カテゴリー「004 Soul,Funk,Jazz」の記事

2019/03/17 Sun *くたばるまでは / The J.B.'s

20190317doingittothedeath


一時、一時。
一夜、一夜。
一日、一日。
その瞬間に。
近づいていると。

その事実。
それだけは。
変えようがない。
それからは。
逃れようがない。

ならば。
その時まで。
やれるのなら。
やりたいことを。
やるだけのこと。

そう。
その瞬間まで。
やれる間は。
やりたいことを。
やり続けるだけ。

たとえ。
それが。そのことが。
少しばかり。
その時を、その瞬間を。
早めるものだとしても。

やれる。
その事実。
そいつに感謝して。
やるだけ。
やり続けるだけ。それだけ。

『Doing It To Death』'73年リリース。
フレッド・ウェズリーに続きメイシオ・パーカーも復帰したJBズの二枚目のアルバム。
オリジナルのJBズのメンバーだったブーツィ・コリンズ等は脱退した後で。
アルバムの冒頭では12名のメンバーによると紹介されていますが。まぁ、そこらは。
ナンバー毎に、参加メンバーも異なっている様で。多分に流動的なところもあったのかなと。
フレッドがリーダーなのは確かで。メイシオも全面的に参加しているとは思いますが。
さて。クレジットでは8曲収録となっていますが。実質的には5曲収録と言ったところかな。
ジョン”ジャボ”スタークスとフレッド・トーマスのリズム隊によるワン・コードのグルーヴ。
それにフレッドやメイシオのソロとか、勿論、御大JBの叫び声が乗っかってきて。
延々と長尺の黒く、熱く、クールなジャズ・ファンクのジャムが繰り広げられると。
もう。殆ど。垂れ流しとも言えるものなおですが。その尽きることの無い様がなんとも。
心地が良くて。繰り返し針を落としている内に、中毒になって止められなくなる、その快感。
こいつを知ってしまうと。もう真人間には戻れなくなる。その恐れがまた堪らないのです。
3連もあれば、4ビートもあり、スローもありと。何でもありで自在にファンクする。
その黒光りする生命体とも呼べそうな、その全身、生命を操っているのは当然JBで。
その掛け声、号令一家の下で、見事に反応、触発し合う様が何とも見事なのです。
「Doing It To Death, Part1, Part2」では楽しそうにメイシオをこき使うJBがいたりして。
ここらは出戻りに際しての御大からの愛の鞭なのかなとか。応えるメイシオも見事ですが。
JBと演奏する、仕事をすることの楽しさと共に厳しさが窺い知れたりもするのです。
それも、これも極上のファンク、グルーヴを生み出し、この世に蔓延らせる為であって。
それこそ。くたばるまでは。その時、その瞬間までは。このファンク、グルーヴが。
身体に、そして精神に行き渡ってくれるのなら。それほど幸福なことはないかも知れないと。
そんなことすら感じられて。やりたいことをやること、やり続けることの大切さを改めて思うのです。

一時、一時。
一夜、一夜。
一日、一日。
その瞬間に。
近づいていると。

その事実。
それだけは。
変えようがない。
それからは。
逃れようがない。

ならば。
その時まで。
やれるのなら。
やりたいことを。
やるだけのこと。

そう。
その瞬間まで。
やれる間は。
やりたいことを。
やり続けるだけ。

たとえ。
それが。そのことが。
少しばかり。
その時を、その瞬間を。
早めるものだとしても。

やれる。
その事実。
そいつに感謝して。
やるだけ。
やり続けるだけ。それだけ。

労わることも。
勿論。
必要ではあるだろう。
それは。
解ってはいるけれど。

ほどほどと言うのも。
勿論。
大切ではあるだろう。
それも。
解ってはいるけれど。

安全運転。
勿論。
それが好ましいのは。
言を待たない。
そんなことではあるけれど。

それでも。
頑張ってしまう。
そんなもの。
そんな時。
それも必要なのだと。

それでも。
ラインを超えてしまう。
そんなもの。
そんな時。
それも大切なのだと。

暴走。
そいつが。
好ましくはなくても。
言葉にならない。
ものを生む時もあるのだと。

一時、一時。
一夜、一夜。
一日、一日。
くたばるまでは。
やるだけ、やり続けるだけ。それだけ。



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2019/03/14 Thu *みんな、違って、異なって / Betty Davis

20190314theysayimdifferent


みんな、違って。
それでいい。
それがいい。
みんな、違うから。
面白い。

誰かの真似して。
誰かと同じで。
それの。
何処が面白い。
何が面白い。

右を見て。
左を見て。
倣って。
揃えて。
はみ出さずに並んで。

いつのまにか。
いつから。
それを受け入れて。
それを当たり前だと。
飼い慣らされたのか。

それは。
求めたことなのか。
望んだことなのか。
いつから。
疑いを忘れたか。

誰かと違う。
誰もと違う。
それを恐れる。
そんな馬鹿げたことは。
止めにしてみないか。

『They Say I'm Different』'74年リリース。
褐色のファンキー・クイーン(1stアルバムの邦題)、ベティ・ディヴィス。
その強烈な個性全開のジャケットにも魅せられる、2ndアルバム。
モデルとして名を馳せ、あのマイルス・ディヴィスの夫人でもあったベティ。
モデル時代から、その筋(どの筋?)では有名だったらしく。
マイルスにジミ・ヘンドリックスを引き合わせたのは、ほかならぬベティだったとか。
そんなベティ。マイルスと別れた後はヨーロッパに渡っていたのだとか。
そこでジミの訃報に接して、ショックと、そして天啓を受けてアメリカに帰国して。
自作のナンバーを旧知のミュージシャンに聴かせたところ、気に入られてデビューしたと。
その1stアルバムには様々な大物が参加したものの。独立独歩の気風が強いベティ。
プロデュースも含めて自らが制作の指揮を執りたいと。マイルスに頼んで勉強して。
全曲がベティのオリジナル、念願のプロデュースも手掛けてこのアルバムを創り上げたと。
ギターであのコーネル・デュプリーが全面的に参加している以外は。
ベティが自ら選んだメンバーによる、自らのバンドが主体で。そこにもベティの意思が。
何故かバディ・マイルスが一曲だけギターで参加しているのが興味深いところかな。
さて。適度にラフなサウンドで奏でられる、ゴリゴリのヘヴィーなファンク。
この洗練され過ぎていないところがツボで。リズム隊が生み出す、適度な間も素晴らしいと。
その上で、デュプリーのギターがシャキシャキと切れまくり。そしてベティが登場と。
その何とも個性的で。敢えて潰して、敢えて引っ掻いた様な、強烈な歌声。癖になります。
シャウトしながら、何かを引き摺る様に、何かを目の前に突き付ける様に。
目を逸らせるものなら、逸らしてみなと。耳を塞げるものなら、塞いでみなと。
自らを開放することで、聴く者にも開放をせまる。個性とは何か。そんな問いを投げ掛けているのかと。

みんな、異なって。
それでいい。
それがいい。
みんな、異なるから。
楽しい。

誰かの模倣で。
誰かの代用で。
それの。
何処が楽しい。
何が楽しい。

前を見て。
後ろを見て。
倣って。
揃えて。
はみ出さずに紛れて。

いつのまにか。
いつから。
それをやらされて。
それをやり始めて。
従順な羊になってしまったか。

それを。
求めたことはあったのか。
望んだことはあったのか。
いつから。
闘いを止めたのか。

誰かと異なる。
誰もと異なる。
それを怖がる。
そんな下らないことこそ。
止めにしてみないか。

私は私。
誰かとは違う。
それでいい。
それがいい。
それだけのこと。

あなたはあなた。
誰かとは違う。
それでいい。
それがいい。
それだけのこと。

誰かは誰か。
私とも、あなたとも違う。
それでいい。
それがいい。
それだけのこと。

真似して。
倣って。
みんな、同じが。
いいなどと。
馴らされるな。

模倣して。
揃って。
みんな、同じで。
いいなどと。
騙されるな。

前例とか。
慣例とか。
常識とか。
適用されることを。
疑ってみろよ。

みんな、違って、異なって。
それでいい。
それがいい。
みんな、違うから、異なるから。
面白くて、楽しい。それでいい。それがいい。



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2019/03/13 Wed *明日なき / Dobie Gray

20190313driftaway


明日なき。
まぁ。
毎日が。
そんなところ。
そんなもの。

いつから。
そうだな。
たぶん。
あの日から。
あの時から。

そいつに。
出会ってしまった。
あの時に。
決まってしまった。
そう言うことだ。

それは。
偶然の様で。
おそらくは。
必然であったと。
運命ですらあったと。

だから。
もう。
それだけで。
それが総てで。
さすらうだけの日々。

明日なき。
根無し草。
苔生す暇もなく。
それでいい。
それがいい。

『Drift Away』'74年リリース。
テキサス出身のシンガー、ドビー・グレイの代表作とも言えるアルバム。
サム・クックに影響を受けたのかなと思わされるソウルフルな歌声の持主にして。
ポピュラー・シンガーとしての親しみやすさも備えていて。
更には、ブルースやカントリーをも歌いこなす柔軟さもあったと言われるドビー。
その柔軟さ、幅の広さが。その個性をわかりにくくしているきらいはあるのかな。
そんなドビーの名前を一躍知らしめたのが「Drift Away」の大ヒットでした。
「明日なきさすらい」の邦題でもしられるこのナンバー、その人気ぶりを語る伝説として。
サンフランシスコのラジオ局で八時間以上、ぶっつづけでオン・エアされたらしく。
何者かに占拠されたのではと。警察が出動する騒ぎになったのだとか。真偽は兎も角。
音楽、ロックンロールに魅せられ、愛した者の自由を謳い上げたこのナンバー。
アンディ・ウイリアムスの弟、メンター・ウイリアムスの手によるもので。
最初に歌ったのはスワンプ・ロックのシンガーだったとか。それを世に広げたのがドビーで。
その軽やかながらも、揺るぎない意志を感じさせる溌溂とした歌声にあっていたのかな。
後に、ロッド・スチュワートや、ストーンズも取り上げることとなりました。
未聴ですが。ブルース・スプリングスティーンやボン・ジョヴィも歌っているとか。
言わば、ロックンロール賛歌、アンセムになっていると。とても穏やかな曲調なのですが。
それが故に、ロックンロールを、自由を愛し、何ものにも囚われない自由さが感じられると。
正直。全編を通すとやや軽やかに過ぎて。アルバムとしては物足りなくもあるのですが。
「Drift Away」、その一曲だけで十分に価値があるかなと。後は、そうそう。
キース・リチャーズの愛唱歌でもある「We Had It All」もいい感じで歌い上げているかな。
そう。音楽、ロックンロールさえあれば。総てを手にしたと言ってもいい。そんな肯定感が良いのです。

明日なき。
そう。
毎日が。
そんなもので。
その連続で。

いつまで。
そうだな。
たぶん。
その日まで。
その時まで。

そいつと。
別れざるを得ない。
その時まで。
こちとらがくたばる時まで。
そう言うことだ。

それは。
腐れ縁の様で。
ここまできたら。
悪縁であっても。
運命共同体であると。

だから。
もう。
それだけで。
それが総てで。
さすらい続けるだけの日々。

明日なき。
はぐれ者。
落ち着く暇もなく。
それでいい。
それがいい。

明日。
何があるのか。
何が起きるか。
考えてところで。
わからない。

明日。
どうなるのか。
どうなってしまうのか。
思い煩っても。
しかたがない。

明日。
どうしようか。
どうしたらいいのか。
答えを探しても。
見つからない。

ただ。
明日も。
そいつと共に。
あるだけ。
それだけのこと。

ただ。
明日も。
そいつと共に。
転がるだけ。
それだけのこと。

ただ。
明日も。
そいつと共に。
さすらう。
それだけのこと。

明日なき。
さすらい。
それだけを。
愛し続けるだけのこと。
それでいい、それがいい。



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2019/03/12 Tue *外れた貴方 / Bootsy's Rubber Band

20190312thisbootismadeforfonkn


外れた貴方。
好奇心と。
妙に楽天的な何か。
それだけを武器に。
ずんずんずんと。

色々と。
考えてみるとか。
試行錯誤とか。
それなりに。
あるのだろうけれど。

最後は。
やってみて。
後は。
それから考える。
何とかなる。

そんな感じで。
先へと。
新しい何かをと。
そこを目指して。
歩いていく。

どうしたら。
そんな歩き方が。
できるのか。
そもそも。
思いつくのか。

何か。
特別な。
装備でも備えているのか。
そんなことすら・・・
外れた貴方。

『This Boot Is Made For Fonk-N』'79年リリース。
ブーツィー・コリンズ率いるブーツィーズ・ラバー・バンド。
その4枚目にして同名義では最後のアルバム・・・この時点では。
名義の使用を巡って訴訟になって。使用できなくなったとのことでしたが。
その後に復活させていたりもしたので。その辺りの事情には不明なところも。
さてと。このアルバム・タイトルは、恐らくはあのナンシー・シナトラのナンバーである。
「These Boots Are Made For Walkin'」、邦題「にくい貴方」の捩りなのだろうなと。
ここらの遊び心も如何にもブーツィーかなと。そのぶっ飛び具合が増しているアルバムで。
一節では。この頃のブーツィーは薬物やら、何やらで。相当に疲弊してもいた様で。
何と言うか、何かをやり遂げる、纏め上げる、その手の集中力には欠けていて。
アメコミ好きのブーツィーらしく封入されたブックレットのコミックスも未完であるとか。
その辺りにも破綻、綻びが見て取れるかなと。ただその纏まりに欠けるが故に。
箍が外れて、あのブーツィーの超絶的なベースが只管に唸り、鳴り響いていて。
それが、アルバム全編を覆っていて。そのグルーヴが何とも心地良かったりするのです。
おそらく、ブーツィーと言う人はグルーヴ命の人なので。そのグルーヴの波の中に。
身を置いていられれば、それで総て良しみたいな。まぁ、垂れ流しでもあるのですけど。
アップでも、ミドルでも、スローでも。曲調とか、テンポとかは大きな問題でなくて。
とにかく、そのグルーヴを持続させること。それに乗り、乗せていくことこそ命題だと。
そんな、破天荒な求道者みたいな。そんなグルーヴ・マスター振りが堪らないなと。
たいがい、やる方が飽きるか、聴く方が呆れるか。そんなことになりかねない。
そんなところを軽々とクリア、跳び越えていってしまうのがブーツィーならではで。
やっぱり。どこか外れているのでしょうが。それもにくいよなぁと思えてしまうのです。

外れた貴方。
スケベ心と。
妙に前向きな何か。
それだけを拠り所に。
ずんずんずんと。

色々と。
巡らせてみるとか。
暗中模索とか。
それなりに。
ありはしたとしても。

詰まりは。
やるしかない。
後は。
その時に巡らせる。
何とかする。

そんな感じで。
先だけ。
新しい何かだけ。
それだけを見ながら。
飛び込んでいく。

どうしたら。
そんな跳ね方が。
できるのか。
そもそも。
思い至るのか。

何か。
重大な。
欠陥でも抱えているのか。
そんなことすら・・・
外れた貴方。

それなりに。
嫌な思いも。
してきたろうし。
痛い目にも。
あってきたろうし。

その度に。
それなりに。
否、かなり。
凹みもしたろうし。
落ちもしたろうし。

反省とか。
学習とかも。
その都度に。
積み重ねてきたろうし。
染みついてもいるだろうし。

なのに。
どうにも。
楽しそうだと。
感じてしまうと。
忘れてしまうらしい。

そうさ。
どうやら。
面白そうだと。
感じてしまうと。
消し去ってしまうらしい。

気づけば。
身も心も。
自然と反応して。
やってしまえと。
跳び越えている。

好奇心と。
スケベ心と。
根拠のない。
楽天的な何か。
そいつが箍を外してしまう。

外れた貴方・・・そう、俺のことさ(笑)。



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2019/03/11 Mon *押し戻せ / Nina Simone

20190311singstheblues


揺すり。
戻せ。
今なら。
未だ間に合うかも。
押し戻せ。

確かに。
風向きは。
逆風で。
逆らうのにも。
疲れてもきたが。

その。
目を背けたくもなる。
先に、向こうに。
その背中が。
未だ見え隠れしている。

今なら。
諦めずに。
その背中に。
呼びかければ。
何とか繋ぎとめられる。

微かな。
可能性だとしても。
諦めきれない。
そんな気持ちが。
少しでもあるのなら。

行くなと。
声にして。
この風向きに逆らって。
流れを変えよう。
押し戻せ。

『Sings The Blues』'67年リリース。
その凛とした力強い眼差しも印象的なニーナ・シモンのアルバム。
RCA移籍第一弾となり、通算では(恐らくは)二十枚目くらいのアルバムになるのかな。
ジャンルを超越し、幅広く精力的な活動を続けていたニーナです。
公民権運動へ積極的に関与した市民活動家でもあって。メッセージを歌に込めることも。
このアルバムでも、「Backlash Blues」で公民権運動の拡がりに対する白人の反発を。
それにより激化する差別、弾圧を歌い。その流れを揺すり、戻そうと語りかけているのです。
ニーナの深く、そして真っ直ぐな歌声は聴く者の胸に波紋を起こすもので。
時に、思わず。その波立つものから目を逸らしたくなるのですが。それを許さない力。
そんなものがニーナの歌声には宿っていて。それがニーナの魅力となっているのです。
さて。アルバム・タイトルから察するに。ニーナがブルースを歌うと言う企画盤にも思われ。
エリック・ゲイルやバーナード・パーディ等の演奏は明らかにその意図のもとにあり。
ニーナの歌声、唱法もそれを意識しているのですが。やっぱり根っ子はジャズなのだなと。
それはけしてニーナがブルースを歌えてないとか、ジャズの枠に囚われているとかでなく。
ブルースに染まらない、ブルースにも囚われない。そんなニーナの歌声、その存在感。
そこにニーナの、ニーナならではのジャズを感じると。そしてその力強さは外に向いていて。
その開かれている、開いていく様こそがニーナのメッセージを伝えてくれるのだと。
何だろうな。敢えて自らに枷を課しながら。それをものともしない奔放さで溢れ出ていく。
そうまでして、歌いたい、伝えたい。そんな意思の強さが真正面から向かってくるのです。
例えば「My Man's Gone Now」の胸に迫る、募る情感。そんなものと向き合わされるもの。
そんな有無をも言わせないものが、それこそがニーナのブルースだとするならば。
企画、意図は達成されていたとも言えるかな。そしてその有無をも言わせないもので。
諦めずに、揺すり、戻そうと。流れを変えよう、押し戻そうと同胞に有形無形の力を与えているのです。

揺すり。
戻せ。
今なら。
未だ手遅れではないかも。
押し戻せ。

確かに。
黒雲が。
立ち込めて。
一筋の光明を探すのも。
疲れてもきたが。

その。
蹲ってしまいたくなる。
前に、向こうに。
その兆しが。
未だ感じられるのなら。

今なら。
諦めずに。
その兆しに。
触れられれば。
何とか脱け出せる。

僅かな。
希望に過ぎないとしても。
棄ててはならない。
そんな思いが。
少しでも残っているのなら。

晴れろと。
声にして。
この黒雲を払って。
流れを変えよう。
押し戻せ。

どんなに。
状況が。
悪くても。
そのままに。
流されてしまいそうでも。

どんなに。
環境が。
酷くても。
そのままで。
潰されてしまいそうでも。

微かでいい。
諦められない。
そんな。
気持ちがあるのなら。
声にしよう。立ち上がろう。

僅かでいい。
棄てられない。
そんな。
思いがあるのなら。
声にしよう。立ち向かおう。

目を背けず。
諦めず。
風向きに逆らって。
流れを変えよう。
押し戻せ。

蹲らず。
諦めず。
黒雲を払って。
流れを変えよう。
押し戻せ。

揺すり。
戻せ。
間に合う筈だ。
手遅れなどではない。
押しも戻せ。



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2019/02/23 Sat *その娘は誰? / The Isley Brothers

20190223threeplusthree


その娘は誰?
誰でしょうね。
今日、今夜。
この胸に宿って。
止まないのは。

そう。
いま、この時。
此処にはいないのに。
その面影が。
消えないのは。

そう。
いま、この時。
此処には現れないのに。
その面影を。
探してしまうのは。

それほどに。
どれほどに。
思いが過り。
思いが募る。
そんな時がある。

何故。
どうして。
そんなことは。
今更に。
問うまでもないけれど。

その娘は誰?
誰でしょうね。
今日、今夜。
この胸を占めて。
離れないのは。

『3+3』'73年リリース。
アイズレー・ブラザーズの新体制での第一弾となったアルバム。
'50年代のデビュー以来、第一線で活躍しながら、そのスタイルも変え続けて。
そんなアイズレー・ブラザーズが一番、時代と呼応していたのは。
やっぱり、ファンキーで、そしてセクシー、エロティックだった’70年代かなと。
その黄金時代のラインナップが、所謂3+3体制で。それが初めて謳われたアルバムだと。
ヴォーカル担当のオリジナル・メンバーでもある長兄3人組に。
ギターのアーニー・アイズレーを始めとする楽器隊、弟や従兄弟3人組が加わったと。
実際は'69年にはこの体制で活動を始めていて。ここでそれを公式にしたのですが。
それによって、アーニーのギターが前面に出て大いに暴れまくることになったと。
ファンキーで、セクシー、エロティック。そうアーニーのギターこそが。
黄金時代のアイズレー・ブラザーズを牽引し、象徴だったと。で、その特徴、魅力は・・・
ジミ・ヘンドリックス由来だと。そのジミがブレイク前にサポート・メンバーだったと言う。
その辺りには何やら運命的なものを感じもしますが。アーニーのギターの飛翔する様に。
ジミを感じる、そのままだなぁと思うと。なにやら嬉しくなってもしまうのです。
「Who’s That Lady」のセルフ・カヴァーである「That Lady, Part. 1 & 2」とか。
あの「Listen to the Music」のカヴァーとか。その堪らなくソウルフルなところは。
流石は歴戦の強者であるロナルド・アイズレーの、あの歌声あってこそのものかとも思われ。
そうフロント3人の看板がロナルド、バック3人の看板がアーニーで。その2人が。
触発し合って、そして寄り添ってと。そのせめぎ合い、絡み合う様が魅力的なのですよね。
だから。コーラスの見事さも艶を深めてはいますが。それでも。このジャケットの扱いはね。
アルバム・タイトルに反して。新加入の3人、特にアーニーなんか小さ過ぎないかと。
後年の分裂劇の萌芽、予兆が既に見えると言うのは少々、穿ち過ぎでしょうか・・・

その娘は誰?
誰でしょうね。
今日、今夜。
この心に棲んで。
去らないのは。

そう。
いま、この時。
此処にはいる筈もないのに。
その残り香が。
薄くならないのは。

そう。
いま、この時。
此処には現れる筈もないのに。
その残り香を。
感じてしまうのは。

それほどに。
どれほどに。
思いが巡り。
思いが焦がれる。
そんな時がある。

何故。
どうして。
そんなことは。
とうの昔に。
隠せるものでもないけれど。

その娘は誰?
誰でしょうね。
今日、今夜。
この心を満たして。
尽きないのは。

今日、今夜。
それも。
そうではあるけれど。
それに。
限ったことでもない。

いま、この時。
それは。
そうではあるけれど。
それに。
限ったことではない。

昨日、一昨日。
彼の日も。
そうであったのだ。
それは。
偽りなどではない。

明日、明後日。
いつの日も。
そうであるのだ。
それは。
変わるものではない。

それほどに。
どれほどに。
思いは。
止まることなく。
溢れ続けている。

それほどに。
どれほどに。
思いは。
惑うことなく。
昂り続けている。

その娘は誰?
誰でしょうね。
その面影が。
その残り香が。
いつも支配しているのはね・・・



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2019/02/22 Fri *望む道を /Betty Wright

20190222ilovethewayyoulove


どうぞ。
遠慮なく。
望む道を。
進んで下さいと。
そんなもの。

どうやら。
俺のとは。
少しばかり。
異なる様で。
そうなのです。

ですから。
共には進めませんが。
適度に。
ついたり離れたり。
そんな感じで。

お邪魔でも。
させてもらえれば。
道中、それなりに。
退屈しのぎには。
なるかもで。

それで。
いいかなと。
そう。
俺は俺で。
望む道があるので。

そうだ。
この際。
あれやこれや。
余計なものは。
もっていって貰えると。

『I Love The Way You Love』'72年リリース。
マイアミ・ソウルの歌姫、ベティ・ライトの2枚目のアルバム。
この時、未だベティは十代後半だったのかな。早熟なシンガーで。
その歌声には若さもあるものの、既に貫禄十分で姉御肌な気風の良さも感じます。
ソウルフルだけど、カラっと風通しの良い。そんなマイアミ・ソウルならではのサウンド。
ベティの歌声とそのサウンドの相性も良くて。何ともご機嫌な気分になるのです。
さて。先ずは「Clean Up Woman」だと。日本で言うと「おそうじオバチャン」かな(笑)。
実際はあれやこれや、何もかもすっぱりと切り捨てて三下り半を突き付けると言った。
そんな女傑ソングらしいですが。これを十代で歌いこなしてしまうベティの素晴らしさ。
それを引き立てているのがバックのサウンド、特にカッティングも印象的なギターで。
何でもサンプリングのネタとして大人気なのだとか。そっち方面は疎いし興味もなくて。
でも、確かにカッコいいものなぁ。軽快でグルーヴもあってファンキーでもあって。
そんなギターと、見事に何と言うか波長が合っているベティの歌声も気持ちが良いし。
そして、「I Love The Way You Love」ではギターが泣いていて、言わばブルージーで。
ベティの歌もしっとりと情感に溢れてと。そんな表現力の幅広さも見事かなと。
好きな、望む道をお行きなさいと。涙をこらえて、立ち去る男を見送る。
若さ故の健気さも感じさせながらも、懐の深さも感じさせる。その成熟感がまたいいと。
全編に、やっぱりその土地柄からくるのか。哀感を漂わせながらもどこか突き抜けている。
そんなマイアミ・ソウルらしさに溢れていて。それはソウルの中でも独特、個性的で。
それこそ、ベティを旗頭として。自分達の望む道を進もう、歩んでいこうとの。
そんなシーンとしての気概を感じることもできるかな。独立独歩、その自立した自由さが好きなのです。

どうぞ。
躊躇なく。
望む道を。
歩んでいって下さいと。
そんなもの。

どうやら。
俺のとは。
些か。
違う様で。
そうなのです。

ですから。
共にはいきませんが。
適度に。
茶々とか示唆とか。
そんな感じで。

お節介でも。
させてもらえれば。
道程、それなりに。
暇つぶしには。
なるかもで。

それで。
充分かなと。
そう。
俺には俺の。
望む道があるので。

そうだ。
この際。
あれもこれも。
余分なものは。
もっていって貰えると。

遠慮も。
躊躇も。
何も。
必要とはしない。
ただそれだけ。

望む道が。
異なる。
違う。
そんなこと。
それだけのこと。

少しばかり。
些か。
確かに。
その程度では。
あるけれど。

その差異を。
生んでいる。
その根底に。
あるものが。
譲れないものである限り。

馴れ合って。
妥協しても。
目指す先で。
辿り着く先で。
ろくなことにはならないと。

だから。
義理もあれば。
恩もあるので。
多少はお役にと。
その程度は関わりますが。

お互いに。
望む道を。
お互いの。
荷物はお互いに背負って。
カラっと、スキっと、それがいいかな。



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2019/02/21 Thu *何がどうでも / Wilson Pickett

20190221thesoundofwilsonpickettjp


例えば。
踊り明かしてでも。
何処かへ繰り出してでも。
そう。
何がどうでも。

何かを変える。
空気を。
流れを。
一気に攫って。
掴んでしまう。

そんな。
有無を言わさぬ様な。
力業が。
必要とされる。
そんな時もあるのだからと。

割りきって。
螺子を巻いて。
馬力を上げて。
さぁ、いくぞと。
決めてはみても。

どうにも。
こうにも。
身も心も。
ついてこない。
そこまでの何かが生まれない。

もどかしさ。
スイッチを入れる。
引爪を弾く。
何がどうでも。
そんな何かが聞こえてこないかと。

『The Sound Of Wilson Pickett』'67年リリース。
ウィルソン・ピケット、アトランティックでの4枚目のアルバム。
絶好調だった、乗りに乗ったピケットのソウルが炸裂しています。
このジャケットは日本盤独自のもので。オリジナルの黄色地に青いスーツのピケット。
それとは随分とイメージが異なりますが。この地色の赤もピケットには似合っているかな。
録音はマッスル・ショールズのフェイム・スタジオ。名うての手練れ達がこぞって参加。
そのご機嫌で極上のサウンドを従えて、これでもかと生き生きと歌うピケット。
この人もまた、音楽そして歌を愛して、音楽そして歌に愛された人なのだと感じるのです。
針を落とすと、「Soul Dance Number Three」「Funky Broadway」とたて続けに。
グイ乗りのダンス・ナンバーで迫ってくるピケット。その絶妙な切り込み、強烈なシャウト。
最初から、胸倉を掴まれて。引き寄せられて。そして踊らされてしまうのです。
そして続くのが。ファルコンズ時代のナンバーのセルフ・カヴァー、「I Found A Love」で。
実は2回目となるカヴァー。今回は二部構成で実に熱く甘く胸に募らせるものがあると。
そんなスローに続いては「You Can't Stand Alone」、邦題は「ダンスでゴー・ゴー」で。
軽快なアップ・テンポのナンバーを豪快に歌い飛ばすと。この緩急も実に見事かな。
そしてB面では。盟友となるボビー・ウォマックの手になるナンバーが素晴らしくて。
特に「I Found The One」「I'm Sorry About That」と、この2曲のバラードが絶品で。
語りかける様な、時にはすすり泣く様な。その歌声、その感情表現。堪りません。
豪快なシャウターとのイメージが強いピケットですが。それだけではないのだぞと。
それにしても。ボビーはよほどピケットと相性が良かった。その魅力を熟知していたなと。
最後はラスカルズのカヴァー、「Love Is a Beautiful Thing」を軽快に歌い上げてしめてと。
ここらは同じレーベルのラスカルズがピケットをカヴァーした、それへの返礼かな。
何にしろ。アップ、ミディアム、スローと。バラエティに富んだナンバーを歌いながら。
何がどうでも。己の歌声、己のソウル、その世界として豊潤な果実を実らせてしまう。
30分弱で、その果実を思う存分に堪能させてしまう。その力業、力量には感服するしかないのです。

例えば。
謝罪の言葉を口にしても。
世界への愛を唱えても。
そう。
何がどうでも。

何か惹きつけられる。
空気も。
流れも。
一気にものにして。
納得させてしまう。

そんな。
四の五の言わせぬ様な。
力業が。
必要とされる。
そんな時があるのだからと。

思いきって。
気合を入れて。
浮力を溜めて。
さぁ、いくぞと。
決めてはみても。

どうしても。
こうしても。
身も心も。
踏ん張れない。
そこまでの何かが生まれない。

やるせなさ。
モードを変える。
導火線に火をつける。
何がどうでも。
そんな何かが響いてこないかと。

このまま。
だらだら。
そいつは。
どうにも。
宜しくない。

そのまま。
ずるずる。
そいつも。
それでなどと。
宜しくない。

いまのまま。
澱んだ。
空気や流れ。
厭だなと。
感じられるうちに、

いまのまま。
馴れた。
空気や流れ。
堕ちてもいいと。
そうなる前に。

螺子は切れ。
気合は漏れて。
発条も伸び切り。
力点も擦り減って。
それでも。

スイッチを入れて。
モードを変えて。
引爪を弾いて。
導火線に火をつけて。
何がどうでも。

空気を。
流れを。
一気に味方に。
一気に我がものに。
何がどうでも。



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2019/02/20 Wed *続けられるのなら / Loleatta Holloway

20190220crytome


続くのなら。
その機会が。
挑むことが。
許されるなら。
続けられるなら。

ため息を。
つくのは。
この時までにして。
思いは。
胸にしまって。

機会を。
逃さずに。
挑んで。
続けてみると。
定めて。

しまった。
その思いと共に。
その分もと。
進んでいくしかない。
そんなところか。

そう。
挑める。
続けられる。
それだけで。
大したものなのだと。

いま。
この時を。
無駄にしない。
その為にも。
そんなところだと。

『Cry To Me』'75年リリース。
ソウル・シンガー、ロリータ・ハロウェイの2ndアルバム。
ロリータと言えば一般的には'70年代後半からのディスコ路線での活躍。
更には'90年代以降のハウス・シーンでの再評価等で知られる模様なのですが。
何でも一説では世界で一番サンプリングされたソウル・シンガーとも言われていて。
実際に表舞台に返り咲いて共演したり、訴訟を起こして莫大な印税を得たりとか。
そんなことでも大いに話題を振りまいていた様ではあります。
そんなロリータですが。元はゴスペル出身のディープなソウル・シンガーで。
このアトランタのアウェア・レーベルからリリースされたアルバムには。
そんなロリータの半端ない、ディープな歌声。その真価が余すところなく発揮されていて。
その実、ロリータの真の姿。ロリータが歌いたかったものはここにあるかなと思われます。
時に語りや、シャウトも交えながらのディープで、そして熱い歌声。そこに込められたもの。
時にハードに、時にスローに。思いの丈をぶつけてくる、その破壊力の凄まじさ。
時に感情が昂り過ぎるのか、ややその起伏が過剰にすら感じられるのですが。
それすらも凄味として聴かせてしまう。そこにロリータの実力と魅力があるのかなと。
特にR&BチャートでTOP10に入ったタイトル・ナンバー、「Cry To Me」での。
情感に満ちた熱い歌声。そこにこそロリータの何たるかが表れている気がします。
ところがアウェアがあっけなく倒産。(おそらくは)意図せぬ移籍を余儀なくされて。
フィラデルフィアのゴールド・マインドと契約。そしてディスコへと路線変更。
まぁ、商業的にはそれで成功を得たわけですが。心情的にはどんなものだったかなとも。
まぁ、ディープ・ソウルなロリータに恋するが故の思い入れに過ぎないのでしょうが。
当初の道を歩めなかったロリータを思うとね。それでも歌い続けた。それが答えだとは思うのですけど。

続くのなら。
その時節が。
図ることが。
与えられるなら。
続けられるなら。

愚痴を。
零すのは。
この時までにして。
思いは。
胸に秘めて。

時節を。
捉えて。
図って。
続けてみると。
決めて。

秘めた。
その思いと共に。
その分までもと。
歩んでいくしかない。
そんなところか。

まだ。
図れる。
続けられる。
それだけで。
なかなかのものなだと。

いま。
この時を。
無に帰さない。
その為にも。
そんなところだと。

変わること。
変えなければ。
ならないこと。
それは。
軽くはないけれど。

受け止めること。
受け入れなければ。
ならないこと。
それは。
重たくもあるけれど。

それでも。
それで。
続く。
続けられる。
機会があることを。

それでも。
それが。
続く。
続けられる。
時節となるならば。

悪くはないと。
心を定めて。
心に決めて。
進んでみる。
歩いてみる。

胸にしまった。
胸に秘めた。
その分もと。
その分までもと。
そんなところか。

続けられるのなら。
ならなかった。
こと、思い。
それに涙するのは。
自分だけけでも構わない・・・



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2019/02/19 Tue *気分を変えて / The Temptations

20190219inamellowmood


偶には。
気分を変えて。
まぁ。
そんなことも。
必要だと。

それこそ。
奇策とも。
思われる程の。
変化を。
見せるくらいに。

普段は。
思いもしない。
動き。
やり方。
試みるのもいいかな。

そう。
多分に。
ゆったり。
じっくりと。
熟成とまではいかなくても。

少しは。
落ち着いて。
肩の力を抜いて。
立ち止まって。
辺りを見回す。

その為にも。
気分を変えて。
そんな。
手を打ってみる。
必要もあるのだろう。

『In A Mellow Mood』'67年リリース。
テンプテーションズの通算で8枚目となるアルバム。
オリジナル・アルバムが5枚、ライヴ・アルバムが1枚、ベスト・アルバムが1枚。
そして。このアルバムはテンプテーションズにとっては初のカヴァー・アルバムかな。
モータウンのライターによるナンバーは二曲程で。残りは所謂スタンダード・ナンバー。
ミュージカルや、映画や、ポップスのカヴァーをストリングスも配したサウンドをバックに。
ムーディーに、ジャージーに歌い上げていると言う、かなりの変化球、異色のアルバムです。
多分にベリー・ゴーディの思惑、その戦略が反映されたアルバムでもあって。
既に黒人層には多大な人気を誇っていたテンプテーションズを白人層にも売り込もうと。
そう。例えばコパの様な高級クラヴに集まる様な層を狙っての企画だったと思われます。
メンバー、特にリーダーのポール・ウィリアムスは従来からのファンの反発を恐れて。
及び腰だったとも言われていますが。結果的には商業的にも成功して。
ゴーディの思惑通りに新たな客層への訴求にも成功し、従来のファンも離れなかったと。
「Ol 'Man River」がメルヴィン・フランクリンのライヴでの持ち歌になるなどの副産物も。
それにしても。かなり異色であることは間違いないとは思うのですが。
それでも完璧に歌いこなして見せてしまうテンプテーションズの力量には改めて敬服かな。
鉄の規律で、実に統制された活動。そして厳しい鍛錬をと。その姿が窺えます。
メンバーに対しては歌の力量だけでなく、身長や体重を一定の基準に保つこと課していた。
そんなスタイリストでもあるからこその品格、矜持を感じさせるアルバムでもあるかな。
まぁ、時には気分を変える。その必要性もあり、そして実際にやってみせたと。
この後、カヴァー・アルバムは確か三十年は作られなかったので。あくまでも変化球、異色。
なので。あまり語られることもないアルバムですが。偶に聴くと新鮮なのです。

偶には。
気分を変えて。
そう。
そんなものも。
必要だと。

それこそ。
奇想とも。
思われる程の。
変化を。
感じるくらいに。

普段は。
考えもしない。
試み。
過ごし方。
手を出してみるもいいかな。

そう。
多分に。
のんびり。
たゆたうと。
円熟とまではいかなくても。

少しは。
長閑に。
肩肘張らずに。
腰を下ろして。
辺りを見直す。

その為にも。
気分を変えて。
そんな。
手に出てみる。
必要もあるのだろう。

必要以上に。
落ち着いてしまって。
その中に。
埋もれてしまう。
それはどうかと。

必要以上に。
長閑に馴れてしまって。
その中に。
逃げ込んでしまう。
それもどうかと。

だが。
あくせくと。
追われて。
追って。
そればかりでは。
どうにもならない。

そう。
いらいらと。
尖がって。
噛みついて。
そればかりでも。
どうにもならない。

だから。
奇策とも。
思われる程の。
変化を。
見せる時があってもと。

そうだ。
奇想とも。
思われる程の。
変化を。
感じさせる時があってもと。

偶には。
気分を変えて。
そうなのだ。
そんなことも。
必要なのだろう。



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