カテゴリー「004 Soul,Funk,Jazz」の記事

2017/07/26 Wed *常に、常で / Darrell Banks

20170726heretostay


徒に。
揺れることなく。
ぶれることなく。
乱れることなく。
常にあること。

時の流れ。
人の流れ。
同じ様でいて。
止まらず。
変わりゆく。

その中に。
身を置いて。
心を浮かべて。
揉まれながら。
洗われながら。

揺れることも。
ぶれることも。
乱れることも。
たまさかには。
あったとしても。

いつでも。
どこでも。
変わらないもの。
変わってはならないもの。
そんなものがある。

ここに。
身の芯に。
心の底に。
そんなものが。
常にあること。

『Here To Stay』'69年リリース。
ノーザン・ソウル・シンガー、ダレル・バンクス。
その2枚目にしてスタックス傘下ヴォルトでの初めてのアルバム。
そしてその生涯において最後となってしまったアルバム。
ニュー・ヨーク出身で、デトロイトで活動を始めたダレルです。
ディープで、貫禄すら感じさせる歌声の持ち主であり。
その一方でノリの良さもある。そんな懐深く、幅広い魅力のあるダレル。
1作目ではモータウンを意識したかのアップテンポなナンバーのノリの良さ。
それがやや前面に出ていましたが。このアルバムではミディアムからスローにおける。
繊細で、丁寧に歌い上げる。そのディープで貫禄、そして熱さのある歌声の魅力。
そちらに力を入れている感じもあって。録音はデトロイト、そしてメンフィスでも。
それもあってか、ノーザン・ソウルの範疇に止まらず、サザン・ソウルのテイストもあって。
ヴォルトからのリリースと言うこともあって、そうオーティス・レディングの後継者。
その座を巡るレースにダレルも名乗りを上げたのではないかと思える感じもあって。
また、それに相応しい歌声を聴かせてくれている、そんなアルバムとなっています。
残念ながらこのアルバムの翌年、サム・クック同様に謎の多い非業の最期を迎えてしまい。
その事が、実に惜しまれてならない。それほどの魅力がこのアルバムにはあるのです。
ヴォルトでの2枚目のアルバムの制作に着手していて。録音も始まっていて。
スティーヴ・クロッパーが制作にあたっていたと言うのですから、尚更です。
ニュー・ヨーク、デトロイト、メンフィス。流離ながらも魅力溢れる歌声を聴かせてくれた。
そんなダレルの芯には、底には。繊細に丁寧に向き合う姿勢があったのだろうと。
そんな姿勢、思いと常に共にあったダレル。その歌声はいつまでも自分の傍らにあるのです。

安易に。
揺れることなく。
ぶれることなく。
乱れることなく。
常であること。

時のあり様
人のあり様。
変わらぬ様でいて。
絶えず。
移りゆく。

その中に。
身を呈して。
心を晒して。
巻き込まれて。
弾かれて。

揺れそうに。
ぶれそうに。
乱れそうに。
なることが。
あったとしても。

いつでも。
どこでも。
変わらないもの。
変えられはしないもの。
そんなものがある。

ここに。
身の芯に。
心の底に。
そんなものと。
常であること。

変わるものもある。
変わらなければならないものもある。
それを。
受け容れなければならない。
そんな時もある。

時は。
人は。
こちらとは関係なく。
流れていく。
様変わりしていく。

その中に。
身を置いて。
心を浮かべて。
身を挺して。
心を晒して。

揺れそうに。
ぶれそうに。
乱れそうに。
なることも。
あるのだと。

揺れることも。
ぶれることも。
乱れることも。
たまさかには。
あるのだと。

それでも。
悪戯には。
安易には。
変わらないのだと。
変わりはしないのだと。

そう。
そこに。
確かなものが。
常にあれば。
常であれば。

何も慌てることなどありはしない。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/25 Tue *また始まる / Ester Phillips

20170725burnin


また。
始まる。
そして。
ここも。
燃えている。

灼熱の。
煉獄。
そいつから。
逃れる術など。
ありはしないらしい。

ならば。
腹を決めて。
灼熱の。
煉獄に。
飛び込んで。

燃えて。
燃えて。
内部から。
焦げるまで。
燃やし尽くしてしまおう。

毒は。
毒を以て。
ならば。
熱は。
熱を以て。

また。
始まる。
そして。
また。
燃え上がる。

『Burnin'』'70年リリース。
エスター・フィリップスのライヴ・アルバム。
アルバム・タイトルに偽り無しの熱いエスターの歌声。
それを支え、盛り立てる凄腕のミュージシャン達。
キング・カーティス、コーネル・デュプリー、リチャード・ティー、チャック・レイニー・・・
当時のアトランティック・ソウルの数々の名盤を創り上げた黄金のメンバー。
カーティスはアレンジ、そしてプロデュースと総監督として活躍しています。
(尤も。ホーン・セクションそのものはスタジオでのオーバー・ダビングの様ですが)
ジョニー・オーティスに見初められて天才少女シンガーとしてデビュー。
リトル・エスターとして活躍するも薬物中毒などで低迷して。
アトランティックへ移籍して復活を遂げたと。そんな時期のライヴですからね。
エスターの歌声にも力が入り、それこそ熱く、熱く燃え上がらんばかりだったりします。
ソウル、ジャズ、ブルースと。ジャンルやカテゴリーを超越した歌声を聴かせるエスター。
そして、それを支える、多彩でありながら統一感のあるサウンドを聴かせるメンバー。
その一体となった様、そこに熱いアトランティック・ソウルの全盛期を感じます。
エスターの歌声には少し癖があり。時に、がなっている様に感じられる瞬間もあるのですが。
その力業の様にも思える熱い歌声を、客席に熱さはそのままにスムーズに届かせる。
そんな凄技をさり気なくやってしまうカーティスやデュプリーの力量もあって。
全体としては落ち着いた感も与えながら。ここぞで、その熱さが、それこそ燃え上がり。
恐らくはそう広くはない客席を、そしてスピーカーの前の聴く者をも共に燃え上がらせる。
数あるソウルのライヴ・アルバムの中でも極上の一枚であると思います。
一度は地獄を見たエスター。その再びの始まりを記したアルバムでもあります。

また。
始まる。
そして。
やはり。
燃えている。

灼熱の。
煉獄。
そこから。
逃れる道など。
探せそうもない。

ならば。
腰を据えて。
灼熱の。
煉獄に。
居続けを決めて。

燃えて。
燃えて。
内部から。
崩れ落ちるまで。
燃やし尽くしてしまおう。

毒を。
食うなら。
ならば。
熱に。
中てられるなら。

また。
始まる。
そして。
やはり。
燃え上がる。

また。
始まる。
そう。
また。
戻ってくる。

また。
始まる。
そう。
いつもが。
始まる。

逃れる術も。
逃れる道も。
ありはしないらしい。
さがせそうもない。
ならば。

また。
始まる。
いつもの。
灼熱の。
煉獄。

そいつに。
こちらから。
飛び込んで。
ここぞと。
居続けて。

燃えて。
燃えて。
焦げるまで。
崩れ落ちるまで。
燃やし尽くしてしまおう。

また。
始まる。
いつもが。
始まる。
そいつを、燃やし尽くしてしまおう。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/24 Mon *異郷にて / Various Artists

20170724motortwonrevueinparis


異郷にて。

普段と。
異なる。
離れた。
空気の中。
匂いの中。

だからこそ。
感じるものがある。
出会えるものがある。
確かに。
存在する。

目には。
見えない。
映らない。
なにものかが。
呼んでいる。

その声の。
する方へ。
する処へ。
呼ばれるままに。
赴くままに。

その。
温かさ。
優しさ。
そこに生まれるものがある。
そこで始まるものがある。

異郷にて。

『Motortown Revue In Paris』'65年リリース。
モータウンが行っていたパッケージ・ショー、モータウン・レビュー。
その模様を収録したライヴ・アルバムの第三弾にあたるもので。
アルバム・タイトル通りに、パリで収録されています。
参加しているのはシュープリームス、ミラクルズ、マーサ&ヴァンデラス。
そしてスティーヴィー・ワンダーの綺羅星の如き4組で。
バックを担当しているのはアール・ヴァン・ダイク率いるソウル・ブラザーズ。
そう、今ではファンク・ブラザーズとして知られる名うてのミュージシャン達で。
勿論、あのジェイムス・ジェマーソンも参加していて。あのベースが響いています。
海賊盤かと思う程の音質で。リリースを意識しての録音だったのか疑問も残るのですが。
その音質が、かえって生々しく。当時のライヴの雰囲気を伝えてくれています。
時期的にはシュープリームスが一番、勢いのある頃だったのですかね。
「Stop In The Name Of Lobe」や「Baby Love」を生き生きと歌っています。
ミラクルズや、マーサ&ヴァンデラスは古参らしく貫禄のあるステージで。
声も若いスティーヴィーは、日の出の勢いの成長過程にあるのが感じられると。
実に、その、よく考えられている顔ぶれ、取り合わせだなと思うのですが。
それもこれも。それだけのタレントを揃えていたからで。
そう考えるとスタックス同様に、モータウンの底力を思い知らされるのですよね。
今から50年以上前に。大西洋を越えて、本場のソウル・レビューを欧州に輸出していたと。
その事実の持つ、意味とか意義は。もっと語られてもいいし、忘れてはならないなと。
そして。異郷、異境でステージに立った、ライヴを行った。
モータウンのスター達の目に映った光景、胸に浮かび、過った思い。
そんなものを、想像してみたくなるのですよね。どんな、出会いがあったのかなとかね。

異郷にて。

日常と。
異なる。
離れた。
空気に触れて。
匂いに包まれて。

だからこそ。
震えるものがある。
響き合うものがある。
間違いなく。
存在する。

手には。
取れない。
触れられない。
なにものかが。
呼んでいる。

その声の。
導く方へ。
誘う処へ。
招かれるままに。
趣くままに。

その。
新しさ。
懐かしさ。
そこで生まれるものがある。
そこから始まるものがある。

異郷にて。

普段と。
異なる。
離れている。
それが。
呼び起こすもの。

日常と。
異なる。
離れている。
それが。
目覚めさせるもの。

そんな。
目には。
見えない。
手にも。
取れない。

なにものかが。
呼んでいる。
招いている。
誘っている。
任せてしまえば。

空気の中。
風の中。
呼び起こされて。
目覚めて。
そのままに。

温かく。
優しく。
新しく。
懐かしく。
そのままに。

感じる。
震える。
響き合う。
そんな。
出会いが生まれる。

異郷にて。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/20 Thu *余韻か、残り香か / The Mar-Keys

20170720lastnight


昨夜の。
余韻か。
残り香か。
そいつが。
纏わりついている。

その。
熱が。
享が。
足下を。
浮つかせている様で。

その。
信が。
情が。
足下を。
落ち着かせてもいる様で。

どのみち。
そう。
いつまでも。
続きはしない。
そいつは確かなのだが。

足下が。
足どりが。
軽くなって。
今なら。
ステップも踏めそうで。

昨夜の。
余韻でも。
残り香でも。
今しばらくは。
共にあろうかと。

『Last Night !』'61年リリース。
ご機嫌なインスト、「Last Night」の大ヒット。
それを受けて制作されたマーキーズの1stアルバム。
そしてこのアルバムがスタックスとしても記念すべき最初のアルバムでした。
さて。元々は侯爵を意味するマーキー、その集まりを名乗っていたマーキーズ。
メンバーには、スティーヴ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダン、ウェイン・ジャクソン。
そして更にはドン・ニックスと。後のスタックスを語るに欠かせない顔ぶれが揃っていたと。
元々はハイスクールの同級生が集まった学生バンドで。やがてメンフィスでは顔になり。
そして、ツイストのビートを取り入れた「Last Night」の大ヒットで一躍スターにと。
ただ、諸説あるみたいですが。その「Last Night」にはスティーヴしか参加していないとか。
(しかも、スティーヴさん。ギターではなくてピアノを弾いているのだとか?)
やがてMGズとしてスタックスの屋台骨を支えるスティーヴや、ダック・ダンですしね。
マーキーズをメンフィス・ホーンズへと発展させるウェインもいたのですからね。
このアルバムでは、既にMGズの片鱗がそこ、かしこに聴かれ、感じられもするので。
少なくとも「Last Night」以外の録音には皆が参加していたと思いたいのですけどね。
ただこのアルバムのリリースと前後してスティーヴが脱退していますし。
2ndアルバムのリリース後にはダック・ダンも脱退しているので。その辺りはね。
「Last Night」以降はヒットもなくて。メンバーもそこまでは拘ってはいなかったかも。
兎にも角にも。未だサザン・ソウルの黎明期で。R&Bからの分科の途上とも言えて。
しかしながら。そのシンプルで、タイトで。体の芯から痺れる様なビートは絶品で。
MGズの、メンフィス・ホーンズの、そしてスタックス・サウンドの原点。
それは間違いなく、ここに、このアルバムにあったのだなと思わされて。そうだなぁ。
MGズにも、メンフィス・ホーンズにも、スタックス・サウンドにもこのアルバムの余韻、残り香があるのです。

昨夜の。
余韻か。
残り香か。
そいつに。
抱きとめられている。

その。
熱が。
享が。
身体を。
火照らせている様で。

その。
信が。
情が。
精神を。
覚醒させてもいる様で。

どのみち。
この。
状態は
常態にはなり得ない。
そいつは確かなのだが。

身体が。
精神も。
軽くなって。
今なら。
ビートも刻めそうで。

昨夜の。
余韻でも。
残り香でも。
今しばらくは。
共に踊っていようかと。

余韻。
残り香。
そいつは。
余りにも。
甘くもあって。

余韻。
残り香。
そいつは。
確かに。
危うくもあって。

依存するのは。
耽溺するのは。
そいつは。
望むところでは。
ありはしないけれど。

その。
熱が。
享が。
信が。
情が。

もたらすものが。
なにものかを。
動かすのなら。
作るのなら。
生み出すのなら。

そんな。
可能性を。
身体が。
精神が。
感じているのなら。

昨夜の。
余韻でも。
残り香でも。
今しばらくは。
共にあろうかと、踊っていようかと。

思わなくもなくはない・・・かな・・・



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/07/19 Wed *悪い奴ほど / James Brown

20170719superbad


悪い奴ほど。
よく笑うし。
よく喋るし。
よく食べるし。
よく飲むし。

タフに。
ラフに。
パワフルで。
でも。
ジェントルで。

両腕を広げて。
懐深く。
慌てず。
騒がず。
悠然と。

ピンチの。
ひとつやふたつ。
どうってことないぜと。
笑い飛ばして。
事に臨む。

細かいことは。
気に留めず。
でも。
細やかな。
気を遣い。

おくびにも出さず。
かたをつけたら。
さっさと忘れて。
明日の為に今日も飲む。
悪い奴ほど、ね。

『Super Bad』'71年リリース。
キング・レコード時代の最後を飾ったジェームス・ブラウン、JBのアルバム。
この時期のJBのアルバムにはよくあった疑似ライヴ・アルバム仕立てで。
内容も、色んなセッションからの寄せ厚めだったりするのですが。
冒頭に配された「Super Bad Part1,2,and 3」、この超ド級のファンク・チューン。
その一発、その一撃で勝負あり。もう、問答無用にカッコいいのですね。
キャットフィッシュとブーツィーのコリンズ兄弟を擁するオリジナルJBズ。
もう、その凄まじさにド肝を抜かれ、腰が抜けて・・・本当に凄まじいのですよね。
とてつもない太さでうねりを上げる、ブーツィーのベースがとんでもないし。
引っ掻くかの様に、痙攣するかの様に、カッティングするキャットフィッシュのギター。
鋭く切り込むサックスを先頭とした、分厚いホーン・セクションの豪快なこと。
そして、それらを従えたJBのクールに叫ぶ歌声。そのスリリングなことといったら。
もう、背筋を電流が走り、前進が震え、魂も震える。そんな色気のある究極のカッコ良さ。
世に数多あるファンク・チューンの中でも五指に入る、否、一、二を争う傑物です。
もうね、滅茶苦茶に悪そうですからね。でも、それって滅茶苦茶にカッコいいという事で。
何故、この時期のJBとJBズが特別な存在なのか。この一曲で思い知らされます。
ハッキリ言うともうこの一曲と、このジャケットだけで十二分以上に価値があって。
他のナンバーに関しては、特に語ることも無い。そんなアルバムだったりもするのですが。
「Let It Be Me」は、本来はバラードであるところを敢えてアップ・テンポにしていて。
ヴィッキ・アンダーソンとのデュエットも決まっていて、聴かせるかな。
まぁ、なんだかんだで。「Super Bad Part1,2,and 3」、の勢い、カッコ良さに圧倒されて。
そのまま引きずられて、一気に聴かされてしまうアルバムとも言えるのかな。
兎に角。一にも二にも。「Super Bad Part1,2,and 3」の超絶な悪さ、カッコ良さに酔いしれられればそれでいいのです。

悪い奴ほど。
よく遊ぶし。
よく楽しむし。
よくブッ飛ぶし。
よく面白がるし。

タフさに。
ラフさに。
パワフルさに。
自負はあって。
それ以上にジェントルで。

穏やかに微笑んで。
心広く。
焦らせず。
追い込まず。
悠々と。

リスクの。
ひとつやふたつ。
たいしたことではないぜと。
笑って、安心させて。
事に臨ませる。

些末なことには。
目もくれず。
でも。
肝要なことは。
きっちり押さえて。

何でもない顔をして。
見届けたら。
さっぱりと忘れて。
明日の為に今日も飲む。
悪い奴ほど、ね。

悪い奴ほど。
色々と。
知っている。
やっている。
積んできている。

悪い奴ほど。
色々と。
知らされて。
やらされて。
つまされてきている。

悪い奴ほど。
色々と。
知ってしまって。
やらかしてしまって。
沁みている。

だから。
タフで。
ラフで。
パワフルで。
ジェントルで。

だから。
懐深く。
心広く。
慌てず、騒がず。
悠然と、悠々と。

おくびにも出さず。
何でもない顔をして。
笑い飛ばして。
笑って、安心させて。
終わったら忘れて。

悪い奴ほど。
よく遊んで。
よく楽しんで。
よくブッ飛んで。
よく面白がって。

明日の為に今日も飲む。
そんな悪い奴で、いつづけたいのさ(笑)。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/16 Fri *越境者たらん / Eric Burdon & War

20170616ericburdondeclareswar_2


越境者たらん。

肌の色とか。
目の色とか。
生まれたところとか。
そんなものなど。
ものともしない。

性別とか。
年齢とか。
肩書とか。
そんなものも。
ものともしない。

そんな。
柔軟で。
屈強な。
心を宿して。
越えていきたい。

構えることなく。
怯むことなく。
力むこともなく。
軽やかに。
越えていきたい。

寄らず。
巻かれず。
おもねることもなく。
迷わずに。
越えていきたい。

越境者たらん。

『Eric Burdon Declares War』'70年リリース。
エリック・バードン&ウォーの記念すべき1stアルバム。
そう。西海岸を代表するファンク・バンドとして知られているウォー。
そのウォーを世に出したのは、かのアニマルズのエリックだったのですね。
英国はニュー・キャッスル出身のエリック。アニマルズとして世に出て。
成功を手にするものの。メンバー間の不協和音もありあっけなく解散してしまい。
大西洋を渡って米国に渡り、新たなメンバーを集めてアニマルズを再編して。
フラワー・ムーブメントやサイケデリック・サウンドに影響を受けた活動を展開。
やがて。その活動にも限界を感じて。原点であるブラック・ミュージックに最接近。
知人に紹介されたアフリカ系米国人のバンドのライヴを観て感銘を受けて。
ハーモニカ奏者のリー・オスカーと共に加入を申し出て。バンド名を改名させて。
ここにウォーが誕生して。世に出ることになったのですね。
どうもエリックと言う人は影響されやすい上に、思いったら即行動に移す人の様で。
モントレー・ポップ・フェスティバルを観に行って感化されて。
「Monterey」なるナンバーをリリースして。アニマルズの方向性も変化させてと。
そんな前歴がある。言わば、恐れをしらない越境者なのですよね。
ファンクの波を浴びたら、もう兎にも角にも自分でもやらずにはおれなかったのかなと。
そんなエリックにとっては、肌の色の違いとか、国籍の違いなんて問題にはならないと。
何の躊躇いも、違和感もなく飛び込んで、溶け込んで。牽引する勢いで熱く歌っています。
まだ完全には融合出来ていない部分もあって。探り合っている様も感じられるのですが。
それがまたスリリングだったりもして。それこそが魅力だったりもします。
アルバム2枚だけで離脱するエリックですが。その越境精神が残した成果は決して小さくはなかったかなと。

越境者たらん。

感じ方とか。
考え方とか。
育ったところとか。
そんなものなど。
ものともしない。

思想とか。
信条とか。
経歴とか。
そんなものも。
ものともしない。

そんな。
柔らかくも。
揺るがない。
魂を友として。
越えてしまいたい。

頑なにならず。
脅えることなく。
強いることもなく。
さり気なく。
越えてしまいたい。

群れず。
数を頼まず。
驕ることもなく。
考えずに。
越えてしまいたい。

越境者たらん。

溝も。
柵も。
壁も。
誰かが作るのではない。
己が作ってしまうのだ。

楔も。
間も。
境も。
誰かが作ったのではない。
己が作ってしまったのだ。

肌の色。
目の色。
生まれたところ。
それが。
何だと言うのだ。

性別。
年齢。
肩書。
それに。
どれ程の意味があると言うのだ。

思想。
信条。
経歴。
それに。
どれ程の意味があると言うのだ。

感じ方。
考え方。
育ったところ。
それが。
何だと言うのだ。

寄って。
巻かれて。
おもねて。
拒絶する。
排除する。

群れて。
数を頼んで。
驕るにまかせて。
差別する。
排撃する。

裸の王様。
裸の女王様。
裸の神様。
そんなものになど。
なりたくはない。

越境者たらん。

人の振り見て我が振り直せ。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/15 Thu *往生際悪く / Smokey Robinson & The Miracles

20170615makeithappen


何かが。
起きるかも。
しれない。
だから。
まだまだ。

諦めずに。
そう。
始まったばかりかも。
だから。
往生際悪くいこう。

勿論。
そんなに。
簡単ではない。
楽なんかではありゃしない。
茨の道かも。

でも。
だからこそ。
顔で笑って。
心で泣いて。
涙は見せないで。

大丈夫さ。
どうってことはないと。
何の根拠も無いけれど。
陽気に振る舞って。
笑いながら。笑われながら。

何かが。
起きるかもしれない。
その日まで。
素顔は秘して。
笑いのめしてやろうかと。

『Make It Happen』'67年リリース。
モータウンの契約第一号アーティストであったスモーキー・ロビンソン。
ミラクルズを率いてヒットを飛ばすと共に、ソングライターとしても貢献。
副社長としてモータウンの経営陣に加わるなど大活躍をみせます。
そんなスモーキーとミラクルズのライヴや企画盤も含めると通算11枚目のアルバム。
どうしてもグループとしてはテンプテーションズやフォー・トップス。
更にはシュープリームスやマーサ&ヴァンデラスと比較すると地味と言うか。
何だか、一歩下がっていた様な感じも受けるのですが。恐らくその辺りは。
経営者としてのスモーキーの、経営戦略みたいな判断が働いていたのかも、とか。
後、どうしようもなくモータウンなサウンド、プロダクションで聴かせながらも。
その実、その二つ名の由来となったスモーキーな歌声が独特の個性、魅力となっていて。
王道だと思われている他のグループとは少し差異がある、その辺りも楽しんでいたかなと。
まぁ、それはうがち過ぎかもしれませんが。このアルバムにしても実に魅力的ながら。
所謂、ポップに弾けまくるものではないので。リリース直後はあまり話題にならなかったと。
それが、あの名曲「The Tears Of A Clown」が'70年に英国で大ヒットとなって。
何と全英チャートの1位に輝いて。逆輸入の形で米国でも全米チャートを制覇して。
モータウンは急遽アルバム・タイトルを『Tears Of A Clown』に変えて再リリースして。
アルバムそのものもヒットしたと。まぁ、如何にモータウンらしい話もあるのですが。
スモーキーは忸怩たる思いだったのか、それとも当然のことと悠然と構えていたのか。
どうも。後者の様な気がするのですよね。己が才能や信念には揺るぎない自信があって。
時間はかかったけれど。起こるべくして起こることが起きただけだと。微笑んでいた。
どうにも。そんな気がしてならないのですよね。本当に自信に満ち溢れているので。

何かが。
起こせるかも。
しれない。
だから。
簡単には。

ぶれずに。
そう。
始まったばかりなのだ。
だから。
往生際悪くいこう。

勿論。
そんなに。
単純ではない。
長い、長い闘いになるのだろう。
断崖絶壁かも。

でも。
そんな時こそ。
顔で笑って。
心で泣いて。
涙の跡は見せないで。

大丈夫さ。
何とかなるだろうと。
理論も何もないけれど。
馬鹿笑いでもして。
遊びながら。遊ばれながら。

何かが。
起こせるかもしれない。
その日まで。
本心は秘して。
遊び尽くしてやろうかと。

何かの。
終わりは。
何かの。
始まり。
そう思えばいい。

終わったのなら。
終わらせようとするのなら。
始めればいい。
始めてしまえばいい。
そう決めればいい。

茨の道。
長い、長い闘い。
笑って。
笑いのめして。
楽しんでやろう。

涙は。
その轍は。
心の。
奥底に。
しまい込んで。

滑稽に。
おどけて。
笑って。
笑われて。
悠然と。

ぶれない。
ぶらないでいられる。
その自信が。
あるのなら。
あると思えるのなら。

諦めず。
しぶとく。
終わりも。
始まりに変えて。
往生際悪くいこう。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/14 Wed *恋をしましょう、恋をして / Wilson Pickett

20170614iminlovejp


恋をしましょう。
恋をして。
歌だ。
酒だと。
過ごしましょう。

今夜。
この時。
このひと時。
浮いた、浮いたで。
過ごしましょう。

浮世の。
あれやこれや。
あれもこれも。
そこから。
開放されて。

歌に酔いしれ。
酒に酔いしれ。
笑って。
はしゃいで。
楽しんで。

その空気。
その匂い。
その総てを。
受け止めて。
受け容れて。

恋をしましょう。
恋をして。
歌だ。
酒だと。
過ごしましょう。

『I'm In Love』'68年リリース。
ウィルソン・ピケットのアトランティックでの4枚目のアルバム。
今回載せているのは日本での初発売時のもので、日本独自ジャケットとなっています。
オリジナルの3ピースのジャケットに身を包んで微笑むピケットもいいのですが。
こちらの革のベストにサテン?のシャツのピケットも色気があっていいかなと。
さて。このアルバム。ボビー・ウォマックが曲作りとギターで全面的に参加していて。
言わば、ラスト・ソウル・マンと称された2人ががっぷり四つで組んだアルバムなのです。
ピケットとボビー。手が合うと言うか、息が合うと言うか。その両方かな。
特にボビーならではのミディアム、スローなナンバーにおけるピケットの歌が素晴らしく。
鋼の喉を持つと言われた、そのシャウター振りは控えめに、抑えつつ。
シンガーとして成熟期を迎えていた。その貫禄のほどがひしひしと感じられるのです。
特に「I'm In Love」「I've Come A Long Way」と言ったスロー・バラードにおいては。
聴く者の胸の奥を鷲掴みにして、強く、そして深く揺さぶるが如くの歌声で。
思わず、そしてじんわりとこみ上げてくるものを抑えることが出来なくなってしまうと。
そこには作者であるボビーの思いも込められていると思われて。
サム・クックの未亡人と結婚したことで複雑な立場に追いやられていてボビー。
それでも変わらぬ夫人への思いを託したと思われる、そんなナンバー。
それを、その思いをも受け止め、受け容れたピケットによる魂の歌声なのですからね。
ラスト・ソウル・マン同士の魂の連携によるアルバム。堪らないなぁと。
勿論、ジャンプ・ナンバーでの超ド迫力の乗りは変わらずに素晴らしいピケットです。
ミディアム、スロー、ジャンプ。どれも素晴らしい、魂のこもったアルバム。
こいつを楽しまない、こいつに恋をしない。そんな野暮な理由は、ありはしないのです。

恋をしましょう。
恋をして。
歌だ。
酒だと。
騒ぎましょう。

今夜。
この時。
このひと時。
浮いた、浮いたと。
騒ぎましょう。

浮世の。
あんなこと、こんなこと。
どれもこれも。
まとめて。
ブッ飛ばして。

歌に呑まれて。
酒を呑み乾して。
笑って。
泣いて。
楽しんで。

その空気。
その匂い。
その総てに。
愛しさを感じて。
恋心を抱いて。

恋をしましょう。
恋をして。
歌だ。
酒だと。
騒ぎましょう。

浮世の。
渡世の。
様々な。
義理だとか。
柵だとか。

そんなもの。
ひとまず。
おいておきましょう。
離れてしまいましょう。
忘れてしまいましょう。

今夜。
この時。
このひと時。
歌に酔いしれ。
酒に酔いしれ。

今夜。
この時。
このひと時。
受け止めて。
受け容れて。

浮世の。
あれやこれや。
あれもこれも。
まとめて。
ブッ飛ばして。

歌に呑まれて。
酒を呑み乾して。
この世の総てに。
愛しさを感じて。
恋心を抱いて。

恋をしましょう。
恋をして。
歌だ。
酒だと。
過ごしましょう。

今夜。
この時。
このひと時。
俺は。
恋に落ちている。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/13 Tue *あぁ、もう / Carla Thomas

20170613thebestofcarlathomas


あぁ。
もう。
なんで。
こんなに。
こんなにも。

幼いと言うか。
拙いと言うか。
子供じゃあるまいし。
もう少し。
何とかならないかと。

素直と言えば。
素直。
単純だと言えば。
単純。
それが過ぎはしないかと。

大人だろうと。
総てを。
知れとか。
総てを。
理解しろとも。

そんなことは。
言いはしない。
求めもしない。
けれども。
少しはそこのところは。

まぁ。
一から。
噛んで含める。
そのこと自体は。
嫌いだとは言わないけれど。

『The Best Of Carla Thomas』'69年リリース。
スタックスのアイドル、歌姫、カーラ・トーマスの編集アルバム。
ヒットした「Gee Whiz」「B-A-B-Y」にオーティス・レディングとのデュエットまで。
スタックスに残されたカーラの代表曲が14曲選ばれて収められています。
ご存知の様に、あのルーファス・トーマスの娘であるカーラ。
そのキュートなルックスはルーファスとは・・・まぁ、それは置いておくとして。
その歌声も実にキュートで可愛らしくて。デビューした頃は学生だったのかな。
初心な恋のときめきを歌った「Gee Whiz」とか、呼びかける様も愛しい「B-A-B-Y」とか。
この辺りのナンバーにその魅力が一番よく表れているかなとも思われます。
「Gee Whiz」ってのは、あぁ、とか。もう、とか。そんな意味合いの感嘆詞だそうで。
恋の喜び、胸のときめき。そんなものを素直に歌にしたのだろうなと。
このナンバーはカーラの手によるオリジナルで。その才気も感じることができます。
キャリアを重ねるにつれて。ムーディーなスロー・バラードなども歌っているのですが。
流石だなとは思わせる反面、どこか成熟し切れていない感じが残っていたりもして。
やはり、ソウル・クイーンと言うよりは。アイドル、歌姫のイメージが強いかな。
確か、'70年代半ばには学業の道に戻って。その後に法律関係に進んだとかなので。
その。ある意味で素人っぽさが残っているところ。それがカーラの個性、魅力かなとも。
まぁ、最初はルーファスとのデュエットでデビューしているカーラですからね。
恐らくは、親娘デュオを売りにしたかったルーファスによる強引な勧誘だったのかも。
だから。どこかお父さんにお付き合いしている、仕方ないなぁみたいなところもあったかと。
でもね。「Gee Whiz」って言うのは初期のスタックスを支えた大ヒット曲ですからね。
わからないと言うか。カーラにはそれだけの魅力と才能があったと言うことなのですよね。

あぁ。
もう。
なんで。
こんなこと。
こんなことも。

幼稚と言うか。
稚拙と言うか。
大人なのだから。
もう少し。
何とかしましょうよと。

わかりやすいと言えば。
わかりやすい。
見え見えと言えば。
見え見え。
それが過ぎはしないかと。

大人なのだから。
総てを。
耐えろとか。
総てを。
譲れとも。

そんなことは。
飲まなくていい。
強いるつもりもない。
けれども。
少しはそこのところは。

まぁ。
殆ど。
仮名にカナ振る。
そのこと自体は。
嫌いだとは言わないけれど。

しかし。
どうして。
こうも。
幼いと言うか。
拙いと言うか。

物事は。
そうは。
簡単でも。
単純でも。
無くて。

総てが。
思いのままに。
ならない。
進まない。
そんなもので。

だから。
押してみるとか。
引いてみるとか。
飲んでみるとか。
譲ってみるとか。

そんな。
駆け引き。
根回し。
配慮。
調整が必要なのだと。

素直で。
わかりやすくて。
それは。
それでいいけれど。
限度、塩梅、落としどころがあるだろうと。

あぁ。
もう。
なんで。
こんなに。
こんなにも。

子供で。
子供だらけで。
だから。
亀の甲より年の劫。
そいつが生きるのではあるけれど。

あぁ。もう(笑)。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017/06/12 Mon *その間、そのすき間 / The Isley Brothers

20170612betweenthesheets


その間に。
そのすき間に。
埋もれて。
隠れて。
溺れて。

そのままで。
そのままに。
過ごせたら。
どんなに。
幸せだろうかと。

そんな思いに。
囚われたら。
捕えられたら。
動けない。
動きたくない。

もう。
何も考えず。
もう。
何もかも忘れて。
そうしてしまいたい。

被って。
包まって。
握りしめて。
しがみついて。
遮断して。

朝の訪れを。
月曜日とやらが。
起こしに来るのを。
拒んで。
その間に。そのすき間に。

『Between The Sheets』'83年リリース。
『シルクの似合う夜』なんて邦題が冠されていたアイズレー・ブラザーズのアルバム。
Tネック・レーベルでの、そして所謂3+3体制での最後となったアルバム。
この、何ともすいたらしいと言うか、エロティックなジャケットが象徴する様に。
熱い、熱いファンキーなナンバーを売りにしてきたアイズレー・ブラザーズですが。
このアルバムの前、何枚かは商業的には苦戦をしいられていたとのことで。
大胆にも、何とも、思いっきりメロウなブラコン路線へと舵を切ってみせたと。
その熱さはそのままの、蕩ける様に甘く、そしてエロティックなサウンドと歌声が受けて。
タイトル・ナンバー「Between The Sheets」共々アルバムも大ヒットを記録したのでした。
その「Between The Sheets」はメロウなイズレー・ブラザーズを代表するナンバーで。
身も心も預けて、癒されながらそのまま、蕩けてしまいたくなる、そんな甘さが堪りません。
'90年代以降、やたらとサンプリングされているので。誰でも一度は耳にしているかと。
それによって。どうにも安っぽいイメージが付いてしまったのは否めないところですが。
(だから、サンプリングとかはね。安易と言うか、ろくでもないと言うか・・・)
アイズレー・ブラザーズによるオリジナルの素晴らしさは、だからこそ再認識されるべきで。
ただ甘いだけでなく。ここまでの心地よさを生み出せるその根本にあるもの。
長いキャリアに裏打ちされた足腰の強さ。どんなグルーヴも生み出せる精神の柔軟さ。
だからこそ。筋金入りのエロスを感じさせることが出来るのだと、そこが肝なのですよね。
この時代ならではの、薄っぺらなシンセ・サウンドが興を削ぐ瞬間もあったりするのですが。
熱く、そして芯の通った強いギターが聴こえてくると。それをも忘れさせるものもあって。
そこを見誤ると、聴き逃すと。ただ甘いだけ、流行りに乗っただけとの勘違いを生むかも。
まぁ、確かに。その甘さの中で、間で。蕩けたまま眠っていたい誘惑に駆られはしますが。

その間に。
そのすき間に。
埋もれて。
隠れて。
溺れて。

そのままで。
そのままに。
過ごせたら。
どんなに。
幸せだろうかと。

そんな思いに。
囚われたら。
捕えられたら。
動けない。
動きたくない。

もう。
何も考えず。
もう。
何もかも忘れて。
そうしてしまいたい。

被って。
包まって。
握りしめて。
しがみついて。
遮断して。

朝の訪れを。
月曜日とやらが。
起こしに来るのを。
拒んで。
その間に。そのすき間に。

その。
甘美で。
淫靡な。
世界から。
離れたくなどない。

その。
優雅で。
隠微な。
時間から。
離れたくなどない。

そのままで。
そのままに。
埋もれて。
隠れて。
溺れて。

そのままで。
そのままに。
囚われて。
捕らえられて。
虜になって。

何も考えず。
何もかも忘れて。
被って。
包まって。
握りしめて。

何も考えず。
何もかも忘れて。
遮断して。
拒んで。
閉じこもって。

朝など。
月曜日の朝など。
無視して。
その間に。そのすき間に。
立てこもっていたいのだ。

月曜日の朝など来なければいいのにさ(笑)。



web拍手 by FC2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧