
頑張って。
熱意を漲らせて。
語ってくれればいい。

ところで。
表現したいのを。
語りたいのは。
伝えたいのは。
それは何だと思うかい。

心を。
魂を。
震わされたものは。
そいつは。
一体、何なのだろう。

何を。
感じた。
信じた。
思った。
それを、そいつを。

表現してくれないか。
語ってくれないか。
伝えてくれないか。
それぞれで。
構わないから。

それぞれの。
感じたもの。
信じたもの。
思ったもの。
それぞれの言葉で。

精一杯。
頑張って。
一生懸命。
力の限り。
それぞれの表現で。

情熱込めて。
熱意漲らせて。
語ってくれないか。
表現してくれないか。
伝えてくれないか。

心を。
魂を。
揺さぶられた。
震わされた。
その何ものかを。

それを。
そいつを。
それだけを。
教えてくれないか。
見せてくれないか。

魂を見せてくれないか。



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2017/03/01 Wed *心の旅、想像の旅 / Gladys Knight & The Pips

20170301imaginationukorg


揺れる。
心、抱えて。
胸の内を。
見つめて。
旅路を思う。

何処へ。
行こう。
何処を。
目指そう。
それとも。

あても無しに。
何も定めずに。
ふらりと。
出かけてみようか。
それもいい。

思わぬ。
心の動き。
改めて知った思い。
何処へ向かうのか。
どう落ち着くのか。

想像できない。
想像もつかない。
だから。
心の中ででも。
旅路へと。

乱れる。
思い。
胸の内。
そいつと。
想像の内で向き合ってみる。

『Imagination』'73年リリース。
グラディス・ナイト&ザ・ピップスの10枚目(?)のアルバム。
モータウンからブッダへ移籍して初めてのアルバムでもあります。
ヒットを飛ばしながらもあくまでもモータウンでは外様扱いだったらしく。
そのことに不満を抱いて移籍を決意したとも言われていますが。
その決断は見事に吉と出て。内容的にも商業的にも最高の成果を上げることになります。
このアルバムからは4枚のシングルが生まれ。その総てがヒットしていますが。
中でもアルバム冒頭から続く、A面1曲目と2曲目に配された。
「 Midnight Train To Georgia」「I've Got To Use My Imagination」の2曲。
そのソウルフルで、ダイナミックで、ファンキーな様。その圧倒的な様。
モータウンでの鬱憤を晴らすが如くグラディスがその真骨頂を遺憾なく発揮しています。
特に全米チャートの首位に輝いた「 Midnight Train To Georgia」は素晴らしくて。
グラディスの代表曲となると共に、ソウル・クラッシクとして今も光り輝いています。
大都会ロサンザルスへ出てきた人間が、故郷であるジョージアを思い。
故郷へ向かう夜行列車にその思いを託す。その歌詞が多くの同胞の共感を呼んだのだとか。
「I've Got To Use My Imagination」と共にこの2曲におけるグラディスの歌声。
結構、高音を張り上げているようでいて、しっかりと包み込む様な温かさ、深さ。
そして聴く者の背を押す様な熱さ。グラディス・ナイト、その魅力の総てがここにあります。
例えば。いまいる場所がロサンゼルスではなくても。故郷がジョージアではなくても。
聴く者の胸の内にある思い、希望であったり、戸惑いであったり、郷愁であったり。
そんなものを想起させる、その優しさと力強さ。グラディスならではなのですよね。
アルバムとしては素晴らしいA面と比較するとB面はやや落ちるかもと。
ピップスだけのナンバーが2曲。グループとしての一体感を強調したかったのかもですが。

震える。
心、抱えて。
胸の奥を。
見つめて。
旅路を思う。

何処へ。
行けばいい。
何処を。
目指せばいい。
それとも。

あてなど無いままに。
何も定まらぬままに。
ふらりと。
飛び乗ってしまおうか。
それもいい。

思わぬ。
心の動き。
諦めきれぬ思い。
何処を目指すのか。
どう落とそうと言うのか。

想像はできた。
でも想像を超えて。
だから。
心の中ででも。
旅路へと。

波打つ。
思い。
胸の奥。
そいつを。
想像しながら探ってみる。

揺れる。
震える。
それは。
嘘じゃない。
否定しようもない。

胸の内。
胸の奥。
見つめれば。
いつでも。
そこにあるもの。

ただ。
思わぬ。
その動き。
そいつに。
戸惑って。

想像できなかった。
想像もつかなかった。
否。
想像はできた。
それを越えていた。

乱れる。
波打つ。
思い。
その向かう先。
その落ち着く先。

それを。
いま。
見定めようと。
あてもなく。
何も定めず。

心の中で。
旅路に。
想像しながら。
向き合い。
探ってみる。

心の旅。
想像の旅。
その。
列車に乗って。
心の置き場を探すだけ。



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